夕方にかけてのゲリラ豪雨のおかげ?、今朝も23.9℃と熱帯夜を逃れた奈良、
でもぎらつく太陽で最高気温は、13時過ぎ猛暑日手前の34.9℃迄上がる。
午後3時半頃から曇り出せば雷が、夕方には雨がふる不安定な天候に。
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午前中用事で西大寺近辺に出かけ、近鉄西大寺駅へと近道をすれば、住宅の
向こうに5段の白壁が見え、沿って歩けば真言律宗「西大寺」南門が現れた。
東塔跡から本堂へ続く参道なのですが、最近閉鎖されたようで参道が草に。
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不審者対策として仕方がないですね。
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さらに東へと向かえば、西大寺保育園横から駐車場への道から境内へ
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駐車場に車が多いなと思えば、今日は「興正菩薩忌」とのこと。
西大寺中興の「興正菩薩叡尊上人」は、1290年(正応3年)8月25日に90歳で
遷化され、本年で734年に。
上人の祥月命日に当たる毎年8月2日に、遺徳を偲んで「興正菩薩忌のつどい」
を16時半から行われ、夕暮時に奥の院御廟所にて1000円(諸堂参拝を含む)
にて献灯法要として廟塔に各自ロウソクを献灯することができます。
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駐車場から本堂へと行けるのですが・・・
あまりの肌を刺す日差しで、奥の本堂まで参拝する気にならず、
そのまま塔頭「清淨院」横から「四王金堂・四王院(観音堂)」だけお参り。
本尊前では護摩木が焚かれ、炎が上がっているが今日は閑か
四王堂は西大寺創建765年の端緒となった称徳天皇誓願の四天王像をまつる
仏堂、現在の堂舎は江戸時代の1674年の再建、正面3間・奥行2間の寄棟造、
身舎(もや)の四周に裳階(もこし)を廻らし、外観は二重風に見えます。
発掘により堂舎周囲の版築基壇は奈良時代創建当初の規模になるという。
鎌倉時代の1289年、亀山上皇院宣で鳥羽上皇御願寺の京都白河十一面堂院の
本尊「十一面観音立像」が客仏本尊として当堂に移され「観音堂」とも呼ぶ。
四天王像も後世の再造で足下の邪鬼だけが奈良時代創建当初の姿を伝える。
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いつもは、右横から入れるのですが・・・
正面に僅かに開けられた戸の間に賽銭箱、そして僅かに見えるご本尊
十一面観音像の腰から上が望まれ・・・お賽銭、鐘をつき頭を垂れました。
本堂前の蓮も枯れ始めています。
インド原産のハス科多年性水生植物で、地下茎は食用の「蓮根」ですね。
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花が枯れて、茎が分厚くなった花托が大きくなり、その中に実をつける。
花托はだんだんと肥大化し、表面にたくさんの通気口となる穴が空く。
この穴の中で、どんぐりのような緑色の実が育てば蓮の実になる。
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現在はこの東門だけが出入りできます。辞して西大寺駅へ向かいました。
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最寄り駅からの帰り道は、肌を刺す日差しで、ホウホウの体で戻りました。