寒々しい朝の最低気温は1.4℃、思ったより冷え込みは弱いが、吹く風は強く
、上空の雲は多いため日差しも期待できない。
日中の最高気温はほんの一時14時過ぎに7.9℃と上がったのですが、ほぼ6℃
迄の気温で、寒中らしい寒い一日になりました。
13時、4.7℃、47%
週末の雨の後、最強立春寒波の来襲し、次週火曜日から金曜日頃までの朝は
氷点下の世界になると。
「きたまちの社寺巡り」は、奈良豆比古神社の南隣の「西福寺」です。
山門前に二つの石碑がある。
南無阿彌陀佛の名号石碑(1702年銘)と、梵字の名号石碑が立つ。
正式には真言宗「迎接山 西福寺」で、貞観年間(860年間)に第3代天台座主
となられた「慈覚大師円仁」により開創され、古くは天台宗に属していたが
後に浄土宗となる。
*慈覚大師の開山もしくは再興は立石寺、瑞巌寺、平泉中尊寺や浅草寺など
関東に209寺、東北に331寺余といわれている。
1604年に「弁誉明雄」が中興したといわれる。
1791年の「大和名所図会」秋里籬島/画家:竹原春朝斎からも
各寺社の位置関係が良く分りますね。
本堂
本尊は平安時代後期の木造阿弥陀如来立像(重文 漆箔の来迎像 )と、北隣に
あった明治の廃仏毀釈で廃寺となった「善城寺」、その寺由来の平安時代末・
藤原期の5体の仏像(全て重文指定)、木造釈迦如来坐像、木造薬師如来坐像、
木造阿弥陀如来坐像、木造不動明王立像、毘沙門天立像が預けられた。
現在は本堂右手後方の収蔵庫におられ、今回は500円で拝観させて頂けた。
たおやかな微笑みが印象的でした。
右側に「薬師堂」、薬師如来様がおられ、善城寺由来かも知れない。
山門をくぐり、左手には地蔵堂があり、軒下に絵馬?が掛けられている。
見たいと思っていた素晴らしい藤原期の仏像、やっと念願を果たせた。