寒気は去りつつあるも晴れ渡る奈良、放射冷却もあり8.7℃迄冷え込んだ朝、
この季節らしい冷たさ、まだまだ体はなじめませんね。
昼過ぎから徐々に雲が増えて来て、日中の最高気温は12時半過ぎの23.4℃
今夜から明日朝にかけ一雨かと思えば、避けられ太平洋側だけ雨模様。
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さてNHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花は「ガマ・蒲、香蒲」、
ガマ科の多年草の抽水植物で、古くはカマと呼ばれ、和名の由来は一説には
葉を編んで筵や敷物を朝鮮語ではカムと呼ばれることからや、細長い葉の垂れ
下がる様子を農具の「鎌」に見立てたことからとされる。
別名は簾を編んだことから、ミズクサ・ミスクサ・ミスグサ(御簾草)や、
円柱状の穂の形からキツネノロウソク(狐の蝋燭)とも呼ぶようだ。
円柱状の穂は「蒲の穂」、また雄花の花粉を乾燥させたものが蒲黄(ほおう)と
呼び、傷や止血の効用で薬用に用いられる。
さらに花粉の成分の中にある脂肪油などが外傷を覆うことにより外気に触れる
ことを防ぎ自然治癒力を高めるとされる。
この一例として古事記に登場する「因幡の白兎の伝説」で、ガマの穂で包めば
傷がいえたという。
花言葉も上記のことから「救護」
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お昼頃近鉄奈良駅から戻ろうとすると、バスが出た後で次の便は一時間後、
ここ奈良でも人手不足で、土日の減便が進んでいるのがよくわかります。
お昼ご飯を摂ろうにも、インバウンド客で混みあい入る気にもならない。
この時期は浄教寺の鹿の菊人形が見ものなのを忘れており、この辺りの社寺
めぐりと相成りました。 ![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/7d/039fb572e9a60b7906abfd674a2eb025.png)
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始めは「九条山浄教寺」、浄土真宗本願寺派、鎌倉時代の河内八尾で開基、
1530年頃大和郡山へ移転
1603年、徳川家康公から現在地の寺地を拝領し移転、西本願寺の役寺として
南都七大寺や市中外寺院、奈良奉行、小泉城主片桐氏などへの連絡にあたる。
明治になり1888年6月5日淨教寺本堂にて、アメリカ人の哲学者で美術愛好家
「フェノロサ」が本講堂で「奈良の諸君に告ぐ」という講演を行い、その後
岡倉天心と共に荒廃する仏像・寺院の復興と発展に力を注いだ。
講演では奈良県知事、要人、市民500名を前に奈良の宗教・美術・文化の
重要性とその保護の必要性を訴えたもので、その一部は・・・
『…今日、この奈良に存在せる所の古物は、独り奈良一地方の宝のみならず、
実に日本全国の宝なり。…世界においてまた得べからずの至宝なり。故に余は
信ず。この古物を保存護持するの大任は、すなわち奈良諸君のよろしく尽すべ
きの義務にて、また奈良諸君の大いなる栄誉なり…」 HPより
1936年1月26日 本堂が全焼する
1968年 落慶法要に。
山門前から見れば、登録有形文化財二件がある。
山門は均整の取れた江戸末期の建立で、動植物、渦、雲等の彫刻が施され、
掲示板舎も昭和8年製だが、受木に小規模だが丁寧な彫刻が見られます。
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門を入って、右側に菊の鉢が並ぶも、開花は一部だけ。今年の暑さからか
それにしても菊人形は、止められたようで残念ですね。
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この写真は昨年のもの、だいぶ縮小されてきていたが無くなるとは残念!
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本堂で、右手前のソテツ、樹齢300年で根株周囲6.5m、株から25本の幹が
出ており、巨樹として貴重です。
インバウンド客がゆっくりされている。
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フジバカマと白のワレモコウが咲いており、昆虫が集まっていた。
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バナナの木もあり、上には実がなっています。
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そして「仏足石」と「ヨウシュヤマゴボウ・洋種山牛蒡」も
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山門の左側に、梵鐘がありました。
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西側の道から本堂を見る。立派ですね。
奈良県技師・岸熊吉の設計で、昭和19年上棟だが、大戦の影響で昭和43年に
竣工している。
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