山の向こうから朝陽が出た頃
天候は晴れ 若干の朝靄 風は無風 気温は15℃
日の出から下りの始発まで約一時間
早朝の水田の脇で、一人列車を待つ
午前6時にもなると、太陽の日差しを感じ始め、空気もざわめく
10分ごとに無風とそよ風が繰り返す 憎らしい
「凪げ!」
そう祈る
遠くに列車のヘッドライトが見えた
「凪いでくれ!!」
祈り続ける
一瞬、さっと風が無くなる
「風がない」
「風が?」
「ほんとじゃ 風が止まった」
という風の谷のナウシカのクライマックスに差し掛かるワンシーンを思い出しながら
「風が止むなんて初めて」
「ババ様 耳が痛い」
「大気が怒りに満ちておる」
って大ババ様の声が聞こえた気がした
そして、ファサァッと撫でるような風が吹く
大気が怒りに満ちておる
「凪がねぇぇぇ!!!」
苗が植えられてる田んぼは強い
天候は晴れ 若干の朝靄 風は無風 気温は15℃
日の出から下りの始発まで約一時間
早朝の水田の脇で、一人列車を待つ
午前6時にもなると、太陽の日差しを感じ始め、空気もざわめく
10分ごとに無風とそよ風が繰り返す 憎らしい
「凪げ!」
そう祈る
遠くに列車のヘッドライトが見えた
「凪いでくれ!!」
祈り続ける
一瞬、さっと風が無くなる
「風がない」
「風が?」
「ほんとじゃ 風が止まった」
という風の谷のナウシカのクライマックスに差し掛かるワンシーンを思い出しながら
「風が止むなんて初めて」
「ババ様 耳が痛い」
「大気が怒りに満ちておる」
って大ババ様の声が聞こえた気がした
そして、ファサァッと撫でるような風が吹く
大気が怒りに満ちておる
「凪がねぇぇぇ!!!」
苗が植えられてる田んぼは強い