◯◯◯ですから。

いいやま線とか、、、飯山鐡道、東京電燈西大滝ダム信濃川発電所、鉄道省信濃川発電所工事材料運搬線

信濃川発電所施設に残る軽レール

2020-05-03 14:14:07 | 鉄道省信濃川発電所材料運搬線
信濃川発電所の施設には柵として転用されたレールが多い

しかし、それらの多くは本線用のレールの転用であり、明らかに軽便用のレールと言えそうなものは無かった

そんな状況で私が現地調査を行っていて唯一見付けられた当地での軽レールは、水路に掛かる橋の上にあるということは以前に紹介した通りである

今回、古レールに詳しい方に古レールの刻印の解読をしていただいたので、紹介したいと思う



IV? 1922 U S A


CAMBRIA G? 20LBS


CONSTECO


CAMBRIA


G H H No? 13 B(断面不明20ポンド?)


2030? ILLINOIS(20ポンドARA-B型?)


U S A 2040(20ポンドASCE型)

USAは会社が分からない。
US 製鋼会社カーネギー(CARNEGIE (Edgar Thomson Plant), US Steel)などでUSAの刻印があるようです

CAMBRIAはカンブリア製鋼会社(CAMBRIA STEEL Co.) 
1923年より Bethlehem Steel 傘下

CONSTECOはベスレヘム製鋼会社(Bethlehem Steel Co.)の代理店
B.S.COと書かれたレールはこの会社の系列らしい

ILLINOISはUS 製鋼会社イリノイ(ILLINOIS, US Steel)
これもアメリカの会社

G H H はグーテ・ホフヌングス・ヒュッテ(GuteHoffnungsHutte)というドイツの会社である
八幡製鉄所における日本でのレール製造(官営八幡製鉄所)は、このGHH社からの技術導入により開始されたらしい


アメリカ製のレールが多いイメージですが、ドイツ製も入ってきていたようです。

古レールは完全に専門外なので詳しいことは、その道に詳しいところを参照頂きたく存じます。