マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

Phasor

2013-06-24 22:27:15 | Weblog
いつものようにATMELのEmbedded Design Blogをチャックしていたところ、とっても懐かしい名前を発見、そしてその後の動画に驚愕。

Embedded Design BlogはATMELのAVR/ARM関連製品の紹介や、関連製品の記事が掲載されるのでちょくちょくチェックしにいっています。今回はAVRネタなんですが、何よりも "Future Crew", "Unreal" という懐かしい名前に吸い寄せられ、そして釘付けにされてしまいました。何しろ、Future Crewというグループが活躍したのは20年も前のことなので、若い人はご存知ないかもしれません。自作PCに Sound Blasterとビデオカードを挿して、デモソフトの入ったフロッピーからブートしてデモを楽しんでいた頃を懐かしく思い出します。相性の良いビデオカードとかあったような記憶があります。この記事で紹介されているLinusさんは、いまだにコモドール64用の新作デモを発表しているようで、Demosceneの息の長さに驚かされます。

さてそんなDemosceneを愛して止まぬLinusさんが、2010年にATMEGA88で動作するデモを作っていたようです。なんでも前作のCraftではビデオ信号としてVGA信号を出力していたのに対し、本作ではより出力が難しいPAL信号に挑戦してみたとのこと。これだけでも、充分にスゴイんですが、デモ作品そのものもクオリティー高すぎ。



どうして、こんなのがフラッシュ容量8.5KBのATMEGA88で動くんでしょう??? ソースコードも公開されているんで、誰かAVRに詳しい方解説してもらえませんでしょうか?ストーリーを圧縮しておき、それを展開しながら動いているらしいのですが。。

ATMEGA88でのデモに驚いたので、他の動画を見てみたら。さらに制限のキツイのがありました。ATtiny15(1KB Flash+32byte RAM)だそうです。こちらは、音楽データに対応づけた画像イメージを表示させる方式をとっているとのこと。しかし、こんなことができるなんてわたしには信じられません。



PropellerとかFPGA、Linux環境のデモ作品もあるので、そのうちにゆっくり見てみよう。