マイコン工作実験日記

Microcontroller を用いての工作、実験記録

High speed を確かめる - その5

2017-07-21 21:49:26 | Weblog
どうも動きが不安定で頓挫状態だったUSB High speedを確かめる実験ですが、ちょっとしたことがきっかけで動きが安定してきました。

コネクタや配線の接触不良を疑って、コテを当ててみたり、ハンダを盛り直してみたりしていたのですが、全く改善は見られませんでした。コネクタ部分に指を触れると画面表示ができるようになることに気がついたので、調べて見たらPHYのRESET端子に指を触れた状態で動かし始めると、画面表示ができることが判明。そこで、試しにPHYのRESET端子に 0.01uFをつけて見たら安定して動くようになりました。

使用しているPHYであるUSB3300のRESET端子は正論理であり、USBの初期化前に一度だけパルスを加えているだけです。これまでカラーバー表示では問題なく表示できており、文字表示をしようとするとうまく動かなかったことを考えると、初期化時というよりは動き始めてからRESETが誤って発生していたのではないだろうかと想像しています。どうしてこのような問題が発生しているのかわかりませんが、ひとまずコンデンサを追加しただけで、文字表示は安定して動くようになりました。

これまで画面表示にはMacに標準でインストールされているPhoto Boothを使っていましたが、文字表示がミラー表示になってしまう上に、よく見るとVGA画面の上下が30ドット程度表示されないという問題があったので、代わりのアプリとして Quick Cameraという単純にUSBカメラの画像を表示するだけのアプリを使うことにしました。