今更ではありますが、データシートやアプリケーションノートに明記されていないことがありすぎるので、簡単に整理しておこうかと思います。これらの機能概要については、UI Toolの設定項目となっているので、実際にこれを使って設定を変更して動作を確認することで動作仕様を把握するということになります。なんか、
説明しなくても使えばわかるだろ!?と言われている感じ。
- 基本的にハンズフリーのスピーカ用に設計されているデバイスである。HFP/HSP, A2DP/AVRCPに対応しているが、サポートするのはHF UnitならびにSink側だけ。AG (Audio Gateway)や Sound Source側の役割を果たすことはできない。
- データシートににはPBAP v1.0対応と書かれているが、入手したデバイスではサポートされていなかった。どうすればPBAP対応したデバイスが入手できるのかは不明。また、PBAP対応のデバイスでは、HSPがサポートされないように思われる。
- 初期設定ではSPPはイネーブルされていない。SPPデータの送受のためにはマイコンでの制御が必要。
- 全てのプロファイルをイネーブルすると、BM20からのSPPデータ送信が動かないように思われる。さらに調査必要。
- 8台までのペアリング相手を記憶できる。設定により、台数制限可能。
- ディフォルトではイネーブルされていないが、マルチポイントをサポートできる。同時に2つのHFならびにA2DP/AVRCP接続を保持することができるようである。UARTコマンドでも2つのリンクのどちらを使うかを指定するパラメータが用意されている。
- 起動時に最後に接続したデバイスに対して自動的に再接続することが可能。ペアリング情報を参照して、接続したことのあるデバイスに順次再接続を試みることもできる。
- UARTコマンド上では、iAPにも対応できるようになっているが、詳しい使い方は不明。ライセンスがないと、情報開示もできないと思われる。