【東京都知事選】宇都宮健児氏の善戦について。- 2014.02.10
NHK選挙情報|東京都知事選 開票結果
舛添要一 2,112,979票
宇都宮健児 982,594票
細川護熙 956,063 票
宇都宮さんが細川さんを上回る得票数を叩き出したのは意外の一言。
最初から最後まで選挙妨害ともいえる「降りろ」「一本化を(という名の実質は宇都宮降りろ)」の声の中、よくもまあこれだけの票を集められたもんだと。
しかも、前回の都知事選の得票数を上回ってますからね。
宇都宮さんに力がついてきてる証拠とも言えますし、小泉さんの応援があっても細川さんの力が足りなさ過ぎたとも言えますね。
しかし、これで「宇都宮さんよかった」と単純に喜べるかというと、そこは疑問。
舛添がダブルスコアで圧勝している以上、やはり宇都宮さんを「勝てる候補」と言うのは難しい。
今回、細川さんに入れた層も取り込んでの大きな勢力を作らないとなかなか自民・公明に勝つのは難しいという事もいえますね。
選挙の目的を「勝つ」事にするのか、「負けてもいいから次に繋げる」事にするのか。
その辺を徹底的に議論する必要性はあるんじゃないでしょうか。
さて、鎌田慧さんら錚々たるメンバーの「脱原発都知事選候補に統一を呼びかける会」(都知事選前は「脱原発都知事を実現する会」)が、最後まで選挙妨害といえる「宇都宮おろし」を画策してたのは本当に呆れました。
それは単に「選挙妨害」をしたからという理由ではなく、中盤、終盤になっても、選挙情勢をきちんと分析せずに行動に出てしまう危なっかしさ。
中盤、終盤でも「舛添がダブルスコアで圧勝の情勢」なんだから、今後の脱原発運動に亀裂・しこりを残すような行動を取るのはやめるのがベストなのに、それでも希望的観測のもとに突っ込むのは運動として本当に「危ない」と思いましたね。
事前の電話世論調査(たったサンプル数245)、各社の世論調査でも舛添ダブルススコアというのが出ていたわけで、個人の意見ならともかく、団体として「細川氏は勝てる候補」と言ってしまうのはあまりにも「軽い」と言わざるを得ないですね。
だから「宇都宮氏は降りろ」というのは失礼だし、もう論外です。
この辺は猛省すべき点でしょう。
そのうえで、また仲良く脱原発運動を進めていくべきでしょうね。
そういう意味では、小出裕章さんはかなり冷静に見ていたと思いますし、小出さんはかなりのリアリストだなぁと思いました。
個人的な意見ですが。
(Podcast)ぽぽんぷぐにゃんラジオ 2013年2月10日(月)
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