以前、当ブログに「3D映画はどの上映方式で観るべきか 」という記事を2010年1月26日に書きました。
あれから1年10ヶ月、映画館に現在導入されている3D映画の上映方式は、IMAX以外の通常の映画館だけでも7方式に増えました(私が知る限りでですが)。途中で3D上映方式を変更した映画館もあります。
そこで、新しく書き直そうと思ったのですが……時間がなかったので、簡単に表を書いてみました。
以前からのフィルム上映による3D映画とは異なる、デジタル上映による3D映画は、2005年12月公開の『チキン・リトル』から始まりました。当時、デジタル上映による3D上映方式は、RealD(リアルD)のみでした。2年後の2007年12月公開の『ベオウルフ』で、Dolby 3D(ドルビー3D)が日本に登場し、日本でのシェアは半々となります。
さらに、その翌年にXpanD(エクスパンディ)が日本に登場し、TOHOシネマズなどで採用され、XpanD が圧倒的にシェアを伸ばしました。
2010年4月公開の『アリス・イン・ワンダーランド』で、masterImage(マスターイメージ)が日本に登場し、2011年にはTOHOシネマズが XpanD から masterImage に鞍替えしたため、masterImage がシェアを圧倒的に伸ばしました。また、2011年には、NESTRI(ネストリ)やソニーデジタルシネマ3Dも登場しました。
すべての方式には一長一短があります。従来の3D上映方式の欠点を改善していたりするため、後発の3D上映方式のほうが観やすかったり、映画館への導入費用が抑えられてたりなど、有利な点が多いようです。しかし、一度採用した3D上映方式を変更するのは映画館にとって負担となるため、後発の3D上映方式がすぐに広がるわけでもありません。
個人的には、NESTRI とソニーデジタルシネマ3Dが、ゴーストもなく、綺麗に観れたので、気に入ってます。ただし、どちらも一回ずつしか鑑賞してないので、他の方式より良いかどうかはまだ判断できません。
自分好みの映像かどうかは、色々な上映方式を試すだけでなく、同じ方式でも違う館や、違う座席で試していかないと分かりません。ソニーデジタルシネマ3Dのように映写機とセットになってる3D上映方式もありますが、そうでない方式ではその映画館の映写機によって見え方もだいぶ違うかもしれないですし。
まだ、しばらくは3D映画の製作は続くようなので、色々な映画館で、色々な3D上映方式を楽しんでください。
参照:
あれから1年10ヶ月、映画館に現在導入されている3D映画の上映方式は、IMAX以外の通常の映画館だけでも7方式に増えました(私が知る限りでですが)。途中で3D上映方式を変更した映画館もあります。
そこで、新しく書き直そうと思ったのですが……時間がなかったので、簡単に表を書いてみました。
上映媒体 | 方式 | 名称 | メガネの持ち帰り | 主な導入館 |
---|---|---|---|---|
デジタル | 直線偏光 | IMAXデジタル3D | × | シネコン内のIMAXデジタルシアター |
円偏光 | Real D | ○ | ワーナー・マイカル・シネマズ ユナイテッド・シネマ(例外あり) | |
masterImage | ○ | TOHOシネマズ(一部例外あり) 109シネマズ(一部例外あり) 丸の内ルーブル | ||
ソニーデジタルシネマ3D | ○ | TOHOシネマズ スカラ座・渋谷・上田・甲府 109シネマズ 富谷・湘南 | ||
干渉フィルター | Dolby 3D | × | T・ジョイ大泉 | |
アクティブシャッター | XpanD | × | シネプレックス MOVIX(一部) 109シネマズ MM横浜 | |
NESTRI | × | 丸の内ピカデリー 新宿ピカデリー 大阪ステーションシティシネマ MOVIX(一部) | ||
フィルム | 直線偏光 | IMAX 3D | × | 参照(当ブログの以前の記事) |
アクティブシャッター | × | 東京アイマックス・シアター(閉館) | ||
円偏光 | Technicolor 3D | ○ | ユナイテッド・シネマ 大津・金沢・札幌・岸和田(一部の作品のみ) |
以前からのフィルム上映による3D映画とは異なる、デジタル上映による3D映画は、2005年12月公開の『チキン・リトル』から始まりました。当時、デジタル上映による3D上映方式は、RealD(リアルD)のみでした。2年後の2007年12月公開の『ベオウルフ』で、Dolby 3D(ドルビー3D)が日本に登場し、日本でのシェアは半々となります。
さらに、その翌年にXpanD(エクスパンディ)が日本に登場し、TOHOシネマズなどで採用され、XpanD が圧倒的にシェアを伸ばしました。
2010年4月公開の『アリス・イン・ワンダーランド』で、masterImage(マスターイメージ)が日本に登場し、2011年にはTOHOシネマズが XpanD から masterImage に鞍替えしたため、masterImage がシェアを圧倒的に伸ばしました。また、2011年には、NESTRI(ネストリ)やソニーデジタルシネマ3Dも登場しました。
すべての方式には一長一短があります。従来の3D上映方式の欠点を改善していたりするため、後発の3D上映方式のほうが観やすかったり、映画館への導入費用が抑えられてたりなど、有利な点が多いようです。しかし、一度採用した3D上映方式を変更するのは映画館にとって負担となるため、後発の3D上映方式がすぐに広がるわけでもありません。
個人的には、NESTRI とソニーデジタルシネマ3Dが、ゴーストもなく、綺麗に観れたので、気に入ってます。ただし、どちらも一回ずつしか鑑賞してないので、他の方式より良いかどうかはまだ判断できません。
自分好みの映像かどうかは、色々な上映方式を試すだけでなく、同じ方式でも違う館や、違う座席で試していかないと分かりません。ソニーデジタルシネマ3Dのように映写機とセットになってる3D上映方式もありますが、そうでない方式ではその映画館の映写機によって見え方もだいぶ違うかもしれないですし。
まだ、しばらくは3D映画の製作は続くようなので、色々な映画館で、色々な3D上映方式を楽しんでください。
参照:
- デジタル3D上映について || TOHOシネマズ
- デジタル3Dシステム:109シネマズ
- デジタル3-Dシネマ(DIGITAL 3-D CINEMA)|ワーナー・マイカル・シネマズ
- Digital 3D Cinema|映画館・シネコンの【ムービックス-MOVIX】
- T・ジョイ 大泉|劇場案内
- デジタル3Dシネマ - ユナイテッド・シネマ豊洲
- 丸の内ルーブル・109シネマズ高崎 デジタル3Dシステム「MASTER IMAGE 3D」日本初導入
- 既存のフィルム映写機を利用し、低コストで3D映画の上映が可能に! フィルムによる3D映画上映システムの提供を開始 : ニュースリリース | 富士フイルム
- 既存の映写機を利用・低コストで導入可能な「フィルム3D映画上映システム」で 『シュレック フォーエバー』の上映が決定! : ニュースリリース | 富士フイルム
- 既存の映写機を利用・低コストで導入可能な「フィルム3D映画上映システム」で『マイティ・ソー』『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』『カンフー・パンダ2』 一挙3作品の上映が決定! : お知らせ | 富士フイルム