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忘れないように……

映画館の3D上映方式いろいろ

2011-12-01 12:10:00 | 映画 - その他
以前、当ブログに「3D映画はどの上映方式で観るべきか 」という記事を2010年1月26日に書きました。

あれから1年10ヶ月、映画館に現在導入されている3D映画の上映方式は、IMAX以外の通常の映画館だけでも7方式に増えました(私が知る限りでですが)。途中で3D上映方式を変更した映画館もあります。

そこで、新しく書き直そうと思ったのですが……時間がなかったので、簡単に表を書いてみました。

上映媒体方式名称メガネの持ち帰り主な導入館
デジタル直線偏光IMAXデジタル3D×シネコン内のIMAXデジタルシアター
円偏光Real Dワーナー・マイカル・シネマズ
ユナイテッド・シネマ(例外あり)
masterImageTOHOシネマズ(一部例外あり)
109シネマズ(一部例外あり)
丸の内ルーブル
ソニーデジタルシネマ3DTOHOシネマズ スカラ座・渋谷・上田・甲府
109シネマズ 富谷・湘南
干渉フィルターDolby 3D×T・ジョイ大泉
アクティブシャッターXpanD×シネプレックス
MOVIX(一部)
109シネマズ MM横浜
NESTRI×丸の内ピカデリー
新宿ピカデリー
大阪ステーションシティシネマ
MOVIX(一部)
フィルム直線偏光IMAX 3D×参照(当ブログの以前の記事)
アクティブシャッター×東京アイマックス・シアター(閉館)
円偏光Technicolor 3Dユナイテッド・シネマ 大津・金沢・札幌・岸和田(一部の作品のみ)


以前からのフィルム上映による3D映画とは異なる、デジタル上映による3D映画は、2005年12月公開の『チキン・リトル』から始まりました。当時、デジタル上映による3D上映方式は、RealD(リアルD)のみでした。2年後の2007年12月公開の『ベオウルフ』で、Dolby 3D(ドルビー3D)が日本に登場し、日本でのシェアは半々となります。

さらに、その翌年にXpanD(エクスパンディ)が日本に登場し、TOHOシネマズなどで採用され、XpanD が圧倒的にシェアを伸ばしました。

2010年4月公開の『アリス・イン・ワンダーランド』で、masterImage(マスターイメージ)が日本に登場し、2011年にはTOHOシネマズが XpanD から masterImage に鞍替えしたため、masterImage がシェアを圧倒的に伸ばしました。また、2011年には、NESTRI(ネストリ)やソニーデジタルシネマ3Dも登場しました。

すべての方式には一長一短があります。従来の3D上映方式の欠点を改善していたりするため、後発の3D上映方式のほうが観やすかったり、映画館への導入費用が抑えられてたりなど、有利な点が多いようです。しかし、一度採用した3D上映方式を変更するのは映画館にとって負担となるため、後発の3D上映方式がすぐに広がるわけでもありません。

個人的には、NESTRI とソニーデジタルシネマ3Dが、ゴーストもなく、綺麗に観れたので、気に入ってます。ただし、どちらも一回ずつしか鑑賞してないので、他の方式より良いかどうかはまだ判断できません。

自分好みの映像かどうかは、色々な上映方式を試すだけでなく、同じ方式でも違う館や、違う座席で試していかないと分かりません。ソニーデジタルシネマ3Dのように映写機とセットになってる3D上映方式もありますが、そうでない方式ではその映画館の映写機によって見え方もだいぶ違うかもしれないですし。

まだ、しばらくは3D映画の製作は続くようなので、色々な映画館で、色々な3D上映方式を楽しんでください。




参照: