Situation Normal

忘れないように……

2008年11月1日(土)公開

2008-10-30 12:26:07 | 観たい映画
今週公開の映画で観たいもの
  • レッドクリフ PartI "Red Cliff: Part I / 赤壁"(米・中・日・台・韓) - 日劇1系 walkerplus 〃(吹替)
  • さくらんぼ 母ときた道(日・中) - 銀座テアトルシネマ walkerplus
  • オリンダのリストランテ "Herencia"(アルゼンチン) - 渋谷シネマ・アンジェリカ walkerplus
  • ウォー・ダンス 響け僕らの鼓動 "War Dance"(米) - 東京都写真美術館(恵比寿) walkerplus
  • 帝国オーケストラ(ディレクターズカット版) "Das Reichsorchester - Die Berliner Philharmoniker und der Nationalsozialismus"(独) - 渋谷ユーロスペース walkerplus
  • まぼろしの邪馬台国(日) - 東映邦画系 walkerplus
  • アイズ "The Eye"(米) - 渋谷東急 他 walkerplus
  • 七夜待(日) - 渋谷シネマライズ、新宿武蔵野館 walkerplus
  • タンゴ・イン・ブエノスアイレス 抱擁 "Abrazos, tango en Buenos Aires"(アルゼンチン) - 渋谷シネマ・アンジェリカ walkerplus
  • 恋愛上手になるために "The Good Night"(米) - 渋谷シアターTSUTAYA walkerplus
  • ブタがいた教室(日) - 新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋 walkerplus

10月31日(金)~11月1日(土)
  • 世界のCMフェスティバル2008 in TOKYO - 公式サイト 於:新宿ミラノ1

10月31日(金)~11月3日(祝・月)
  • ドイツ映画祭2008(第4回) - 公式サイト 於:新宿バルト9

11月1日(土)~11月5日(水)
  • 第9回NHKアジア・フィルム・フェスティバル - 公式サイト) 於:NHKみんなの広場ふれあいホール(渋谷)

毎月一日が映画サービスデーの都道府県では、封切り日がサービス料金となります。また、この日は初日舞台挨拶をする映画が多い

また、11月1日(土)~11月7日(金)には1044席の映画館「新宿プラザ劇場」の“閉館さよなら上映”が行われます。これについては、こちらに書きました。新宿プラザで『レッドクリフ』が観たかったなぁ……

他の公開作で気になる『ハンサム★スーツ(日) walkerplus は、『底抜け大学教授』(『ナッティ・プロフェッサー』)とジャッキー・チェンの『タキシード』を足したような感じでしょうか。あと、余命もの『その日のまえに』(日) walkerplusと『イエスタデイズ』(日) walkerplusの公開が重なります。

『レッドクリフ Part I』は、三国志で有名な1800年前の西暦208年の「赤壁の戦い」を描いた映画の前編。諸葛孔明を金城武が、呉の孫権に仕えた周瑜をトニー・レオンが演じている。先日の東京国際映画祭ではなぜかワールド・プレミアと称して上映されたが、香港では7月10日に公開され週末興行成績で初登場1位を取るなど、日本以外の東アジア各国では7月に公開している。

『さくらんぼ 母ときた道』は、昨年の第20回東京国際映画祭のアジアの風部門にて「さくらんぼ 母の愛」の題で上映されたもの。脚本は『初恋のきた道』のパオ・シー。

『アイズ』は、『the EYE【アイ】』見鬼 / The Eye (2002年/香港・タイ)のハリウッドによるリメイク。オリジナルは2本の続編が作られ日本でも公開された。また、2005年にはインドでも“Naina”という題でリメイクされた。

「ドイツ映画祭」は、2005年に「日本におけるドイツ年」の公式企画として始まったもの。朝日新聞社主催で6月や7月に有楽町朝日ホールで行われていた(第1回第2回第3回)。第4回となる今年は朝日新聞は後援にまわり、新宿バルト9が会場となる。

「NHKアジア・フィルム・フェスティバル」は、NHKとの国際共同制作作品などを上映する映画祭。1995年から隔年開催されていたが2005年から毎年開催となり、会場も渋谷のNHKとなった

また、11月15日公開される『GSワンダーランド』の関連企画として11月1日(土)~12月5日(金)に「GS I LOVE YOU グループサウンズ映画特集」がシネマート新宿にてモーニングショー上映される。


2008年11月1日(土)公開映画 minipara

新宿プラザ劇場 2008年11月7日閉館

2008-10-29 00:58:04 | 映画館
新宿歌舞伎町の映画館「新宿プラザ劇場」(1044席、スクリーン7.5×18.1m、1969年10月開館)が11月7日(金)に閉館します。

隣にある「新宿コマ劇場」が閉館するため、新宿プラザ劇場が入っている新宿東宝会館と合わせて再開発するためだろう。コマ劇が年内いっぱい営業するので、新宿プラザもそうだと思ってたのに、年末まで二ヶ月も残して閉館なんて。ちなみに「新宿コマ東宝」(586席)は年末まで上映する。

新宿プラザのような昔ながらの大劇場が減っていくのは寂しい限りです。新宿プラザは最前列から階段状になっており、ロビー側の出入口から劇場に入るとまずは階段があるため上映中にドアが開いても外の光が映写の邪魔をしない設計と、観やすい映画館でした。

ロードショー作品としては最後となる『ウォンテッド』が10月31日(金)までとなり、11月1日(土)~11月7日(金)は「新宿プラザ劇場ラストショー」(TOHOシネマズのサイトでは「閉館さよなら上映」)が以下の日程で行われます。新宿プラザ劇場の名前入りパンフレットの販売とかしてくれるといいのになぁ。

11月1日(土) ベン・ハー
11月2日(日) 2001年宇宙の旅
11月3日(祝) ゴッド・ファーザーPartⅠ
11月4日(火) ゴッド・ファーザーPartⅡ、ゴッド・ファーザーPartⅢ
11月5日(水) トップガン
11月6日(木) サウンド・オブ・ミュージック
11月7日(金) タイタニック

ただ、この上映作の選定には不満も。公開時に「スターウォーズ」6作すべてを上映した日本で唯一の映画館であるため、新宿プラザは“スターウォーズの聖地”として有名である。同じく“インディ・ジョーンズの聖地”とも呼ばれている。『ターミネーター2』の先行オールナイトの開場前にジェームズ・キャメロンが映画館窓口までやってきた騒動も有名である。なのにこれらの作品は上映されない。

個人的には『プライベート・ライアン』を上映して欲しかった。春に爆音映画祭で上映されてたから、配給権切れてないだろうに。

上映作の『タイタニック』以外の7本は、最近リバイバル公開された作品ばかり。名作だけど珍しくはなく、2005年3月の日比谷みゆき座閉館のときの記念上映に比べると見劣りするラインナップでは。これも映画館の運営が東宝からTOHOシネマズに変わったせいだろうか。


参照:
東宝グループの映画館情報 - tohotheater.jp - 新宿プラザ劇場 ニュース
歌舞伎町「新宿プラザ劇場」、10月31日閉館へ-39年の歴史に幕 - 新宿経済新聞
新宿プラザ劇場:東京都/23区内エリア 映画館 上映時間-MovieWalker
シアターアプル・コマ東宝


新宿プラザ劇場 上映作品一覧(チラシから引用。表記などに間違いがあると思われるので、気づいた方はお知らせください。公開年の間違いが30箇所以上ありますが、これは後日直します)
1969年
ウエスタン (1969年10月公開)
ペンチャー・ワゴン

1970年
女王陛下の007
西部開拓史
シシリアン
クレオパトラ
パットン大戦車軍団
続・猿の惑星
トラ・トラ・トラ!
戦略大作戦
仁義
ザ・ボディ
リオ・ロボ
ビッグ・トレイル
栄光への戦い

1971年
夜の訪問者
素晴らしきヒコーキ野郎
おかしな・おかしな・おかしな世界
追跡者
007 ゴールドフィンガー
ウイズ・ジョー・コッカー
新・猿の惑星
アラビアのロレンス
栄光のルマン
100万ドルの血斗
追撃のバラード

1972年
007 ダイヤモンドは永遠に
フレンチ・コネクション
黒いジャガー
黄金の七人 1+6エロチカ大作戦
ドク・ホリデイ
夜の大捜査線 霧のストレンジャー
ホット・ロック
チャトズ・ランド
ゴッドファーザー PARTⅠ
バラキ
ゲッタウェイ
ポセイドン・アドベンチャー
ラストタンゴ・イン・パリ
007 死ぬのは奴らだ

1973年
ジャッカルの日
ビッグ・ガン
スコルピオ
ダラスの熱い日
パピヨン
ザルトス
ヘルハウス

1974年
サンダーボルト
狼よさらば
ゴールデン・ボーイ 危機また危機
大地震
ゴッドファーザー PARTⅡ
ローラーボール
フレンチコネクション2
弾丸を噛め

1975年
怒りの日
ブルーエンゼル
謎の完全殺人

1976年
続・エマニエル夫人
軍用列車
O嬢の物語
キラー・エリート
荒野の七人
スカイ・ハイ
オスロ国際空港 ダブル・ハイジャック
ミッドウェイ
ミズリーブレイク
オーメン

1977年
キングコング
クラッシュ
パニック・イン・スタジアム
友よ静かに死ね
大陸横断超特急
合衆国最後の日
テンタクルズ
ジェット・ローラー・コースター
鷲は舞いおりた
史上最大の作戦
人間の証明

1978年
007 私を愛したスパイ
未知との遭遇
スターウォーズ
野性の証明

1979年
グリース
ナバロンの嵐
ゾンビ
アニマル・ハウス
Mr.Boo! インベーダー作戦
アバランチ・エクスプレス
ラスト・シューティスト
エイリアン
チャイナ・シンドローム
ドラキュラ
2001年宇宙の旅(リバイバル上映)
ファンタズム

1980年
007 ムーンレイカー
ロッキー
ロッキー2
10・テン
地獄の黙示録
ザ・フォッグ
スターウォーズ 帝国の逆襲
未知との遭遇 特別編
カリギュラ

1981年
レイズ・ザ・タイタニック
ピラミッド
フラッシュ・ゴードン
戦争の犬たち
スフィンクス
エレファント・マン
007 ユア・アイズ・オンリー
アメリカン・バイオレンス
悪霊島

1982年
レイダース 失われた聖櫃《アーク》
ミラクル・ワールド ブッシュマン
ドラゴンロード
ヘルナイト
ボーダー
メガフォース
炎のランナー
未完の対局
少林寺

1983年
ランボー
バトルトラック
幻魔大戦
プロ野球を10倍楽しく見る方法
シャドー
スターウォーズ ジェダイの復讐
ブルーサンダー
2001年宇宙の旅(リバイバル上映)

1984年
里見八犬伝
水滸伝
さよならジュピュター
ブレインストーム
スカーフェイス
ビッグウエーブ
インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ

1985年
ゴーストバスターズ
ネバーエンディング・ストーリー
CHECKERS IN TAN・TANたぬき
ターミネーター
007 美しき獲物たち
早春物語
フライトナイト

1986年
バック・トゥ・ザ・フューチャー
コマンドー
阿羅漢
愛と哀しみの果て
デモンズ
第5惑星
ザ・ショックス 世界の目撃者
子猫物語
エイリアン2
ベスト・キッド2

1987年
トップガン
オーバー・ザ・トップ
ミッション
ダブルボーダー
愛と青春の旅立ち
プレデター
ジョーズ1987復讐編
ハンバーガー・ヒル
アンタッチャブル

1988年
ニューヨーク東8番街の奇跡
ロボコップ
赤ちゃんはトップレディがお好き
ブロードキャスト・ニュース
ウォール街
ランボー3 怒りのアフガン
グレート・ブルー
敦煌
レッドブル
タッカー

1989年
ロジャー・ラビット
ダイ・ハード
カクテル
キャノンボール 新しき挑戦者たち
インディ・ジョーンズ 最後の聖戦
007 消されたライセンス

1990年
バック・トゥ・ザ・フューチャーPart2
オールウェイズ
ドライビング・ミス・デイジー
ローズ家の戦争
バック・トゥ・ザ・フューチャーPart3
48時間 PART2 帰ってきた二人

1991年
トータル・リコール
エア・アメリカ
ゴッド・ファーザー PARTⅢ
ダンス・ウィズ・ウルブズ
バックドラフト
ターミネーター2

1992年
ケープフィアー
愛と死の間で
サウス・キャロライナ 愛と追憶の彼方
嵐の中で輝いて
愛人 ラマン
ミンボーの女
フック
エイリアン3
チンギス・ハーン
ユニバーサルソルジャー
ドラキュラ

1993年
ア・フュー・グッドメン
ロボコップ3
幸福の条件
ジュラシック・パーク

1994年
クリフハンガー
三銃士
ミセス・ダウト
メジャーリーグ2
ライオン・キング

1995年
トゥルーライズ
スピード
フォレスト・ガンプ 一期一会
ダイ・ハード3
クリムゾン・タイド

1996年
007 ゴールデンアイ
アメリカン・プレジデント
ブロークン・アロー
陽のあたる教室
アンカーウーマン
ツイスター
ザ・ロック
戦火の勇気

1997年
インデペンデンス・デイ
デビル
ザ・エージェント
ロスト・ワールド
ボルケーノ
エアフォース・ワン

1998年
タイタニック
エイリアン4
GODZILLA/ゴジラ
フラッド
プライベート・ライアン
アルマゲドン

1999年
エネミー・オブ・アメリカ
ペイバック
ハムナプトラ 失われた砂漠の都
スターウォーズ エピソード1 ファントム・メナス
シックス・センス
エンド・オブ・デイズ

2000年
アンナと王様
スリーピー・ホロウ
グリーンマイル
ミッション・トゥ・マーズ
ザ・ハリケーン
M:i-2
X-メン
チャーリーズ・エンジェル
ホワット・ライズ・ビニース

2001年
ハート・オブ・ウーマン
キャスト・アウェイ
ザ・メキシカン
ハムナプトラ2 黄金のピラミッド
ジュラシック・パークⅢ
ファイナルファンタジー
トゥームレイダー
エボリューション
ポワゾン
スパイ・ゲーム

2002年
地獄の黙示録 特別完全版
アメリカン・スウィートハート
ブラックホーク・ダウン
スパイダーマン
ワンス・アンド・フォーエバー
スターウォーズ エピソード2 クローンの攻撃
ロード・トゥ・パーディション
ジョンQ
マイノリティ・リポート

2003年
戦場のピアニスト
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
X-MEN2
ザ・コア
ターミネーター3
トゥームレイダー2
ティアーズ・オブ・ザ・サン
バッド・ボーイズ2バッド

2004年
タイムライン
マスター・アンド・コマンダー
ホーンテッド・マンション
デイ・アフター・トゥモロー
スパイダーマン2
アイ・ロボット
コラテラル
ターミナル

2005年
ボーン・スプレマシー
ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12ヶ月
Shall we Dance?
キングダム・オブ・ヘブン
宇宙戦争
スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐
ステルス
エリザベスタウン
Mr.&Mrs.スミス
キング・コング

2006年
ジャーヘッド
イーオン・フラックス
連理の枝
ダ・ヴィンチ・コード
M:i:III
マイアミ・バイス
ワールド・トレード・センター
(11月24日~12月15日 休館:スクリーン裏の吸音材の取替え、売店改修)
エラゴン 遺志を継ぐ者

2007年
守護神
幸せのちから
デジャヴ
ハンニバル・ライジング
スパイダーマン3
ダイ・ハード4.0
トランスフォーマー
ファンタステックフォー 銀河の危機
グッドシェパード
ボーン・アルティメイタム
ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記

2008年
アメリカン・ギャングスター
ジャンパー
大いなる陰謀
チャーリー・ウィルソンズ・ウォー
インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国
ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝
ウォンテッド
「新宿プラザ劇場ラストショー」(閉館さよなら上映)


列記してみると、ロングラン上映した年がはっきり分かりますね。
色々と思い出をありがとう。さようなら、新宿プラザ。

2008年10月25日(土)公開

2008-10-24 12:17:40 | 観たい映画
今週公開の映画で観たいもの
  • ブーリン家の姉妹 "The Other Boleyn Girl"(米・英) - 日比谷シャンテ シネ、シネ・リーブル池袋 walkerplus
  • リダクテッド 真実の価値 "Redacted"(米・カナダ) - シアターN渋谷 walkerplus
  • ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢 "Every Little Step"(米) - 渋谷Bunkamuraル・シネマ、新宿ピカデリー walkerplus
  • 僕は君のために蝶になる "蝴蝶飛 / Linger"(香) - 渋谷シアターTSUTAYA walkerplus
  • ICHI(日) - 丸の内ルーブル系 walkerplus
  • センター・オブ・ジ・アース "Journey to the Center of the Earth"(米) - TOHOシネマズ系、新宿バルト9 他 walkerplus 3D・吹替版 〃 2D・字幕版 〃 2D・吹替版

他に気になる公開作は『緑の海平線 台湾少年工の物語』(日・台) walkerplus、『ブリュレ』(日) walkerplus、『ホームレス中学生』(日) walkerplus、『ホームレスが中学生』(日) walkerplus 、ジョン・カーペンター監督の1978年の同名作のリメイク『ハロウィン』 "Halloween"(米) walkerplus など。

また、10月25日(土)から「ノーマン・マクラレン作品集 カンヌ国際映画祭セレクション」が渋谷シアター・イメージフォーラムにて行われる。

『ブーリン家の姉妹』は、映画『1000日のアン』 Anne of the Thousand Days (1969) でも有名なアン・ブーリンとその姉妹メアリー・ブーリンを描いている。原作はフィリッパ・グレゴリーの小説で、2003年にBBCによりテレビ映画化されており、ナターシャ・マケルホーン、ジャレッド・ハリスらが出演した(2003年のタオルミナBNL映画祭(イタリア)での作品紹介)。

『僕は君のために蝶になる』はジョニー・トー監督作品。

『センター・オブ・ジ・アース』は、何度も映像化されたジュール・ヴェルヌの小説『地底旅行』 Voyage au centre de la Terre (1864年)を原作とした実写3D映画(劇場によっては2D版のみ上映)。同じ小説を基にした東京ディズニーシーのアトラクションと同じ邦題だが、映画はディズニーとは全く関係がなく、ニュー・ライン・シネマとウォルデン・メディアの共同製作である。

この作品の3D版は「リアルD」方式と「ドルビー3D」方式での上映だろう。この2方式の設備導入館は、2007年12月の『ベオウルフ 呪われし勇者』と『ルイスと未来泥棒』の2本の3Dアニメーションの公開をきっかけに、日本でも30館近くに増えた。『センター・オブ・ジ・アース』の公開でさらにTOHOシネマズなどでも導入となる。

・リアルD (Real D、公式サイト
特徴:3Dメガネを持ち帰れる、特殊なシルバースクリーン(通常の2D映画には少し不向き)
導入館:シネマイクスピアリ、ワーナー・マイカル・シネマズ系、MOVIX(さいたま・つくばでXpanDを採用)

・ドルビー3D (Dolby 3D Digital Cinema、公式ページ
特徴:3Dメガネは回収される(眼鏡拭き要持参?)、スクリーンは従来通りのもの
導入館:Tジョイ系(バルト・ブルク・XYZシネマズも)、TOHOシネマズ系、HUMAXシネマズ(横須賀・成田) 他

参照:
デジタル3Dシネマ方式比較 - ★究極映像研究所★、2007年12月6日
注目の3D対決--映画館を支配するのは - CNET Japan、2007年10月18日

デジタル3-Dシネマ(DIGITAL 3-D CINEMA)|ワーナー・マイカル・シネマズ
株式会社ティ・ジョイ国内初ドルビー3Dデジタルシネマ導入


2008年10月25日(土)公開映画 minipara

「シネマチャート」30年

2008-10-24 09:59:07 | 映画 - ベスト
発売中の「週刊文春」10月30日号に『30年分を一挙公開! ザ・ベストオブ「シネマチャート」』という記事が出ている。

「シネマチャート」というのは週刊文春の映画評コーナーで、毎号2本の映画を星つきで批評している。他と違うのは、一つの作品を5人いる評者全員が観ていることと、各人各作品へのコメントが50字ほどと極めて短いこと。

コメントが短いため、ネタバレがほとんどないし、パッと読めるのがよい。また、同じ作品でも評者によって星の数にばらつきがあるのが面白い。

後続の同様の映画評を他誌で見かけるが、コメントの文字数が300字などと中途半端で、批評ではなく感想がだらだらと続いており、とても全部読む気がしない(他人のことまったく言えないのだが……)。その点、週刊文春のは簡潔でよい。

ただし、ネタバレがまったくないというわけではない。そのため、観ると決めている作品については、星の数しか見ないようにしている。ついついコメントも読んでしまうこともあるけど。

また、評者全員から高評価だからといっても自分もそうなるとは限らない。逆に、全員が酷評していても自分もそうとは限らない。当たり前のことだけれど、いつも星の数がバラバラなシネマチャートを見ていると、好みなどは人によるのだなぁと思う。

今回の『ザ・ベストオブ「シネマチャート」』では、星の合計による各年のベスト3とワーストを載せている。個人的には各年の一番評が割れた映画なんてのも色々見たかった。


「シネマチャート」30年間の主な評者
 ・池波正太郎(作家、1977年~1986年)
 ・小森和子(映画評論家、〃)
 ・白井佳夫(映画評論家、〃)
 ・H・E・プリングスハイム(〃)
 ・渡辺淳(〃)
 ・林家木久蔵(初代)(落語家、1980年~1986年)
 ・田中小実昌(翻訳家・作家、1977年~2000年) 2000年没

 ・品田雄吉(映画評論家、1977年~)
 ・芝山幹郎(翻訳家、1988年~)
 ・中野翠(コラムニスト、1990年~)
 ・おすぎ(映画評論家、1992年~)
 ・斉藤綾子(作家、1997年~)


なお、評価は以前は以下の通り。

 ☆☆☆ … 一食ぬいても、ぜひ!
 ☆☆  … 料金の価値あり。
 ☆   … 暇だったら…。
 ■   … 損するゾ、きっと。(本当は椅子で寝てる?マーク)
 ×   … 見ていません。

数年前からは、以下の通り。

 ☆☆☆☆☆ … もう最高!ぜひ見て!!
 ☆☆☆☆  … 一食ぬいても、ぜひ!
 ☆☆☆   … 料金の価値あり。
 ☆☆    … 暇だったら…。
 ☆     … 損するゾ、きっと。
 ×     … 見ていません。


参照:
週刊文春 2008年10月30日号 - 目次など

3回に分けて詳細を書きました(2009年4月)。
週刊文春シネマチャート30年[データ編1] - 評者全員が満点の作品、歴代評者一覧など
週刊文春シネマチャート30年[データ編2] - 各年のベスト3、ワースト1(1977年~1989年)
週刊文春シネマチャート30年[データ編3] - 各年のベスト3、ワースト1(1990年~2007年)

2008年10月18日(土)公開

2008-10-16 09:58:19 | 観たい映画
今週公開の映画で観たいもの
  • イーグル・アイ "Eagle Eye"(米) - 丸の内ピカデリー1系 walkerplus
  • マルタのやさしい刺繍 "Die Herbstzeitlosen / Late Bloomers"(スイス) - シネスイッチ銀座 walkerplus
  • ピアノチューナー・オブ・アースクエイク "The Piano Tuner of Earthquakes"(英) - 渋谷シアター・イメージフォーラム walkerplus
  • P.S.アイラヴユー "P.S. I Love You" - 有楽座系 walkerplus
  • ボーダータウン 報道されない殺人者 "Bordertown"(米) - 日比谷シャンテ シネ walkerplus
  • 真木栗ノ穴(日) - 渋谷ユーロスペース walkerplus
  • 夢のまにまに(日) - 岩波ホール walkerplus

10月18日(土)~10月26日(日)
  • 第21回東京国際映画祭 - 公式サイト 於:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、シネマート六本木、渋谷Bunkamura(オーチャードホール、シアターコクーン、ル・シネマ)

10月18日(土)~12月19日(金)

10月19日(日)~10月22日(水)
  • 第21回東京国際女性映画祭 映像が女性で輝くとき - 公式サイト 於:東京ウィメンズプラザ
  • コリアンシネマウィーク2008 - 公式ページ 於:よみうりホール、草月ホール
  • 2008東京・中国映画週間 - 公式サイト 於:お台場シネマメディアージュ、東京都写真美術館

10月23日(木)~10月25日(土)
  • ショートショートフィルムフェスティバル&アジア「フォーカス・オン・アジア」 - 公式ページ 於:東京都写真美術館

『バイオハザード ディジェネレーション』(日) walkerplus というCGアニメも公開されます。映画『バイオハザードIII』 Resident Evil: Extinction (2007) でアリ・ラーターが演じていたクレア(生存者たちの女性リーダー)が主人公のようです。英語音声。

『P.S.アイラヴユー』は「・」(中黒)なしで「アイラヴユー」である。しかも、LOVEを「ラブ」ではなく「ラヴ」と日本語表記する題名の映画は珍しい。他に『ママの遺したラヴソング』などがあるが、ミニシアターではなくメジャーチェーンでの公開作は初めてでは。

「第21回東京国際女性映画祭」「コリアンシネマウィーク(第8回)」「東京・中国映画週間(第2回)」「フォーカス・オン・アジア」は東京国際映画祭関連企画。また、東京国際映画祭では、9月19日に59歳で亡くなった市川準監督の遺作『buy a suit スーツを買う』が「日本映画・ある視点」部門で上映されます(上映作品紹介)。

「中国映画の全貌」は、1990年に始まり今年で9回目。中華圏の新旧の名作を一挙上映する。これは東京・千石の三百人劇場で行われていた「全貌シリーズ」のひとつ。三百人劇場が2006年12月31日に閉館したため、昨年の第8回から新宿K's cinema(新宿昭和館の跡地)にて開催。上映作の殆どは日本で劇場公開された旧作だが、未公開作の『草原の女』珠拉的故事 / The story of Zhula (2000) や香港映画『パティシエの恋』後備甜心 / It Had to Be You! (2005) 、昨年上映された『クレイジー・ストーン ~翡翠狂騒曲~』疯狂的石头(瘋狂的石頭) / Crazy Stone (2006) や、公開当時中国で大ヒットした日本映画『君よ憤怒の河を渉れ』 (1976) も上映される。

東京国際映画祭や東京・中国映画週間に来日する中華圏のゲストが今年は豪華なので、「中国映画の全貌」にも舞台挨拶に寄ってくれたらと思ってしまう。『パティシエの恋』の主演のイーキン・チェンカリーナ・ラムは、東京国際映画祭のコンペティション部門の『親密』親密 (2008) で来日するのになぁ……。ちなみに『親密』のチケットは一瞬で売り切れてました。

ギョーム・ドパルデュー(allcinemaユニフランスIMDb)が10月13日に肺炎のため亡くなりました。37歳でした。右脚切断後も俳優業を続け、今年は日本でもジャック・リヴェット監督の『ランジェ公爵夫人』 Ne touchez pas la hache (2007) が公開されたというのに、残念です。

なお、ギョーム・ドパルデューの出演作のうち日本で劇場未公開のものには第6回フランス映画祭横浜'98での上映作『うそつきな彼女』 ...Comme elle respire (1998) や、2003年の第16回東京国際映画祭コンペティション部門での上映作『謎の薬剤師』 Le Pharmacien de garde (2003) などがあります。

参照:
『うそつきな彼女』作品紹介 - 2005年の「フランス映画への旅」にて
『謎の薬剤師』ティーチ・インの模様 - ギョーム・ドパルデューは来日せず


2008年10月18日(土)公開映画 minipara

2008年10月11日(土)公開

2008-10-09 09:53:21 | 観たい映画
今週公開の映画で観たいもの
  • 僕らのミライへ逆回転 "Be Kind Rewind"(米) - 日比谷シャンテ シネ、渋谷シネマライズ walkerplus
  • その土曜日、7時58分 "Before the Devil Knows You're Dead"(米) - 恵比寿ガーデンシネマ walkerplus
  • ワイルド・バレット "Running Scared"(米・独) - 新宿トーア walkerplus
  • American Teen アメリカン・ティーン "American Teen"(米) - 新宿バルト9 walkerplus
  • 私がクマにキレた理由(わけ) "The Nanny Diaries"(米) - 日比谷みゆき座系 walkerplus
  • しあわせのかおり(日) - シネスイッチ銀座 walkerplus

10月10日(金)~10月13日(祝)
  • ブラジル映画祭2008(第4回) - 公式サイト 於:表参道ヒルズ(本館B3F)スペース【O:】(オー)

10月12日(日)~11月3日(祝)

他に気になる公開作は『ゾンビ・ストリッパーズ』"Zombie Strippers!"(米) walkerplus、『KING OF TOKYO O FILME キング・オブ・トーキョー・オ・フィウミ』(日) walkerplus、『Genius Party BEYOND ジーニアス・パーティ・ビヨンド』(日) walkerplus、『+1(プラスワン) vol.2』(日) walkerplus、『THE PUNK ROCK MOVIE』"The Punk Rock Movie"(1978年/英) walkerplus、『悪魔のリズム』"Arritmia"(英・西) walkerplus

それとアメリカのテレビドラマ・シリーズ『それ行けスマート 0086笑いの番号』"Get Smart"(1965~1970年)を映画化した『ゲット スマート』"Get Smart" walkerplus も気になります。

『その土曜日、7時58分』はシドニー・ルメット監督の久々の劇場公開作なので必見です。ポール・ウォーカー主演の『ワイルド・バレット』は公開規模は地味ながら、Internet Movie Database (IMDb) のユーザー投票にて2万9千票で平均7.6点(10点満点)と高得点なので、意外と注目作かも。

ちなみに、10月2日(木)~10月10日(金)には第13回釜山国際映画祭(公式サイト)が開催されている。『ハッピーフライト』のワールドプレミア上映なども行われた。


2008年10月11日(土)公開映画 minipara

2008年10月4日(土)公開

2008-10-01 09:57:53 | 観たい映画
今週公開の映画で観たいもの
  • 宮廷画家ゴヤは見た "Goya's Ghosts"(米) - 有楽町スバル座、渋谷東急、新宿ミラノ、シネリーブル池袋 walkerplus
  • 初恋の想い出 "情人結 / A Time to Love" (中) - 渋谷シアターTSUTAYA walkerplus
  • 容疑者Xの献身(日) - 日劇2系 walkerplus

10月4日(土)~10月5日(日)
  • 第3回世界自然・野生生物映像祭 in 東京 - 公式サイト 於:東京国際フォーラム ホールD1、国立科学博物館日本館2F講堂

他に気になる公開作は『三本木農業高校、馬術部 盲目の馬と少女の実話』(日) walkerplus、『マシュー・バーニー:拘束ナシ』 "Matthew Barney: No Restraint"(米) walkerplus、『那須少年記』(日) walkerplus、『二重心臓』(日) walkerplus、『宿命』 "숙명 / Fate"(韓) walkerplus、『劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』(日) walkerplus など。

『初恋の想い出』は「プロジェクター上映となります」と書かれてます。Q-AX改め渋谷シアターTSUTAYAには設備があるのでDLPでの上映だと思うのですが、プロジェクターとだけ書かれると2Kより落ちるのかと思えてしまう。実際のところはどうなのか……

あと、10月4日(土)~10月10日(金)に日比谷のシャンテ シネで21周年記念 旧作特別上映が行われる。上映されるのは『ベルリン・天使の詩』『悲情城市』『こうのとり、たちずさんで』『エル・スール』『ミツバチのささやき』『ユリシーズの瞳』『永遠と一日』『ヘヴン』『長江哀歌』の9作で1000円均一。21周年ということは来年以降も毎年やるのか。他のミニシアターも旧作上映して欲しい。

また、10月4日(土)~10月17日(金)まで「ブラザーズ・クエイの幻想博物館」(スケジュールなど)が渋谷のシアター・イメージフォーラムにて行われます。

ポール・ニューマンが9月26日に亡くなりました。私はテレビで『スティング』を何度も観た印象があり、映画館で観たのはリバイバル上映された『明日に向って撃て!』や最近の『未来は今』『ノーバディーズ・フール』『ゲット・ア・チャンス!』『ロード・トゥ・パーディション』『カーズ』くらいしかありませんが、とても残念です。


2008年10月4日(土)公開映画 minipara