Situation Normal

忘れないように……

2008年6月28日(土)公開

2008-06-27 09:59:05 | 観たい映画
今週公開の映画で観たいもの
  • 告発のとき "In the Vally of Elah"(米) 有楽座系 walkerplus
  • 歩いても 歩いても(日) シネカノン有楽町、渋谷シネアミューズ、新宿武蔵野館 walkerplus
  • バグズ・ワールド "La Citadelle assiégée"(仏) 池袋シネマサンシャイン、TOHOシネマズ六本木ヒルズ walkerplus
  • マーキュリーマン "มนุษย์เหล็กไหล (Ma noot lhek lai)/Mercury Man"(タイ) 銀座シネパトス walkerplus
  • 2001年宇宙の旅(新世紀特別版) "2001:a space odyssey" 東劇 walkerplus

6月28日(土)~7月4日(金)

『2001年宇宙の旅』は、公開40周年記念と今年3月に亡くなったアーサー・C・クラーク追悼ということだろうか。2001年に行われたリバイバル上映時のプリントを使用ということで、今週公開というのは正確ではない(参照)。私はLDを持っていて、1995年と2001年の再上映も映画館で鑑賞したけど、今回は映画館でチラシなども見かけず、今日まで上映を知らなかった。再来年の2010年にニュープリントで2本立てのリバイバル上映を望みます。

『水の中のつぼみ』 "Naissance des pieuvres" (walkerplus)は映画祭で鑑賞済み。

他に『ミラクル7号』 "CJ7 長江7号" (walkerplus)も、予告編を観ると『喜劇王』の頃に戻ったような印象で気になります。

また、『いのち耕す人々』(walkerplus)、『We 命尽きるまで』、『STIFF LITTLE FINGERS...STILL BURNING』(walkerplus)、『シャークウォーター 神秘なる海の世界』 "Sharkwater" (walkerplus)なんかも公開されます。

あと、去る6月15日にスタン・ウィンストンが亡くなりました。関わった映画がまだまだ公開されるので、噛みしめながら鑑賞していこうと思います。


2008年6月28日(土)公開映画 minipara
Stan Winston - The Internet Movie Database (IMDb)
Stan Winston Studio - スタン・ウィンストン公式サイト

eiga.comの国内映画ランキング

2008-06-26 12:54:12 | 映画 - その他
1998年8月に開設されたeiga.comには、興行通信社による国内(と全米)の興行ランキング(トップ10速報)が載っている。この集計は「全国9大都市」→「東京都内3地区集計」→「東京都内5地区集計」→「全国9大都市集計」→「全国週末興行成績」と集計対象が変遷してきた。

しかし現在、ランキングを見てみると過去の分もすべて「全国週末興行成績」という表示になっている。2007年6月か7月ぐらいから一時期、eiga.comの各種データの過去の分が何ヶ月もアクセスできない状態が続いた。そして、復活したと思ったら、すべて「全国週末興行成績」に変わっていたのだ。

おそらく、データを誤って消去してしまい、サーバの中などから何とか探し出してきて復旧させたのだろう。以下のリンク先では、改行タグが入っていたであろう所に「\n」と表示されている。で、その復旧時に集計対象部分が抜け落ちたのだろう。

また、以前は「トップ10速報」という名前だったが、2007年6月か7月のサイトデザイン変更時に「興行ランキング」という名前に変わった。その時のデータの移し替えで旧データが消えたのかもしれない。


集計対象の変遷は、以下の通り。日付のあとに貼ったリンクは、 [a] はランキングが書かれた当時のページ(アーカイヴサイトに残っていたもの)、[e] は現在表示される同じ日付のランキングへ行きます。

1.「9大都市集計(東京、横浜、川崎、大阪、京都、神戸、名古屋、福岡、札幌)」
   1998年8月22日 [a] [e] ~1999年5月2日[a] [e]

2.「東京週末興行成績(銀座・新宿・渋谷地区代表館の集計)」
   1999年5月8日 [a] [e] ~2000年12月3日 [a] [e]

3.「東京都内5地区集計(銀座・新宿・渋谷・池袋・上野)」
   2000年12月9日 [a] [e] ~2002年10月20日 [a] [e]

4.「全国9大都市集計(東京・横浜・川崎・大阪・京都・神戸・名古屋・福岡・札幌)」
   2002年10月26日 [a] [e] ~2003年11月30日 [a] [e]

5.「全国週末興行成績(全国集計)」
   2003年12月6日 [a] [e] ~2004年7月18日 [a] [e]

6.「全国週末興行成績(全国動員集計)」
   2004年7月24日 [a] [e] ~現在

なお、最初の〈全国9大都市〉のみ興行収入ランキング、それ以降は観客動員数ランキングと思われます。

最初の〈全国9大都市〉には興行収入欄があり、次の〈東京都内3地区集計〉には観客動員数の欄があり、〈東京都内5地区集計〉になった際に今後は合計動員数の発表をしないと通達があり、再び〈全国9都市〉になった際の解説文に「上映劇場における総動員数」の文字があり、〈全国週末興行成績〉になると「全国集計」の文字になっていたのが途中から「全国動員集計」の文字となっています。そこから、おそらく最初の〈全国9大都市〉のみ興行収入ランキングではと。


最後に、↑のリンクと重なりますが、ランキングの集計方法が変更になったことについて書いた文章を引用しておきます。

「今週から集計方法が変わったため、「ライフ・イズ・ビューティフル」が3位に。」
「<お知らせ>今回より、国内ランキングに関しては、銀座・新宿・渋谷地区代表館の集計となりました。しばらくこのスタイルでお届けします。」
eiga.com [トップ10速報] - 1999年5月11日発表 - 2004年8月18日のアーカイヴ

「国内ランキングの集計方法について、興行通信社より変更の通知がありました。eiga.com 編集部では、以下に全文を掲載し、読者の皆様のご理解をお願い申し上げることといたします。/今週末より、ランキングの集計地区が銀座、新宿、渋谷、池袋、上野の5地区に拡大いたしました。また、これに伴って、日刊興行通信上で成績を発表できない映画館も含まれていることから、今後は合計動員数の発表は控えさせていただきますので、ご了承ください。/――興行通信社」
eiga.com [トップ10速報] - 2000年12月12日更新 - 2001年1月24日のアーカイヴ

「※今週より、集計対象となる劇場が都内5地区から全国9大都市に拡大されました。」
「ランキング情報の提供元である興行通信社の通達により、今回からランキングの集計対象が、東京都内5地区から全国9都市(東京・横浜・川崎・大阪・京都・神戸・名古屋・福岡・札幌)に変更になった。「東京中心部における稼働率の高さ」という相対的な評価から、「全国9都市の上映劇場における総動員数」という、これまでよりは多少絶対的な評価に変わることになる。」
eiga.com [トップ10速報] - 2002年10月29日更新 - 2002年12月11日のアーカイヴ

「【お知らせ】今週より、情報提供元の興行通信社のランキング集計方法が変更された関係で、これまでの「全国9大都市」から「日本全国」の集計に基づくランキングをお届けいたします。なお、同社の方針により、公開劇場数・動員数・興収については一切発表されません。」
「今週から、国内の集計方法が全国ベースのものに変更となった。」
eiga.com [トップ10速報] - 2003年12月9日更新 - 2004年8月16日のアーカイブ


参照:
eiga.com
eiga.com [トップ10速報] - 2007年5月8日更新 - 2007年5月12日のアーカイヴ(リニューアル前 最後の「トップ10速報」?)

2008年6月21日(土)公開

2008-06-19 09:59:50 | 観たい映画
今週公開の映画で観たいもの
  • インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国 "Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull"(米) 日劇1系 walkerplus
  • 奇跡のシンフォニー "August Rush"(米) 日比谷スカラ座系 walkerplus
  • 西の魔女が死んだ(日) シネスイッチ銀座、恵比寿ガーデンシネマ、新宿武蔵野館 walkerplus
  • 屋敷女 "A L'interieur"(仏) ライズエックス walkerplus
  • コミュニストはSEXがお上手? "Liebte der Osten andrs? Sex im geteliten Deutchland"(ドイツ) ユーロスペース walkerplus

6月20日(金)~6月27日(金)

早くも夏休み向けと思われる「インディ」「西の魔女」が公開される。他には『ワン カリフォルニア デイ』 "One California Day"(walkerplus)などが気になる。

第3回難民映画祭は、毎年6月20日の「世界難民の日」 (World Refugee Day) を記念して行われる映画祭。主催は国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の駐日事務所と日本UNHCR協会。会場はドイツ文化センター、セルバンテス文化センター東京、イタリア文化会館、東京日仏学院、NHKみんなの広場ふれあいホール。約40本上映され、入場無料。


2008年6月21日(土)公開映画 minipara

19年ぶりの続編

2008-06-18 09:58:34 | 映画 - 作品
インディ・ジョーンズの最新作が19年ぶりに公開されます。そこで、間が10年以上あいた続編は他に何があっただろうかと思いつくものを挙げてみました。

10年 「ハンニバル・レクター」Hannibal Lecter  (1986)、1991、2001、2002、2007
12年 「ダイ・ハード」Die Hard  1988、1990、1995、2007
12年 「ターミネーター」Terminator  1984、1991、2003、2009
14年 「プレデター」Predator  1987、1990、2004、2007
15年 「ニューヨーク1997」Escape from New York  1981、1996
16年 「ゴッドファーザー」The Godfather  1972、1974、1990
16年 「ロッキー」Rocky  1976、1979、1982、1985、1990、2006
16年 「スター・ウォーズ」Star Wars  1977、1980、1983、1999、2002、2005、(2008)
19年 「スーパーマン」Superman  1978、1980、(1983、1987)、2006
19年 「インディ・ジョーンズ」Indiana Jones  1981、1984、1989、2008
20年 「ランボー」Rambo  1982、1985、1988、2008、(2009)
25年 「ハスラー」The Hustler  1961、1986

【注】2000年12月~2002年1月(1年1カ月)も2000年1月~2002年12月(2年11カ月)も、2002-2000=2ということで2年としてます

こう並べると「スター・ウォーズ」ってそれほど間あいてないんだと勘違いしそうです。

ちなみに、続編映画は昔も今もドル箱企画。昨年全米で公開された映画の全米興行成績の上位10作中『スパイダーマン3』『シュレック3』『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』『ボーン・アルティメイタム』『ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記』の6作が続編ものです。

なお、残りの4作は、テレビアニメを実写化した『トランスフォーマー』、過去にも何度か映画化された小説の再映画化『アイ・アム・レジェンド』、テレビアニメの劇場版『アルビン/歌うシマリス3兄弟』(日本公開は2008年9月13日)、グラフィックノベル(アメコミ)を映画化した『300』となります。

続編もいいけど、新しい映画をもっと頼みます。

 ――〈追記〉―― 

10年以上間があいた続編映画を他にも思い出したので、書き加えます。

10年 「ゲット・ショーティ」Get Shorty  1995、2005
16年 「2001年宇宙の旅」2001: A Space Odyssey  1968、1984
16年 「酔拳」Drunken Master  1978、1994、1994
18年 「赤ちゃんに乾杯!」3 hommes et un couffin  1985、2003
19年 「ラスト・ショー」The Last Picture Show  1971、1990
20年 「男と女」Un homme et une femme  1966、1986
27年 「レ・ブロンゼ」Les Bronzés  1978、1979、2006
30年 「おかしな二人」The Odd Couple  1968、1998

『2010年』は『2001年宇宙の旅』の続篇なんだけど、アーサー・C・クラークの解釈による続編小説の映画化とでも言おうか……。

なお、日本では『酔拳3』は劇場未公開、『赤ちゃんに乾杯!』の続編『赤ちゃんに乾杯! 18年後』は映画祭のみで上映、「レ・ブロンゼ」は2作目『レ・ブロンゼ スキーに行く』のみ劇場公開された。

2008年6月14日(土)公開

2008-06-12 09:58:26 | 観たい映画
今週公開の映画で観たいもの
  • JUNO ジュノ "Juno"(米) 日比谷シャンテ シネ、渋谷アミューズCQN walkerplus
  • イースタン・プロミス "Eastern Promises"(英・カナダ) 日比谷シャンテ シネ、シネ・リーブル池袋 walkerplus
  • ぼくの大切なともだち "Mon Meilleur Ami"(仏) 渋谷Bunkamuraル・シネマ walkerplus
  • REC レック "[REC]"(スペイン) 渋谷シネマGAGA!、新宿シネマスクエアとうきゅう walkerplus
  • 1978年、冬 "西干道/Western Trunk Line"(中・日) 渋谷ユーロスペース walkerplus

6月9日(月)~7月12日(土)

他には、『1000の言葉よりも 報道写真家ジブ・コーレン』(walkerplus)、『花はどこへいった』(walkerplus)、『ダイブ!!』(walkerplus)も気になる。

『JUNO ジュノ』は、ジェイソン・ライトマン監督とオスカーを受賞した脚本のディアブロ・コディが来日して初日舞台挨拶あり。

「新宿ガーデンシネマ1・2」は、6月14日の副都心線の開通に合わせて「角川シネマ新宿1・2」に館名変更される。

6月14日(土)、15日(土)は『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』 Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull の先行上映が行われる。この上映にシネコン各サイトの最大スクリーンが週末終日占領される。そのためか、今週は大作の公開はない。


2008年6月14日(土)公開映画 minipara

先行公開か 先行上映か

2008-06-10 13:02:09 | 映画 - その他
6月14日(土)、15日(日)に『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』 Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull の先行が行われる。

チラシ『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』

5月始めくらいから駅などに出ている「インディ4」の看板には「14日(土)・15日(日)先行公開決定」と書かれている。これは「先行上映」の間違いではないかと思っていたら、先週木曜の6月5日の夕刊の新聞広告では先行上映となっていた。

映画で公開というと、その日以降も映画館でやっているイメージである。上映だと、その日その時だけという印象で、映画館とは限らない感じだ。ただ、先行公開という言葉を使いたかった意図も分からなくはない。

「先行オールナイト」や「先行上映」の話をすると行ったことない人は、試写会みたいに抽選に当たらないと行けないとか、映画祭みたいに特別な券を買っとかないとだめだと思ってしまうようなのだ。誰でも行けるし、いつもの映画館と同じだと言うと驚かれる。

先行上映ではなく先行公開と言うと、そんな誤解も生まれにくい。インディ4は「14日(土)・15日(日)先行公開決定」と日付が二つ出てるから、その二日間だけなんだと思ってもらえるだろうし。


それで、この二日間は各都市の東宝の一番大きい館と、各シネコンの一番大きいスクリーンが朝から晩までインディに占領されてしまう。日付の変わる零時ちょうどに始まるカウントダウン上映までシネコンではある。

そんなことなら「6月14日(土)公開、ただし6月16日(月)~6月20日(金)は休映」としたほうがいいんじゃないか。それにしても、夏休み映画の大本命を、夏休みもまだまだ先の梅雨まっただ中のこの6月中旬に公開してどうするんだろう。

ちなみに、「インディ4」が公開される日劇1系列の次の作品は、日本の配給会社が題字をインディそっくりにしたミイラ映画シリーズ最新作『ハムナプトラ3』 The Mummy: Tomb of the Dragon Emperor だそうな……


インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 - 公式サイト
:: INDIANA JONES - OFFICIAL SITE :: - 公式サイト(英語)

筆記体の練習ドリル

2008-06-09 09:57:03 | その他
現在、仏検にむけて動詞活用の綴りを勉強中。発音が分かってるのにスペルのあやしいものが多く、何度も書いて覚えているところです。ブロック体だと時間がかかるので筆記体で書いているのですが、改めて自分の筆記体が綺麗でないことにがっくりしました。

そこで、筆記体の練習もしようとググッたものの、なかなかよいサイトを見つけられず。そこで、英語で cursive(筆記体)、practice(練習)などと検索してみると、筆記体練習用のページがいろいろ出てきました。ほかにも handwriting(手書き)を加えるといいかもしれません。

なかでも DonnaYoung.org がお勧めです。Handwriting > Cursive Handwriting > Cursive Lesson とたどると、下画像のようなPDFファイルが17枚と、罫線のみの Blank Sheet(カラー・白黒)があり、練習に最適です。
筆記体練習(部分)Donna Young's Cursive Handwriting Practice

筆記体が初めての人は、Handwriting > Cursive Handwriting > Big Cursive から始めるといいでしょう。

また、このサイトは学校での授業・家での自習・ホームスクーリング(学校に行かずに学校教育課程を修了すること)用なので、プリントアウト用のファイルが各種あります。例えば、Handwriting > Beginning Manuscript > Large Letters には数字を書く練習用のPDFファイルがあります。幼稚園のころ公文で練習したのを思い出します(私は8を書くのが苦手でした)。

また、Household > Full-Sized Household Planners には色々な予定表などがあります。夏休みの宿題や仕事の進行予定表なんかに使えそうです。
Ruled-WeeklyChore ChartMonth-on-a-PageTimers-DailyPersonal CalendarsHousehold - Full-Sized Planners Home


あと、Handwriting Practice Denelian というサイトでは、入力した文字の筆記体練習シートを出力してくれます。他にもたくさんのサイトがあるので、色々と試してみてください。

cursive practice - Google 検索結果
DonnaYoung.org
Donna Young's Cursive Handwriting Practice

2008年6月7日(土)公開

2008-06-06 09:59:41 | 観たい映画
今週公開の映画で観たいもの
  • ザ・マジックアワー(日) 日劇3系 walkerplus
  • ブルー・ブルー・ブルー "Newcastle"(豪) シネセゾン渋谷 walkerplus
  • リボルバー "Revolver"(英・仏) 渋谷シネマライズ、吉祥寺バウスシアター walkerplus
  • 美しすぎる母 "Savage Grace"(スペイン・仏・米) 渋谷Bunkamuraル・シネマ walkerplus
  • 神様のパズル(日) 東映邦画系 walkerplus
  • シークレット・サンシャイン "밀양/Secret Sunshine"(韓) 池袋シネマロサ、シネマート六本木 walkerplus

6月6日(金)~6月14日(土)
  • ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2008(SSFF & ASIA)公式サイト
  • 於:ラフォーレミュージアム原宿、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、表参道ヒルズ スペース[O:](オー)、ブリリア ショートショート シアター(横浜みなとみらい)

他には、『休暇』(walkerplus)、『チベット チベット』(walkerplus)も気になる。

「ショートショート フィルムフェスティバル」は、短編映画を集めた映画祭で、今年で10年目。これ以前にも世界中の短編映画を集めた映画祭は他にもあったので(KIIFFとか)、目新しい映画祭ではなかったが、続けることで客を開拓した功績はあったように思う。


2008年6月7日(土)公開映画 minipara
KIIFFについての記述はここしか見つからず。

短編オムニバス

2008-06-04 09:59:31 | 映画 - 作品
先週、豊洲で『それぞれのシネマ』を観てきた。世界の有名監督たちによる短編オムニバスが最近多い。今までに映画館で観たのは、『11'9''01/セプテンバー11』『10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス』『〃 イデアの森』『パリ、ジュテーム』で、いずれも『それぞれのシネマ』同様に短編1本当たりの時間が決まっている。(下画像:各作品のDVDジャケット)

DVD『11'9''01/セプテンバー11』DVD『10ミニッツ・オールダー』DVD『パリ、ジュテーム』DVD『それぞれのシネマ』

長篇の前に短編を1本だけ観るのならいいが、連続で観せられるこれらの短編オムニバスは正直疲れる。テーマが重たかったり、もっと短い分数でいいシナリオ(時間内に納まらなくなるのを恐れてか?)だったりするためためだと思う。

個人的には『パリ、ジュテーム』だけは、ハズレなしでとても良かった。ボーイ・ミーツ・ガールという軽いテーマで5分間なので、各作品が長編の一部分(出だしとか)を取り出したような話となったいたのが良かったのだろう。また、作品ごとに舞台を変えることで変化を出しつつ、パリで揃えることで統一感が出ていた。

『それぞれのシネマ』で良かったのは、「暗闇の中で」(アンドレイ・コンチャロフスキー)、「映画ファンの日記」(ナンニ・モレッティ)、「暗闇」(ダルデンヌ兄弟)、「アナ」(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ)、「街角の映画館」(クロード・ルルーシュ)、「最後のデート・ショウ」(ビレ・アウグスト)、「カンヌから5557マイル」(ウォルター・サレス)など。


なお、『それぞれのシネマ』には他のオムニバス映画とかぶる監督がいる。逆に、『セプテンバー11』『10ミニッツ・オールダー』『パリ、ジュテーム』では監督は重複しない。

『11'9''01/セプテンバー11』と『それぞれのシネマ』の両方で監督しているのは、クロード・ルルーシュ、ユーセフ・シャヒーン、ケン・ローチ、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、アモス・ギタイ。

『10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス』と『それぞれのシネマ』の両方で監督しているのは、チェン・カイコー、アキ・カウリスマキ、ヴィム・ヴェンダース。

『パリ、ジュテーム』と『それぞれのシネマ』の両方で監督しているのは、ガス・ヴァン・サント、コーエン兄弟、オリヴィエ・アサヤス。


『11'9''01/セプテンバー11』 11'9''01 September 11 (2002年)
テーマ:アメリカ同時多発テロ
構成:11分9秒01×11本
監督:サミラ・マフマルバフ、クロード・ルルーシュ、ユーセフ・シャヒーン、ダニス・タノヴィッチ、イドリッサ・ウエドラオゴ、ケン・ローチ、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、アモス・ギタイ、ミーラー・ナーイル、ショーン・ペン、今村昌平
チラシ『11'9''01/セプテンバー11』DVD - Amazon.co.jp

『10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス』 Ten Minutes Older: The Trumpet (2002年)
テーマ:時
構成:10分間×7本
監督:チェン・カイコー、ヴィクトル・エリセ、アキ・カウリスマキ、ヴェルナー・ヘルツォーク、ヴィム・ヴェンダース、スパイク・リー、ジム・ジャームッシュ
チラシ『10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス』DVD - Amazon.co.jp

『10ミニッツ・オールダー イデアの森』 Ten Minutes Older: The Cello (2002年)
テーマ:時
構成:10分間×8本
監督:ベルナルド・ベルトルッチ、クレール・ドニ、マイク・フィギス、ジャン=リュック・ゴダール、イジー・メンツェル、マイケル・ラドフォード、フォルカー・シュレンドルフ、サボー・イシュトヴァーン
チラシ『10ミニッツ・オールダー イデアの森』DVD - Amazon.co.jp

『パリ、ジュテーム』 Paris, je t'aime (2006年)
テーマ:愛(ボーイ・ミーツ・ガール 出会い)
舞台:パリ20区
構成:5分間×18本(20本)
監督:ブリュノ・ポダリデス、グリンダ・チャーダ、ガス・ヴァン・サント、コーエン兄弟、ウォルター・サレス&ダニエラ・トマス、クリストファー・ドイル、イザベル・コイシェ、諏訪敦彦、シルヴァン・ショメ、アルフォンソ・キュアロン、オリヴィエ・アサヤス、オリヴァー・シュミッツ、リチャード・ラグラヴェネーズ、ヴィンチェンゾ・ナタリ、ウェス・クレイヴン、トム・ティクヴァ、フレデリック・オービュルタン&ジェラール・ドパルデュー、アレクサンダー・ペイン (ラファエル・ナジャリ、クリストファー・ボー)
チラシ『パリ、ジュテーム』DVD - Amazon.co.jp

『それぞれのシネマ』 Chacun son cinéma (2007年)
テーマ:映画館
構成:3分間×34本
監督:レイモン・ドゥパルドン、北野武、テオ・アンゲロプロス、アンドレイ・コンチャロフスキー、ナンニ・モレッティ、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)、ダルデンヌ兄弟、コーエン兄弟、デヴィッド・リンチ、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、チャン・イーモウ、アモス・ギタイ、ジェーン・カンピオン、アトム・エゴヤン、アキ・カウリスマキ、オリヴィエ・アサヤス、ユーセフ・シャヒーン、ツァイ・ミンリャン、ラース・フォン・トリアー、ラウル・ルイス、クロード・ルルーシュ、ガス・ヴァン・サント、ロマン・ポランスキー、マイケル・チミノ、デヴィッド・クローネンバーグ、ウォン・カーウァイ、アッバス・キアロスタミ、ビレ・アウグスト、エリア・スレイマン、マノエル・デ・オリヴェイラ、ウォルター・サレス、ヴィム・ヴェンダース、チェン・カイコー、ケン・ローチ
チラシ『それぞれのシネマ』DVD - Amazon.co.jp

洋画★シネフィル・イマジカ - それぞれのシネマ - 各監督のコメント。矢印をクリック。

公式サイト東京フィルメックスユナイテッド・シネマシネフィル・イマジカ角川

IMDbの題名表記

2008-06-03 09:54:53 | 映画 - その他
The Internet Movie Database (IMDb) では、映画の題名をのアルファベット(ローマ字・ラテン文字)で表記している。このため、アルファベット以外の文字を使用する国の映画は、原題の発音をアルファベットで表している。

フランス映画のアクセント符号などは表記しているので、ラテン文字言語圏の映画は原題通りに表記されてると思っていた。しかし、少し違うことに気づいたので、気になってざっと調べてみた。


日本映画なら、ヘボン式ローマ字表記。
Shichinin no samurai (1954) 『七人の侍』
Soredemo boku wa yattenai (2006) 『それでもボクはやってない』

英単語でもカタカナ表記ならローマ字表記に。もとからアルファベット表記ならアルファベットのまま。
Batterî (2007) 『バッテリー』
Always zoku san-chôme no yûhi (2007) 『ALWAYS 続・三丁目の夕日』
Anfea: The Movie (2007) 『アンフェア the movie』(ただし、もとのテレビドラマの表記は "Unfair" (2006)

中国語圏の映画はピンイン表記(ウィキペディア)。
Hong gao liang (1987) 『紅いコーリャン』 (紅高梁/Red Sorghum) (中国)
Chung Hing sam lam (1994) 『恋する惑星』 (重慶森林/Chungking Express) (香港)
Yin shi nan nu (1994) 『恋人たちの食卓』 (飲食男女/Eat Drink Man Woman) (台湾)

ロシア映画なら、キリル文字をラテン文字に置き換える(в→v、н→n、р→r など)。
Vozvrashcheniye (2003) 『父、帰る』 (Возвращение)
Nochnoy dozor (2004) 『ナイト・ウォッチ』 (Ночной дозор)

ロシア映画なのに英語題を採用しているものも。ただし、この作品はIMDbではルクセンブルク映画としており、そのため英語題となってるのだろう。
Lilacs (2007) 『ラフマニノフ ある愛の調べ』 (Ветка сирени)

フランス映画なら、アクサン付きのアルファベット(éàèùâêîôûëïüç)は、アクセント符号つきのまま表記される。しかし、英語にない文字(œ)は、英語のアルファベットに置き換えられる(œ→oe)。
Heure zéro, L' (2007) 『ゼロ時間の謎』
Faute à Fidel!, La (2006) 『ぜんぶ、フィデルのせい』
Môme, La (2007) 『エディット・ピアフ 愛の讃歌』
Joyeux Noël (2005) 『戦場のアリア』
Ça commence aujourd'hui (1999) 『今日から始まる』
Coeurs (2006) 正しいフランス語題は "Cœurs" (参照:ユニフランスの作品紹介

フランス語のœがoeになるなら、ドイツ語のß(エスツェット)もssに置き換わるかと思いきや、必ずしもそうではないらしい。
Berlin: Die Symphonie der Großstadt (1927) 『伯林-大都会交響楽』
Weisse Massai, Die (2005) 『マサイの恋人』 (Die weiße Massai)


簡単に調べただけですが、西欧の映画でも原題通り表記されてるとは限らないことが分かりました。原題を調べるときにIMDbを使うことが多いですが、ちょっと注意が必要のようです。