Situation Normal

忘れないように……

2010年代前半の洋画ベストヒット100

2018-12-01 12:00:00 | 映画 - ベスト

 映画に詳しくない人が、家で観る映画を選ぼうとすると、映画が多すぎて選ぶのが大変になってきている。

 レンタルビデオ店では有名作品も無名作品も、大ヒット映画もマイナー映画も、大作映画も低予算映画も、そして時にはモックバスター作品さえ同じように一緒に並んでいる。リアル店舗では置ける棚に限りがあるが、ネット宅配レンタルや動画配信サービスでは幾らでも品揃えを豊富にできるから、なおさら大変だ。

 そこで、観る映画を選ぶ際の参考に、ヒットした映画の一覧を作ってみることにしました。ヒット映画=面白い映画・良い映画というわけではありませんが、映画に詳しくない人が観る作品を選ぶ参考にはなるかと思います。


◆ ◆ ◆


 一般社団法人 日本映画製作者連盟が毎年1月に、前年の日本での興行収入(=チケット売り上げ総額)が10億円を超えた映画を発表しています。1月発表時点での数字なので、集計後も劇場公開が続いてる作品では最終的な興行収入よりも少ない数字になってしまいます。また、このため12月公開作は翌年に組み込まれるようです。

 このデータを元に、5年間(今回は2010年~2014年)の洋画を興行収入が高い順に並べてみました。表にするにあたり、原題、ジャンル、続編や原作の説明も書き加えました。

 なお、1000万円未満の金額は発表されいないので、同額表記になってる作品の順位は同じにしています。ジャンルは映画データベースサイト「allcinema」が付けているものを使いました。


◆ ◆ ◇



2010年~2014年の日本興行収入10億円以上の洋画
順位題名日本公開興収額ジャンル備考
1『アナと雪の女王』
Frozen
2014年3月254.8億円ファンタジー/アドベンチャー/ミュージカルアニメーション作品。
続編が2019年11月公開予定。
2『アバター』
Avatar
2009年12月156.0億円SF/アドベンチャー/アクション2作目が2020年12月、3作目が2021年12月に公開予定(主要パートは撮影済み)。
3作目が2024年12月、4作目が2025年12月に公開予定。
3『アリス・イン・ワンダーランド』
Alice in Wonderland
2010年4月118.0億円ファンタジー/アドベンチャールイス・キャロルの小説『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』の映画化。
2016年には続編「時間の旅」が公開。
4『トイ・ストーリー3』
Toy Story 3
2010年7月108.0億円アドベンチャー/ファミリー/コメディアニメーション作品。
シリーズ3作目。
4作目が2019年6月公開予定。
5『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』
Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2
2011年7月96.7億円ファンタジー/アドベンチャー/アクションJ・K・ローリングの小説の映画化。
シリーズ7作目後半。
6『モンスターズ・ユニバーシティ』
Monsters University
2013年7月89.6億円ファンタジー/コメディ/ファミリーアニメーション作品。
シリーズ2作目。
7『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』
Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides
2011年5月88.7億円アドベンチャー/アクション/コメディシリーズ4作目
ティム・パワーズの小説を今シリーズに合わせて翻案。
2017年には5作目「最後の海賊」が公開。
8『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』
Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 1
2010年12月68.6億円ファンタジーJ・K・ローリングの小説の映画化。
シリーズ7作目前半。
9『マレフィセント』
Maleficent
2014年7月65.4億円ファンタジー/ドラマディズニー・アニメ版『眠れる森の美女』の悪役を主人公にして実写化。
10『レ・ミゼラブル』
Les Misérables
2012年12月58.9億円ミュージカル/ドラマ/文芸ヴィクトル・ユーゴーの小説を原作としたミュージカルの映画化。
11『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』
Mission: Impossible - Ghost Protocol
2011年12月53.8億円アクション/サスペンス往年のテレビシリーズ『スパイ大作戦』の映画化4作目。
2018年には6作目「フォールアウト」が公開。
12『カールじいさんの空飛ぶ家』
Up
2009年12月50.0億円アドベンチャー/ファミリー/コメディアニメーション作品。
13『バイオハザードIV アフターライフ』
Resident Evil: Afterlife
2010年9月47.0億円アクション/SF/ホラーゲーム「バイオハザード」の映画化4作目。
2016年には6作目「ザ・ファイナル」が公開。
14『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』
Transformers: Dark of the Moon
2011年7月42.5億円アクション/SF日本の玩具をもとに日米で作られた玩具が原案の漫画・アニメの実写化。
シリーズ3作目。
2017年には5作目「最後の騎士王」が公開。
2019年3月にスピンオフ『バンブルビー』が日本公開予定。
15『テッド』
Ted
2013年1月42.3億円コメディ続編が2015年に公開。
16『バイオハザードV:リトリビューション』
Resident Evil: Retribution
2012年9月38.1億円アクション/SFゲーム「バイオハザード」の映画化5作目。
2016年には6作目「ザ・ファイナル」が公開。
17『アベンジャーズ』
The Avengers
2012年8月36.1億円アクション/SFマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)6作目。
2018年にはMCU20作目『アントマン&ワスプ』が公開。
2019年3月には21作目『キャプテン・マーベル』が公開予定。
18『インセプション』
Inception
2010年7月35.0億円SF/サスペンス/アクションクリストファー・ノーラン監督・脚本作品。
19『ゼロ・グラビティ』
Gravity
2013年12月32.3億円サスペンス/SFアルフォンソ・キュアロン監督作品。
20『GODZILLA ゴジラ』
Godzilla
2014年7月32.0億円アクション/アドベンチャー/SFアメリカで2度目のゴジラの映画化。
モスターバースの1作目。
2017年に『キングコング:髑髏島の巨神』が公開。
ゴジラの2作目が2019年5月公開予定。
ゴジラvsキングコングが2020年5月公開予定。
21『アメイジング・スパイダーマン』
The Amazing Spider-Man
2012年6月31.6億円アクションスパイダーマンをリブートした1作目(全2作)。
22『アメイジング・スパイダーマン2』
The Amazing Spider-Man 2
2014年4月31.4億円アクション/アドベンチャー/青春スパイダーマンをリブートした2作目(全2作)。
23『メン・イン・ブラック3』
Men in Black 3
2012年5月31.3億円SF/アクション/コメディシリーズ3作目。
スピンオフ「インターナショナル」が2019年6月公開予定。
24『カーズ2』
Cars 2
2011年7月30.1億円アドベンチャーアニメーション作品。
2017年には3作目「クロスロード」が公開。
25『シュガー・ラッシュ』
Wreck-It Ralph
2013年3月30.0億円ファンタジー/アドベンチャー/ファミリーアニメーション作品。
2018年12月に続編「オンライン」が日本公開予定。
26『トランスフォーマー/ロストエイジ』
Transformers: Age of Extinction
2014年8月29.1億円SF/アクション/ロボットシリーズ4作目。
2017年には5作目「最後の騎士王」が公開。
2019年3月にスピンオフ『バンブルビー』が日本公開予定。
27『007 スカイフォール』
Skyfall
2012年12月27.5億円アクションイアン・フレミングの小説をもとにしたシリーズ23作目。
ダニエル・クレイグ版ボンドとしては2006年「カジノ・ロワイヤル」、2008年「慰めの報酬」に続く3作目。
2015年には4作目「スペクター」が公開。
2020年に5作目が公開予定。
28『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』
The Chronicles of Narnia: The Voyage of the Dawn Treader
2011年2月26.9億円ファンタジー/アドベンチャーC・S・ルイスの小説の映画化。
シリーズ3作目。
4作目には「銀のいす」の映画化が予定されている。
29『アイアンマン3』
Iron Man 3
2013年4月25.7億円アクション/SFMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の7作目。
2018年にはMCU20作目『アントマン&ワスプ』が公開。
2019年3月には21作目『キャプテン・マーベル』が公開予定。
30『塔の上のラプンツェル』
Tangled
2011年3月25.6億円ファンタジー/アドベンチャー/ドラマアニメーション作品。
グリム童話にも収録の『ラプンツェル』の映画化。






◆ ◇ ◆



順位題名日本公開興収額ジャンル備考
31『オーシャンズ』
Océans
2010年1月25.0億円ドキュメンタリーフランスの海洋ドキュメンタリー。
『怪盗グルーのミニオン危機一発』
Despicable Me 2
2013年9月25.0億円アドベンチャー/コメディ/ファミリーアニメーション作品。
シリーズ2作目。
2010年には1作目「月泥棒」が公開
2015年にはスピンオフ『ミニオンズ』が公開。
2017年には3作目「ミニオン大脱走」が公開。
33『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』
Rise of the Planet of the Apes
2011年10月24.2億円SF/アクション/サスペンス1968年の映画『猿の惑星』の前日譚。
2014年には「新世紀(ライジング)」、2017年には「聖戦記(グレート・ウォー)」が公開。
34『ブラック・スワン』
Black Swan
2011年5月23.9億円サスペンス/ドラマダーレン・アロノフスキー監督作品。
35『ナイト&デイ』
Knight and Day
2010年10月23.1億円アクションジェームズ・マンゴールド監督作品。
36『シャーロック・ホームズ』
Sherlock Holmes
2010年3月21.6億円ミステリー/アクション/コメディ2011年には2作目「シャドウ ゲーム」が公開。
3作目が2020年12月公開予定。
『ダーク・シャドウ』
Dark Shadows
2012年5月21.6億円コメディ/ファンタジー1966年~1971年放送のテレビシリーズの映画化。
38『トロン:レガシー』
Tron: Legacy
2010年12月21.2億円アクション/SF/アドベンチャー1982年の映画『トロン』の続編。
39『ローン・レンジャー』
The Lone Ranger
2013年8月20.9億円アクション/西部劇1933年のラジオドラマ、1949年~1957年のテレビシリーズの再映画化。
40『ダイ・ハード/ラスト・デイ』
A Good Day to Die Hard
2013年2月20.6億円アクション/サスペンスシリーズ5作目。
4作目のレン・ワイズマン監督による6作目「McClane」の製作が予定されている。
41『マダガスカル3』
Madagascar 3: Europe's Most Wanted
2012年8月20.5億円アドベンチャー/アクション/ファミリーアニメーション作品。
シリーズ3作目。
2014年にはスピンオフ・テレビシリーズ『ザ・ペンギンズ from マダガスカル』の劇場版が公開。
『ソルト』
Salt
2010年7月20.5億円アクション/サスペンス続編の脚本は書かれたが映像化されていない。
43『ワイルド・スピード EURO MISSION』
Fast & Furious 6
2013年7月20.2億円アクション/サスペンスシリーズ6作目。
2017年には8作目が公開。
スピンオフが2019年8月に、9作目が2020年4月に公開予定。
2021年4月公開の10作目で完結する予定。
44『ダークナイト ライジング』
The Dark Knight Rises
2012年7月19.7億円アクション/サスペンス/犯罪2005年『バットマン ビギンズ』、2008年『ダークナイト』に続く最終作。
45『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』
Sherlock Holmes: A Game of Shadows
2012年3月19.5億円アクション/アドベンチャー/ミステリーコナン・ドイルの小説を翻案したシリーズ2作目。
3作目が2020年12月公開予定。
『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』
The Three Musketeers
2011年10月19.5億円アクション/アドベンチャーアレクサンドル・デュマの小説『三銃士』を翻案。
47『ワールド・ウォー Z』
World War Z
2013年8月19.3億円アクション/パニック/サスペンス マックス・ブルックスの小説の映画化。
続編が2019年6月撮影開始予定。
48『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
Life of Pi
2013年1月19.1億円アドベンチャー/ドラマヤン・マーテルの小説『パイの物語』の映画化。
49『ツーリスト』
The Tourist
2011年3月18.7億円サスペンス/ミステリーフランス映画『アントニー・ジマー』のリメイク。
50『英国王のスピーチ』
The King's Speech
2011年2月18.2億円ドラマ/伝記トム・フーパー監督作品。
実話の映画化。
『TIME/タイム』
In Time
2012年2月18.2億円SF/サスペンス/アクションアンドリュー・ニコル監督・脚本作品。
52『プロメテウス』
Prometheus
2012年8月18.1億円SF/アクション/サスペンスリドリー・スコット監督自身による「エイリアン」シリーズ1作目の前日譚。
2017年には続編『エイリアン:コヴェナント』が公開。
53『オズ はじまりの戦い』
Oz the Great and Powerful
2013年3月17.8億円ファンタジー/アドベンチャーライマン・フランク・ボームの小説『オズの魔法使い』の前日譚。
54『セックス・アンド・ザ・シティ2』
Sex and the City 2
2010年6月17.4億円コメディテレビシリーズの劇場版2作目。
55『SUPER 8/スーパーエイト』
Super 8
2011年6月17.2億円SF/アドベンチャー/ファンタジーJ・J・エイブラムス監督・脚本作品。
56『スノーホワイト』
Snow White and the Huntsman
2012年6月17.1億円アクション/アドベンチャー/ファンタジーグリム童話にも収録の『白雪姫』の翻案。
2016年には続編「氷の王国」が公開。
57『ホビット 思いがけない冒険』
The Hobbit: An Unexpected Journey
2012年12月17.0億円ファンタジー/アドベンチャー/ドラマJ・R・R・トールキンの小説『指輪物語』を映画化した『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の前日譚。
トールキンの小説『ホビットの冒険』を3つに分けて映画化した第1部。
2013年に第2部「竜に奪われた王国」、2014年に第3部「決戦のゆくえ」が公開。
『シャッター アイランド』
Shutter Island
2010年4月17.0億円ミステリー/サスペンスデニス・ルヘインの小説の映画化。
59『最強のふたり』
Intouchables
2012年9月16.5億円コメディ/ドラマエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督・脚本作品。
実話の映画化。フランス映画。
インド(2本)、アルゼンチン、アメリカでリメイクされた。
60『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
Edge of Tomorrow
(Live Die Repeat)
2014年7月15.9億円SF/アクション桜坂洋の小説の映画化。
続編は予定されているが、製作時期は未定。






◆ ◇ ◇



順位題名日本公開興収額ジャンル備考
61『タイタンの戦い』
Clash of the Titans
2010年4月15.8億円アクション/アドベンチャー/ファンタジー1981年の同名映画のリメイク。
2012年には続編『タイタンの逆襲』が公開。
62『ガリバー旅行記』
Gulliver's Travels
2011年4月15.6億円コメディ/アドベンチャージョナサン・スウィフトの同名小説の翻案。
63『パシフィック・リム』
Pacific Rim
2013年8月15.5億円アクション/SF/ロボット2018年には続編「アップライジング」が公開。
64『ベスト・キッド』
The Karate Kid
2010年8月15.2億円アクション/ドラマ/ファミリー1984年の同名映画のリメイク。
オリジナルは4作目まで作られた。
65『リアル・スティール』
Real Steel
2011年12月14.7億円ドラマ/アクション/ファミリーリチャード・マシスンの短編小説の映画化。
『バトルシップ』
Battleship
2012年4月14.7億円アクション/SF同名ボードゲームの映画化。
67『ワイルド・スピード MEGA MAX』
Fast Five
2011年10月14.4億円アクションシリーズ5作目。
2017年には8作目が公開。
2021年4月公開の10作目で完結する予定。
68『ソーシャル・ネットワーク』
The Social Network
2011年1月14.2億円ドラマ/青春/伝記ベン・メズリックのノンフィクションが原作。
Facebookの創業を描く実話の映画化。
『猿の惑星:新世紀(ライジング)』
Dawn of the Planet of the Apes
2014年9月14.2億円SF/アクション/アドベンチャー1968年の映画『猿の惑星』の前日譚。
2011年公開「創世記(ジェネシス)」の続編。
2017年には3作目「聖戦記(グレート・ウォー)」が公開。
『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』
Percy Jackson & the Olympians: The Lightning Thief
2010年2月14.2億円ファンタジー/アドベンチャーリック・リオーダンの小説シリーズの映画化。
2013年には2作目「魔の海」が公開。
71『ホビット 竜に奪われた王国』
The Hobbit: The Desolation of Smaug
2014年2月14.1億円ファンタジー/アドベンチャー/ドラマJ・R・R・トールキンの小説『指輪物語』を映画化した『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の前日譚。
トールキンの小説『ホビットの冒険』を3つに分けて映画化した第2部。
2012年に第1部「思いがけない冒険」、2014年に第3部「決戦のゆくえ」が公開。
72『ノア 約束の舟』
Noah
2014年6月13.8億円ドラマ/アドベンチャー「ノアの方舟」の物語の映画化。
73『オブリビオン』
Oblivion
2013年5月13.1億円SF/アクションジョセフ・コシンスキー監督作品。
74『インターステラー』
Interstellar
2014年11月12.5億円SF/ドラマクリストファー・ノーラン監督作品。
『ドラゴン・タトゥーの女』
The Girl with the Dragon Tattoo
2012年2月12.5億円ミステリー/サスペンススティーグ・ラーソンの小説「ミレニアム」シリーズ1作目が原作のアメリカ映画。
スウェーデン本国では先に3作とも映画化されている。
アメリカでは2作目と3作目は映画化されていない。
別の作者による4作目「蜘蛛の巣を払う女」を原作とした、別キャストによるアメリカ映画が2019年1月に日本公開予定。
『ライフ ―いのちをつなぐ物語―』
One Life
2011年9月12.5億円ドキュメンタリーイギリスのネイチャー・ドキュメンタリー。
77『RED/レッド』
RED
2011年1月12.2億円アクション/コメディ同名グラフィック・ノベルの映画化。
2013年には続編『REDリターンズ』が公開。
78『終戦のエンペラー』
Emperor
2013年7月12.0億円ドラマ岡本嗣郎のノンフィクション『陛下をお救いなさいまし 河井道とボナー・フェラーズ』の映画化。
日米合作映画。
『サヨナライツカ』
사요나라 이츠카
2010年1月12.0億円ロマンス辻仁成の同名小説の映画化。
日本人キャストによる韓国映画。
『怪盗グルーの月泥棒 3D』
Despicable Me
2010年10月12.0億円ファミリー/コメディ/ファンタジーアニメーション作品。
2013年には2作目「ミニオン危機一発」が公開。
2015年にはスピンオフ『ミニオンズ』が公開。
2017年には3作目「ミニオン大脱走」が公開。
『アイアンマン2』
Iron Man 2
2010年6月12.0億円アクション/ドラマ/SFMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の3作目。
2018年にはMCU20作目『アントマン&ワスプ』が公開。
2019年3月には21作目『キャプテン・マーベル』が公開予定。
82『長ぐつをはいたネコ』
Puss in Boots
2012年3月11.7億円アドベンチャー/コメディアニメーション作品。
『シュレック』シリーズ(全4作)のスピンオフ。
シャルル・ペローなどで知られる同名童話のキャラクターが主人公。
83『プレーンズ』
Planes
2013年12月11.5億円アドベンチャー/コメディ/ファンタジーアニメーション作品。
『カーズ』シリーズのスピンオフ。
2014年には続編「ファイアー&レスキュー」が公開。
84『アウトロー』
Jack Reacher
2013年2月11.3億円サスペンス/アクション/ミステリーリー・チャイルドの小説ジャック・リーチャー シリーズの映画化。
2016年には2作目『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』が公開。
『華麗なるギャツビー』
The Great Gatsby
2013年6月11.3億円ドラマ/文芸F・スコット・フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャツビー』の4度目の映画化。
過去の映画化作品に1926年『或る男の一生』、1949年『暗黒街の巨頭』、1974年『華麗なるギャツビー』がある。
86『美女と野獣』
La belle et la bête
2014年11月11.0億円ロマンス/ファンタジーレア・セドゥ主演のフランス映画。
ヴィルヌーヴ夫人やボーモン夫人によるフランスの同名小説が原作。
アメリカでも1991年にアニメーション映画、2017年に実写映画化されている。
87『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
Star Trek: Into Darkness
2013年8月10.8億円SF/アクション/アドベンチャー「スター・トレック」シリーズの映画12作目。
2009年の11作目『スター・トレック』から新しい時間軸となり、クリス・パインが主人公カークを演じている。
2016年には13作目「BEYOND」が公開。
『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』
The Adventures of Tintin
2011年12月10.8億円アドベンチャーアニメーション作品。
ベルギーのエルジェのバンド・デシネ(仏語圏の漫画)の映画化。
2作目の計画はまだ存続しているが具体的には未定のまま。
『アンストッパブル』
Unstoppable
2011年1月10.8億円アクション/サスペンス/パニックトニー・スコット監督の遺作。
2001年に実際に起きた事故を原案にしている。
『カンフー・パンダ2』
Kung Fu Panda 2
2011年8月10.8億円コメディ/アドベンチャー/アクションアニメーション作品。
シリーズ2作目。
2016年には3作目が公開。
91『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
Guardians of the Galaxy
2014年9月10.7億円アクション/アドベンチャー/ヒーローMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の10作目。
2017年には2作目『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』が公開。
2作とも他のMCU作品の主要人物が登場しないため、MCU未見でも楽しめる。
92『X-MEN:フューチャー&パスト』
X-Men: Days of Future Past
2014年5月10.3億円SF/アクション/アドベンチャー原作の人気エピソードの映画化。
2000年の『X-メン』、2003年の『X-MEN2』、2006年の『X-MEN:ファイナル ディシジョン』の旧キャストと、2011年の『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』からの新キャストが共演。
2016年には新キャストでの3作目「アポカリプス」が公開。
2019年6月には4作目「ダーク・フェニックス」公開予定。
『LUCY/ルーシー』
Lucy
2014年8月10.3億円アクション/サスペンス/SFリュック・ベッソン監督・脚本作品。
94『リンカーン』
Lincoln
2013年4月10.2億円ドラマ/伝記ドリス・カーンズ・グッドウィンによるノンフィクション『リンカーン』 Team of Rivals (2005年) の映画化。
『ヒューゴの不思議な発明』
Hugo
2012年3月10.2億円アドベンチャー/ファンタジーブライアン・セルズニックの小説『ユゴーの不思議な発明』の映画化。
『トータル・リコール』
Total Recall
2012年8月10.2億円SF/アクションフィリップ・K・ディックの短編小説『追憶売ります』を原案として大ヒットした1990年の映画『トータル・リコール』のリメイク。
97『LIFE!/ライフ』
The Secret Life of Walter Mitty
2014年3月10.1億円ファンタジー/ドラマ/アドベンチャージェームズ・サーバーの短編小説の映画化。
1947年の映画『虹を掴む男』のリメイク。
98『フューリー』
Fury
2014年11月10.0億円戦争/アクションデヴィッド・エアー監督・脚本作品。
『シュレック フォーエバー』
Shrek Forever After
2010年12月10.0億円コメディ/ファンタジー/アドベンチャーアニメーション作品。
シリーズ4作目。
2011年にはスピンオフ『長ぐつをはいたネコ』が公開。
『魔法使いの弟子』
The Sorcerer's Apprentice
2010年8月10.0億円アクション/ファンタジー/アドベンチャー1940年のディズニー・アニメ『ファンタジア』の「魔法使いの弟子」パートの翻案。






◇ ◆ ◆



 興行収入なので、3D版鑑賞者の3D料金や、IMAXデジタルシアターのIMAX料金なども含まれます。4D上映は2013年2月に日本初導入、2014年4月に東京でも初導入でしたが、館数が増えるのは2015年12月の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開前でしょうか。

 ちなみに、2010年代前半の平均料金(映画入場料総額を映画入場者総数で割ったもの)は、2010年から1266円、1252円、1258円、1246円、1285円でした。なお、2015年以降は3年連続で1300円を超えます。

 1位は社会現象にもなった『アナと雪の女王』。大人気になったことや、3D料金の上乗せもありますが、リピーターが非常に多かったのが2位以下との大差の理由かもしれませんね。

 2位は2009年12月公開の『アバター』。これも社会現象になりました。デジタル映写機による3D上映のさらなる普及と、IMAXデジタル版の認知度上昇に貢献しました。

 3位は『アリス・イン・ワンダーランド』。意外です。原作の知名度、5度目(かな?)となるティム・バートン監督&ジョニー・デップのタッグが要因でしょうか。

 4位以下はシリーズ物や原作物が並びます。2位の次にオリジナル作品がランクインするのは12位の『カールじいさんの空飛ぶ家』です。

 書き出すと色々な分析ができそうですが、キリがないのでこの辺で。2000年代や1990年代もそのうち書きたいと思いますが、今回の記事も書くのに時間がかかったので、いつになることやら。



参照: