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2024年の第96回アカデミー賞 - 主要部門の有力候補リスト

2023-12-27 09:24:23 | 映画 - ベスト

 2023年公開の映画が対象の第96回アカデミー賞。その主なスケジュールは、以下の通り。

  • ショートリスト発表: 2023年12月21日(木)
  • ノミネート投票: 2024年1月11日(木)~1月16日(火)
  • ノミネート発表: 2024年1月23日(火)

  • 本選投票: 2024年2月22日(木)~2月27日(火)
  • 本選発表(授賞式) : 2024年3月10日(日) ※日本時間では11日(月)


 アカデミー賞(通称:オスカー)予想に、数々の映画の題名が出てきてます。しかし、例年は日本公開がまだまだ先で、邦題決定前の作品が多く、各作品がどんな映画なのか頭になかなか入ってきません。そこで、主要部門の有力候補作品をポスター画像付きで当ブログに毎年まとめています。

 受賞予想としてブログを書いているのではなくて、アメリカで高く評価されてる映画はどれか、これから公開される映画の中から観る作品を選ぶ参考になればと思って書いています。

 出典はこれまでは Gurus o' Gold という、アメリカの十数名の有名批評家が付けた順位を作品ごとに集計したものを用いていましたが、更新が2021年で止まっています。

 そこでアメリカの映画情報の主要サイトである IndieWire 、Variety 、Deadline 、GoldDerby の4サイトの作品賞予想を参考にしてみようと思いましたが、現時点で Deadline はまだ作品賞予想を出してないようなので、他の3つのサイトの予想から主要部門の有力候補となる映画の監督・出演者・原作・日本公開日などを書きました。

 作品名および人名の右肩に付けた星印は、作品・監督・主演男優・主演女優・助演男優・助演女優の各部門においての Variety が出してる順位で1位~6位のものに付けました。7位以下のものは今回は星印を付けていません。★★★★★は1位、★★★★は2位、★★★は3位、★★は4位、★は5位、☆は6位となります。

 私は観ると決めたら、その映画の情報はなるべく事前に頭に入れないようにしています。そのため、あらすじについては殆ど調べてません。あしからず。



◆ ◆ ◆

 現時点で作品賞予想の候補にあげられてる映画は IndieWire が21本、Variety は40本、GoldDerby は82本。この3つ全部に登場してるのは20本。まずは、この20本を各予想順位を踏まえて作品賞の受賞確率が高そうな順に並べてみました。



原題: "Oppenheimer" ★★★★★
邦題: 『オッペンハイマー』
日本公開: 2024年公開予定

監督: クリストファー・ノーラン ★★★★★ (『TENET テネット』、『インターステラー』)

原作: カイ・バード&マーティン・シャーウィン『オッペンハイマー 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』 (2005年)

主な出演者:
 キリアン・マーフィ ★★★ (『ハイドリヒを撃て! 「ナチの野獣」暗殺作戦』、『麦の穂をゆらす風』)
 エミリー・ブラント ★★★★ (『クワイエット・プレイス』、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』)
 マット・デイモン (『オデッセイ』、『フォードvsフェラーリ』)
 ロバート・ダウニー・Jr. ★★★★ (『アイアンマン』、『チャーリー』)

あらすじ等:
 第二次世界大戦中のアメリカで原子爆弾の開発・製造を目指したマンハッタン計画の中心的人物である物理学者オッペンハイマーの半生を描く。



原題: "Barbie" ★★★★
邦題: 『バービー』
日本公開: 2023年8月11日(金)

監督: グレタ・ガーウィグ ★★★ (『レディ・バード』、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』)

主な出演者:
 マーゴット・ロビー ★★★ (『スーサイド・スクワッド』、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』)
 ライアン・ゴズリング ★★★★★ (『ラ・ラ・ランド』、『ラースと、その彼女』)
 アメリカ・フェレーラ ★★ (『旅するジーンズと16歳の夏』、TV『アグリー・ベティ』)

あらすじ等:
 玩具のバービー人形の映画化。バービーとケンがバービー達の住む世界を飛び出して現実世界に渡るが……。



原題: "Killers of the Flower Moon" ★★★
邦題: 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
日本公開: 2023年10月20日(金)

監督: マーティン・スコセッシ ★★★★ (『グッドフェローズ』、『ヒューゴの不思議な発明』)

原作: デイヴィッド・グラン『花殺し月の殺人 : インディアン連続怪死事件とFBIの誕生』 (2017年)
 (文庫題『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン ── オセージ族連続怪死事件とFBIの誕生』)

主な出演者:
 レオナルド・ディカプリオ (『ギャング・オブ・ニューヨーク』、『タイタニック』)
 リリー・グラッドストーン ★★★★★ (『ファースト・カウ』、『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択』)
 ロバート・デ・ニーロ ★★★ (『アイリッシュマン』、『タクシードライバー』)

あらすじ等:
 第一次世界大戦から帰ってきたアーネストはオイルマネーで裕福になった原住民オセージ族の女性と結婚するが……。



原題: "Poor Things" ★★
邦題: 『哀れなるものたち』
日本公開: 2024年1月26日(金) 予定

監督: ヨルゴス・ランティモス (『女王陛下のお気に入り』、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』)

原作: アラスター・グレイ『哀れなるものたち』 (1992年)

主な出演者:
 エマ・ストーン ★★★★ (『ラ・ラ・ランド』、『クルエラ』)
 マーク・ラファロ ★★ (『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』、『はじまりのうた』)
 ウィレム・デフォー (『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』、『プラトーン』)

あらすじ等:
 19世紀のイギリスで自殺未遂から蘇生した若い女性が辿る運命を描く。



原題: "The Holdovers"
邦題: 未定
日本公開: 未定

監督: アレクサンダー・ペイン (『ファミリー・ツリー』、『アバウト・シュミット』)

主な出演者:
 ポール・ジアマッティ ★★★★ (『サイドウェイ』、『アメリカン・スプレンダー』)
 ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ ★★★★★ (『ザ・ロストシティ』、『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』)
 Dominic Sessa (新人)

あらすじ等:
 1970年のクリスマス休暇中の全寮制高校、厳しい先生が実家に帰れない生徒の面倒を学校で見ることになり……。



原題: "Maestro"
邦題: 『マエストロ:その音楽と愛と』
日本公開: 2023年12月8日(金)

監督: ブラッドリー・クーパー (『アリー/ スター誕生』)

主な出演者:
 ブラッドリー・クーパー ★★★★★ (『アメリカン・スナイパー』、『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』)
 キャリー・マリガン ★★ (『プロミシング・ヤング・ウーマン』、『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』)
 マット・ボマー (『マジック・マイク』、『ナイスガイズ!』)

あらすじ等:
 アメリカ人で初めてとなる世界的指揮者であり作曲家のレナード・バーンスタインの半生を描く。



原題: "American Fiction"
邦題: 未定
日本公開: 未定

監督: コード・ジェファーソン (TV『グッド・プレイス」(脚本)、TV『ウォッチメン』(脚本))

原作: Percival Everett "Erasure" (2001年)

主な出演者:
 ジェフリー・ライト ★★ (『バスキア』、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』)
 トレイシー・エリス・ロス (『ネクスト・ドリーム/ふたりで叶える夢』、『電話で抱きしめて』)
 ジョン・オーティス (『ライリー・ノース 復讐の女神』、『ジャック、舟に乗る』)
 スターリング・K・ブラウン (『ホテル・アルテミス ~犯罪者専門闇病院~』、『ブラックパンサー』)

あらすじ等:
 小説の主人公が黒人らしくないと批評された黒人作家――その次の作品ではステレオタイプな黒人をわざとらしく描いてみると、その小説が評判となって……。



原題: "Past Lives"
邦題: 『パスト ライブス/再会』
日本公開: 2024年4月5日(金) 予定

監督: Celine Song

主な出演者:
 グレタ・リー (『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』、『ミッシング・ガール』)
 ユ・テオ (『LETO -レト-』、『めまい 窓越しの想い』)
 ジョン・マガロ (『ファースト・カウ』、『キャロル』)

あらすじ等:
 子供時代に韓国から北米に移住した女性の元にかつての男友達が母国から訪ねてきて……。



原題: "Anatomie d'une chute"
英語題: "Anatomy of a Fall"
邦題: 『落下の解剖学』
日本公開: 2024年2月23日(金・祝) 予定

監督: ジュスティーヌ・トリエ (『愛欲のセラピー』、『ヴィクトリア』)

主な出演者:
 ザンドラ・ヒュラー (『ありがとう、トニ・エルドマン』、『希望の灯り』)
 スワン・アルロー (『ブラッディ・ミルク』、『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』)
 ミロ・マシャド・グラネール (『ヒューマニティ通り8番地』)

あらすじ等:
 山岳地帯の自宅近くで転落死した男性、裁判では妻が被告となり事故・自殺・他殺のいずれなのか盲目の幼い息子も証人に呼ばれて……フランスの法廷劇。



原題: "The Zone of Interest"
邦題: 未定
日本公開: 未定

監督: ジョナサン・グレイザー ★★ (『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』、『記憶の棘』)

原作: マーティン・エイミス "The Zone of Interest" (2014年)

主な出演者:
 ザンドラ・ヒュラー (『ありがとう、トニ・エルドマン』、『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』)
 クリスティアン・フリーデル (『ヒトラー暗殺、13分の誤算』、『白いリボン』)

あらすじ等:
 第二次世界大戦中のアウシュヴィッツ強制収容所の所長とその妻が主人公の物語。



原題: "May December"
邦題: 未定
日本公開: 未定

監督: トッド・ヘインズ (『キャロル』、『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』)

主な出演者:
 ナタリー・ポートマン (『ブラック・スワン』、『レオン』)
 ジュリアン・ムーア (『エデンより彼方に』、『アリスのままで』)
 チャールズ・メルトン (『サン・イズ・オールソー・ア・スター 引き寄せられる2人』、『バッドボーイズ フォー・ライフ』)

あらすじ等:
 女優が実在の人物を映画で演じることになり、モデルとなった女性を取材する。彼女は三十代の時に13歳の少年と性交渉を持ち妊娠したことで全米でスキャンダルとなった人物だった。



原題: "The Color Purple"
邦題: 『カラーパープル』
日本公開: 2024年2月9日(金) 予定

監督: ブリッツ・バザウール (『ブラック・イズ・キング』、『コジョーの埋葬』)

原作: アリス・ウォーカー『カラーパープル』 (1982年)

主な出演者:
 ファンテイジア・バリーノ (歌手)
 タラジ・P・ヘンソン (『ドリーム』、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』)
 ダニエル・ブルックス ★★★ (『クレメンシー』、『オレたちの聖戦』)

あらすじ等:
 1982年の同名小説の二度目の映画化。1985年の映画をミュージカル化した舞台を映画化。



原題: "All of Us Strangers"
邦題: 『異人たち』
日本公開: 2024年春公開予定

監督: アンドリュー・ヘイ (『荒野にて』、『さざなみ』)

原作: 山田太一『異人たちとの夏』 (1987年)

主な出演者:
 アンドリュー・スコット (『007 スペクター』、『否定と肯定』)
 ポール・メスカル (『aftersun/アフターサン』、『ゴッズ・クリーチャー』)
 ジェイミー・ベル (『リトル・ダンサー』、『リヴァプール、最後の恋』)

あらすじ等:
 少年時代に両親を亡くした男性が大人になって再び当時の両親と出会い……。大林宣彦監督、風間杜夫主演で映画化されたこともある山田太一小説の映画化。



原題: "Air"
邦題: 『AIR/エア』
日本公開: 2023年4月7日(金)

監督: ベン・アフレック (『アルゴ』、『ザ・タウン』)

主な出演者:
 マット・デイモン (『ボーン・アイデンティティー』、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』)
 ベン・アフレック (『ザ・コンサルタント』、『パール・ハーバー』)
 ジェイソン・ベイトマン (『ザ・ギフト』、『モンスター上司』)

あらすじ等:
 1984年、シューズメーカーとしては三番手ぐらいの当時のナイキが大ヒット商品となったエア ジョーダンを作るまでを描く。



原題: "Napoleon"
邦題: 『ナポレオン』
日本公開: 2023年12月1日(金)

監督: リドリー・スコット (『グラディエーター』、『ブレードランナー』)

主な出演者:
 ホアキン・フェニックス (『ジョーカー』、『グラディエーター』)
 ヴァネッサ・カービー (『私というパズル』、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』)
 タハール・ラヒム (『預言者』、『モーリタニアン 黒塗りの記録』)

あらすじ等:
 18世紀末から19世紀にかけて、ナポレオン・ボナパルトを描く。



原題: "Saltburn"
邦題: 『Saltburn』
日本公開: 2023年12月22日 配信開始

監督: エメラルド・フェネル (『プロミシング・ヤング・ウーマン』)

主な出演者:
 バリー・コーガン (『イニシェリン島の精霊』、『ダンケルク』)
 ジェイコブ・エローディ (『キスから始まるものがたり』、『Priscilla(原題)』)
 ロザムンド・パイク (『ゴーン・ガール』、『パーフェクト・ケア』)

あらすじ等:
 オックスフォードでの大学生活に馴染めないでいたオリヴァーは友人の実家である大邸宅で夏を過ごすことに……。



原題: "Ferrari"
邦題: 未定
日本公開: 未定

監督: マイケル・マン (『コラテラル』、『ヒート』)

原作: ブロック・イェイツ『エンツォ・フェラーリ F1の帝王と呼ばれた男 跳ね馬の肖像』 (1991年)
 (文庫題『エンツォ・フェラーリ 跳ね馬の肖像』)

主な出演者:
 アダム・ドライヴァー (『ハウス・オブ・グッチ』、『ハングリー・ハーツ』)
 ペネロペ・クルス (『コンペティション』、『ハモンハモン』)
 シェイリーン・ウッドリー (『アドリフト 41日間の漂流』、『ファミリー・ツリー』)

あらすじ等:
 イタリアの自動車メーカーのフェラーリの創設者であるエンツォ・フェラーリを描く。



原題: "Nyad"
邦題: 『ナイアド ~その決意は海を越える~』
日本公開: 2023年10月20日(金)

監督: エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ&ジミー・チン (『MERU/メルー』、『フリーソロ』)

原作: ダイアナ・ナイアド『対岸へ。 オーシャンスイム史上最大の挑戦』 (2015年)

主な出演者:
 アネット・ベニング (『グリフターズ/詐欺師たち』、『リヴァプール、最後の恋』)
 ジョディ・フォスター (『モーリタニアン 黒塗りの記録』、『羊たちの沈黙』)
 リス・エヴァンス (『ノッティングヒルの恋人』、『もうひとりのシェイクスピア』)

あらすじ等:
 元水泳選手の60代女性がキューバのハバナからフロリダのキーウェストまでのフロリダ海峡180kmの横断遠泳に挑戦した実話の映画化。



原題: "Priscilla"
邦題: 未定
日本公開: 2024年4月公開予定

監督: ソフィア・コッポラ (『ヴァージン・スーサイズ』、『ブリングリング』)

原作: プリシラ・プレスリー『私のエルヴィス』 (1985年)

主な出演者:
 ケイリー・スピーニー (『パシフィック・リム:アップライジング』、『ビリーブ 未来への大逆転』)
 ジェイコブ・エローディ (『キスから始まるものがたり』、『Saltburn』)
 アリ・コーエン (『アークエンジェル』、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』)

あらすじ等:
 エルヴィス・プレスリーと結婚したプリシラ・ボーリューを描く。



原題: "Asteroid City"
邦題: 『アステロイド・シティ』
日本公開: 2023年9月1日(金)

監督: ウェス・アンダーソン (『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』、『ムーンライズ・キングダム』)

主な出演者:
 ジェイソン・シュワルツマン (『ダージリン急行』、『ウォルト・ディズニーの約束』)
 スカーレット・ヨハンソン (『ブラック・ウィドウ』、『ゴーストワールド』)
 トム・ハンクス (『ハドソン川の奇跡』、『ビッグ』)

あらすじ等:
 1955年、天才少年少女たちとその家族がジュニア宇宙科学賞の表彰式でアメリカ南西部の砂漠の町で一堂に会し……。




◆ ◆ ◆

 続いては、IndieWire、Variety、GoldDerby の3つのうち2つの作品賞予想に登場した21本。『ザ・キラー』のみ IndieWire と GoldDerby の予想に登場。他の20本は Variety と GoldDerby の予想に登場。こちらは時間がなかったので、出演者とあらすじはまだ書けてません(加筆予定です)。



原題: "Spider-Man: Across the Spider-Verse"
邦題: 『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
日本公開: 2023年6月16日(金)

監督:
 ホアキン・ドス・サントス
 ケンプ・パワーズ(『ソウルフル・ワールド』共同監督)
 ジャスティン・K・トンプソン

主な出演者:
 シャメイク・ムーア (『スパイダーマン:スパイダーバース』、『DOPE/ドープ!!』)
 ヘイリー・スタインフェルド (『スウィート17モンスター』、『トゥルー・グリット』)
 ブライアン・タイリー・ヘンリー (『ブレット・トレイン』、『その道の向こうに』)

あらすじ等:
 『スパイダーマン:スパイダーバース』に続く2作目。前作でスパイダーマンとなった黒人の高校生マイルス・モラレスの前にスポットという悪者が現れる。そして、マイルスはスパイダーマン2099の住む世界に集結したスパイダー・ソサエティの面々と出会う。前後編二部作の前編。



原題: "Origin"
邦題: 未定
日本公開: 未定

監督: エヴァ・デュヴァネイ (『グローリー/明日への行進』、『13th -憲法修正第13条-』)

原作: イザベル・ウィルカーソン『カースト : アメリカに渦巻く不満の根源』 (2020年)

主な出演者:
 アーンジャニュー・エリス=テイラー (『ドリームプラン』、『Ray/レイ』)
 ジョン・バーンサル (『ドリームプラン』、『ザ・コンサルタント』)
 ヴェラ・ファーミガ (『死霊館』、『マイレージ、マイライフ』)

あらすじ等:
 ピューリツァー賞も受賞した黒人女性作家イザベル・ウィルカーソンの伝記映画。アメリカでの様々な差別を生み出す優越感を保持させているカースト制を炙り出す。



原題: "Are You There God? It’s Me, Margaret"
邦題: 『神さま聞いてる? これが私の生きる道?!』
日本公開: 2024年2月21日 配信開始予定

監督: ケリー・フレモン・クレイグ (『スウィート17モンスター』)

原作: ジュディ・ブルーム 『神さま、わたしマーガレットです』(1970年)

主な出演者:
 アビー・ライダー・フォートソン (『アントマン』、『僕のワンダフル・ジャーニー』)
 レイチェル・マクアダムス (『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』、『スポットライト 世紀のスクープ』)
 キャシー・ベイツ (『ミザリー』、『リチャード・ジュエル』)



原題: "Rustin"
邦題: 『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』
日本公開: 2023年11月17日 配信開始

監督: ジョージ・C・ウルフ (『マ・レイニーのブラックボトム』、『サヨナラの代わりに』)



原題: "The Killer"
邦題: 『ザ・キラー』
日本公開: 2023年10月27日(金)

監督: デヴィッド・フィンチャー (『ゴーン・ガール』、『セブン』)

原作: Matz & Luc Jacamon "Le Tueur" (1998 - 2014年)



英語題: "The Boy and the Heron"
原題: 『君たちはどう生きるか』
日本公開: 2023年7月14日(金)

監督: 宮崎駿 (『崖の上のポニョ』、『風の谷のナウシカ』)



原題: "The Iron Claw"
邦題: 『アイアンクロー』
日本公開: 2024年4月5日(金) 予定

監督: ショーン・ダーキン (『マーサ、あるいはマーシー・メイ』、『不都合な理想の夫婦』)



原題: "BlackBerry"
邦題: 『ブラックベリー』
日本公開: 配信開始済み

監督: マット・ジョンソン ("The Dirties"、”Operation Avalanche”)

原作: Jacquie McNish & Sean Silcoff "Losing the Signal: The Untold Story Behind the Extraordinary Rise and Spectacular Fall of BlackBerry" (2015年?)



原題: "La Passion de Dodin Bouffant"
英語題: "The Taste of Things"
邦題: 『ポトフ 美食家と料理人』
日本公開: 2023年12月15日(金)

監督: トラン・アン・ユン (『エタニティ 永遠の花たちへ』、『青いパパイヤの香り』)



原題: "The Boys in the Boat"
邦題: 未定
日本公開: 未定

監督: ジョージ・クルーニー (『ミケランジェロ・プロジェクト』、『グッドナイト&グッドラック』)

原作: ダニエル・ジェイムズ・ブラウン『ヒトラーのオリンピックに挑んだ若者たち ボートに託した夢』 (2013年)
 (文庫題『ヒトラーのオリンピックに挑め ── 若者たちがボートに託した夢』)



原題: "La sociedad de la nieve"
英語題: "Society of the Snow"
邦題: 『雪山の絆』
日本公開: 2023年12月22日(金)

監督: J・A・バヨナ (『ジュラシック・ワールド/炎の王国』、『永遠のこどもたち』)

原作: Pablo Vierci "La sociedad de la nieve" (2009年)



原題: "Memory"
邦題: 未定
日本公開: 未定

監督: ミシェル・フランコ (『ニューオーダー』、『或る終焉』)



原題: "Das Lehrerzimmer"
英語題: "The Teachers' Lounge"
邦題: 未定
日本公開: 未定

監督: İlker Çatak ("Es gilt das gesprochene Wort"、"Es war einmal Indianerland")



原題: "The Burial"
邦題: 『眠りの地』
日本公開: 2023年10月13日 配信開始

監督: マギー・ベッツ (『クローズド・ガーデン』)

原作: ジョナサン・ハー "The Burial" (1999年)



原題: "Freud’s Last Session"
邦題: 未定
日本公開: 未定

監督: マシュー・ブラウン (『奇蹟がくれた数式』)

原作: アーマンド・M・ニコライ・ジュニア『フロイトかルイスか 神と人生をめぐる問い』 (2002年)



原題: "Fair Play"
邦題: 『Fair Play/フェアプレー』
日本公開: 2023年9月29日(金)

監督: クロエ・ドモント (TV『ballers/ボーラーズ』)



原題: "Dream Scenario"
邦題: 未定
日本公開: 未定

監督: クリストファー・ボルグリ (『シック・オブ・マイセルフ』)



原題: "Dumb Money"
邦題: 『ダム・マネー ウォール街を狙え!』
日本公開: 2024年2月2日(金) 予定

監督: クレイグ・ギレスピー (『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』、『ラースと、その彼女』)

原作: ベン・メズリック "The Antisocial Network" (2021年)



原題: "Fingernails"
邦題: 『フィンガーネイルズ』
日本公開: 2023年11月3日 配信開始

監督: クリストス・ニク (『林檎とポラロイド』)



原題: "Flamin' Hot"
邦題: 『フレーミングホット!チートス物語』
日本公開: 2023年6月9日 配信開始

監督: エヴァ・ロンゴリア (TV『デビアスなメイドたち』)

原作: リチャード・モンタニェス『逆境に打ち勝つ「弱き者」の成功法則』 (2013年?)



原題: "The Creator"
邦題: 『ザ・クリエイター/創造者』
日本公開: 2023年10月20日(金)

監督: ギャレス・エドワーズ (『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』、『GODZILLA ゴジラ』)




◆ ◆ ◆

 以上です。

 日本での題名・公開日が決まった作品は、そのつど追記する予定です。



参照:

2023年作品が対象の第81回ゴールデン・グローブ賞の映画部門ノミネート作品一覧

2023-12-18 13:00:00 | 映画 - ベスト

 2023年の映画とテレビが対象の第81回ゴールデングローブ賞のノミネーションが現地時間12月11日(月)に発表されました。



 今回は映画部門に「Cinematic and Box Office Achievement」なる部門が新設されました。この記事では「映画&興行貢献」部門としておきます。

 映画部門の賞にノミネートされた作品を、ノミネート数が多い順に並べてみました。とりあえず邦題・日本公開日・部門を付けたので、参考にしてください。

 授賞式は現地時間で2024年1月7日(日)に開催されます。



作品名日本公開日ノミネート部門
9ノミネート作品
『バービー』
Barbie
2023年8月11日公開作品(コメディ/ミュージカル)・監督・脚本・女優(コメディ/ミュージカル)・助演男優・歌曲(3曲ノミネート)・映画&興行貢献
8ノミネート作品
『オッペンハイマー』
Oppenheimer
2024年公開予定作品(ドラマ)・監督・脚本・男優(ドラマ)・助演男優・助演女優・作曲・映画&興行貢献
7ノミネート作品
『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
Killers of the Flower Moon
2023年10月20日公開作品(ドラマ)・監督・脚本・男優(ドラマ)・女優(ドラマ)・助演男優・作曲
『哀れなるものたち』
Poor Things
2024年1月26日公開作品(コメディ/ミュージカル)・監督・脚本・女優(コメディ/ミュージカル)・助演男優(2名)・作曲
5ノミネート作品
Past Lives未定作品(ドラマ)・監督・脚本・女優(ドラマ)・外国語映画
4ノミネート作品
『マエストロ:その音楽と愛と』
Maestro
2023年12月8日公開作品(ドラマ)・監督・男優(ドラマ)・女優(ドラマ)
May December未定作品(コメディ/ミュージカル)・女優(コメディ/ミュージカル)・助演男優・助演女優
Anatomy of a Fall未定作品(ドラマ)・脚本・女優(ドラマ)・外国語映画
3ノミネート作品
The Holdovers未定作品(コメディ/ミュージカル)・男優(コメディ/ミュージカル)・助演女優
『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
Spider-Man: Across the Spider-Verse
2023年6月16日公開アニメーション作品・作曲・映画&興行貢献
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』
The Super Mario Bros. Movie
2023年4月28日公開アニメーション作品・歌曲・映画&興行貢献
The Zone of Interest未定作品(ドラマ)・作曲・外国語映画
2ノミネート作品
『AIR/エア』
Air
2023年4月7日公開作品(コメディ/ミュージカル)・男優(コメディ/ミュージカル)
American Fiction未定作品(コメディ/ミュージカル)・男優(コメディ/ミュージカル)
『君たちはどう生きるか』
The Boy and the Heron
2023年7月14日公開アニメーション作品・作曲
『カラーパープル』
The Color Purple
2024年2月9日公開女優(コメディ/ミュージカル)・助演女優
『枯れ葉』
Fallen Leaves
2023年12月15日公開女優(コメディ/ミュージカル)・外国語映画
『ナイアド ~その決意は海を越える~』
Nyad
2023年10月20日公開女優(ドラマ)・助演女優
『ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男』
Rustin
2023年11月17日 配信開始男優(ドラマ)・歌曲
『Saltburn』
Saltburn
2023年12月22日 配信開始男優(ドラマ)・助演女優
1ノミネート作品
『異人たち』
All of Us Strangers
2024年春公開予定男優(ドラマ)
『ボーはおそれている』
Beau Is Afraid
2024年2月16日公開男優(コメディ/ミュージカル)
Dream Scenario未定男優(コメディ/ミュージカル)
『マイ・エレメント』
Elemental
2023年8月4日公開アニメーション作品
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』
Guardians of the Galaxy Vol. 3
2023年5月3日公開映画&興行貢献
Io capitano未定外国語映画
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』
John Wick: Chapter 4
2023年9月22日公開映画&興行貢献
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
Mission: Impossible – Dead Reckoning Part One
2023年7月21日公開映画&興行貢献
『マディのおしごと 恋の手ほどき始めます』
No Hard Feelings
2023年10月11日 配信開始女優(コメディ/ミュージカル)
Priscilla2024年4月公開予定女優(ドラマ)
She Came to Me未定歌曲
『雪山の絆』
Society of the Snow
2023年12月22日公開外国語映画
『すずめの戸締まり』
Suzume
2022年11月11日公開アニメーション作品
『テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR』
Taylor Swift: The Eras Tour
2023年10月13日公開映画&興行貢献
『ウィッシュ』
Wish
2023年12月15日公開アニメーション作品
『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』
Wonka
2023年12月8日公開男優(コメディ/ミュージカル)


 以上、36作品。

 『バービー』が最多の9ノミネートとなりましたが、歌曲賞に3曲ノミネートなので、7部門にノミネートされ、のべ9部門ということです。追うのは『オッペンハイマー』の8部門。2023年の夏に同日公開された2作品が、賞レースでもその対決が注目されます。しかし、ゴールデングローブ賞の作品賞では「コメディ/ミュージカル」と「ドラマ」と別カテゴリーに分かれてしまってるので競合はしません。監督賞や脚本賞での対決となります。助演男優賞でも競合します。

 「コメディ/ミュージカル」で『バービー』に迫るのは7部門ノミネートの『哀れなるものたち』(日本では2024年1月26日公開)。「ドラマ」で『オッペンハイマー』を追うのは7部門ノミネートの『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』。

 外国語映画賞(「Best Motion Picture – Non-English Language」、2020年度までは「Best Foreign Language Film」)にはアメリカ映画の Past Lives もノミネートされました。こちらは韓国から北米に移り住んだ女性の元に子供時代の男友達が訪ねて来る話のようです。外国語映画賞ノミネートの他の5本はヨーロッパの作品。

 日本映画では『君たちはどう生きるか』と『すずめの戸締まり』がアニメーション作品賞などにノミネート。日本のゲームを映画化した『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』もアニメーション作品賞など3部門でノミネート。しかし、アニメーション作品賞の本命は『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』で、対抗は『マイ・エレメント』だと思われていた。12月に北米での週末興行収入で初登場1位となった『君たちはどう生きるか』がこの2作にどこまで食らいつけるのか見ものである。




参照:

2023年の第95回アカデミー賞ノミネートの長編映画一覧(日本公開日順)

2023-02-09 13:00:00 | 映画 - ベスト

 第95回アカデミー賞のノミネーションが1月24日(火)の日本時間22:30に発表されました。ノミネートされた長編作品の数は39本。この39本を日本での劇場公開日順に並べてみました。

 授賞式は現地時間で3月12日(日)17:00、日本時間では3月13日(月)朝9:00からとなります。2017年までは日本時間で午前10:30開始だったのに、2018年からは午前10:00開始になり、2021年・2022年そして今回はいずれも現地が夏時間に入ってる時期に開催となり日本時間が1時間早まって午前9:00開始となってます。WOWOWと契約してないので自宅以外で生中継を見ようとする人(私だ!)にとっては朝早くて困る事態です。逆に、授賞式が正午過ぎか遅くても13:00までに終わるので有り難いと思ってる人もいるでしょう。

 受賞予想もしたいし、授賞式のテレビ中継では大なり小なりネタバレ映像がありますし(日本のWOWOW側の出演者が生中継番組内でバラすのは論外だが)、映画ファンは出来る限り授賞式の前にノミネート作品を観ておきたいところ。

 授賞式直前の金曜日に公開されて授賞式までの3日の間に慌てて観に行かないといけない年もあるのですが、今年はまだ日本公開してない有力候補が揃って3月3日(金)公開なので10日間も猶予があって安心です。




授賞式までに日本公開済みの長編(16本)
公開日ノミネート作品名上映館
2022年
3/11(金)3部門『THE BATMAN-ザ・バットマン-』
The Batman
劇場情報moviewalker
5/27(金)6部門『トップガン マーヴェリック』
Top Gun: Maverick
劇場情報moviewalker
6/17(金)1部門『ナワリヌイ』
Navalny
劇場情報moviewalker
7/1(金)8部門『エルヴィス』
Elvis
劇場情報moviewalker
10/21(金)1部門『RRR』
RRR
劇場情報moviewalker
11/11(金)5部門『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
Black Panther: Wakanda Forever
劇場情報moviewalker
11/18(金)1部門『バルド、偽りの記録と一握りの真実』
Bardo, False Chronicle of a Handful of Truths
劇場情報moviewalker
11/18(金)1部門『ミセス・ハリス、パリへ行く』
Mrs. Harris Goes to Paris
劇場情報moviewalker
11/25(金)1部門『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』
Guillermo del Toro's Pinocchio
劇場情報moviewalker
12/16(金)4部門『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
Avatar: The Way of Water
劇場情報moviewalker
2023年
1/27(金)9部門『イニシェリン島の精霊』
The Banshees of Inisherin
劇場情報moviewalker
2/10(金)3部門『バビロン』
Babylon
劇場情報moviewalker
2/23(木・祝)1部門『エンパイア・オブ・ライト』
Empire of Light
劇場情報moviewalker
2/23(木・祝)3部門『逆転のトライアングル』
Triangle of Sadness
劇場情報moviewalker
3/3(金)11部門『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
Everything Everywhere All at Once
劇場情報moviewalker
3/3(金)7部門『フェイブルマンズ』
The Fabelmans
劇場情報moviewalker



授賞式後に日本公開予定の長編(8本 9本)
公開日ノミネート作品名
3/17(金)1部門『長ぐつをはいたネコと9つの命』
Puss in Boots: The Last Wish
3/31(金)2部門『生きる LIVING』
Living
4月7日(金)3部門『ザ・ホエール』
The Whale
5/5(金・祝)1部門『EO イーオー』
EO
5/26(金)1部門『aftersun/アフターサン』
Aftersun
5月6部門『TAR/ター』
Tár
初夏2部門『ウーマン・トーキング 私たちの選択』
Women Talking
1部門『CLOSE/クロース』
Close
2023年1部門All the Beauty and the Bloodshed



日本では劇場公開されずに配信中(8本)
配信サービスノミネート作品名
Amazonプライム・ビデオ1部門『アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~』
Argentina, 1985
Apple TV +1部門『その道の向こうに』
Causeway
Disney+
(ディズニープラス)
1部門『ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦』
Fire of Love
1部門『私ときどきレッサーパンダ』
Turning Red
Netflix
(ネットフリックス)
9部門『西部戦線異状なし』
All Quiet on the Western Front
1部門『ブロンド』
Blonde
1部門『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』
Glass Onion: A Knives Out Mystery
1部門『ジェイコブと海の怪物』
The Sea Beast



日本での公開が現時点では未定(7本 6本)
ノミネート作品名
1部門A House Made of Splinters
1部門Aftersun
1部門All That Breathes
1部門Marcel the Shell with Shoes On
1部門Tell It Like a Woman
1部門The Quiet Girl
1部門To Leslie



 長編は以上の39本です。ノミネートされてる部門については、また後日書くかもしれません。



 追記:『ザ・ホエール』の公開日と、『aftersun/アフターサン』の日本公開が決定したので書き直しました(2023/3/1)。


アカデミー賞の発表順や俳優賞についてあれこれ

2021-05-14 12:45:00 | 映画 - ベスト

 今年のアカデミー賞の授賞式での各賞の発表の順番は、例年とはかなり違う物となった。

Shawna Xが担当した第93回アカデミー賞の公式ビジュアル

 監督賞は、過去5年では21番目や23番目と終盤に発表されていたが、今回は7番目に発表。作品賞は、今までは最後に発表されていたのに、今回は最後から3番目。

 それもこれも、主演男優賞を最後に持って来るためだった。昨年8月に大腸癌で43歳の若さで亡くなったチャドウィック・ボーズマンの受賞で式典の最後を飾ろうと考えたのだろう。

 2016年~2021年の授賞式の具体的な発表順は以下の通り。


日時
(現地時間)
2021年
4月25日
2020年
2月9日
2019年
2月24日
2018年
3月4日
2017年
2月26日
2016年
2月28日
第93回第92回第91回第90回第89回第88回
司会無し無し無しジミー・キンメルジミー・キンメルクリス・ロック
作品賞『ノマドランド』『パラサイト 半地下の家族』『グリーンブック』『シェイプ・オブ・ウォーター』『ムーンライト』『スポットライト 世紀のスクープ』
開始時刻
(日本時間)
9:00am10:00am10:00am10:00am10:30am10:30am
放映時間3時間19分3時間36分3時間21分3時間53分3時間49分3時間37分
各部門の発表順
1脚本賞助演男優賞助演女優賞助演男優賞助演男優賞脚本賞
2脚色賞長編アニメーション賞長編ドキュメンタリー賞メイク&ヘアスタイリング賞メイク&ヘアスタイリング賞脚色賞
3国際長編映画賞短編アニメーション賞メイク&ヘアスタイリング賞衣装デザイン賞衣装デザイン賞助演女優賞
4助演男優賞脚本賞衣装デザイン賞長編ドキュメンタリー賞長編ドキュメンタリー賞衣装デザイン賞
5メイク&ヘアスタイリング賞脚色賞美術賞音響編集賞音響編集賞美術賞
6衣装デザイン賞短編実写映画賞撮影賞録音賞録音賞メイク&ヘアスタイリング賞
7監督賞美術賞音響編集賞美術賞助演女優賞撮影賞
8音響賞衣装デザイン賞録音賞外国語映画賞外国語映画賞編集賞
9短編実写映画賞長編ドキュメンタリー賞外国語映画賞助演女優賞短編アニメーション賞音響編集賞
10短編アニメーション賞短編ドキュメンタリー賞編集賞短編アニメーション賞長編アニメーション賞録音賞
11長編アニメーション賞助演女優賞助演男優賞長編アニメーション賞美術賞視覚効果賞
12短編ドキュメンタリー賞音響編集賞長編アニメーション賞視覚効果賞視覚効果賞短編アニメーション賞
13長編ドキュメンタリー賞録音賞短編アニメーション賞編集賞編集賞長編アニメーション賞
14視覚効果賞撮影賞短編ドキュメンタリー賞短編ドキュメンタリー賞短編ドキュメンタリー賞助演男優賞
15助演女優賞編集賞視覚効果賞短編実写映画賞短編実写映画賞短編ドキュメンタリー賞
16美術賞視覚効果賞短編実写映画賞脚色賞撮影賞長編ドキュメンタリー賞
17撮影賞メイク&ヘアスタイリング賞脚本賞脚本賞作曲賞短編実写映画賞
18編集賞国際長編映画賞脚色賞撮影賞歌曲賞外国語映画賞
19作曲賞作曲賞作曲賞作曲賞脚本賞作曲賞
20歌曲賞歌曲賞歌曲賞歌曲賞脚色賞歌曲賞
21作品賞監督賞主演男優賞監督賞監督賞監督賞
22主演女優賞主演男優賞主演女優賞主演男優賞主演男優賞主演女優賞
23主演男優賞主演女優賞監督賞主演女優賞主演女優賞主演男優賞
24作品賞作品賞作品賞作品賞作品賞


 今年は23部門と昨年までより1部門少ないのは、録音賞(Best Sound Mixing、第3回アカデミー賞から)と音響編集賞(Best Sound Editing、第36回から)が統合されて音響賞(Best Sound)になったからだ。



 また、従来の外国語映画賞(Best Foreign Language Film、第20回から)の名称が、昨年開催の第92回から国際長編映画賞(Best International Feature Film)に変更された。この名称変更は2019年4月の会合で決められた。

 名称は変更されたが、エントリー資格は米国以外で製作された主要言語が非英語の長編であることに変わりはない。このため、ナイジェリアからこの部門に初めて出品された『LIONHEART/ライオンハート』が、その主要言語がナイジェリア唯一の公用語である英語であったため、第92回アカデミー賞の国際長編映画賞において失格とされて物議をかもした。翌年のアカデミー賞には、ナイジェリアはハウサ語の映画を出品した。



 今年のアカデミー賞の開始時刻が前年より1時間も早くなったのは、コロナ禍で延期されて4月開催となりアメリカではサマータイムが始まっていたため。現地では開始時刻は前年通りである。ただし、2017年までのアカデミー賞と比べると現地時間でも30分早く始まっている。



◆ ◆ ◆

 話を戻すと、今年の授賞式で最後に発表となった主演男優賞はチャドウィック・ボーズマンではなくアンソニー・ホプキンスが受賞した。主演作『ファーザー』の日本公開は2021年5月14日(金)で、緊急事態宣言の期間延長を受けて休業中の映画館も地域によっては多いのだが、予定通りの日付で公開となった。

 私は授賞式の数日前にチャドウィック・ボーズマン主演の『マ・レイニーのブラックボトム』を観て、ボーズマンの受賞はないなと思った。作品自体は悪くはないんだけれど “とても良かった” わけでもなく、そういう作品の中での演技にいまいちピンと来なかった。(誰から見ても分かりやすい “熱演” ならともかく、そうでない演技を演技経験のない者が評価するのは難しく、演技の善し悪しというのは分かりづらい)

 下馬評などからチャドウィック・ボーズマンが本命視されていたが、予想をアンソニー・ホプキンスに変更した。ボーズマン以外の4名の主演男優賞候補のうち『ミナリ』のスティーヴン・ユァン以外の3人は見てなかったので、年齢的に最後のノミネートかもしれないという理由からで、予想というより希望だった。まさか的中するとは思わなかった。



 チャドウィック・ボーズマン主演のNetflixの『マ・レイニーのブラックボトム』は、主演男優賞の他に主演女優賞・美術賞・衣装デザイン賞・メイクアップ&ヘアスタイリング賞の計5部門でノミネートされ、衣装デザイン賞とメイクアップ&ヘアスタイリング賞の2部門を受賞。主要部門は俳優賞のみのノミネートだった。

 そもそも、作品賞にも監督賞にも脚色賞にもノミネートされてない映画で主演賞を受賞できるのだろうか。

 たとえアカデミー賞級の演技をしても、それがラジー賞にノミネートされるような最低映画だったら、アカデミー会員は投票するだろうか。やはり、名作の中での演技だからこそ、アカデミー賞に絡んでくるのだと思う。



 そこで、今世紀に入ってから授賞式が開催された第73回~第93回の21回のアカデミー賞の俳優賞の受賞者が出た映画が、アカデミー賞の作品賞・監督賞・脚本賞・脚色賞にノミネートされたか、受賞したか調べてみた。各年の受賞俳優は主演女優賞・主演男優賞・助演女優賞・助演男優賞の順に並べています。受賞を「◎」、ノミネート止まりを「△」、ノミネートもされなかったものは「×」としています。



開催年
(作品賞
ノミネート数)
俳優作品名作品
監督
脚本・
脚色賞
2021年
第93回
(8本)
フランシス・マクドーマンド『ノマドランド』
アンソニー・ホプキンス『ファーザー』×
ユン・ヨジョン『ミナリ』
ダニエル・カルーヤ Judas and the Black Messiah×
2020年
第92回
(9本)
レネー・ゼルウィガー『ジュディ 虹の彼方に』×××
ホアキン・フェニックス『ジョーカー』
ローラ・ダーン『マリッジ・ストーリー』×
ブラッド・ピット『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
2019年
第91回
(8本)
オリヴィア・コールマン『女王陛下のお気に入り』
ラミ・マレック『ボヘミアン・ラプソディ』××
レジーナ・キング『ビール・ストリートの恋人たち』××
マハーシャラ・アリ『グリーンブック』×
2018年
第90回
(9本)
フランシス・マクドーマンド『スリー・ビルボード』×
ゲイリー・オールドマン『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男××
アリソン・ジャネイ『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』×××
サム・ロックウェル『スリー・ビルボード』×
2017年
第89回
(9本)
エマ・ストーン『ラ・ラ・ランド』
ケイシー・アフレック『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
ヴィオラ・デイヴィス『フェンス』×
マハーシャラ・アリ『ムーンライト』
2016年
第88回
(8本)
ブリー・ラーソン『ルーム』
レオナルド・ディカプリオ『レヴェナント:蘇えりし者』×
アリシア・ヴィカンダー『リリーのすべて』×××
マーク・ライランス『ブリッジ・オブ・スパイ』×
2015年
第87回
(8本)
ジュリアン・ムーア『アリスのままで』×××
エディ・レッドメイン『博士と彼女のセオリー』×
パトリシア・アークエット『6才のボクが、大人になるまで。』
J・K・シモンズ『セッション』×
2014年
第86回
(9本)
ケイト・ブランシェット『ブルージャスミン』××
マシュー・マコノヒー『ダラス・バイヤーズクラブ』×
ルピタ・ニョンゴ『それでも夜は明ける』
ジャレッド・レトー『ダラス・バイヤーズクラブ』×
2013年
第85回
(9本)
ジェニファー・ローレンス『世界にひとつのプレイブック』
ダニエル・デイ=ルイス『リンカーン』
アン・ハサウェイ『レ・ミゼラブル』××
クリストフ・ヴァルツ『ジャンゴ 繋がれざる者』×
2012年
第84回
(9本)
メリル・ストリープ『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』×××
ジャン・デュジャルダン『アーティスト』
オクタヴィア・スペンサー『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』××
クリストファー・プラマー『人生はビギナーズ』×××
2011年
第83回
(10本)
ナタリー・ポートマン『ブラック・スワン』×
コリン・ファース『英国王のスピーチ』
メリッサ・レオ『ザ・ファイター』
クリスチャン・ベイル『ザ・ファイター』
2010年
第82回
(10本)
サンドラ・ブロック『しあわせの隠れ場所』××
ジェフ・ブリッジス『クレイジー・ハート』×××
モニーク『プレシャス』
クリストフ・ヴァルツ『イングロリアス・バスターズ』
2009年
第81回
(5本)
ケイト・ウィンスレット『愛を読むひと』
ショーン・ペン『ミルク』
ペネロペ・クルス『それでも恋するバルセロナ』×××
ヒース・レジャー『ダークナイト』×××
2008年
第80回
(5本)
マリオン・コティヤール『エディット・ピアフ ~愛の讃歌~』×××
ダニエル・デイ=ルイス『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』
ティルダ・スウィントン『フィクサー』
ハビエル・バルデム『ノーカントリー』
2007年
第79回
(5本)
ヘレン・ミレン『クィーン』
フォレスト・ウィッテカー『ラストキング・オブ・スコットランド』×××
ジェニファー・ハドソン『ドリームガールズ』×××
アラン・アーキン『リトル・ミス・サンシャイン』×
2006年
第78回
(5本)
リース・ウィザースプーン『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』×××
フィリップ・シーモア・ホフマン『カポーティ』
レイチェル・ワイズ『ナイロビの蜂』××
ジョージ・クルーニー『シリアナ』××
2005年
第77回
(5本)
ヒラリー・スワンク『ミリオンダラー・ベイビー』
ジェイミー・フォックス『Ray/レイ』×
ケイト・ブランシェット『アビエイター』
モーガン・フリーマン『ミリオンダラー・ベイビー』
2004年
第76回
(5本)
シャーリーズ・セロン『モンスター』×××
ショーン・ペン『ミスティック・リバー』
レネー・ゼルウィガー『コールド マウンテン』×××
ティム・ロビンス『ミスティック・リバー』
2003年
第75回
(5本)
ニコール・キッドマン『めぐりあう時間たち』
エイドリアン・ブロディ『戦場のピアニスト』
キャサリン・ゼタ・ジョーンズ『シカゴ』
クリス・クーパー『アダプテーション』××
2002年
第74回
(5本)
ハリー・ベリー『チョコレート』××
デンゼル・ワシントン『トレーニング デイ』×××
ジェニファー・コネリー『ビューティフル・マインド』
ジム・ブロードベント『アイリス』×××
2001年
第73回
(5本)
ジュリア・ロバーツ『エリン・ブロコビッチ』
ラッセル・クロウ『グラディエーター』
マーシャ・ゲイ・ハーデン『ポロック 2人だけのアトリエ』×××
ベニチオ・デル・トロ『トラフィック』


 第73回~第93回の俳優賞受賞者のべ84名のうち、作品賞・監督賞・脚本賞・脚色賞のいずれにもノミネートされてない作品から俳優賞を受賞したのは18回あった(レネー・ゼルウィガーが2回受賞してるので計17名)。第82回から作品賞のノミネート作品数が倍増したのに、第82回~第93回の12回だけでも7回。意外と多かった。

  • 第92回 - レネー・ゼルウィガー (『ジュディ 虹の彼方に』 主演)
  • 第90回 - アリソン・ジャネイ (『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』 助演)
  • 第88回 - アリシア・ヴィカンダー (『リリーのすべて』 助演)
  • 第87回 - ジュリアン・ムーア (『アリスのままで』 主演)
  • 第84回 - メリル・ストリープ (『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』 主演)
  •  〃  - クリストファー・プラマー (『人生はビギナーズ』 助演)
  • 第82回 - ジェフ・ブリッジス (『クレイジー・ハート』 主演)
  • 第81回 - ペネロペ・クルス (『それでも恋するバルセロナ』 助演)
  •  〃  - ヒース・レジャー (『ダークナイト』 助演)
  • 第80回 - マリオン・コティヤール (『エディット・ピアフ ~愛の讃歌~』 主演)
  • 第79回 - フォレスト・ウィッテカー (『ラストキング・オブ・スコットランド』 主演)
  •  〃  - ジェニファー・ハドソン (『ドリームガールズ』 助演)
  • 第78回 - リース・ウィザースプーン (『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』 主演)
  • 第76回 - シャーリーズ・セロン (『モンスター』 主演)
  •  〃  - レネー・ゼルウィガー (『コールド マウンテン』 助演)
  • 第74回 - デンゼル・ワシントン (『トレーニング デイ』 主演)
  •  〃  - ジム・ブロードベント (『アイリス』 助演)
  • 第73回 - マーシャ・ゲイ・ハーデン (『ポロック 2人だけのアトリエ』 助演)

 逆に、作品賞・監督賞そして脚本部門の賞の3つとも受賞した作品から俳優賞を受賞した者は、コリン・ファース(『英国王のスピーチ』主演)、ハビエル・バルデム(『ノーカントリー』助演)、ジェニファー・コネリー(『ビューティフル・マインド』助演)の3名のみ。思ってた以上に少ない。


 第73回~第93回のアカデミー賞で俳優賞を複数回受賞してるのは、以下の7名。いずれも2度受賞。この中で、作品賞・監督賞・脚本賞・脚色賞のいずれにもノミネートされてない作品から俳優賞を受賞したのはレネー・ゼルウィガーのみ。

  • フランシス・マクドーマンド (『ノマドランド』 主演、『スリー・ビルボード』 主演)
  • レネー・ゼルウィガー (『ジュディ 虹の彼方に』 主演、『コールド マウンテン』 助演)
  • マハーシャラ・アリ (『グリーンブック』 助演、『ムーンライト』 助演)
  • ケイト・ブランシェット (『ブルージャスミン』 主演、『アビエイター』 助演)
  • ダニエル・デイ=ルイス (『リンカーン』 主演、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』 主演)
  • クリストフ・ヴァルツ (『ジャンゴ 繋がれざる者』 助演、『イングロリアス・バスターズ』 助演)
  • ショーン・ペン (『ミルク』 主演、『ミスティック・リバー』 主演)


◆ ◆ ◆

 先ほど、ラジー賞うんぬんと言ったが、今年は37年ぶりの珍事があった。

 ラジー賞とは、ゴールデン・ラズベリー賞の愛称。アカデミー賞の授賞式の前日に “最低” の映画や演技を選んで表彰している。会費を払えば誰でも会員になれて投票できる。

 今年のアカデミー賞授賞式の中継で話題をさらったグレン・クローズが、Netflixの『ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-』の演技でなんとアカデミー賞とラジー賞の両方で助演女優賞にノミネートされてたのだ。結果としてはどちらも受賞には至らず。

 『ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-』は、アカデミー賞では助演女優賞とメイクアップ&ヘアスタイリング賞の2部門、ラジー賞では監督賞・助演女優賞・脚本賞の3部門にノミネートされた。原作は2016年のノンフィクション本『ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち』。

 同じ映画での演技でアカデミー賞とラジー賞の両方にノミネートされた俳優にはこれまで、『泣かないで』 Only When I Laugh (1981年) で助演男優賞のジェームズ・ココと、『愛のイエントル』 Yentl (1983年) で助演女優賞のエイミー・アーヴィングの2名がいるだけ。いずれも受賞は他の俳優だった。

 本当に最低な映画は観てる人がほとんどいなかったりするので、結局は名前の知られた映画に票が集まりノミネートすることになるため、こういうこともまれに起きるのである。



参照:

2021年の第93回アカデミー賞 長編映画ノミネート一覧

2021-03-23 13:00:00 | 映画 - ベスト

 第93回アカデミー賞のノミネーションが2021年3月15日(月)に発表されました。

 前回まであった音響編集(Best Sound Editing)部門がなくなり、録音(Best Sound Mixing)部門に統合され、今回から音響(Best Sound)部門になりました。ややこしかったとは言え、エンタメ大作が受賞しやすい部門が一つ減ったのは残念ですね。

Shawna Xが担当した第93回アカデミー賞の公式ビジュアル

 前回のブログでは、ノミネーション発表前に主要部門で有力視されてる映画39本の作品紹介をしました。

 今回は、ノミネーションの中から短編作品の3部門を除く20部門でノミネートされた作品を以下の表にしました。ノミネートされた数の多い順にしています。同じ数の作品では英語題の冠詞は除いたアルファベット順に並べています。

 公開日などは3月23日時点で判明してるものです。授賞式が予定されている2021年4月25日(日)より前に日本で劇場公開される作品には表に色を付けました。動画配信サービスの製作作品でも日本の映画館で公開されてるものは日付に※印を付けました。



◆ ◆ ◆

題名監督日本での劇場公開ノミネート部門
10部門ノミネート (1作品)
『Mank/マンク』
Mank
デヴィッド・フィンチャー2020年11月20日(金) ※Netflix作品作品・監督・主演男優・助演女優・美術・撮影・衣装デザイン・メイクアップ&ヘアスタイリング・作曲・音響
6ノミネート (6作品)
『ファーザー』
The Father
フロリアン・ゼレール2021年5月14日(金)作品・主演男優・助演女優・脚色・美術・編集
Judas and the Black MessiahShaka King未定作品・助演男優(2人)・脚本・撮影・歌曲
『ミナリ』
Minari
リー・アイザック・チョン 2021年3月19日(金)作品・監督・主演男優・助演女優・脚本・作曲
『ノマドランド』
Nomadland
クロエ・ジャオ2021年3月26日(金)作品・監督・主演女優・脚色・撮影・編集
『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』
Sound of Metal
ダリウス・マーダー劇場未公開(Amazon Prime Videoにて配信)作品・主演男優・助演男優・脚本・音響・編集
『シカゴ7裁判』
The Trial of the Chicago 7
アーロン・ソーキン 2020年10月9日(金) ※Netflix作品作品・助演男優・脚本・撮影・歌曲・編集
5部門ノミネート (2作品)
『マ・レイニーのブラックボトム』
Ma Rainey's Black Bottom
ジョージ・C・ウルフ劇場未公開(Netflixにて配信)主演男優・主演女優・衣装デザイン・美術・メイクアップ&ヘアスタイリング
『プロミシング・ヤング・ウーマン』
Promising Young Woman
エメラルド・フェンネル2021年夏(公開予定)作品・監督・主演女優・脚本・編集
4部門ノミネート (1作品)
『この茫漠たる荒野で』
News of the World
ポール・グリーングラス劇場未公開(Netflixにて配信)撮影・美術・音響・作曲
3部門ノミネート (2作品)
『あの夜、マイアミで』
One Night in Miami
レジーナ・キング劇場未公開(Amazon Prime Videoにて配信)助演男優・脚色・歌曲
『ソウルフル・ワールド』
Soul
ピート・ドクター劇場未公開(Disney+にて配信)音響・作曲・長編アニメーション
2部門ノミネート (8作品)
『アナザーラウンド』
Druk
(英語題:Another Round)
トマス・ヴィンターベア2021年9月3日(金)監督・国際長編
『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画
Borat Subsequent Moviefilm: Delivery of Prodigious Bribe to American Regime for Make Benefit Once Glorious Nation of Kazakhstan
ジェイソン・ウォリナー劇場未公開(Amazon Prime Videoにて配信)助演女優・脚色
Colectiv
(英語題:Collective)
アレクサンダー・ナナウ未定国際長編・長編ドキュメンタリー
Emma.Autumn de Wilde未定衣装デザイン・メイクアップ&ヘアスタイリング
『ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-』
Hillbilly Elegy
ロン・ハワード2020年11月13日(金) ※Netflix作品助演女優・メイクアップ&ヘアスタイリング
『ムーラン』
Mulan
ニキ・カーロ劇場未公開(Disney+にて配信)衣装デザイン・視覚効果
Pinocchioマッテオ・ガローネ未定衣装デザイン・メイクアップ&ヘアスタイリング
『TENET テネット』
Tenet
クリストファー・ノーラン2020年9月18日(金)美術・視覚効果
1部門ノミネート (21作品)
「少年の君」(映画祭での上映題)
少年的你
(英語題:Better Days)
デレク・ツァン2021年(公開予定)国際長編
『ハンディキャップ・キャンプ: 障がい者運動の夜明け』
Crip Camp
ニコール・ニューナム&
ジム・レブレクト
劇場未公開(Netflixにて配信)長編ドキュメンタリー
『ザ・ファイブ・ブラッズ』
Da 5 Bloods
スパイク・リー劇場未公開(Netflixにて配信)作曲
『ユーロビジョン歌合戦 ~ファイア・サーガ物語~』
Eurovision Song Contest: The Story of Fire Saga
デヴィッド・ドブキン劇場未公開(Netflixにて配信)歌曲
『グレイハウンド』
Greyhound
アーロン・シュナイダー劇場未公開(Apple TV+にて配信)音響
『これからの人生』
La vita davanti a sé
(英語題:The Life Ahead)
エドアルド・ポンティ劇場未公開(Netflixにて配信)歌曲
Love and Monstersマイケル・マシューズ劇場未公開(Netflixにて配信)視覚効果
「皮膚を売った男」(映画祭での上映題)
The Man Who Sold His Skin
カウテール・ベン・ハニア2021年(公開予定)国際長編
『ミッドナイト・スカイ』
The Midnight Sky
ジョージ・クルーニー2020年12月11日(金) ※Netflix作品視覚効果
「老人スパイ」(映画祭での上映題)
El agente topo
(英語題:The Mole Agent)
マイテ・アルベルディ未定長編ドキュメンタリー
『オクトパスの神秘: 海の賢者は語る』
My Octopus Teacher
ピッパ・エアリック&
ジェームズ・リード
劇場未公開(Netflixにて配信)長編ドキュメンタリー
『ゴリラのアイヴァン』
The One and Only Ivan
テア・シャーロック劇場未公開(Disney+にて配信)視覚効果
『2分の1の魔法』
Onward
ダン・スキャンロン2020年8月21日(金)長編アニメーション
『フェイフェイと月の冒険』
Over the Moon
グレン・キーン劇場未公開(Netflixにて配信)長編アニメーション
『私というパズル』
Pieces of a Woman
コルネル・ムンドルッツォ劇場未公開(Netflixにて配信)主演女優
Quo Vadis, Aida?ヤスミラ・ジュバニッチ未定国際長編
『映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!』
A Shaun the Sheep Movie: Farmageddon
リチャード・フェラン&
ウィル・ベチャー
2019年12月13日(金)長編アニメーション
『タイム』
Time
ギャレット・ブラッドリー劇場未公開(Amazon Prime Videoにて配信)長編ドキュメンタリー
The United States vs. Billie Holidayリー・ダニエルズ未定主演女優
『ザ・ホワイトタイガー』
The White Tiger
ラミン・バーラニ劇場未公開(Netflixにて配信)脚色
『ウルフウォーカー』
Wolfwalkers
トム・ムーア、ロス・スチュワート2020年10月30日(金)長編アニメーション


 以上、41作品。

 日本の映画館で授賞式前に公開済みとなる作品は10本。授賞式後に日本で劇場公開が決まっている映画は5本。日本での劇場公開がまだ決まってない映画が7本。日本では劇場公開されずに動画配信されている(もしくは配信することが決まっている)作品が19本。

 配信作品ではNetflix(ネットフリックス)の映画が目立ちますが、Amazon Prime Video(アマゾン・プライム・ビデオ)の『サウンド・オブ・メタル』『あの夜、マイアミで』『続・ボラット』『タイム』、Disney+(ディズニー・プラス)の『ソウルフル・ワールド』『ムーラン』『ゴリラのアイヴァン』、Apple TV+(アップルTVプラス)の『グレイハウンド』もノミネートされました。この中には、新型コロナウイルスの感染拡大で劇場公開から配信に切り替えた映画もありますね。



第93回アカデミー賞 複数ノミネート長編のポスター
第93回アカデミー賞 1部門ノミネート長編のポスター



参照:

2021年の第93回アカデミー賞 - 主要部門の有力候補リスト

2021-03-15 13:00:00 | 映画 - ベスト

 今夜ノミネーションが発表される第93回アカデミー賞。本来は2020年公開の映画を対象としているはずでしたが、今回は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年1月1日~2021年2月28日の14ヶ月間に公開された映画が対象となり、劇場公開されずに動画配信サービスやテレビ放送によって視聴できた映画も今回限り対象となるようです。

 主なスケジュールは、以下の通り。

  • ノミネート投票: 2021年3月5日(金)~3月10日(水)
  • ノミネート発表: 2021年3月15日(月)午前5:19(PDT) ※日本時間 21:19

  • 本選投票: 2021年4月15日(木)~4月20日(火)
  • 本選発表(授賞式) : 2021年4月25日(日) ※日本時間では26日(月)

俳優部門の有力候補

 アカデミー賞(通称:オスカー)予想に、数々の映画の題名が出てきてます。しかし、例年は日本公開がまだまだ先で、邦題決定前の作品が多く、各作品がどんな映画なのか頭になかなか入ってきません。そこで、主要部門の有力候補作品をポスター画像付きで当ブログに毎年まとめています。

 受賞予想としてブログを書いているのではなくて、アメリカで高く評価されてる映画はどれか、これから公開される映画の中から観る作品を選ぶ参考になればと思って書いています。

 出典は Gurus o' Gold という、アメリカの十数名の有名批評家が付けた順位を作品ごとに集計したものです。3月5日に発表された11人分の集計を元に以下に並べました。

 作品名および人名の右肩に付けた星印は、作品・監督・主演男優・主演女優・助演男優・助演女優の各部門においての有力候補の順位で、★★★★★は1位、★★★★は2位、★★★は3位、★★は4位、★は5位、☆は6位以下(複数の批評家から投票されたもののみ)となります。

 私は観ると決めたら、その映画の情報はなるべく事前に頭に入れないようにしています。そのため、あらすじについては殆ど調べてません。あしからず。



◆ ◆ ◆

 まずは、3月5日付け予想で作品賞への票が複数人から入った候補13作。



原題: "Nomadland" ★★★★★
邦題: 『ノマドランド』
日本公開: 2021年3月26日(金)

監督: クロエ・ジャオ ★★★★★ (『ザ・ライダー』、『エターナルズ(原題)』)

原作: ジェシカ・ブルーダー『ノマド:漂流する高齢労働者たち』 (2017年)

主な出演者:
 フランシス・マクドーマンド ★★★★ (『スリー・ビルボード』、『ファーゴ』)
 デヴィッド・ストラザーン (『グッドナイト&グッドラック』、『リンカーン』)
 リンダ・メイ

あらすじ等:
 2011年、失業した女性が家を離れアメリカ西部へと流浪する。現在のアメリカで遊牧民(ノマド)のように暮らす人々を描く。



原題: "The Trial of the Chicago 7" ★★★★
邦題: 『シカゴ7裁判』
日本公開: 2020年10月9日(金)

監督: アーロン・ソーキン ★★★★ (『モリーズ・ゲーム』、脚本『ソーシャル・ネットワーク』)

主な出演者:
 サシャ・バロン・コーエン ★★★★ (『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』、『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』)
 エディ・レッドメイン (『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』、『博士と彼女のセオリー』)
 ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世 (『アス』、『アクアマン』)

あらすじ等:
 1968年、ベトナム戦争下のアメリカ。反戦を訴えるためシカゴでの民主党大会で暴動を企てたとして起訴された7人に対する裁判を描く。実話の映画化。



原題: "Minari" ★★★
邦題: 『ミナリ』
日本公開: 2021年3月19日(金)

監督: リー・アイザック・チョン ★★★ ( "Munyurangabo" 、 "Abigail Harm" )

主な出演者:
 スティーヴン・ユァン (『バーニング 劇場版』、『Okja/オクジャ』)
 ハン・イェリ (『ファイティン!』、『ハナ 奇跡の46日間』)
 ユン・ヨジョン ★★★★ (『チャンシルさんには福が多いね』、『正しい日 間違えた日』)

あらすじ等:
 カリフォルニアに暮らす韓国系アメリカ人一家は、南部のアーカンソー州に引っ越すことにするが……。



原題: "Mank" ★★
邦題: 『Mank/マンク』
日本公開: 2020年11月20日(金)

監督: デヴィッド・フィンチャー ★★★★ (『ゴーン・ガール』、『ソーシャル・ネットワーク』)

主な出演者:
 ゲイリー・オールドマン (『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』、『裏切りのサーカス』)
 アマンダ・セイフライド ★★ (『マンマ・ミーア!』、『ジュリエットからの手紙』)
 チャールズ・ダンス (『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』)

あらすじ等:
 脚本家ハーマン・J・マンキウィッツを主人公に、1941年のオーソン・ウェルズ監督の映画『市民ケーン』の製作舞台裏を描く。



原題: "Ma Rainey's Black Bottom"
邦題: 『マ・レイニーのブラックボトム』
日本公開: 劇場未公開(Netflixにて配信)

監督: ジョージ・C・ウルフ (『サヨナラの代わりに』、『最後の初恋』)

原作: オーガスト・ウィルソンの戯曲 "Ma Rainey's Black Bottom" (1982年)

主な出演者:
 ヴィオラ・デイヴィス ★★★ (『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』、『スーサイド・スクワッド』)
 チャドウィック・ボーズマン ★★★★★ (『ブラックパンサー』、『42 ~世界を変えた男~』)
 グリン・ターマン (『バンブルビー』、『グレムリン』)

あらすじ等:
 1927年、ブルーズシンガーのマ・レイニー(実在の歌手)はシカゴでレコーディング・セッションに臨むが……。



原題: "One Night in Miami"
邦題: 『あの夜、マイアミで』
日本公開: 劇場未公開(Amazon Prime Videoにて配信)

監督: レジーナ・キング (出演『ビール・ストリートの恋人たち』)

原作: ケンプ・パワーズの戯曲 "One Night in Miami" (2013年)

主な出演者:
 キングズリー・ベン=アディル (『キング・アーサー』、『トレイン・ミッション』)
 イーライ・ゴリー (『栄光のランナー/1936ベルリン』、『GODZILLA ゴジラ』)
 オルディス・ホッジ (『透明人間』、『ダイ・ハード3』)
 レスリー・オドム・Jr ★★★ (『ハリエット』、『オリエント急行殺人事件』)

あらすじ等:
 もし、1964年にマルコム・X、モハメド・アリ、ジム・ブラウン(アメフト選手)、サム・クックが一堂に会していたら……。



原題: "Promising Young Woman"
邦題: 『プロミシング・ヤング・ウーマン』
日本公開: 2021年夏(予定)

監督: エメラルド・フェンネル (出演『リリーのすべて』)

主な出演者:
 キャリー・マリガン ★★★★★ (『17歳の肖像』、『未来を花束にして』)
 ボー・バーナム (『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』、『ラフ・ナイト 史上最悪!?の独身さよならパーティー』)
 アリソン・ブリー (『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』、『LEGO(R)ムービー』)

あらすじ等:
 30歳のキャシーは、学生時代に親友が受けた出来事の清算をつけようと立ち上がる。



原題: "News of the World"
邦題: 『この茫漠たる荒野で』
日本公開: 劇場未公開(Netflixにて配信)

監督: ポール・グリーングラス (『キャプテン・フィリップス』、『ヴァージン・フライト』)

原作: ポーレット・ジルズ "News of the World" (2016年)

主な出演者:
 トム・ハンクス (『キャスト・アウェイ』、『グレイハウンド』)
 ヘレナ・ゼンゲル ( "Systemsprenger" )
 エリザベス・マーヴェル (『Swallow/スワロウ』、『gifted/ギフテッド』)

あらすじ等:
 1870年、南北戦争後のアメリカ。退役軍人のジェファーソンは孤児の少女を新たな家族のもとへ送り届けるため旅に出る。



原題: "The Father"
邦題: 『ファーザー』
日本公開: 2021年5月14日(金)

監督: フロリアン・ゼレール

原作: フロリアン・ゼレールの戯曲 "Le Père" (2012年)

主な出演者:
 アンソニー・ホプキンス ★★★ (『2人のローマ教皇』、『羊たちの沈黙』)
 オリヴィア・コールマン ★★★★★ (『女王陛下のお気に入り』、『オリエント急行殺人事件』)
 マーク・ゲイティス (『プーと大人になった僕』、『女王陛下のお気に入り』)

あらすじ等:
 81歳のアンソニーは記憶が薄れ始めているがロンドンでの一人暮らしを続けていた。娘のアンは父を心配するが……。



原題: "Sound of Metal"
邦題: 『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』
日本公開: 劇場未公開(Amazon Prime Videoにて配信)

監督: ダリウス・マーダー (脚本『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』)

主な出演者:
 リズ・アーメッド ★★★★ (『ナイトクローラー』、『ヴェノム』)
 オリヴィア・クック (『レディ・プレイヤー1』、『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』)
 ポール・レイシー (『ドラゴン/ブルース・リー物語』、『グリマーマン』)

あらすじ等:
 メタルバンドのドラマーであるルーベンは、聴力を失い始めるが……。



原題: "Judas and the Black Messiah"
日本公開: 未定

監督: シャカ・キング ( "Newlyweeds』)

主な出演者:
 ダニエル・カルーヤ ★★★★★ (『ゲット・アウト』、『ブラックパンサー』)
 レイキース・スタンフィールド (『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』、『ショート・ターム』)
 ジェシー・プレモンス (『アイリッシュマン』、『バイス』)

あらすじ等:
 1960年代後半、ブラックパンサー党は政府に目を付けられる。フレッド・ハンプトンをキリストの弟子ユダと重ねて描く。実話の映画化。



原題: "Da 5 Bloods"
邦題: 『ザ・ファイブ・ブラッズ』
日本公開: 劇場未公開(Netflixにて配信)

監督: スパイク・リー (『ブラック・クランズマン』、『ドゥ・ザ・ライト・シング』)

主な出演者:
 デルロイ・リンドー (『60セカンズ』、『サイダーハウス・ルール』)
 ジョナサン・メジャース (『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』、『囚われた国家』)
 クラーク・ピータース (『ハリエット』、『スリー・ビルボード』)
 チャドウィック・ボーズマン (『マ・レイニーのブラックボトム』、『ブラックパンサー』)

あらすじ等:
 ベトナム戦争からほぼ半世紀。4人の黒人退役軍人が、ベトナムの地へと舞い戻る。



原題: "Soul"
邦題: 『ソウルフル・ワールド』
日本公開: 劇場未公開(Disney+にて配信)

監督: ピート・ドクター (『インサイド・ヘッド』、『カールじいさんの空飛ぶ家』)

主な出演者:
 ジェイミー・フォックス (『黒い司法 0%からの奇跡』、『Ray/レイ』)
 ティナ・フェイ (『シスターズ』、『デート&ナイト』)
 グレアム・ノートン

あらすじ等:
 ニューヨークでジャズ・ピアニストを夢見る音楽教師ジョーは事故に遭い、〈魂〉の世界に迷い込んでしまう。




◆ ◆ ◆

 次に、上記以外の作品で監督賞・俳優部門の各賞・脚本賞・脚色賞に投票者があった9作品。(※書いてる途中でアップしたため、現時点ではあらすじ未記入です)




原題: "Borat Subsequent Moviefilm: Delivery of Prodigious Bribe to American Regime for Make Benefit Once Glorious Nation of Kazakhstan"
邦題: 『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
日本公開: 劇場未公開(Amazon Prime Videoにて配信)

監督: ジェイソン・ウォリナー

主な出演者:
 サシャ・バロン・コーエン (『シカゴ7裁判』、『レ・ミゼラブル』)
 マリア・バカローヴァ
 トム・ハンクス (『ハドソン川の奇跡』、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』)

あらすじ等:
 ~。



原題: "Hillbilly Elegy"
邦題: 『ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-』
日本公開: 2020年11月13日(金)

監督: ロン・ハワード (『ビューティフル・マインド』、『バックドラフト』)

原作: J.D.ヴァンス『ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち』 (2016年)

主な出演者:
 エイミー・アダムス (『メッセージ』、『ビッグ・アイズ』)
 グレン・クローズ ★★★ (『アルバート氏の人生』、『102』)
 ガブリエル・バッソ (『キングス・オブ・サマー』、『SUPER 8/スーパーエイト』)

あらすじ等:
 ~。



原題: "The United States vs. Billie Holiday"
日本公開: 未定

監督: リー・ダニエルズ (『大統領の執事の涙』、『プレシャス』)

原作: ヨハン・ハリ『麻薬と人間 100年の物語 薬物への認識を変える衝撃の真実』 (2015年)

主な出演者:
 アンドラ・デイ (『マーシャル 法廷を変えた男』、『カーズ/クロスロード』)
 トレヴァンテ・ローズ (『ムーンライト』、『ホース・ソルジャー』)
 ギャレット・ヘドランド (『トロン:レガシー』、『フォー・ブラザーズ/狼たちの誓い』)

あらすじ等:
 ~。



原題: "The Mauritanian"
日本公開: 2021年10月(予定)

監督: ケヴィン・マクドナルド (『わたしは生きていける』、『ラストキング・オブ・スコットランド』)

原作: モハメドゥ・ウルド・スラヒ『グアンタナモ収容所 地獄からの手記』 (2015年)

主な出演者:
 ジョディ・フォスター ★★ (『エリジウム』、『羊たちの沈黙』)
 タハール・ラヒム (『預言者』、『あさがくるまえに』)
 シェイリーン・ウッドリー (『アドリフト 41日間の漂流』、『ダイバージェント』)

あらすじ等:
 ~。



原題: "Pieces of a Woman"
邦題: 『私というパズル』
日本公開: 劇場未公開(Netflixにて配信)

監督: コルネル・ムンドルッツォ (『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』、『ジュピターズ・ムーン』)

主な出演者:
 ヴァネッサ・カービー (『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』、『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』)
 シャイア・ラブーフ (『ハニーボーイ』、『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』)
 エレン・バースティン (『レクイエム・フォー・ドリーム』、『アリスの恋』)

あらすじ等:
 ~。



原題: "Malcolm & Marie"
邦題: 『マルコム&マリー』
日本公開: 劇場未公開(Netflixにて配信)

監督: サム・レヴィンソン (『アナザー・ハッピー・デイ ふぞろいな家族たち』、『アサシネーション・ネーション』)

主な出演者:
 ゼンデイヤ (『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』、『グレイテスト・ショーマン』)
 ジョン・デヴィッド・ワシントン (『TENET テネット』、『ブラック・クランズマン』)
 
あらすじ等:
 ~。



原題: "I'm Thinking of Ending Things"
邦題: 『もう終わりにしよう。』
日本公開: 劇場未公開(Netflixにて配信)

監督: チャーリー・カウフマン (『マルコヴィッチの穴』、『エターナル・サンシャイン』)

原作: イアン・リード『もう終わりにしよう。』 (2016年)

主な出演者:
 ジェシー・バックリー (『ワイルド・ローズ』、『ジュディ 虹の彼方に』)
 ジェシー・プレモンス (『バリー・シール/アメリカをはめた男』、『疑惑のチャンピオン』)
 トニ・コレット (『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』、『リトル・ミス・サンシャイン』)

あらすじ等:
 ~。



原題: "Palm Springs"
邦題: 『パーム・スプリングス』
日本公開: 2021年4月9日(金)

監督: マックス・バーバコウ (長編劇映画初監督)

主な出演者:
 アンディ・サムバーグ (『俺たちポップスター』、『ブリグズビー・ベア』)
 クリスティン・ミリオティ (『ウルフ・オブ・ウォールストリート』、『しくじりソニアのプロポーズ大作戦』)
 ピーター・ギャラガー (『あなたが寝てる間に…』、『アメリカン・ビューティー』)

あらすじ等:
 ~。



原題: "First Cow"
日本公開: 未定

監督: ケリー・ライカート (『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択』、『リバー・オブ・グラス』)

原作: ジョナサン・レイモンド "The Half Life" (2004年)

主な出演者:
 アリア・ショウカット (『グリーンルーム』、『ローラーガールズ・ダイアリー』)
 ジョン・マガロ (『マネー・ショート 華麗なる大逆転』、『キャロル』)
 ディラン・スミス (『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』、『インモータルズ -神々の戦い-』)

あらすじ等:
 ~。




◆ ◆ ◆

 最後に、上記以外の映画で2月18日までの予想に票が入った17作品。




原題: "Never Rarely Sometimes Always"
邦題: 『17歳の瞳に映る世界』
日本公開: 2021年7月(予定)

監督: イライザ・ヒットマン

主な出演者:
 シドニー・フラニガン
 タリア・ライダー
 テオドール・ペルラン

あらすじ等:
 ~。



原題: "On the Rocks"
邦題: 『オン・ザ・ロック』
日本公開: 2020年10月2日(金)

監督: ソフィア・コッポラ

主な出演者:
 ビル・マーレイ
 ラシダ・ジョーンズ
 マーロン・ウェイアンズ

あらすじ等:
 夫に浮気疑惑が湧き上がったローラは、プレイボーイでならした父フェリックスとの電話でその事を話してしまう……。



原題: "Tenet"
邦題: 『TENET テネット』
日本公開: 2020年9月18日(金)

監督: クリストファー・ノーラン

主な出演者:
 ジョン・デヴィッド・ワシントン
 ロバート・パティンソン
 エリザベス・デビッキ

あらすじ等:
 CIA工作員の主人公は作戦中に危機に陥り、TENETと呼ばれる組織の人類救出ミッションに参加することになる。



原題: "The Little Things"
日本公開: 未定

監督: ジョン・リー・ハンコック

主な出演者:
 デンゼル・ワシントン
 ラミ・マレック
 ジャレッド・レトー

あらすじ等:
 ~。



原題: "Let Them All Talk"
日本公開: 未定

監督: スティーヴン・ソダーバーグ

主な出演者:
 メリル・ストリープ
 ジェンマ・チャン
 ダイアン・ウィースト

あらすじ等:
 ~。



原題: "The Outpost"
邦題: 『アウトポスト』
日本公開: 2021年3月12日(金)

監督: ロッド・ルーリー

原作:Jake Tapper "The Outpost: An Untold Story of American Valor" (2012年)

主な出演者:
 スコット・イーストウッド
 ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
 オーランド・ブルーム

あらすじ等:
 2009年にアフガニスタンで米軍とタリバンとの間で起きたカムデシュの戦いを描く、実話の映画化。



原題: "Emma."
日本公開: 未定

監督: Autumn de Wilde

原作:ジェーン・オースティン『エマ』 (1815年)

主な出演者:
 アニャ・テイラー=ジョイ
 ジョニー・フリン
 ミア・ゴス

あらすじ等:
 原作小説は1996年にも『Emma エマ』の邦題でグウィネス・パルトロー主演で映画化され、アカデミー賞の作曲賞を受賞した。



原題: "French Exit"
日本公開: 未定

監督: アザゼル・ジェイコブス

原作:パトリック・デウィット "French Exit" (2018年)

主な出演者:
 ミシェル・ファイファー
 ルーカス・ヘッジズ
 トレイシー・レッツ

あらすじ等:
 ~。



原題: "La vita davanti a sé"
英語題: "The Life Ahead"
邦題: 『これからの人生』
日本公開: 劇場未公開(Netflixにて配信)

監督: エドアルド・ポンティ

原作:ロマン・ガリ(エミール・アジャール名義)『これからの一生』 (1975年)

主な出演者:
 ソフィア・ローレン
 イブラヒマ・ゲイェ
 レナート・カルペンティエリ

あらすじ等:
 イタリア映画。原作小説は1977年にもフランス本国で『これからの人生』の邦題で映画化され、アカデミー賞の外国語映画賞を受賞している。



原題: "Supernova"
日本公開: 未定

監督: ハリー・マックイーン

主な出演者:
 コリン・ファース
 スタンリー・トゥッチ
 ピッパ・ヘイウッド

あらすじ等:
 ~。



原題: "Ammonite"
邦題: 『アンモナイトの目覚め』
日本公開: 2021年4月9日(金)

監督: フランシス・リー

主な出演者:
 ケイト・ウィンスレット
 シアーシャ・ローナン
 フィオナ・ショウ

あらすじ等:
 ~。



原題: "The Way Back"
邦題: 『ザ・ウェイバック』
日本公開: 劇場未公開(各配信サービスにて配信)

監督: ギャヴィン・オコナー

主な出演者:
 ベン・アフレック
 アル・マドリガル
 ジャニナ・ガヴァンカー

あらすじ等:
 ~。



原題: "Druk"
英語題: "Another Round"
邦題: 『アナザーラウンド』
日本公開: 2021年9月3日(金)

監督: トマス・ヴィンターベア

主な出演者:
 マッツ・ミケルセン
 トマス・ボー・ラーセン
 ラース・ランゼ

あらすじ等:
 デンマーク映画。



原題: "The White Tiger"
邦題: 『ザ・ホワイトタイガー』
日本公開: 劇場未公開(Netflixにて配信)

監督: ラミン・バーラニ

原作:アラヴィンド・アディガ『グローバリズム出づる処の殺人者より』 (2008年)

主な出演者:
 アダーシュ・ゴーラヴ
 ラージクマール・ラーオ
 プリヤンカー・チョープラ

あらすじ等:
 原作小説はブッカー賞の受賞作。



原題: "Shirley"
日本公開: 未定

監督: Josephine Decker

原作:Susan Scarf Merrell ”Shirley” (2014年)

主な出演者:
 エリザベス・モス
 オデッサ・ヤング
 マイケル・スタールバーグ

あらすじ等:
 ~。



原題: "Land"
日本公開: 未定

監督: ロビン・ライト

主な出演者:
 ロビン・ライト
 デミアン・ビチル
 Sarah Dawn Pledge

あらすじ等:
 ~。



原題: "Cherry"
邦題: 『チェリー』
日本公開: 未定

監督: アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ

原作:ニコ・ウォーカ『チェリー』 (2018年)

主な出演者:
 トム・ホランド
 シアラ・ブラヴォ
 ジャック・レイナー

あらすじ等:
 ~。




 以上です。

 日本での題名・公開日が決まった作品は、そのつど追記する予定です。



参照:

2021年の第78回ゴールデン・グローブ賞 映画部門 ノミネート作品一覧

2021-02-04 13:00:00 | 映画 - ベスト

 第78回ゴールデン・グローブ賞のノミネーションが2021年2月3日(水)に発表されました。

主要作品のポスターとゴールデン・グローブ賞のトロフィー

 前回は2019年12月9日(月)に発表され、授賞式が現地時間2020年1月5日(日)でした。今回は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で授賞式が現地時間2月28日(日)になったため、ノミネーション発表も2月上旬となりました。

 ゴールデン・グローブ賞は映画とテレビドラマの賞で、ハリウッド外国人映画記者協会(会員:90名前後)が選んでいます。映画では作品賞・主演男優賞・主演女優賞の3賞だけは、作品ジャンルとしてドラマ部門とコメディ/ミュージカル部門とに分けているのが特徴。

 アメリカの映画の賞としてはアカデミー賞に次ぐものと目されており、アカデミー賞の前哨戦としては最も重要視されています。

 ノミネートされた数の多い順に表にしました。同じ数の作品では英語題のアルファベット順に並べています。公開日などは2月3日時点で判明してるものです。日本で劇場公開済みの作品は日付の欄の色を変えました。動画配信サービスの製作作品でも日本の映画館で公開されてるものは日付に※印を付けました。



◆ ◆ ◆

題名監督日本での劇場公開ノミネート数ノミネート部門
『Mank/マンク』
Mank
デヴィッド・フィンチャー2020年11月20日(金) ※Netflix6作品賞(ドラマ)・監督賞・主演男優賞(ドラマ)・助演女優賞・脚本賞・音楽賞
『シカゴ7裁判』
The Trial of the Chicago 7
アーロン・ソーキン 2020年10月9日(金) ※Netflix5作品賞(ドラマ)・監督賞・助演男優賞・脚本賞・歌曲賞
『ノマドランド』
Nomadland
クロエ・ジャオ2021年3月26日(金)4作品賞(ドラマ)・監督賞・主演女優賞(ドラマ)・脚本賞
Promising Young Womanエメラルド・フェンネル2021年(公開予定)4作品賞(ドラマ)・監督賞・主演女優賞(ドラマ)・脚本賞
『ファーザー』
The Father
フロリアン・ゼレール2021年5月(公開予定)4作品賞(ドラマ)・主演男優賞(ドラマ)・助演女優賞・脚本賞
『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画
Borat Subsequent Moviefilm: Delivery of Prodigious Bribe to American Regime for Make Benefit Once Glorious Nation of Kazakhstan
ジェイソン・ウォリナー劇場未公開(Amazon Prime Videoにて配信)3作品賞(コメディ/ミュージカル)・主演男優賞(コメディ/ミュージカル)・主演女優賞(コメディ/ミュージカル)
『あの夜、マイアミで』
One Night in Miami
レジーナ・キング劇場未公開(Amazon Prime Videoにて配信)3監督賞・助演男優賞・歌曲賞
『ハミルトン』
Hamilton
トーマス・ケイル劇場未公開(Disney+にて配信)2作品賞(コメディ/ミュージカル)・主演男優賞(コメディ/ミュージカル)
Judas and the Black MessiahShaka King未定2助演男優賞・歌曲賞
『マ・レイニーのブラックボトム』
Ma Rainey's Black Bottom
ジョージ・C・ウルフ劇場未公開(Netflixにて配信)2主演男優賞(ドラマ)・主演女優賞(ドラマ)
Musicシーア未定2作品賞(コメディ/ミュージカル)・主演女優賞(コメディ/ミュージカル)
『この茫漠たる荒野で』
News of the World
ポール・グリーングラス劇場未公開(Netflixにて配信)2助演女優賞・音楽賞
『パーム・スプリングス』
Palm Springs
マックス・バーバコウ2021年4月9 日(金)2作品賞(コメディ/ミュージカル)・主演男優賞(コメディ/ミュージカル)
『ソウルフル・ワールド』
Soul
ピート・ドクター劇場未公開(Disney+にて配信)2音楽賞・長編アニメーション賞
『これからの人生』
La vita davanti a sé
(英語題:The Life Ahead)
エドアルド・ポンティ劇場未公開(Netflixにて配信)2歌曲賞・外国語映画賞
The Mauritanianケヴィン・マクドナルド未定2主演男優賞(ドラマ)・助演女優賞
『ザ・プロム』
The Prom
ライアン・マーフィー2020年12月4日(金) ※Netflix2作品賞(コメディ/ミュージカル)・主演男優賞(コメディ/ミュージカル)
The United States vs. Billie Holidayリー・ダニエルズ未定2主演女優賞(ドラマ)・歌曲賞
Druk
(英語題:Another Round)
トマス・ヴィンターベア2021年(公開予定)1外国語映画賞
Emma.Autumn de Wilde未定1主演女優賞(コメディ/ミュージカル)
French Exitアザゼル・ジェイコブス未定1主演女優賞(コメディ/ミュージカル)
『ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-』
Hillbilly Elegy
ロン・ハワード2020年11月13日(金) ※Netflix1助演女優賞
I Care a LotJ・ブレイクソン未定1主演女優賞(コメディ/ミュージカル)
『ラ・ヨローナ ~彷徨う女~』
La Llorona
ハイロ・ブスタマンテ2020年7月10日(金)1外国語映画賞
『ミナリ』
Minari
リー・アイザック・チョン 2021年3月19日(金)1外国語映画賞
『オン・ザ・ロック』
On the Rocks
ソフィア・コッポラ2020年10月2日(金) ※Apple TV+1助演男優賞
『2分の1の魔法』
Onward
ダン・スキャンロン2020年8月21日(金)1長編アニメーション賞
『フェイフェイと月の冒険』
Over the Moon
グレン・キーン劇場未公開(Netflixにて配信)1長編アニメーション賞
『私というパズル』
Pieces of a Woman
コルネル・ムンドルッツォ劇場未公開(Netflixにて配信)1主演女優賞(ドラマ)
『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』
Sound of Metal
ダリウス・マーダー劇場未公開(Amazon Prime Videoにて配信)1主演男優賞(ドラマ)
『TENET テネット』
Tenet
クリストファー・ノーラン2020年9月18日(金)1音楽賞
The Croods: A New Ageジョエル・クロフォード未定1長編アニメーション賞
The Little Thingsジョン・リー・ハンコック未定1助演男優賞
『ミッドナイト・スカイ』
The Midnight Sky
ジョージ・クルーニー2020年12月11日(金) ※Netflix1音楽賞
『どん底作家の人生に幸あれ!』
The Personal History of David Copperfield
アーマンド・イアヌッチ2021年1月22日(金)1主演男優賞(コメディ/ミュージカル)
Deux
(英語題:Two of Us)
Filippo Meneghetti未定1外国語映画賞
『ウルフウォーカー』
Wolfwalkers
トム・ムーア、ロス・スチュワート2020年10月30日(金)1長編アニメーション賞


 以上、37作品。

 日本の映画館でも公開済みの作品は11本。これから公開が決まってる映画は6本。まだ決まってないのが10本。日本では劇場公開されずに動画配信されている(もしくは配信することが決まっている)作品が10本。

 4個以上ノミネートされたのは5作品あり、5作品とも日本で劇場公開。

 2~3個ノミネートされたのは13作品あり、日本で劇場公開は2作品のみ、劇場未公開で配信のみは7作品、どうなるか未定なのは4作品。

ゴールデン・グローブ賞にノミネートされた作品のポスター(その2)


参照:

映画の歴代興行収入ランキングについて

2020-12-01 00:12:01 | 映画 - ベスト

 映画の入場料の売上げ金額の総額を興行収入と呼ぶ。興収などと略される。この興収の日本での歴代ランキングの1位が19年ぶりに入れ替わろうとしている。

 しかし、こういうニュースは業界向けニュースであって、業界の人だけが一喜一憂してればいい話ではないだろうか。そもそも、歴代ランキングを人数ではなく金額で順位付けしているのは、新しい映画が常に上位に来て記録が更新されるようにするためであり、それに一般の人までも見事に踊らされている。

 少し古い話だが映画雑誌『キネマ旬報』で読んだ記事に、歴代の007映画の確か全世界での動員数の発表が海外であったのを受けて書かれたものがあった。当時ジェームズ・ボンドを演じていたピアース・ブロスナン主演作が興収では上位を独占するが、動員数となるとショーン・コネリー主演作が上位を独占するというような内容だった。

 これを読んでから、公開された時代の異なる映画の興行収入を比較しても意味が無いなと思うようになった。

 ならば、観客の人数ならいいのかというと、そういう話でもない。時代によって人口も大きく変わるから。ならば国民の何%が観たという数字ならばどうだろう。それも、人口が同じでも若者や子供の比率が少ない今の日本と、そうではない昔の日本とでは条件が全然違うだろう。

 違う時代というと、レンタルビデオがなかった時代もあれば、テレビ放送もなかった時代もある(お隣の中国では逆にネットも普及した今になって映画を観に行く余裕が出てきたと映画館での興行が21世紀に入ってから盛り上がってる)。日本の映画館が定員入替え制になったのもここ10~20年弱の話である。

 このように異なる時代に公開された映画のヒット具合を単純に比較するというのはナンセンスだと思う。



◆ ◆ ◆

 以下、参考までに色々とデータ等をあげておきます。




 日本では、ここ四半世紀ほど映画館の入場料は殆ど変わっていない。価格上昇してはいるが緩やかなのである。アメリカなど他の国はインフレもあってどんどん値上がりしてる。


映画料金 比較
1994年2018年
大人料金
(総務省統計局の小売物価統計調査)
1800円1800円
平均料金
(日本映画製作者連盟)
1249円
(2013年は1246円)
1315円
米国の平均料金
(Box Office Mojo)
4ドル189ドル11



 このため、アメリカや全世界の歴代興収ランキングは新しい映画が上位に来る。


全米歴代興収ランキング TOP10
順位題名公開年全米興収
1スター・ウォーズ/フォースの覚醒2015年9億3666万2225ドル
2アベンジャーズ/エンドゲーム2019年8億5837万3000ドル
3アバター2009年7億6050万7625ドル
4ブラックパンサー2018年7億0042万6566ドル
5アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー2018年6億7881万5482ドル
6タイタニック1997年6億5936万3944ドル
7ジュラシック・ワールド2015年6億5227万0625ドル
8アベンジャーズ2012年6億2335万7910ドル
9スター・ウォーズ/最後のジェダイ2017年6億2018万1,382ドル
10インクレディブル・ファミリー2018年6億0858万1744ドル


全世界歴代興収ランキング TOP10
順位題名公開年全世界興収
(米ドルに換算して集計)
1アベンジャーズ/エンドゲーム2019年27億9780万0564ドル
2アバター2009年27億9043万9092ドル
3タイタニック1997年21億9517万0204ドル
4スター・ウォーズ/フォースの覚醒2015年20億6845万4133ドル
5アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー2018年20億4835万9754ドル
6ジュラシック・ワールド2015年16億7040万1444ドル
7ライオン・キング2019年16億5713万8876ドル
8アベンジャーズ2012年15億1881万5515ドル
9ワイルド・スピード SKY MISSION 2015年15億1525万3888ドル
10アナと雪の女王22019年14億5002万6933ドル



 当時の興収金額を2019年の物価に直してランキングしたものも発表されている。


全米歴代興収ランキング(2019年の物価に調整) TOP10
順位題名公開年全米興収
(2019年の物価に調整)
予想される動員数
1風と共に去りぬ1939年18億5058万1586ドル2億0228万6200人
2スター・ウォーズ1977年16億2949万6559ドル1億7811万9500人
3サウンド・オブ・ミュージック1965年13億0350万2105ドル1億4248万5200人
4E.T.1982年12億9773万0421ドル1億4185万4300人
5タイタニック1997年12億4005万4754ドル1億3554万9800人
6十戒1956年11億9843万1667ドル1億3100万0000人
7JAWS/ジョーズ1975年11億7244万7655ドル1億2815万9700人
8ドクトル・ジバゴ1965年11億3563万2932ドル1億2413万5500人
9エクソシスト1973年10億1179万8348ドル1億1059万9200人
10白雪姫1937年 9億9716万8333ドル1億0900万0000人


全世界歴代興収ランキング(2019年の物価に調整) TOP10
順位題名公開年全世界興収
(米ドルに換算して集計したものを
さらに2019年の物価に調整)
1風と共に去りぬ1939年37億0600万0000ドル
2アバター2009年32億5700万0000ドル
3タイタニック1997年30億8100万0000ドル
4スター・ウォーズ1977年30億4300万0000ドル
5アベンジャーズ/エンドゲーム2019年27億9800万0000ドル
6サウンド・オブ・ミュージック1965年25億4900万0000ドル
7E.T.1982年24億8900万0000ドル
8十戒1956年23億5600万0000ドル
9ドクトル・ジバゴ1965年22億3300万0000ドル
10スター・ウォーズ/フォースの覚醒2015年22億0200万0000ドル

 物価に合わせて換算した全米歴代興収ランキングとなると、21世紀の映画はトップ10にひとつも入らない。一番新しい映画で1997年の『タイタニック』、その次が1982年の『E.T.』。その次が1970年代の3作、1960年代が2作、1950年代が1作、1940年代が無くて、1930年代の2作が一番古い。

 21世紀の映画は11位に2015年の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、15位に2009年の『アバター』、16位に2019年の『アベンジャーズ/エンドゲーム』、29位に2012年の『アベンジャーズ』、30位に2015年の『ジュラシック・ワールド』とトップ30だと5本のみです。トップ100だと29本かな。




 ちなみに、フランスでは歴代興行成績ランキングを観客動員数で出している。なお、フランスの人口は現在7000万人未満です。


フランス歴代観客動員数ランキング TOP10
順位題名公開年フランス観客動員数
1タイタニック1997年2063万4793人
2Bienvenue chez les Ch'tis(監督&出演:ダニー・ブーン)2008年2041万3165人
3最強のふたり2011年1938万5300人
4白雪姫1938年1831万9651人
5大進撃1966年1727万3065人
6風と共に去りぬ1950年1672万3795人
7ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト1968年1487万3304人
8ジャングル・ブック1967年1569万6567人
9アバター2009年1467万7888人
10101匹わんちゃん大行進1961年1466万0594人

 やはり、21世紀の映画はトップ10内に3本だけである。

 関係ないけどフランスでも『風と共に去りぬ』の公開は日本同様に第二次世界大戦後なんだな。



◆ ◆ ◆

 現時点での日本での歴代興収1位は『千と千尋の神隠し』である。スタジオジブリの長編アニメーション。宮崎駿監督作品で上映時間は125分。2001年7月20日に日本で劇場公開された。

 メイン館は日比谷スカラ座1(現在は大幅に改装されTOHOシネマズ日比谷のスクリーン12になっている)。公開日前日の夜8時には日比谷スカラ座の前には300人近くが並んでおり、徹夜組は700人にも及び、夜が明けて公開初日の朝6時30分には2000人を突破した。全席自由席の時代である。




 公開初日からの14日間で動員数は450万人を突破、興収でも56億円を突破。20日間の動員数は660万人を超え、興収も80億円を突破。公開4週目の動員が公開1週目の動員を上回り、公開31日目に動員1000万人を記録し、興収でも130億円をクリア。公開56日目の段階で興収193億5430万円に達し、1997年に『もののけ姫』が樹立した日本映画の興収最高記録を超えた。

 69日目には動員1687万8000人に達し、1997年公開の『タイタニック』が持つ日本国内の動員最高記録を超えた(興収は217億円で『タイタニック』にはまだ40億円以上差がある)。104日目で動員1960万人、興収253億7000万円に達した。114日目(11月10日)に動員2023万人、興行収入262億円を突破し、『タイタニック』が持つ日本国内の興収最高記録を超えた。

 『千と千尋の神隠し』は公開から11週連続で週末興行成績(当時は東京都内5地区で集計した観客動員数でランキング)で1位、13週目から再び4週連続1位となったが、20週目の週末となる12月1日に客層の重なるファミリー向け映画『ハリー・ポッター』の1作目が動員数でも興収でも週末(土曜・日曜)の日本歴代記録を更新する数字で日本公開された。

―――― この段落はまだ書きかけです(300億円までの展開、再上映が興収に含まれるケースと含まれないケースなど)。 ――――




 日本映画製作者連盟(映連)によると、2001年の日本の映画館のスクリーン数は2,585で、そのうちシネコンは1,259だそうである。映画館がまだシネコンになってない都市が多かった印象。東京の銀座・日比谷・有楽町あたりにあるメイン館は、2004年や2009年に現在の全席指定・定員入替え制になった。

 当時の熱心なファンは、弁当(とは限らないけど)持参で朝の回に行き、そのまま夜の回まで居続ける。1人で5回や6回観ても、料金は1回分、観客動員数も1人としかカウントされない。今の映画館はほとんどが定員入替え制で、こんなことはできない。

 また、映連によると2001年の映画館の平均料金は1,226円。ちなみに、2018年の平均料金は1,315円で、2019年は1,340円です。2019年6月1日に各種料金(一般料金やシニア料金やレディースデイ料金など)を100円値上げした映画館が多かったのだが、2019年1月~5月は旧料金だったので年間の平均料金への影響は半減しており、2020年の平均料金はもっと上がると思われた。実際にはコロナ禍で急遽多数組まれた旧作上映は1100円などの料金だったため、年間平均料金を下げる効果があっただろう。



◆ ◆ ◆

―――― さらに続くのですが、まだ書けてません(鬼滅の興行収入の展開、2020年の公開が有利な点、不利な点など)。 ――――


作品賞ノミネートされた非英語作品11本 (第1回~第92回アカデミー賞)

2020-02-12 12:57:32 | 映画 - ベスト

 2020年2月9日(日)(日本時間:10日(月) )に行われた第92回アカデミー賞にて、韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が作品賞・監督賞・脚本賞・国際長編映画賞(旧・外国語映画賞)の4部門で受賞する快挙を成し遂げた。非英語作品が作品賞を受賞するのは初めて。

 そこで、これまで作品賞にノミネートされた非英語作品の一覧を表にまとめてみました。


posters of 11 non-English language films which nominated for Best Picture category in the Academy Awards


年度題名/原題(米国題)監督主な製作国言語他部門など
1938年度第11回『大いなる幻影』
La grande illusion
ジャン・ルノワールフランスフランス語など作品賞にノミネート。
この年の作品賞ノミネートは10本。
1969年度第42回『Z』
Z
コスタ=ガヴラスフランス=アルジェリアフランス語など編集・外国語映画賞を受賞。
作品・監督・脚色賞にノミネート。
この年の作品賞ノミネートは5本。
1972年度第45回『移民者たち』
Utvandrarna
(The Emigrants)
ヤン・トロエルスウェーデンスウェーデン語など作品・監督・主演女優・脚色・外国語映画('71年度)賞にノミネート。
この年の作品賞ノミネートは5本。
1973年度第46回『叫びとささやき』
Viskningar och rop
(Cries & Whispers)
イングマール・ベルイマンスウェーデンスウェーデン語など撮影賞を受賞。
作品・監督・脚本・衣装デザイン賞にノミネート。
この年の作品賞ノミネートは5本。
1995年度第68回『イル・ポスティーノ』
Il postino
マイケル・ラドフォードイタリア=フランスイタリア語など音楽賞(オリジナルドラマ)を受賞。
作品・監督・主演男優・脚色賞にノミネート。
この年の作品賞ノミネートは5本。
1998年度第71回『ライフ・イズ・ビューティフル』
La vita è bella
(Life Is Beautiful)
ロベルト・ベニーニイタリアイタリア語など主演男優・音楽(オリジナルドラマ)・外国語映画賞を受賞。
作品・監督・脚本・編集賞にノミネート。
この年の作品賞ノミネートは5本。
2000年度第73回『グリーン・デスティニー』
臥虎藏龍 / Crouching Tiger, Hidden Dragon
アン・リーアメリカ=中国中国語撮影・作曲・美術・外国語映画賞を受賞。
作品・監督・脚色・衣装デザイン・編集・歌曲賞にノミネート。
この年の作品賞ノミネートは5本。
2006年度第79回『硫黄島からの手紙』
Letters from Iwo Jima
クリント・イーストウッドアメリカ日本語など音響編集賞を受賞。
作品・監督・脚本賞にノミネート。
この年の作品賞ノミネートは5本。
2012年度第85回『愛、アムール』
Amour
ミヒャエル・ハネケフランス=ドイツ=オーストリアフランス語など外国語映画賞を受賞。
作品・監督・主演女優・脚本賞にノミネート。
この年の作品賞ノミネートは9本。
2018年度第91回『ROMA/ローマ』
Roma
アルフォンソ・キュアロンメキシコスペイン語など監督・撮影・外国語映画賞を受賞。
作品・主演女優・助演女優・脚本・美術・音響編集・音響調整賞にノミネート。
この年の作品賞ノミネートは8本。
2019年度第92回『パラサイト 半地下の家族』
기생충
(Parasite)
ポン・ジュノ韓国韓国語など作品・監督・脚本・国際長編映画賞を受賞。
美術・編集賞にノミネート。
この年の作品賞ノミネートは9本。


 以上の11本です。

 上記のように『グリーン・デスティニー』と『硫黄島からの手紙』は主な製作国にアメリカ合衆国が入っています。米国以外の映画で非英語作品に絞ると9作品が今までのアカデミー賞で作品賞にノミネートされたことになります。



◆ ◆ ◆

 『パラサイト 半地下の家族』より前の10本のうち作品賞受賞に一番近かったのは、主演男優賞を受賞した『ライフ・イズ・ビューティフル』と、監督賞を受賞した『ROMA/ローマ』でしょうか。

 『ライフ・イズ・ビューティフル』は1999年2月9日にノミネート発表までは週末集計だと全米で最大228館で上映されていました。ノミネート発表を受けて週末興行収入がトップ10入りして8位になり、上映館も685館まで増えました。3月21日の授賞式のあとには2週に渡ってトップ10に再び入り、上映館も1,136館に増えました。

 『ROMA/ローマ』はアメリカではNetflixが配給だったため、数字が発表されていません。

 『パラサイト 半地下の家族』は、全米の週末興行収入では今のところ11位が最高位。10月と11月と2月に1週ずつ、計3週で記録してます。週末ではなく1日ごとの集計では11月に8位を1日、10位を2日記録し、授賞式の翌日からは4位を連日記録しています。今週末に週末興行収入で初めてのトップ10入りは確実そうです。上映館数は2020年1月13日のノミネート発表までは11月の620館が最大で、ノミネート発表後は1,060館までに増えています。



◆ ◆ ◆

 なお、これまでの作品賞の受賞作には英語作品ながらインドが舞台の『ガンジー』 Gandhi (1982年) や『スラムドッグ$ミリオネア』 Slumdog Millionaire (2008年)、中国が舞台の『ラストエンペラー』 The Last Emperor (1987年、監督はイタリアのベルナルド・ベルトルッチ) があります。

 『ラストエンペラー』は作品・監督・脚色・撮影・作曲・美術・衣装デザイン・音響・編集賞の9部門で受賞し、アメリカ資本ではない映画の最多受賞記録となっています。

 また、フランス映画だが無声映画の『アーティスト』 The Artist (2011年) も作品賞を受賞してます。無声映画で作品賞を受賞したのは、第1回の『つばさ』 Wings (1927年) と第84回の『アーティスト』の2本のみです。



◆ ◆ ◆

 最後に、アカデミー賞の作品賞のノミネート作品数について書きます。


作品賞のノミネート本数
アカデミー賞本数
第1回 (1927年/1928年)1回 3本
第2回 (1928年/1929年)
  |
第4回 (1930年/1931年)
3回 5本
第5回 (1931年/1932年)1回 8本
第6回 (1932年/1933年)1回10本
第7回 (1934年度)
  |
第8回 (1935年度)
2回12本
第9回 (1936年度)
  |
第16回 (1943年度)
8回10本
第17回 (1944年度)
  |
第81回 (2008年度)
65回 5本
第82回 (2009年度)
  |
第83回 (2010年度)
2回10本
第84回 (2011年度)
  |
第86回 (2013年度)
3回 9本
第87回 (2014年度)
  |
第88回 (2015年度)
2回 8本
第89回 (2016年度)
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第90回 (2017年度)
2回 9本
第91回 (2018年度)1回 8本
第92回 (2019年度)1回 9本

 3本×1回、5本×(3+65)回、8本×(1+2+1)回、9本×(3+2+1)回、10本×(1+8+2)回、12本×2回となり、全92回で合計563本となります。

 第84回(2011年度)からルールが改定され、現在は獲得票の比率によってノミネート資格が与えられ、5~10本の映画が作品賞にノミネートされることになってます。



参照:

2020年の第92回アカデミー賞 - 主要部門の有力候補リスト

2019-12-10 12:59:00 | 映画 - ベスト

 2019年公開の映画を対象とした第92回アカデミー賞。主なスケジュールは、以下の通りです。

  • ノミネート投票: 2020年1月2日(木)~1月7日(火)
  • ノミネート発表: 2020年1月13日(月) ※日本時間 22:18

  • 本選投票: 2020年1月30日(木)~2月4日(火)
  • 本選発表(授賞式) : 2020年2月9日(日) ※日本時間では10日(月)

俳優部門ノミネート確実な7人

 アカデミー賞(通称:オスカー)予想に、数々の映画の題名が出てきてます。しかし、日本公開がまだまだ先で、邦題決定前の作品が多く、各作品がどんな映画なのか頭になかなか入ってきません。そこで、主要部門の有力候補作品をポスター画像付きで当ブログに毎年まとめています。

 受賞予想としてブログを書いているのではなくて、アメリカで高く評価されてる映画はどれか、これから公開される映画の中から観る作品を選ぶ参考になればと思って書いています。

 出典は Gurus o' Gold という、アメリカの13人の有名批評家が付けた順位を作品ごとに集計したものです。12月2日に発表された13人の集計分を元に以下に映画を並べました。

 星は、作品・監督・主演男優・主演女優・助演男優・助演女優の各部門においての有力候補の順位で、★★★★★は1位、★★★★は2位、★★★は3位、★★は4位、★は5位、☆は6位以下(複数の批評家から投票されたもののみ)となります。

 私は観ると決めたら、その映画の情報はなるべく事前に頭に入れないようにしています。そのため、あらすじについては殆ど調べてません。あしからず。



◆ ◆ ◆

 まずは、12月2日付け予想で複数の人による票が入った作品賞候補15作。



原題: "The Irishman" ★★★★★
邦題: 『アイリッシュマン』
日本公開: 2019年11月15日(金)

監督: マーティン・スコセッシ ★★★★★ (『沈黙 -サイレンス-』、『タクシードライバー』)

原作:チャールズ・ブラント『アイリッシュマン』 I Heard You Paint Houses (2004年)

主な出演者:
 ロバート・デ・ニーロ ★★★
 アル・パチーノ ★★★★
 ジョー・ペシ ★★

あらすじ等:
 第2次世界大戦後の裏社会、多くの殺人事件に関与したとされる“アイリッシュマン”ことフランク・シーランを描く。ノンフィクション本の映画化。



原題: "Once Upon a Time... in Hollywood" ★★★★
邦題: 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』
日本公開: 2019年8月30日(金)

監督: クエンティン・タランティーノ ★★★★ (『デス・プルーフ in グラインドハウス』、『パルプ・フィクション』)

主な出演者:
 レオナルド・ディカプリオ ★★
 ブラッド・ピット ★★★★★
 マーゴット・ロビー

あらすじ等:
 1969年のハリウッド、以前はテレビの人気俳優だったリック・ダルトンと彼の専属スタントマンのクリフ・ブースは、リックの隣家に映画監督ロマン・ポランスキー夫妻が引っ越してくるのを目にする。



原題: "Marriage Story" ★★★
邦題: 『マリッジ・ストーリー』
日本公開: 2019年11月29日(金)

監督: ノア・バームバック ★★ (『ヤング・アダルト・ニューヨーク』、『フランシス・ハ』)

主な出演者:
 スカーレット・ヨハンソン ★★★
 アダム・ドライヴァー ★★★★★
 ローラ・ダーン ★★★★★
 アラン・アルダ (『ブリッジ・オブ・スパイ』、『アビエイター』)

あらすじ等:
 女優ニコールと夫で映画監督・脚本家のチャーリーの結婚生活は終焉を迎えようとしていた……。



原題: "1917" ★★
邦題: 『1917 命をかけた伝令』
日本公開: 2020年2月14日(金)

監督: サム・メンデス (『007 スカイフォール』、『ロード・トゥ・パーディション』)

主な出演者:
 ジョージ・マッケイ (『マローボーン家の掟』、『はじまりへの旅』)
 ディーン=チャールズ・チャップマン (『ブレス しあわせの呼吸』、『リピーテッド』)
 マーク・ストロング (『シャザム!』、『キングスマン』)

あらすじ等:
 第一次世界大戦の戦地フランスで、二人の若きイギリス兵が重要な伝令を任される。複数のカットを編集でワンシーンワンカットの映像に収めている。



原題: "기생충"
英語題: "Parasite"
邦題: 『パラサイト 半地下の家族』
日本公開:
 2019年12月27日(金) ※全国2館で先行公開
 2020年1月10日(金) ※全国公開

監督: ポン・ジュノ ★★★ (『スノーピアサー』、『グエムル -漢江の怪物-』)

主な出演者:
 ソン・ガンホ (『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』、『殺人の追憶』)
 イ・ソンギュン (『王様の事件手帖』、『ソニはご機嫌ななめ』)
 チョ・ヨジョン (『後宮の秘密』、『情愛中毒』)

あらすじ等:
 全員失業中の家族が、長男が豪邸での家庭教師に応募したことで転機が訪れる。



原題: "Jojo Rabbit"
邦題: 『ジョジョ・ラビット』
日本公開: 2020年1月17日(金)

監督: タイカ・ワイティティ (『マイティ・ソー バトルロイヤル』、『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』)

原作:クリスティーン・ルーネンズ "Caging Skies" (2008年)

主な出演者:
 ローマン・グリフィン・デイヴィス (新人)
 トーマシン・マッケンジー (『足跡はかき消して』、『ホビット 決戦のゆくえ』)
 レベル・ウィルソン (『ロマンティックじゃない?』、『ピッチ・パーフェクト』)
 スカーレット・ヨハンソン (『マリッジ・ストーリー』、『のら猫の日記』)

あらすじ等:
 第2次世界大戦下のドイツ、少年ジョジョを主人公にしたコメディ。



原題: "Little Women"
邦題: 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
日本公開: 2020年3月27日(金) 2020年6月12日(金)

監督: グレタ・ガーウィグ (『レディ・バード』)

原作:ルイザ・メイ・オルコット『若草物語』 Little Women (1868-1869年)

主な出演者:
 シアーシャ・ローナン ★★ (『レディ・バード』、『ラブリーボーン』)
 エマ・ワトソン (『美女と野獣』、「ハリー・ポッター」シリーズ)
 フローレンス・ピュー ★★ (『ファイティング・ファミリー』、『ミッドサマー』)

あらすじ等:
 南北戦争が起きた1860年代、アメリカ北東部ニューイングランドで暮らすマーチ家の四人姉妹を描く。何度も映像化された『若草物語』の映画化。



原題: "The Two Popes"
邦題: 『2人のローマ教皇』
日本公開: 2019年12月13日(金)

監督: フェルナンド・メイレレス (『ナイロビの蜂』、『シティ・オブ・ゴッド』)

原作:アンソニー・マクカーテン作の舞台 "The Pope" (2017年)

主な出演者:
 アンソニー・ホプキンス (『世界最速のインディアン』、『羊たちの沈黙』)
 ジョナサン・プライス (『天才作家の妻 -40年目の真実-』、『未来世紀ブラジル』)
 フアン・ミヌヒン (『愛と情事のあいだ』、『フォーカス』)

あらすじ等:
 2013年、ローマ教皇(法王)ベネディクト16世が自ら退位し名誉教皇となったため、後任のフランシスコ教皇と共にローマ教皇が二人いることになった。



原題: "Ford v Ferrari"
邦題: 『フォードvsフェラーリ』
日本公開: 2020年1月10日(金)

監督: ジェームズ・マンゴールド (『3時10分、決断のとき』、『“アイデンティティー”』)

主な出演者:
 マット・デイモン (『オデッセイ』、『インビクタス/負けざる者たち』)
 クリスチャン・ベイル (『バイス』、『ダークナイト』)
 ジョン・バーンサル (『ベイビー・ドライバー』、『ザ・コンサルタント』)
 トレイシー・レッツ (『レディ・バード』、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』)

あらすじ等:
 1966年のル・マン24時間耐久レースで、打倒フェラーリを目指すフォード社チームを描く。



原題: "Joker"
邦題: 『ジョーカー』
日本公開: 2019年10月4日(金)

監督: トッド・フィリップス (『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』シリーズ)

主な出演者:
 ホアキン・フェニックス ★★★★ (『ビューティフル・デイ』、『グラディエーター』)
 ロバート・デ・ニーロ (『アイリッシュマン』、『キング・オブ・コメディ』)
 ザジー・ビーツ (『デッドプール2』、『ジオストーム』)

あらすじ等:
 1981年、ピエロで生計を立てるアーサー・フレックはコメディアンを目指しているが……。DCコミックのバットマンに登場する悪役ジョーカーの誕生を描く。



原題: "Bombshell"
邦題: 『スキャンダル』
日本公開: 2020年2月21日(金)

監督: ジェイ・ローチ (『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』、『オースティン・パワーズ』)

主な出演者:
 シャーリーズ・セロン ★★★★ (『タリーと私の秘密の時間』、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』)
 ニコール・キッドマン (『ある少年の告白』、『ムーラン・ルージュ』)
 マーゴット・ロビー ★★★ (『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』、『スーサイド・スクワッド』)

あらすじ等:
 2016年にアメリカの人気テレビ局FOXニュースのCEOがセクハラで告発されたスキャンダルを描く。



原題: "The Farewell"
邦題: 『フェアウェル』
日本公開: 2020年4月10日(金) 2020年10月2日(金)

監督: ルル・ワン ( "Posthumous" )

原作:ルル・ワン "What You Don't Know" (2016年のラジオで話したエピソード)

主な出演者:
 アウクワフィナ (『オーシャンズ8』、『クレイジー・リッチ!』)
 ツィ・マー (『メッセージ』、『ラッシュアワー』)
 チョウ・シュウチン

あらすじ等:
 中国にいる末期癌の祖母のために親戚一同が世界中から帰郷することになる。



原題: "Waves"
邦題: 『WAVES/ウェイブス』
日本公開: 2020年4月10日(金) 2020年7月10日(金)

監督: トレイ・エドワード・シュルツ (『イット・カムズ・アット・ナイト』、『クリシャ』)

主な出演者:
 ケルヴィン・ハリソン・Jr. (『イット・カムズ・アット・ナイト』、『マッドバウンド 哀しき友情』)
 ルーカス・ヘッジズ (『ある少年の告白』、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』)
 テイラー・ラッセル (『エスケープ・ルーム』)
 スターリング・K・ブラウン (『ブラックパンサー』、『ザ・プレデター』)

あらすじ等:
 フロリダ南部の高校でレスリング・チームに所属するタイラーは故障を抱えるが、その事を内緒にする。



原題: "Dolemite Is My Name"
邦題: 『ルディ・レイ・ムーア』
日本公開: 劇場未公開(ネット配信のみ)

監督: クレイグ・ブリュワー (『ブラック・スネーク・モーン』、『ハッスル&フロウ』)

主な出演者:
 エディ・マーフィ (『ペントハウス』、『ビバリーヒルズ・コップ』)
 キーガン=マイケル・キー (『トゥモローランド』、『トイ・ストーリー4』)
 マイク・エップス (『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』、『バイオハザード II アポカリプス』)
 ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ (『クレイジー・パーティー』、『余命90分の男』)

あらすじ等:
 1970年代にドールマイトというキャラクターで人気を博したコメディアンのルディ・レイ・ムーアを描く。



原題: "A Beautiful Day in the Neighborhood"
邦題: 『幸せへのまわり道』
日本公開: 2020年8月28日(金)

監督: マリエル・ヘラー (『ある女流作家の罪と罰』、『ミニー・ゲッツの秘密』)

原作:Tom Junod "Can You Say ... Hero?" (1998年のエスクァイア誌の記事)

主な出演者:
 トム・ハンクス ★★★★ (『ブリッジ・オブ・スパイ』、『ビッグ』)
 マシュー・リス (『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』、『二ツ星の料理人』)
 スーザン・ケレチ・ワトソン (テレビシリーズ『THIS IS US/ディス・イズ・アス』)

あらすじ等:
 1968年に放映開始された子供向けテレビ番組「Mister Rogers' Neighborhood」で人気を博した司会者フレッド・ロジャースを描く。




◆ ◆ ◆

 次に、上記以外の作品で作品賞・監督賞・俳優部門の各賞・脚本賞・脚色賞に投票者があった作品。




原題: "Just Mercy"
邦題: 『黒い司法 0%からの奇跡』
日本公開: 2020年2月28日(金)

監督: デスティン・ダニエル・クレットン (『ガラスの城の約束』、『ショート・ターム』)

原作:ブライアン・スティーヴンソン『黒い司法 黒人死刑大国アメリカの冤罪と闘う』 Just Mercy: A Story of Justice and Redemption (2014年)

主な出演者:
 マイケル・B・ジョーダン
 ジェイミー・フォックス
 ブリー・ラーソン

あらすじ等:
 1980年代のアラバマ州、冤罪で死刑判決を受けた黒人のために奮闘する弁護士を描く実話の映画化。



原題: "Knives Out"
邦題: 『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』
日本公開: 2020年1月31日(金)

監督: ライアン・ジョンソン (『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』、『LOOPER/ルーパー』)

主な出演者:
 ダニエル・クレイグ
 クリス・エヴァンス
 アナ・デ・アルマス

あらすじ等:
 探偵ブノワ・ブランが人気ミステリー作家の死の真相に迫るため、容疑者となった遺族たちを調べるが……。



原題: "Dolor y gloria"
英語題: "Pain and Glory"
邦題: 『ペイン・アンド・グローリー』
日本公開: 2020年6月19日(金)

監督: ペドロ・アルモドバル (『トーク・トゥ・ハー』、『オール・アバウト・マイ・マザー』)

主な出演者:
 アントニオ・バンデラス
 アシエル・エチェアンディア
 レオナルド・スバラーリャ

あらすじ等:
 スペインの映画監督はスランプに陥り、これまでの自分の人生を振り返ることになる。



原題: "Richard Jewell"
邦題: 『リチャード・ジュエル』
日本公開: 2020年1月17日(金)

監督: クリント・イーストウッド (『運び屋』、『ハドソン川の奇跡』)

原作:マリー・ブレナー "American Nightmare: The Ballad of Richard Jewell" (1997年のヴァニティ・フェア誌の記事)

主な出演者:
 サム・ロックウェル
 キャシー・ベイツ
 ジョン・ハム

あらすじ等:
 1996年、アトランタ五輪の会場近くで爆弾が見つかった事件で第一発見者となった警備員リチャード・ジュエルを描く。



原題: "Uncut Gems"
邦題: 『アンカット・ダイヤモンド』
日本公開: 劇場未公開(2020年1月31日よりネット配信)

監督: ベニー・サフディ&ジョシュ・サフディ (『グッド・タイム』、『神様なんかくそくらえ』)

主な出演者:
 アダム・サンドラー
 ケビン・ガーネット
 イディナ・メンゼル

あらすじ等:
 ニューヨークのダイヤモンド街で宝石商として働くハワードはギャンブル中毒で、トラブルに巻き込まれる。



原題: "Queen & Slim"
日本公開: 未定

監督: メリーナ・マツーカス (長編初監督)

主な出演者:
 ダニエル・カルーヤ
 ジョディ・ターナー=スミス
 ボキーム・ウッドバイン

あらすじ等:
 黒人女性弁護士のアンジェラ(通称クィーン)と恋人のスリムは、警察に車を止められて揉めてる内に発砲してしまい、警察に追われることになる。



原題: "Rocketman"
邦題: 『ロケットマン』
日本公開: 2019年8月23日(金)

監督: デクスター・フレッチャー (『イーグル・ジャンプ』、『サンシャイン/歌声が響く街』)

主な出演者:
 タロン・エガートン
 ジェイミー・ベル
 ブライス・ダラス・ハワード

あらすじ等:
 ヒット曲を多数作り出したエルトン・ジョンの半生を描いた伝記ミュージカル映画。



原題: "Apollo 11"
邦題: 『アポロ11 完全版』
日本公開: 2019年7月19日(金)

監督: トッド・ダグラス・ミラー ( "Scaring the Fish" )

あらすじ等:
 人類初の月面着陸から50年、今まで未発表だった映像や音声を使ってアポロ11号の軌跡を描くドキュメンタリー。



原題: "Judy"
邦題: 『ジュディ 虹の彼方に』
日本公開: 2020年3月6日(金)

監督: ルパート・グールド (『トゥルー・ストーリー』)

原作:Peter Quilter作の舞台 "End of the Rainbow" (2005年)

主な出演者:
 レネー・ゼルウィガー ★★★★★
 ジェシー・バックリー
 フィン・ウィットロック

あらすじ等:
 映画『オズの魔法使』の主役で人気となったジュディ・ガーランドの生涯を描く伝記映画。



原題: "Hustlers"
邦題: 『ハスラーズ』
日本公開: 2020年2月7日(金)

監督: ローリーン・スカファリア (『マダム・メドラー おせっかいは幸せの始まり』、『エンド・オブ・ザ・ワールド』)

原作:Jessica Pressler "The Hustlers at Scores: The Ex-Strippers Who Stole From (Mostly) Rich Men and Gave to, Well, Themselves" (2015年のニューヨーク誌の記事)

主な出演者:
 コンスタンス・ウー
 ジェニファー・ロペス ★★★★
 ジュリア・スタイルズ

あらすじ等:
 2014年、ニューヨークで働く元ストリッパーが、世界金融危機の後もウォール街で稼ぐ男たちを騙して大金を巻き上げようとする。実話の映画化。



原題: "The Report"
邦題: 『ザ・レポート』
日本公開: 劇場未公開(ネット配信のみ)

監督: スコット・Z・バーンズ ( "The Half Life of Timofey Berezin" )

主な出演者:
 アダム・ドライヴァー
 アネット・ベニング
 サラ・ゴールドバーグ

あらすじ等:
 上院職員の調査によって、9.11以後にCIAが行った尋問には拷問があったことが分かってくるが……。



原題: "Harriet"
邦題: 『ハリエット』
日本公開: 2020年3月27日(金) 2020年6月5日(金)

監督: ケイシー・レモンズ ( "Talk to Me" 、『プレイヤー/死の祈り』)

主な出演者:
 シンシア・エリヴォ
 レスリー・オドム・Jr.
 ジョー・アルウィン

あらすじ等:
 19世紀のアメリカ、奴隷から奴隷解放運動家になった実在の黒人女性ハリエット・タブマンを描く伝記映画。



原題: "The Lighthouse"
日本公開: 未定

監督: ロバート・エガース (『ウィッチ』)

主な出演者:
 ウィレム・デフォー
 ロバート・パティンソン

あらすじ等:
 19世紀末のアメリカ北東部ニューイングランド、二人の灯台守をモノクロで描くサイコホラー。



原題: "Us"
邦題: 『アス』
日本公開: 2019年9月6日(金)

監督: ジョーダン・ピール (『ゲット・アウト』)

主な出演者:
 ルピタ・ニョンゴ
 ウィンストン・デューク
 エリザベス・モス

あらすじ等:
 自分たちと同じ顔をした不気味な家族に遭遇するホラー。



原題: "Honey Boy"
邦題: 『ハニーボーイ』
日本公開: 2020年8月7日(金)

監督: アルマ・ハレル (フィクション作品長編初監督)

主な出演者:
 シャイア・ラブーフ
 ルーカス・ヘッジズ
 ノア・ジュープ

あらすじ等:
 アルコール依存症の父親と過ごした過酷な少年時代を描くシャイア・ラブーフの自伝的映画。



原題: "Clemency"
日本公開: 未定

監督: Chinonye Chukwu ( "alaskaLand" )

主な出演者:
 アルフレ・ウッダード
 リチャード・シフ
 ダニエル・ブルックス

あらすじ等:
 何人もの死刑囚に刑を執行してきた刑務所所長の苦悩を描く。



原題: "Toy Story 4"
邦題: 『トイ・ストーリー4』
日本公開: 2019年7月12日(金)

監督: ジョシュ・クーリー (長編初監督)

主な出演者:
 トム・ハンクス
 ティム・アレン
 アニー・ポッツ

あらすじ等:
 玩具の人形には命があり、人間が見てない間は動き回る姿を描いたシリーズ4作目。主人公ウッディは、新たな持ち主となった少女ボニーが幼稚園で作ったフォーキーを大事にしてることを知り、彼の面倒を見ることになるのだが……。



原題: "Midsommar"
邦題: 『ミッドサマー』
日本公開: 2020年2月21日(金)

監督: アリ・アスター (『ヘレディタリー/継承』)

主な出演者:
 フローレンス・ピュー (『ファイティング・ファミリー』、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』)
 ジャック・レイナー
 ウィル・ポールター

あらすじ等:
 白夜のスウェーデンを訪れた民俗学者たちは、奥地の村の祭りに参加するが、やがて不穏な空気に包まれ……。



原題: "Her Smell"
邦題: 『ハースメル』
日本公開: 2020年9月25日(金)

監督: アレックス・ロス・ペリー (『彼女のいた日々』、"The Color Wheel" )

主な出演者:
 エリザベス・モス
 カーラ・デルヴィーニュ
 ダン・スティーヴンス

あらすじ等:
 パンクバンドのボーカルとして人気を博したベッキーも今ではアルコールや薬物で破滅的な人生を歩んでいたが、若手ミュージシャン達にリスペクトされてると知り……。



原題: "Booksmart"
邦題: 『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』
日本公開: 2020年8月21日(金)

監督: オリヴィア・ワイルド (長編初監督)

主な出演者:
 ケイトリン・デヴァー
 ビーニー・フェルドスタイン
 ジェシカ・ウィリアムズ

あらすじ等:
 大学入学のために猛勉強してきた優等生二人が女子高校生としての青春を謳歌しようとするコメディ。女優オリヴィア・ワイルドの長編監督デビュー作。



原題: "Downton Abbey"
邦題: 『ダウントン・アビー』
日本公開: 2020年1月10日(金)

監督: マイケル・エングラー (劇場長編初監督)

主な出演者:
 ヒュー・ボネヴィル
 エリザベス・マクガヴァン
 マギー・スミス

あらすじ等:
 1927年、イギリスのヨークシャーにある邸宅ダウントン・アビーを国王夫妻が訪れることが決まるが……。大邸宅に暮らす貴族と使用人を描いた同名テレビシリーズの、第6シーズンの2年後を描く。



原題: "Dark Waters"
日本公開: 未定

監督: トッド・ヘインズ (『ワンダーストラック』、『キャロル』)

原作:Nathaniel Rich "The Lawyer Who Became DuPont's Worst Nightmare" (2016年のニューヨーク・タイムズ・マガジン誌の記事)

主な出演者:
 マーク・ラファロ
 アン・ハサウェイ
 ティム・ロビンス

あらすじ等:
 化学メーカー大手デュポンと環境問題で20年に渡る法廷闘争を繰り広げる弁護士を描く。




 以上です。

 今年はNETFLIXから『アイリッシュマン』『マリッジ・ストーリー』『2人のローマ教皇』と3作品がノミネートしそうです。今回はNETFLIX作品としては初めてアカデミー賞授賞式の前に日本で劇場公開されます。



◆ ◆ ◆

 ブログを書いてる内に第77回ゴールデングローブ賞のノミネーションが発表されてしまいました。

 上記の作品以外で主要部門にノミネートされたのは、主演のケイト・ブランシェットがノミネートされた "Where'd You Go, Bernadette" (監督:リチャード・リンクレイター)、主演のエマ・トンプソンがノミネートされた『レイトナイト 私の素敵なボス』(監督:ニーシャ・ガナトラ)。

 あとは、作曲賞に『マザーレス・ブルックリン』(監督&主演:エドワード・ノートン、日本公開:2020年1月10日)。主題歌賞に『キャッツ』(監督:トム・フーパー 、日本公開:2020年1月24日)。主題歌賞とアニメ映画賞に『アナと雪の女王2』、『ライオン・キング』。アニメ映画賞に『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』(日本公開:12月20日)、"Missing Link" (監督:クリス・バトラー)。外国語映画賞に『レ・ミゼラブル』(監督:ラジ・リ、日本公開:2020年2月28日)、"Portrait de la jeune fille en feu"(監督:セリーヌ・シアマ)。



◆ ◆ ◆

 日本での題名・公開日が決まった作品は、そのつど追記する予定です。



参照:

2018年の北米週末興収について 【その1】 各週のトップ1&2を比較

2019-04-10 13:00:00 | 映画 - ベスト

 「全米1位」などと映画の宣伝で謳われる場合、通常それは週末興行収入ランキング1位を指す。金・土・日曜日の3日間のチケット売上げ総額の順位だ。

 しかし、同じ1位でも公開時期によって売上げ額は大きく違う。どのくらい違うかを昨年の週末ランキングで調べて表にしてみた。

 参考に2位の金額もあげておく。売上額の少ない1位作品は他の週に公開していたなら2位以下だったかもしれない、売上額の多い2位作品は他の週なら1位だったかもしれないと分かるだろう。ただし、人々が出かけたがらない週もあるわけで、単純にそんな事は言えないわけだが。

 そこで、「Top 12 Gross」の金額もあげておく。この数字は、1~12位の合計金額です。


◆ ◆ ◆

#日付Top 12 Gross1位2位
題名金額題名金額
11月5日-7日$149,756,663ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル$ 37,233,653インシディアス 最後の鍵$ 29,581,355
21月12日-14日$136,726,673ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル$ 28,101,972ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書$ 19,361,968
31月19日-21日$110,991,894ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル$ 19,505,170ホース・ソルジャー$ 15,815,025
41月26日-28日$110,578,061メイズ・ランナー:最期の迷宮$ 24,167,011ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル$ 16,144,874
52月2日-4日$ 71,201,100ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル$ 10,930,222メイズ・ランナー:最期の迷宮$ 10,474,895
62月9日-11日$119,402,250フィフティ・シェイズ・フリード$ 38,560,195ピーターラビット$ 25,010,928
72月16日-18日$270,963,945ブラックパンサー$202,003,951ピーターラビット$ 17,506,207
82月23日-25日$179,766,137ブラックパンサー$111,658,835ゲーム・ナイト$ 17,005,332
93月2日-4日$137,173,612ブラックパンサー$ 66,306,935レッド・スパロー$ 16,853,422
103月9日-11日$128,205,007ブラックパンサー$ 40,817,579リンクル・イン・タイム$ 33,123,609
113月16日-18日$122,166,872ブラックパンサー$ 26,650,690トゥームレイダー ファースト・ミッション$ 23,633,317
123月23日-25日$114,969,927パシフィック・リム:アップライジング$ 28,116,535ブラックパンサー$ 17,099,618
133月30日-4月1日$120,883,559レディ・プレイヤー1$ 41,764,050Acrimony$ 17,170,707
144月6日-8日$148,117,973クワイエット・プレイス$ 50,203,562レディ・プレイヤー1$ 24,624,178
154月13日-15日$136,410,118ランペイジ 巨獣大乱闘$ 35,753,093クワイエット・プレイス$ 32,970,049
164月20日-22日$111,700,149クワイエット・プレイス$ 20,911,809ランペイジ 巨獣大乱闘$ 20,094,294
174月27日-29日$305,421,502アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー$257,698,183クワイエット・プレイス$ 11,004,977
185月4日-6日$162,042,027アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー$114,774,810オーバーボード$ 14,711,101
195月11日-13日$128,968,240アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー$ 62,078,047ライフ・オブ・ザ・パーティー$ 17,886,075
205月18日-20日$202,956,900デッドプール2$125,507,153アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー$ 29,452,903
215月25日-27日$176,495,467ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー$ 84,420,489デッドプール2$ 43,463,043
226月1日-3日$100,350,107ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー$ 29,396,882デッドプール2$ 23,178,597
236月8日-10日$112,264,809オーシャンズ8$ 41,607,378ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー$ 15,748,575
246月15日-17日$261,892,693インクレディブル・ファミリー$182,687,905オーシャンズ8$ 18,968,184
256月22日-24日$271,265,474ジュラシック・ワールド/炎の王国$148,024,610インクレディブル・ファミリー$ 80,347,651
266月29日-7月1日$171,030,654ジュラシック・ワールド/炎の王国$ 60,912,195インクレディブル・ファミリー$ 46,417,761
277月6日-8日$179,347,288アントマン&ワスプ$ 75,812,205ジュラシック・ワールド/炎の王国$ 28,632,375
287月13日-15日$157,277,015モンスター・ホテル クルーズ船の恋は危険がいっぱい?!$ 44,076,225アントマン&ワスプ$ 29,097,859
297月20日-22日$160,864,556イコライザー2$ 36,011,640マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー$ 34,952,180
307月27日-29日$146,175,979ミッション:インポッシブル/フォールアウト$ 61,236,534マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー$ 15,100,095
318月3日-5日$126,547,248ミッション:インポッシブル/フォールアウト$ 35,323,815プーと大人になった僕$ 24,585,139
328月10日-12日$132,962,707MEG ザ・モンスター$ 45,402,195ミッション:インポッシブル/フォールアウト$ 19,352,090
338月17日-19日$116,228,562クレイジー・リッチ!$ 26,510,140MEG ザ・モンスター$ 21,151,012
348月24日-26日$ 89,131,922クレイジー・リッチ!$ 24,808,202MEG ザ・モンスター$ 12,812,615
358月31日-9月2日$ 80,206,842クレイジー・リッチ!$ 21,964,345MEG ザ・モンスター$ 10,535,459
369月7日-9日$109,071,644死霊館のシスター$ 53,807,379Peppermint$ 13,423,255
379月14日-16日$ 97,412,639ザ・プレデター$ 24,632,284死霊館のシスター$ 18,238,263
389月21日-23日$ 81,723,284ルイスと不思議の時計$ 26,608,020シンプル・フェイバー$ 10,252,206
399月28日-30日$ 94,640,819Night School$ 27,257,615スモールフット$ 23,045,635
4010月5日-7日$170,530,550ヴェノム$ 80,255,756アリー/ スター誕生$ 42,908,051
4110月12日-14日$128,629,467ヴェノム$ 35,006,107アリー/ スター誕生$ 28,445,205
4210月19日-21日$158,845,800ハロウィン$ 76,221,545アリー/ スター誕生$ 19,051,082
4310月26日-28日$ 94,394,019ハロウィン$ 31,419,070アリー/ スター誕生$ 14,037,079
4411月2日-4日$133,559,456ボヘミアン・ラプソディ$ 51,061,119くるみ割り人形と秘密の王国$ 20,352,491
4511月9日-11日$155,539,306グリンチ$ 67,572,855ボヘミアン・ラプソディ$ 31,201,568
4611月16日-18日$165,630,196ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生$ 62,163,104グリンチ$ 38,587,130
4711月23日-25日$207,781,576シュガー・ラッシュ:オンライン$ 56,237,634クリード 炎の宿敵$ 35,574,710
4811月30日-12月2日$110,795,305シュガー・ラッシュ:オンライン$ 25,566,945グリンチ$ 17,926,785
4912月7日-9日$ 77,835,417シュガー・ラッシュ:オンライン$ 16,253,831グリンチ$ 15,039,050
5012月14日-16日$106,803,873スパイダーマン:スパイダーバース$ 35,363,376運び屋$ 17,509,431
5112月21日-23日$167,344,131アクアマン$ 67,873,522メリー・ポピンズ リターンズ$ 23,523,121
5212月28日-30日$170,849,753アクアマン$ 52,114,571メリー・ポピンズ リターンズ$ 28,353,117

◆ ◆ ◆

 「Top 12 Gross」で最高額は4月27日~29日の3億0542万1502ドル、最低額は2月2日~4日の7120万1100ドル。

 1位の最高額は4月27日~29日の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(シリーズ19作目)で2億5769万8183ドル、最低額は2月2日~4日の『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(シリーズ2作目)で1093万0222ドル。

 1位の最高額・最低額は「Top 12 Gross」の最高額・最低額と同じ日付となっている。

 なお、『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』は2017年12月20日公開作である。2月に1位に返り咲いている事自体が異例だ。

 初登場1位での最低額は1月26日~28日の『メイズ・ランナー:最期の迷宮』(シリーズ3作目)で2416万7011ドル。先述の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の9.38%しかない。


◆ ◆ ◆

 2位の最高額は6月22日~24日の『インクレディブル・ファミリー』(シリーズ2作目)で8034万7651ドル、最低額は9月21日~23日の『シンプル・フェイバー』で1025万2206ドル。ただし、『インクレディブル・ファミリー』の数字は2週目に2位となった時のもので、前週は初登場1位になっている。

 公開1週目で2位となった作品で最高額は10月5日~7日の『アリー/ スター誕生』(往年の名作のリメイク)で4290万8051ドル。1位がこれより少ない金額の週は、52週のうち27週もある。


◆ ◆ ◆

 1位と2位の金額差については、最大は4月27日~29日の2億4669万3206ドル、最小は2月2日~4日の45万5327ドル。1位の最高額・最低額と同じ週となった。


◆ ◆ ◆

 現在のアメリカ映画の大作は全米一斉公開され、その上映館数は3000館以上である。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』や『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(シリーズ5作目)では4470館以上で公開された。

 こうして1週目の週末は好成績をあげるが、2週目の週末には前週の約半分の金額になってしまう。打ち上げ花火のような興行である。

 それでも、2週以上連続で1位になる作品があり、それは凄い事だと思う。

 ただし、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のような作品は前もってアメリカでの特大ヒットが予想されてるので、他の大作映画が公開期間が被らないように公開日をズラしてくるわけだけど。

 以上です。




参照:

第44回セザール賞のノミネート作品 (授賞式:2019年2月22日)

2019-02-20 12:15:50 | 映画 - ベスト

 2018年公開の映画を対象とした第44回セザール賞にノミネートされた長編映画をまとめてみました(アニメーション、ドキュメンタリー、外国映画は除きます)。俳優部門のノミネートは、名前に★印を付けました(有望若手賞は☆印に)。

 セザール賞は、フランスの映画芸術技術アカデミーが授与する賞で、フランスのアカデミー賞にあたります。このアカデミーの会員数は2018年時点で4681人。ちなみに、アメリカのアカデミー賞を決める映画芸術科学アカデミーの会員数は2017年時点で6687人です。

 セザール賞の主なスケジュールは、以下の通りです。

  • ノミネート投票: 2019年1月2日(水)~1月18日(金)(ネット投票は1月22日(火)まで)
  • ノミネート発表: 2019年1月23日(水)

  • 本選投票: 2019年2月1日(金)~2月19日(火)
  • 本選発表(授賞式) : 2019年2月22日(金)

 なお、ストーリーについては詳しくは調べてません。事前情報をなるべく入れずに自分が鑑賞したいためです。大半の映画はまだ観てないため、以下に書いたあらすじに間違いが多々あるかと思いますが、あしからず。




原題: « Le Grand Bain »
英語題: "Sink or Swim"
邦題: 『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』
日本公開: 2019年7月12日(金)

ジャンル: コメディ、ドラマ
ノミネート: 10部門(作品・監督・助演男優×2・助演女優×2・脚本・撮影・音響・編集)

監督: ジル・ルルーシュ (『ナルコ』、オムニバス『プレイヤー』の1編)

主な出演者:
 マチュー・アマルリック、ギヨーム・カネ、ブノワ・ポールヴールド、ジャン=ユーグ・アングラード 、ヴィルジニー・エフィラ 、レイラ・ベクティ 、フィリップ・カトリーヌ

あらすじ等:
 市営プールのサークルで、7人の中年男性がシンクロナイズド・スイミング(アーティスティック・スイミング)に挑む。



原題: « Jusqu'à la Garde »
英語題: "Custody"
邦題: 『ジュリアン』
映画祭題: 「CUSTODY/カストディ(英語題)」
日本公開: 2019年1月25日(金)

ジャンル: スリラー、ドラマ
ノミネート: 10部門(作品・監督・主演男優・主演女優・有望若手男優・脚本・第1回監督作品・撮影・音響・編集)

監督: グザヴィエ・ルグラン (短編『すべてを失う前に』)

主な出演者:
 ドゥニ・メノーシェ 、レア・ドリュッケール 、トマ・ジオリア

あらすじ等:
 少年ジュリアンは、離婚した母ミリアムに引き取られるが、父アントワーヌとも定期的に面会するよう裁定が下される。アントワーヌはミリアムの住所を知りたがるが、ジュリアンは母から口止めされている。



原題: « En liberté ! »
英語題: "The Trouble with You"
邦題: 未定
日本公開: 未定

ジャンル: コメディ
ノミネート: 9部門(作品・監督・主演男優・主演女優・助演男優・助演女優・脚本・音楽・編集)

監督: ピエール・サルヴァドーリ (『めぐり逢ったが運のつき』、『プライスレス 素敵な恋の見つけ方』)

主な出演者:
 アデル・エネル 、ピオ・マルマイ 、ダミアン・ボナール 、オドレイ・トトゥ

あらすじ等:
 若い女刑事イヴォンヌは、亡き夫が悪徳刑事だったと知り、彼の不正で迷惑をこうむった人々に会いに行く。



原題: « Les Frères Sisters »
英語題: "The Sisters Brothers"
邦題: 『ゴールデン・リバー』
日本公開: 2019年7月5日(金)

ジャンル: 西部劇、アドベンチャー
台詞: 英語
ノミネート: 9部門(作品・監督・脚色・音楽・撮影・音響・編集・美術・衣装)

監督: ジャック・オーディアール (『預言者』、『リード・マイ・リップス』)

原作: パトリック・デウィット『シスターズ・ブラザーズ』 (2011年)

主な出演者:
 ジョン・C・ライリー、ホアキン・フェニックス、ジェイク・ギレンホール

あらすじ等:
 ゴールド・ラッシュに沸くアメリカ。凄腕の殺し屋として知られるシスターズ兄弟は、ある山師を消しにカリフォルニアへと向かうが……。



原題: « La Douleur »
英語題: "Memoir of Pain" / "Memoir of War"
邦題: 『あなたはまだ帰ってこない』
映画祭題: 「Memoir Of Pain/メモワール・オブ・ペイン(英語題)」
日本公開: 2019年2月22日(金)

ジャンル: ドラマ
ノミネート: 8部門(作品・監督・主演女優・脚色・撮影・音響・美術・衣装)

監督: エマニュエル・フィンケル (『正しい人間』)

原作: マルグリット・デュラス『苦悩』 La Douleur (1985年)

主な出演者:
 メラニー・ティエリー 、ブノワ・マジメル、バンジャマン・ビオレ

あらすじ等:
 1944年、ナチス占領下のパリ。小説家マルグリットは、ゲシュタポに連行された夫ロベールの消息を知ろうと奔走するが……。



原題: « Pupille »
英語題: "In Safe Hands"
邦題: 未定
日本公開: 未定

ジャンル: ドラマ
ノミネート: 7部門(作品・監督・主演男優・主演女優×2・脚本・音楽)

監督: Jeanne Herry ( "Elle l'adore" )

主な出演者:
 サンドリーヌ・キベルラン 、ジル・ルルーシュ 、エロディ・ブシェーズ

あらすじ等:
 事情があって養子縁組に出された赤ん坊の養父母を決めるまでを描く。



原題: « Guy »
英語題: 未定
邦題: 未定
映画祭題: 「Guy」
日本公開: 未定

ジャンル: コメディ、ドラマ
ノミネート: 6部門(作品・監督・主演男優・脚本・音楽・音響)

監督: アレックス・ルッツ ( "Le talent de mes amis" )

主な出演者:
 アレックス・ルッツ 、トム・ディングラー、パスカル・アルビロ

あらすじ等:
 ジャーナリストのゴティエは、自分の父親が1960年代から90年代にかけて活躍した歌手ギィ・ジャメかもしれないと知り、彼の密着ドキュメンタリーを撮ることにする。



原題: « Mademoiselle de Joncquières »
英語題: "The Art of Seduction"
邦題: 『令嬢ジョンキエール -愛と復讐の果てに-』
日本公開: Netflixで2019年3月8日(土)より配信予定

ジャンル: ドラマ、ロマンス
ノミネート: 6部門(主演男優・主演女優・脚色・撮影・美術・衣装)

監督: エマニュエル・ムレ (『チェンジ・オブ・アドレス』、『キッスをよろしく』)

原作: ドゥニ・ディドロ『運命論者ジャックとその主人』 "Jacques le Fataliste et son maître" (1796年)

主な出演者:
 セシル・ドゥ・フランス 、エドゥアール・ベール 、アリス・イザーズ

あらすじ等:
 18世紀のフランス。隠居した未亡人が恋人に振られた腹いせに、若い女を彼に近づけて……。



原題: « Les Chatouilles »
英語題: "Little Tickles"
邦題: 未定
日本公開: 未定

ジャンル: ドラマ
ノミネート: 5部門(助演男優・助演女優・脚色・第1回監督作品・編集)

監督: Andréa Bescond (初監督)、Eric Métayer (初監督)

原作: 戯曲 "Les Chatouilles ou la Danse de la colère"

主な出演者:
 Andréa Bescond、カリン・ヴィアール 、クロヴィス・コルニアック

あらすじ等:
 幼少期の性的虐待で心に傷を負った女性の成長を描く。



原題: « Un Amour impossible »
英語題: "An Impossible Love"
邦題: 未定
日本公開: 未定

ジャンル: ドラマ
ノミネート: 4部門(主演女優・有望若手女優・脚色・音楽)

監督: カトリーヌ・コルシニ (『黒いスーツを着た男』、『彼女たちの時間』)

原作: Christine Angot "Un Amour impossible" (2015年)

主な出演者:
 ヴィルジニー・エフィラ 、ニールス・シュネデール、Jehnny Beth

あらすじ等:
 1950年代のフランス中部、若くて美人のラシェルは地元にやってきたピエールと恋に落ちる。自伝的小説で知られる女性小説家の両親の出会いを描く。



原題: « Shéhérazade »
英語題: 未定
邦題: 未定
特集上映題: 「シェエラザード」
日本公開: 未定

ジャンル: ドラマ
ノミネート: 3部門(有望若手男優・有望若手女優・第1回監督作品)

監督: ジャン=ベルナール・マルラン (短編『逃亡』)

主な出演者:
  Dylan Robert 、Kenza Fortas 、Idir Azougli

あらすじ等:
 マルセイユの街で出会った、刑務所から出所したばかりの17歳のザッカリーと、売春で生計を立てるシェエラザードが出会って惹かれ合う。



原題: « Amanda »
英語題: 未定
邦題: 『アマンダと僕』
映画祭題: 「アマンダ(原題)」
日本公開: 2019年6月22日(土)

ジャンル: ドラマ
ノミネート: 2部門(主演男優・音楽)

監督: ミカエル・アース (『サマー・フィーリング』(別題『この夏の感じ』)、『25歳の夏休み』)

主な出演者:
 ヴァンサン・ラコスト 、イゾール・ミュルトリエ、ステイシー・マーティン

あらすじ等:
 パリで便利屋業をしている24歳のダヴィッドは、7歳の姪っ子アマンダの世話をすることになる。



原題: « L'Empereur de Paris »
英語題: "The Emperor of Paris"
邦題: 未定
日本公開: 未定

ジャンル: 歴史、犯罪
ノミネート: 2部門(美術・衣装)

監督: ジャン=フランソワ・リシェ (『ジャック・メスリーヌ フランスで社会の敵No.1と呼ばれた男』、『アサルト13 要塞警察』)

主な出演者:
 ヴァンサン・カッセル、フレイア・メイヴァー、ドゥニ・メノーシェ

あらすじ等:
 1805年、ナポレオン統治下のフランス。実在した犯罪者フランソワ・ヴィドックを主人公とした物語。



原題: « Le Monde est à toi »
英語題: "The World Is Yours"
邦題: 未定
日本公開: 未定

ジャンル: アクション、コメディ
ノミネート: 2部門(助演女優・有望若手男優)

監督: ロマン・ガヴラス ( "Notre jour viendra" )

主な出演者:
 カリム・ルクルー 、イザベル・アジャーニ 、ヴァンサン・カッセル

あらすじ等:
 しがない麻薬の売人フランソワは、この世界で成り上がるのを夢見ていたが、フランソワが貯めていた全財産を母ダニーが使い込んでしまい……。



原題: « Nos batailles »
英語題: "Our Struggles"
邦題: 『パパは奮闘中!』
日本公開: 2019年4月27日(土)

ジャンル: ドラマ
ノミネート: 2部門(主演男優・外国映画)

監督: ギヨーム・セネズ ("Keeper"、短編『血のつながり』)

主な出演者:
 ロマン・デュリス 、ロール・カラミー、レティシア・ドッシュ

あらすじ等:
 仕事と育児に奮闘する父親を描く。



原題: « Un Peuple et son roi »
英語題: "One Nation, One King"
邦題: 未定
日本公開: 未定

ジャンル: ドラマ、歴史
ノミネート: 2部門(美術・衣装)

監督: ピエール・ショレール (『ベルサイユの子』、『大臣と影の男』)

主な出演者:
 ギャスパー・ウリエル、アデル・エネル、オリヴィエ・グルメ

あらすじ等:
 フランス革命が始まる1789年、平民(聖職者や貴族とは異なる第三身分)による国民議会が始まった。




以下は、1部門のみノミネートの作品(アニメーション、ドキュメンタリー、外国映画は除きます)。



原題: « Plaire, aimer et courir vite »
英語題: "Sorry Angel"
邦題: 未定
日本公開: 未定

ジャンル: コメディ、ドラマ
ノミネート: 1部門(助演男優)

監督: クリストフ・オノレ (『愛のあしあと』、『ジョルジュ・バタイユ ママン』)

主な出演者:
 ヴァンサン・ラコスト、ピエール・ドゥラドンシャン、ドゥニ・ポダリデス

あらすじ等:
 1990年、レンヌに住む20歳の大学生アルチュールは、パリに住む35歳の小説家ジャックと出会って恋に落ちるが……。



原題: « L'Amour flou »
英語題: 未定
邦題: 未定
日本公開: 未定

ジャンル: コメディ
ノミネート: 1部門(第1回監督作品)

監督: ロマーヌ・ボーランジェ (短編 "Ti tengu caru" )、フィリッペ・レボット (初監督)

主な出演者:
 ロマーヌ・ボーランジェ、フィリッペ・レボット、Rose Rebbot-Bohringer

あらすじ等:
 ロマーヌとフィリッペは一緒に暮らして10年、子供も2人いるが、2人の間にはかつての愛情はなくなっている。そこで、家庭内別居できる物件を探して引っ越すが……。自伝的内容を二人で監督・脚本・主演している。



原題: « L'Apparition »
英語題: "The Apparition"
邦題: 未定
日本公開: 未定

ジャンル: ドラマ
ノミネート: 1部門(有望若手女優)

監督: グザヴィエ・ジャノリ (『偉大なるマルグリット』、『情痴 アヴァンチュール』)

主な出演者:
 ヴァンサン・ランドン、Galatea Bellugi 、パトリック・ダスンサオ

あらすじ等:
 ジャーナリストのジャックは、南フランスの田舎で聖母マリアの出現を見たと言う18歳の娘を取材することになる。



原題: « L'Homme Fidèle »
英語題: "A Faithful Man"
邦題: 未定
映画祭題: 「ある誠実な男」
日本公開: 未定

ジャンル: 恋愛、コメディ
ノミネート: 1部門(有望若手女優)

監督: ルイ・ガレル (『ふたりの友人』、短編『小さな仕立屋』)

主な出演者:
 レティシア・カスタ、ルイ・ガレル、リリー=ローズ・デップ

あらすじ等:
 ジャーナリストの青年アベルは、同棲してる恋人マリアンヌと分かれるが……。



原題: « Mektoub My Love : Canto Uno »
英語題: "Destiny, My Love: First Song"
邦題: 未定
日本公開: 未定

ジャンル: ドラマ、恋愛
ノミネート: 1部門(有望若手女優)

監督: アブデラティフ・ケシシュ (『アデル、ブルーは熱い色』、『クスクス粒の秘密』)

原作: フランソワ・ベゴドー "La Blessure, la vraie" (2011年)

主な出演者:
 Shaïn Boumedine、Ophélie Bau 、サリム・ケシュシュ

あらすじ等:
 1994年、パリで脚本家になることを夢見る青年アミンは、夏休みを故郷の南仏で過ごすうち恋に落ちる。



原題: « Première année »
英語題: "The Freshman"
邦題: 未定
日本公開: 未定

ジャンル: ドラマ
ノミネート: 1部門(有望若手男優)

監督: トマ・リルティ (『ヒポクラテスの子供達』、『ジャン=ピエールとナタリー』)

主な出演者:
 ヴァンサン・ラコスト、ウィリアム・レブギル 、Michel Lerousseau

あらすじ等:
 医学部で3回目となる1年生生活を始めたアントワーヌと、高校を卒業したばかりの新入生バンジャマンは、隣同士に座ったことで仲良くなる。1年目最後の試験の成績で2年目以降は各専門に振り分けられるため、過酷な学生生活となる医学部1年生の現状を描く。



原題: « La Prière »
英語題: "The Prayer"
邦題: 未定
日本公開: 未定

ジャンル: ドラマ
ノミネート: 1部門(有望若手男優)

監督: セドリック・カーン (『チャーリーとパパの飛行機』、『ロベルト・スッコ』)

主な出演者:
 Anthony Bajon 、ダミアン・シャペル、アレックス・ブレンデミュール

あらすじ等:
 22歳のトマは、カトリック教会が運営する山間部にある依存症リハビリ施設に入る。ここでは信仰の力を借りながら、社会復帰を目指していく。



原題: « Sauvage »
英語題: "Savage"
邦題: 未定
映画祭題: 「ソヴァージュ」
日本公開: 未定

ジャンル: ドラマ
ノミネート: 1部門(第1回監督作品)

監督: カミーユ・ヴィダル・ナケ (長編初監督)

主な出演者:
 フェリックス・マリトー、エリック・ベルナール、ニコラ・ディブラ

あらすじ等:
 22歳の青年レオは、小遣い稼ぎに街娼をして過ごしていた。




参照:

2019年の第91回アカデミー賞 - 主要部門の有力候補リスト

2019-01-16 17:00:49 | 映画 - ベスト

 2018年公開の映画を対象とした第91回アカデミー賞。主なスケジュールは、以下の通りです。

  • ノミネート投票: 2019年1月7日(月)~1月14日(月)
  • ノミネート発表: 2019年1月22日(火) 現地では早朝5:20、日本時間では22時20分

  • 本選投票: 2019年2月12日(火)~2月19日(火)
  • 本選発表(授賞式) : 2019年2月24日(日) 日本時間では25日(月)

俳優部門ノミネート確実な7人

 アカデミー賞(通称:オスカー)予想に、数々の映画の題名が出てきてます。しかし、日本公開がまだまだ先で、邦題決定前の作品が多く、各作品がどんな映画なのか頭になかなか入ってきません。そこで、主要部門の有力候補作品をポスター画像付きで当ブログに毎年まとめています。

 受賞予想としてブログを書いているのではなくて、アメリカで高く評価されてる映画はどれか、これから公開される映画の中から観る作品を選ぶ参考になればと思って書いています。

 出典は Gurus o' Gold という、アメリカの13人の有名批評家が付けた順位を作品ごとに集計したものです。12月21日に発表された12人の集計分を元に以下に映画を並べました。(ブログを書き上げるのが遅くなって、その後順位が大きく変動しましたが、12月21日時点の順位のままにしてあります)

 星は、作品・監督・主演男優・主演女優・助演男優・助演女優の各部門においての有力候補の順位で、★★★★★は1位、★★★★は2位、★★★は3位、★★は4位、★は5位、☆は6位以下(複数の批評家から投票されたもののみ)となります。

 私は観ると決めたら、その映画の情報はなるべく事前に頭に入れないようにしています。そのため、あらすじについては殆ど調べてません。あしからず。



◆ ◆ ◆

 まずは、12月21日付け予想で複数の人による票が入った作品賞候補13作。



原題: "A Star Is Born" ★★★★★
邦題: 『アリー/ スター誕生』
日本公開: 2018年12月21日(金)

監督: ブラッドリー・クーパー ★★★★ (初監督作品)

主な出演者:
 レディー・ガガ ★★★★★ (『シン・シティ 復讐の女神』、『マチェーテ・キルズ』)
 ブラッドリー・クーパー ★★★★★ (『アメリカン・スナイパー』、『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』)
 サム・エリオット ★★★ (『ロードハウス/孤独の街』、『マイレージ、マイライフ』)

あらすじ:
 歌手を夢見るアリーは世界的ロックスターに見出されていく。『スタア誕生』(1937年)、ジュディ・ガーランド主演『スタア誕生』(1954年)、バーブラ・ストライサンド主演『スター誕生』(1976年)のリメイク。



原題: "Roma" ★★★★
邦題: 『ROMA/ローマ』
日本公開: 2019年3月9日(土)(Netflixでは2018年12月14日(金)より配信)

監督: アルフォンソ・キュアロン ★★★★★ (『ゼロ・グラビティ』、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』)

主な出演者:
 ヤリッツァ・アパリシオ (映画初出演)
 マリーナ・デ・タビラ ("Efectos secundarios")
 ディエゴ・コルティナ・アウトレイ (映画初出演)

あらすじ:
 1970年代のメキシコで、若い家政婦の視点から中産階級の家庭の1年を描く。



原題: "The Favourite" ★★★
邦題: 『女王陛下のお気に入り』
日本公開: 2019年2月15日(金)

監督: ヨルゴス・ランティモス ★★ (『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』、『ロブスター』)

主な出演者:
 オリヴィア・コールマン ★★★★ (『オリエント急行殺人事件』、『思秋期』)
 エマ・ストーン ★★ (『ラ・ラ・ランド』、『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』)
 レイチェル・ワイズ ★★★ (『否定と肯定』、『喜望峰の風に乗せて』)

あらすじ:
 18世紀初頭のイギリスの宮廷を、病身で気まぐれな女王アン、彼女の幼馴染レディ・サラ、サラの従妹で召使いとして参内したアビゲイルを通して描く。



原題: "BlacKkKlansman" ★★
邦題: 『ブラック・クランズマン』
日本公開: 2019年3月22日(金)

監督: スパイク・リー ★★★ (『25時』、『ドゥ・ザ・ライト・シング』)

原作: ロン・ストールワース "Black Klansman" (2014年)

主な出演者:
 ジョン・デヴィッド・ワシントン (『マルコムX』)
 アダム・ドライヴァー ★★ (『パターソン』、『ローガン・ラッキー』)
 ローラ・ハリアー (『スパイダーマン:ホームカミング』)

あらすじ:
 地元警察初の黒人警官となったロンは、1978年ふとしたことでKKKに潜入捜査することになる。実話の映画化。



原題: "Green Book"
邦題: 『グリーンブック』
日本公開: 2019年3月1日(金)

監督: ピーター・ファレリー (共同監督『メリーに首ったけ』、『ジム・キャリーはMr.ダマー』)

主な出演者:
 ヴィゴ・モーテンセン ★★ (『はじまりへの旅』、『ロード・オブ・ザ・リング』)
 マハーシャラ・アリ ★★★★★ (『ムーンライト』、『ドリーム』)
 リンダ・カーデリーニ (『スクービー・ドゥー』、『ブロークバック・マウンテン』)

あらすじ:
 1962年、黒人ピアニストが白人用心棒を雇ってアメリカ南部へコンサート・ツアーに繰り出す。



原題: "Black Panther"
邦題: 『ブラックパンサー』
日本公開: 2018年3月1日(金)

監督: ライアン・クーグラー (『フルートベール駅で』、『クリード チャンプを継ぐ男』)

主な出演者:
 チャドウィック・ボーズマン (『42 ~世界を変えた男~』、『ジェームス・ブラウン ~最高の魂を持つ男~』)
 マイケル・B・ジョーダン (『クリード 炎の宿敵』、『フルートベール駅で』)
 ルピタ・ニョンゴ (『それでも夜は明ける』、『奇跡のチェックメイト クイーン・オブ・カトゥエ』)

あらすじ:
 アフリカのワカンダ王国はヴィブラニウムという鉱石により科学技術が世界一発展していたが、国王の急死を受け王位継承争いが起きる。アメコミ史上初のアフリカ系ヒーローを映画化。



原題: "If Beale Street Could Talk"
邦題: 『ビール・ストリートの恋人たち』
日本公開: 2019年2月22日(金)

監督: バリー・ジェンキンズ (『ムーンライト』)

原作: ジェイムズ・ボールドウィン『ビール・ストリートに口あらば』 (1974年)

主な出演者:
 キキ・レイン (劇場用長編映画初出演)
 ステファン・ジェームズ (『栄光のランナー/1936ベルリン』)
 レジーナ・キング ★★★★★ (『デンジャラス・ビューティー2』、『Ray/レイ』)
 ブライアン・タイリー・ヘンリー (『ロスト・マネー 偽りの報酬』)

あらすじ:
 1970年代のニューヨーク、黒人の若い男女の物語。



原題: "Vice"
邦題: 『バイス』
日本公開: 2019年4月5日(金)

監督: アダム・マッケイ (『マネー・ショート 華麗なる大逆転』)

主な出演者:
 クリスチャン・ベイル ★★★★ (『THE PROMISE/君への誓い』、『ダークナイト』)
 エイミー・アダムス ★★★★ (『メッセージ』、『ノクターナル・アニマルズ』)
 スティーヴ・カレル (『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』、『30年後の同窓会』)
 サム・ロックウェル (『スリー・ビルボード』、『月に囚われた男』)

あらすじ:
 ジョージ・H・W・ブッシュ政権下で1989年~1993年に国防長官を務め、ジョージ・W・ブッシュ政権下では2001年~2009年に副大統領を務めたディック・チェイニーを描く。実話の映画化。制作中の仮題は「Backseat」。



原題: "Mary Poppins Returns"
邦題: 『メリー・ポピンズ リターンズ』
日本公開: 2019年2月1日(金)

監督: ロブ・マーシャル (『シカゴ』、『イントゥ・ザ・ウッズ』)

主な出演者:
 エミリー・ブラント (『クワイエット・プレイス』、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』)
 リン=マヌエル・ミランダ (『ティモシーの小さな奇跡』)
 ベン・ウィショー (『クラウド アトラス』、『パフューム ある人殺しの物語』)

あらすじ:
 パメラ・L・トラヴァースの小説シリーズを映画化したジュリー・アンドリュース主演の名作映画『メリー・ポピンズ』(1964年)の20年後を描く。



原題: "First Man"
邦題: 『ファースト・マン』
日本公開: 2019年2月8日(金)

監督: デイミアン・チャゼル (『ラ・ラ・ランド』、『セッション』)

原作: ジェイムズ・R・ハンセン『ファーストマン』 First Man: The Life of Neil A. Armstrong (2005年)

主な出演者:
 ライアン・ゴズリング (『ラ・ラ・ランド』、『ドライヴ』)
 クレア・フォイ (『蜘蛛の巣を払う女』、『ブレス しあわせの呼吸』)
 ジェイソン・クラーク (『ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷』、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』)

あらすじ:
 ニール・アームストロングが人類で初めて月面に降り立つまでを描く。実話の映画化。



原題: "Bohemian Rhapsody"
邦題: 『ボヘミアン・ラプソディ』
日本公開: 2018年11月9日(金)

監督: ブライアン・シンガー (「X-MEN」シリーズ、『ユージュアル・サスペクツ』)

主な出演者:
 ラミ・マレック ★★★ (『ショート・ターム』、『ナイト ミュージアム』)
 ルーシー・ボーイントン (『シング・ストリート 未来へのうた』、『オリエント急行殺人事件』)
 ベン・ハーディ (『X-MEN:アポカリプス』、『メアリーの総て』)

あらすじ:
 フレディ・マーキュリーが、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラーたちと出会い、クイーンを結成し曲を大ヒットさせる。実話の映画化。



原題: "First Reformed"
邦題: 『魂のゆくえ』
日本公開: 2019年4月12日(金)

監督: ポール・シュレイダー (『キャット・ピープル』、『白い刻印』)

主な出演者:
 イーサン・ホーク (『6才のボクが、大人になるまで。』、『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』)
 アマンダ・セイフライド (『あなたの旅立ち、綴ります』、『マンマ・ミーア!』)
 セドリック・ジ・エンターテイナー (『Be Cool/ビー・クール』、『バーバーショップ』)

あらすじ:
 元従軍牧師が教会と企業との間の秘密を知り……。



原題: "Can You Ever Forgive Me?"
邦題: 『ある女流作家の罪と罰』
日本公開: 劇場未公開(2019年7月 DVD発売)

監督: マリエル・ヘラー (『ミニー・ゲッツの秘密』)

原作: Lee Israel "Can You Ever Forgive Me?: Memoirs of a Literary Forger" (2008年)

主な出演者:
 メリッサ・マッカーシー ★★ (『ゴーストバスターズ』、『ヴィンセントが教えてくれたこと』)
 リチャード・E・グラント ★★★★ (『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』、『人生はシネマティック!』)
 ドリー・ウェルズ (『さざなみ』、『高慢と偏見とゾンビ』)

あらすじ:
 有名人の人物評を執筆して稼いでいた女性ライターが、仕事が減ってしまい……。実話の映画化。




◆ ◆ ◆

 次に、上記以外の作品で俳優部門や監督賞・脚本賞・脚色賞に投票者が複数いた作品。




原題: "The Wife"
邦題: 『天才作家の妻 -40年目の真実-』
日本公開: 2019年1月26日(土)

監督: ビョルン・ルンゲ ( "Om jag vänder mig om" )

原作: メグ・ウォリッツァー『天才作家の妻 -40年目の真実-』 The Wife (2003年)

主な出演者:
 グレン・クローズ ★★★ (『101』、『アルバート氏の人生』)
 ジョナサン・プライス (『Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~』、『未来世紀ブラジル』)
 マックス・アイアンズ (『黄金のアデーレ 名画の帰還 』、『ライオット・クラブ』)

あらすじ:
 世界に名を馳せる男性作家とその妻。二人には秘密があった……。



原題: "Beautiful Boy"
邦題: 『ビューティフル・ボーイ』
日本公開: 2019年4月12日(金)

監督: フェリックス・ヴァン・フルーニンゲン (『オーバー・ザ・ブルースカイ』、『ベルヒカ』)

原作:
 デヴィッド・シェフ "Beautiful Boy: A Father's Journey Through His Son's Addiction" (2008年)
 ニック・シェフ "Tweak: Growing Up on Methamphetamines" (2008年)

主な出演者:
 スティーヴ・カレル (『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』、『バイス』)
 ティモシー・シャラメ (『君の名前で僕を呼んで』、『レディ・バード』)
 モーラ・ティアニー (『インソムニア』、『ライアー ライアー』)

あらすじ:
 ジャーナリストのデビッド・シェフは息子がドラッグ依存症と闘う姿を見守る。父と息子の双方が自身の体験を綴った本を書き、両方を下敷きにして映画化。



原題: "Crazy Rich Asians"
邦題: 『クレイジー・リッチ!』
日本公開: 2018年9月28日(金)

監督: ジョン・M・チュウ (『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』、『G.I.ジョー バック2リベンジ』)

原作: ケビン・クワン『クレイジー・リッチ・アジアンズ』 (2013年)

主な出演者:
 コンスタンス・ウー (『スパイ・オブ・ギャラクシー』)
 ヘンリー・ゴールディング (『シンプル・フェイバー』)
 ミシェル・ヨー (『グリーン・デスティニー』、『宋家の三姉妹』)

あらすじ:
 中国系アメリカ人のレイチェルは、恋人ニックの故郷シンガポールに行き、彼が大富豪の御曹司だと知る。



原題: "Eighth Grade"
邦題: 『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』
日本公開: 2019年9月20日(金)

監督: ボー・バーナム (出演『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』)

主な出演者:
 エルシー・フィッシャー (声の出演『怪盗グルーの月泥棒 3D』、『怪盗グルーのミニオン危機一発』)
 ジョシュ・ハミルトン (『ダークスカイズ』、『生きてこそ』)
 エミリー・ロビンソン (『バッド・ウェイヴ』)

あらすじ:
 卒業を翌週に控えた高校生を描く。



原題: "At Eternity's Gate"
邦題: 『永遠の門 ゴッホの見た未来』
日本公開: 2019年11月8日(金)

監督: ジュリアン・シュナーベル (『潜水服は蝶の夢を見る』、『バスキア』)

主な出演者:
 ウィレム・デフォー (『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』、『プラトーン』)
 ルパート・フレンド (『ヴィクトリア女王 世紀の愛』、『スターリンの葬送狂騒曲』)
 オスカー・アイザック (『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』)

あらすじ:
 画家ゴッホの生涯を描く。



原題: "Mary Queen of Scots"
邦題: 『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』
日本公開: 2019年3月15日(金)

監督: ジョーシー・ルーク (初監督作品)

原作: ジョン・ガイ "Queen of Scots: The True Life of Mary Stuart"

主な出演者:
 シアーシャ・ローナン (『レディ・バード』、『追想』)
 マーゴット・ロビー (『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』、『スーサイド・スクワッド』)
 ジャック・ロウデン (『ダンケルク』、『否定と肯定』)

あらすじ:
 1569年、スコットランド女王メアリー1世と、イングランド女王エリザベス1世の争いを描く。



原題: "Sorry to Bother You"
日本公開: 未定

監督: Boots Riley (長編初監督)

主な出演者:
 レイキース・スタンフィールド (『ショート・ターム』、『ゲット・アウト』)
 テッサ・トンプソン (『クリード 炎の宿敵』、『マイティ・ソー バトルロイヤル』)
 ジャーメイン・ファウラー

あらすじ:
 コールセンターで働き始めた黒人青年は、白人のアクセントで会話することで営業成績を上げて昇進するが……。



原題: "Hereditary"
邦題: 『へレディタリー/継承』
日本公開: 2018年11月30日(金)

監督: アリ・アスター (長編初監督作)

主な出演者:
 トニ・コレット (『マダムのおかしな晩餐会』、『リトル・ミス・サンシャイン』)
 ミリー・シャピロ
 ガブリエル・バーン (『マイ・プレシャス・リスト』、『ユージュアル・サスペクツ』)

あらすじ:
 アニーは同居していた老齢の母エレンが亡くなると、エレンと仲の良かった13歳の娘チャーリーの奇行に手を焼き始める。忌まわしき何かを継承した一家を描くホラー。



原題: "A Quiet Place"
邦題: 『クワイエット・プレイス』
日本公開: 2018年9月28日(金)

監督: ジョン・クラシンスキー (『最高の家族の見つけかた』)

主な出演者:
 ジョン・クラシンスキー (『お家をさがそう』、『プロミスト・ランド』)
 エミリー・ブラント (『メリー・ポピンズ リターンズ』、『ボーダーライン』)
 ミリセント・シモンズ (『ワンダーストラック』)

あらすじ:
 視覚がなく聴覚は鋭敏な生命体が人類を捕食するようになり、主人公一家は音を立てないように暮らして生き延びていたが……。



原題: "Destroyer"
日本公開: 未定

監督: カリン・クサマ (『ジェニファーズ・ボディ』、『イーオン・フラックス』)

主な出演者:
 ニコール・キッドマン (『ムーラン・ルージュ』、『パーティで女の子に話しかけるには』)
 トビー・ケベル (『ワイルド・ストーム』、『猿の惑星:新世紀』)
 タチアナ・マズラニー (『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』、『黄金のアデーレ 名画の帰還』)

あらすじ:
 ロサンゼルス市警の女性警官エリンは、新人時代に潜入捜査をしていた過去と対峙することになる。



原題: "Private Life"
邦題: 『プライベート・ライフ』
日本公開: Netflixで2018年10月5日(金)より配信

監督: タマラ・ジェンキンス (『マイ・ライフ、マイ・ファミリー』、『Fカップの憂うつ』)

主な出演者:
 ポール・ジアマッティ (『サイドウェイ』、『シンデレラマン』)
 キャスリン・ハーン (『LIFE!/ライフ』、『マイ・ファニー・レディ』)
 ケイリー・カーター (『ザ・リング/リバース』)

あらすじ:
 不妊治療を続けてきた40代の夫婦の家に姪が居候することになって……。



原題: "The Death of Stalin"
邦題: 『スターリンの葬送狂騒曲』
日本公開: 2018年8月3日(金)

監督: アーマンド・イアヌッチ (『チューブ・テイルズ』の1編)

原作: ファビアン・ニュリ、ティエリー・ロバン『スターリンの葬送狂騒曲』 La Mort de Staline (2010年)

主な出演者:
 スティーヴ・ブシェミ (『嘘はフィクサーのはじまり』、『ファーゴ』)
 サイモン・ラッセル・ビール (『理想の結婚』、『イントゥ・ザ・ウッズ』)
 ジェフリー・タンバー (『ザ・コンサルタント』、『ヘルボーイ』)

あらすじ:
 ソビエト連邦の最高権力者スターリンは粛清による恐怖政治をおこなってきたが、1953年に危篤になり、後釜に座ろうとする幹部たちによる駆け引きが始まる。



原題: "Ben Is Back"
邦題: 『ベン・イズ・バック』
日本公開: 2019年5月24日(金)

監督: ピーター・ヘッジズ (『エイプリルの七面鳥』、原作・脚色『ギルバート・グレイプ』)

主な出演者:
 ジュリア・ロバーツ (『ワンダー 君は太陽』、『プリティ・ウーマン』)
 ルーカス・ヘッジズ (『マンチェスター・バイ・ザ・シー』、『スリー・ビルボード』)
 コートニー・B・ヴァンス (『デンジャラス・マインド/卒業の日まで』、『レッド・オクトーバーを追え!』)

あらすじ:
 薬物中毒のリハビリ施設から帰ってきた息子の力になろうとする母親を描く。



原題: "Boy Erased"
邦題: 『ある少年の告白』
日本公開: 2019年4月19日(金)

監督: ジョエル・エドガートン (『ザ・ギフト』)

原作: ガラルド・コンリー "Boy Erased: A Memoir" (2016年)

主な出演者:
 ルーカス・ヘッジズ (『マンチェスター・バイ・ザ・シー』、『レディ・バード』)
 ニコール・キッドマン (『レイルウェイ 運命の旅路』、『ムーラン・ルージュ』)
 ジョエル・エドガートン (『ラビング 愛という名前のふたり』、『イット・カムズ・アット・ナイト』)

あらすじ:
 同性愛者の少年が教会によるセラピーで異性愛者に転向させられようとする。作者の実体験を綴った本の映画化。



原題: "Leave No Trace"
邦題: 『足跡はかき消して』
日本公開: 劇場未公開(2019年4月3日(水)より配信)

監督: デブラ・グラニック (『ウィンターズ・ボーン』)

原作: ピーター・ロック "My Abandonment" (2009年)

主な出演者:
 トーマシン・ハーコート・マッケンジー (『ホビット 決戦のゆくえ』)
 ベン・フォスター (『メッセンジャー』、『3時10分、決断のとき』)
 Jeffery Rifflard

あらすじ:
 イラク戦争でPTSDを患った退役軍人が自分の13歳の娘と二人で鬱蒼とした森の中で暮らす。



原題: "Widows"
邦題: 『ロスト・マネー 偽りの報酬』 (劇場公開予定時の題『妻たちの落とし前』)
日本公開: 2019年4月(予定) 劇場未公開(2019年7月 Blu-ray発売)

監督: スティーヴ・マックィーン (『それでも夜は明ける』、『HUNGER/ハンガー』)

原作: リンダ・ラ・プラント "Widows" (1983年)

主な出演者:
 ヴィオラ・デイヴィス (『フェンス』、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』)
 ミシェル・ロドリゲス (「ワイルド・スピード」シリーズ、『アバター』)
 エリザベス・デビッキ (『コードネーム U.N.C.L.E.』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』)

あらすじ:
 犯罪集団の失敗の尻拭いをするため、その妻達が一致団結して強盗を企むが……。



原題: "Wildlife"
邦題: 『ワイルドライフ』
日本公開: 2019年7月5日(金)

監督: ポール・ダノ (初監督作品)

原作: リチャード・フォード "Wildlife" (1990年)

主な出演者:
 ジェイク・ギレンホール (『ノクターナル・アニマルズ』、『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』)
 キャリー・マリガン (『未来を花束にして』、『わたしを離さないで』)
 エド・オクセンボウルド (『ヴィジット』)

あらすじ:
 1960年、三人家族はモンタナに引っ越すが、亀裂が生じてしまう。




◆ ◆ ◆

 次に、主要部門の候補にあげた評者が一人だった作品。


原題: "The Hate U Give"
邦題: 『ヘイト・ユー・ギブ』
日本公開: 劇場未公開(2019年3月13日(水)より配信)

監督: ジョージ・ティルマン・Jr (『ファースター 怒りの銃弾』、『ザ・ダイバー』)

原作: アンジー・トーマス『ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ 』 (2017年)

主な出演者:
 アマンドラ・ステンバーグ (『エブリシング』、『コロンビアーナ』)
 レジーナ・ホール (『完全なる報復』、『最終絶叫計画』)
 ラッセル・ホーンズビー (『クリード 炎の宿敵』、『フェンス』)

あらすじ:
 黒人の女子高生のスターは、友人のカリルが白人警官によって射殺される現場を目撃。警察はカリルを極悪人に仕立て上げようとしているのを見て、スターは声を上げることを決意する。



原題: "The Old Man & the Gun"
邦題: 『さらば愛しきアウトロー』
日本公開: 2019年7月12日(金)

監督: デヴィッド・ロウリー (『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』、『ピートと秘密の友達』)

原作: デイヴィッド・グラン "The Old Man & the Gun" (2003年の記事)

主な出演者:
 ロバート・レッドフォード (『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』、『明日に向って撃て!』)
 シシー・スペイセク (『イン・ザ・ベッドルーム』、『歌え!ロレッタ 愛のために』)
 ケイシー・アフレック (『マンチェスター・バイ・ザ・シー』、『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』)

あらすじ:
 若い時から強盗を繰り返し、70歳で刑務所から脱獄したフォレスト・タッカーを描く。実話の映画化。ロバート・レッドフォードはこの作品をもって俳優業から引退する意向。



原題: "버닝"
英語題: "Burning"
邦題: 『バーニング 劇場版』
日本公開: 2019年2月1日(金)

監督: イ・チャンドン (『ポエトリー アグネスの詩』、『ペパーミント・キャンディー』)

原作: 村上春樹『納屋を焼く』 (1983年)

主な出演者:
 ユ・アイン (『ベテラン』、『アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~』)
 スティーヴン・ユァン (『オクジャ/okja』、TV『ウォーキング・デッド』)
 チョン・ジョンソ

あらすじ:
 作家志望のジョンスは幼馴染みのヘミと再会し……。邦題がおかしな事になっているが、どうやら村上春樹作品の映像化権をNHKが持っているため、日本では劇場公開に先駆けて短縮版をテレビ放映したので「劇場版」と付いている模様。



原題: "A Private War"
邦題: 『プライベート・ウォー』
日本公開: 2019年9月13日(金)

監督: マシュー・ハイネマン (『ラッカは静かに虐殺されている』、『カルテル・ランド』)

原作: Marie Brenner "Marie Colvin’s Private War" (2012年の記事)

主な出演者:
 ロザムンド・パイク (『ゴーン・ガール』、『ナチス第三の男』)
 トム・ホランダー (『ブレス しあわせの呼吸』、『ボヘミアン・ラプソディ』)
 フェイ・マーセイ (『パレードへようこそ』、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』)

あらすじ:
 世界各地の紛争地に赴き記事を書き送った女性ジャーナリストのメリー・コルヴィンを描く。実話の映画化。



原題: "Zimna wojna"
英語題: "Cold War"
邦題: 『COLD WAR あの歌、2つの心』
日本公開: 2019年6月28日(金)

監督: パヴェウ・パヴリコフスキ (『イーダ』、『マイ・サマー・オブ・ラブ』)

主な出演者:
 ヨアンナ・クーリグ (『夜明けの祈り』、『イーダ』)
  Tomasz Kot
 ボリス・シィッチ (『杉原千畝 スギハラチウネ』、『イクシアナ』)

あらすじ:
 東西冷戦下、自由を奪われているポーランドの男性音楽家と、フランスの女性歌手との恋愛を描く。



原題: "The Front Runner"
邦題: 『フロントランナー』
日本公開: 2019年2月1日(金)

監督: ジェイソン・ライトマン (『タリーと私の秘密の時間』、『JUNO/ジュノ』)

原作: Matt Bai "All the Truth Is Out: The Week Politics Went Tabloid" (2014年)

主な出演者:
 ヒュー・ジャックマン (『グレイテスト・ショーマン』、『リアル・スティール』)
 ヴェラ・ファーミガ (『トレイン・ミッション』、『マイレージ、マイライフ』)
 J・K・シモンズ (『セッション』、『JUNO/ジュノ』)

あらすじ:
 ジョージ・H・W・ブッシュが大統領になった1988年の大統領選挙で、最有力候補といわれ民主党の大統領候補に挑むゲイリー・ハートを描く。実話の映画化。




 以上です。

 日本での題名・公開日が決まった作品は、そのつど追記する予定です。



参照:

2010年代前半の洋画ベストヒット100

2018-12-01 12:00:00 | 映画 - ベスト

 映画に詳しくない人が、家で観る映画を選ぼうとすると、映画が多すぎて選ぶのが大変になってきている。

 レンタルビデオ店では有名作品も無名作品も、大ヒット映画もマイナー映画も、大作映画も低予算映画も、そして時にはモックバスター作品さえ同じように一緒に並んでいる。リアル店舗では置ける棚に限りがあるが、ネット宅配レンタルや動画配信サービスでは幾らでも品揃えを豊富にできるから、なおさら大変だ。

 そこで、観る映画を選ぶ際の参考に、ヒットした映画の一覧を作ってみることにしました。ヒット映画=面白い映画・良い映画というわけではありませんが、映画に詳しくない人が観る作品を選ぶ参考にはなるかと思います。


◆ ◆ ◆


 一般社団法人 日本映画製作者連盟が毎年1月に、前年の日本での興行収入(=チケット売り上げ総額)が10億円を超えた映画を発表しています。1月発表時点での数字なので、集計後も劇場公開が続いてる作品では最終的な興行収入よりも少ない数字になってしまいます。また、このため12月公開作は翌年に組み込まれるようです。

 このデータを元に、5年間(今回は2010年~2014年)の洋画を興行収入が高い順に並べてみました。表にするにあたり、原題、ジャンル、続編や原作の説明も書き加えました。

 なお、1000万円未満の金額は発表されいないので、同額表記になってる作品の順位は同じにしています。ジャンルは映画データベースサイト「allcinema」が付けているものを使いました。


◆ ◆ ◇



2010年~2014年の日本興行収入10億円以上の洋画
順位題名日本公開興収額ジャンル備考
1『アナと雪の女王』
Frozen
2014年3月254.8億円ファンタジー/アドベンチャー/ミュージカルアニメーション作品。
続編が2019年11月公開予定。
2『アバター』
Avatar
2009年12月156.0億円SF/アドベンチャー/アクション2作目が2020年12月、3作目が2021年12月に公開予定(主要パートは撮影済み)。
3作目が2024年12月、4作目が2025年12月に公開予定。
3『アリス・イン・ワンダーランド』
Alice in Wonderland
2010年4月118.0億円ファンタジー/アドベンチャールイス・キャロルの小説『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』の映画化。
2016年には続編「時間の旅」が公開。
4『トイ・ストーリー3』
Toy Story 3
2010年7月108.0億円アドベンチャー/ファミリー/コメディアニメーション作品。
シリーズ3作目。
4作目が2019年6月公開予定。
5『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』
Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2
2011年7月96.7億円ファンタジー/アドベンチャー/アクションJ・K・ローリングの小説の映画化。
シリーズ7作目後半。
6『モンスターズ・ユニバーシティ』
Monsters University
2013年7月89.6億円ファンタジー/コメディ/ファミリーアニメーション作品。
シリーズ2作目。
7『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』
Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides
2011年5月88.7億円アドベンチャー/アクション/コメディシリーズ4作目
ティム・パワーズの小説を今シリーズに合わせて翻案。
2017年には5作目「最後の海賊」が公開。
8『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』
Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 1
2010年12月68.6億円ファンタジーJ・K・ローリングの小説の映画化。
シリーズ7作目前半。
9『マレフィセント』
Maleficent
2014年7月65.4億円ファンタジー/ドラマディズニー・アニメ版『眠れる森の美女』の悪役を主人公にして実写化。
10『レ・ミゼラブル』
Les Misérables
2012年12月58.9億円ミュージカル/ドラマ/文芸ヴィクトル・ユーゴーの小説を原作としたミュージカルの映画化。
11『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』
Mission: Impossible - Ghost Protocol
2011年12月53.8億円アクション/サスペンス往年のテレビシリーズ『スパイ大作戦』の映画化4作目。
2018年には6作目「フォールアウト」が公開。
12『カールじいさんの空飛ぶ家』
Up
2009年12月50.0億円アドベンチャー/ファミリー/コメディアニメーション作品。
13『バイオハザードIV アフターライフ』
Resident Evil: Afterlife
2010年9月47.0億円アクション/SF/ホラーゲーム「バイオハザード」の映画化4作目。
2016年には6作目「ザ・ファイナル」が公開。
14『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』
Transformers: Dark of the Moon
2011年7月42.5億円アクション/SF日本の玩具をもとに日米で作られた玩具が原案の漫画・アニメの実写化。
シリーズ3作目。
2017年には5作目「最後の騎士王」が公開。
2019年3月にスピンオフ『バンブルビー』が日本公開予定。
15『テッド』
Ted
2013年1月42.3億円コメディ続編が2015年に公開。
16『バイオハザードV:リトリビューション』
Resident Evil: Retribution
2012年9月38.1億円アクション/SFゲーム「バイオハザード」の映画化5作目。
2016年には6作目「ザ・ファイナル」が公開。
17『アベンジャーズ』
The Avengers
2012年8月36.1億円アクション/SFマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)6作目。
2018年にはMCU20作目『アントマン&ワスプ』が公開。
2019年3月には21作目『キャプテン・マーベル』が公開予定。
18『インセプション』
Inception
2010年7月35.0億円SF/サスペンス/アクションクリストファー・ノーラン監督・脚本作品。
19『ゼロ・グラビティ』
Gravity
2013年12月32.3億円サスペンス/SFアルフォンソ・キュアロン監督作品。
20『GODZILLA ゴジラ』
Godzilla
2014年7月32.0億円アクション/アドベンチャー/SFアメリカで2度目のゴジラの映画化。
モスターバースの1作目。
2017年に『キングコング:髑髏島の巨神』が公開。
ゴジラの2作目が2019年5月公開予定。
ゴジラvsキングコングが2020年5月公開予定。
21『アメイジング・スパイダーマン』
The Amazing Spider-Man
2012年6月31.6億円アクションスパイダーマンをリブートした1作目(全2作)。
22『アメイジング・スパイダーマン2』
The Amazing Spider-Man 2
2014年4月31.4億円アクション/アドベンチャー/青春スパイダーマンをリブートした2作目(全2作)。
23『メン・イン・ブラック3』
Men in Black 3
2012年5月31.3億円SF/アクション/コメディシリーズ3作目。
スピンオフ「インターナショナル」が2019年6月公開予定。
24『カーズ2』
Cars 2
2011年7月30.1億円アドベンチャーアニメーション作品。
2017年には3作目「クロスロード」が公開。
25『シュガー・ラッシュ』
Wreck-It Ralph
2013年3月30.0億円ファンタジー/アドベンチャー/ファミリーアニメーション作品。
2018年12月に続編「オンライン」が日本公開予定。
26『トランスフォーマー/ロストエイジ』
Transformers: Age of Extinction
2014年8月29.1億円SF/アクション/ロボットシリーズ4作目。
2017年には5作目「最後の騎士王」が公開。
2019年3月にスピンオフ『バンブルビー』が日本公開予定。
27『007 スカイフォール』
Skyfall
2012年12月27.5億円アクションイアン・フレミングの小説をもとにしたシリーズ23作目。
ダニエル・クレイグ版ボンドとしては2006年「カジノ・ロワイヤル」、2008年「慰めの報酬」に続く3作目。
2015年には4作目「スペクター」が公開。
2020年に5作目が公開予定。
28『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』
The Chronicles of Narnia: The Voyage of the Dawn Treader
2011年2月26.9億円ファンタジー/アドベンチャーC・S・ルイスの小説の映画化。
シリーズ3作目。
4作目には「銀のいす」の映画化が予定されている。
29『アイアンマン3』
Iron Man 3
2013年4月25.7億円アクション/SFMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の7作目。
2018年にはMCU20作目『アントマン&ワスプ』が公開。
2019年3月には21作目『キャプテン・マーベル』が公開予定。
30『塔の上のラプンツェル』
Tangled
2011年3月25.6億円ファンタジー/アドベンチャー/ドラマアニメーション作品。
グリム童話にも収録の『ラプンツェル』の映画化。






◆ ◇ ◆



順位題名日本公開興収額ジャンル備考
31『オーシャンズ』
Océans
2010年1月25.0億円ドキュメンタリーフランスの海洋ドキュメンタリー。
『怪盗グルーのミニオン危機一発』
Despicable Me 2
2013年9月25.0億円アドベンチャー/コメディ/ファミリーアニメーション作品。
シリーズ2作目。
2010年には1作目「月泥棒」が公開
2015年にはスピンオフ『ミニオンズ』が公開。
2017年には3作目「ミニオン大脱走」が公開。
33『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』
Rise of the Planet of the Apes
2011年10月24.2億円SF/アクション/サスペンス1968年の映画『猿の惑星』の前日譚。
2014年には「新世紀(ライジング)」、2017年には「聖戦記(グレート・ウォー)」が公開。
34『ブラック・スワン』
Black Swan
2011年5月23.9億円サスペンス/ドラマダーレン・アロノフスキー監督作品。
35『ナイト&デイ』
Knight and Day
2010年10月23.1億円アクションジェームズ・マンゴールド監督作品。
36『シャーロック・ホームズ』
Sherlock Holmes
2010年3月21.6億円ミステリー/アクション/コメディ2011年には2作目「シャドウ ゲーム」が公開。
3作目が2020年12月公開予定。
『ダーク・シャドウ』
Dark Shadows
2012年5月21.6億円コメディ/ファンタジー1966年~1971年放送のテレビシリーズの映画化。
38『トロン:レガシー』
Tron: Legacy
2010年12月21.2億円アクション/SF/アドベンチャー1982年の映画『トロン』の続編。
39『ローン・レンジャー』
The Lone Ranger
2013年8月20.9億円アクション/西部劇1933年のラジオドラマ、1949年~1957年のテレビシリーズの再映画化。
40『ダイ・ハード/ラスト・デイ』
A Good Day to Die Hard
2013年2月20.6億円アクション/サスペンスシリーズ5作目。
4作目のレン・ワイズマン監督による6作目「McClane」の製作が予定されている。
41『マダガスカル3』
Madagascar 3: Europe's Most Wanted
2012年8月20.5億円アドベンチャー/アクション/ファミリーアニメーション作品。
シリーズ3作目。
2014年にはスピンオフ・テレビシリーズ『ザ・ペンギンズ from マダガスカル』の劇場版が公開。
『ソルト』
Salt
2010年7月20.5億円アクション/サスペンス続編の脚本は書かれたが映像化されていない。
43『ワイルド・スピード EURO MISSION』
Fast & Furious 6
2013年7月20.2億円アクション/サスペンスシリーズ6作目。
2017年には8作目が公開。
スピンオフが2019年8月に、9作目が2020年4月に公開予定。
2021年4月公開の10作目で完結する予定。
44『ダークナイト ライジング』
The Dark Knight Rises
2012年7月19.7億円アクション/サスペンス/犯罪2005年『バットマン ビギンズ』、2008年『ダークナイト』に続く最終作。
45『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』
Sherlock Holmes: A Game of Shadows
2012年3月19.5億円アクション/アドベンチャー/ミステリーコナン・ドイルの小説を翻案したシリーズ2作目。
3作目が2020年12月公開予定。
『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』
The Three Musketeers
2011年10月19.5億円アクション/アドベンチャーアレクサンドル・デュマの小説『三銃士』を翻案。
47『ワールド・ウォー Z』
World War Z
2013年8月19.3億円アクション/パニック/サスペンス マックス・ブルックスの小説の映画化。
続編が2019年6月撮影開始予定。
48『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
Life of Pi
2013年1月19.1億円アドベンチャー/ドラマヤン・マーテルの小説『パイの物語』の映画化。
49『ツーリスト』
The Tourist
2011年3月18.7億円サスペンス/ミステリーフランス映画『アントニー・ジマー』のリメイク。
50『英国王のスピーチ』
The King's Speech
2011年2月18.2億円ドラマ/伝記トム・フーパー監督作品。
実話の映画化。
『TIME/タイム』
In Time
2012年2月18.2億円SF/サスペンス/アクションアンドリュー・ニコル監督・脚本作品。
52『プロメテウス』
Prometheus
2012年8月18.1億円SF/アクション/サスペンスリドリー・スコット監督自身による「エイリアン」シリーズ1作目の前日譚。
2017年には続編『エイリアン:コヴェナント』が公開。
53『オズ はじまりの戦い』
Oz the Great and Powerful
2013年3月17.8億円ファンタジー/アドベンチャーライマン・フランク・ボームの小説『オズの魔法使い』の前日譚。
54『セックス・アンド・ザ・シティ2』
Sex and the City 2
2010年6月17.4億円コメディテレビシリーズの劇場版2作目。
55『SUPER 8/スーパーエイト』
Super 8
2011年6月17.2億円SF/アドベンチャー/ファンタジーJ・J・エイブラムス監督・脚本作品。
56『スノーホワイト』
Snow White and the Huntsman
2012年6月17.1億円アクション/アドベンチャー/ファンタジーグリム童話にも収録の『白雪姫』の翻案。
2016年には続編「氷の王国」が公開。
57『ホビット 思いがけない冒険』
The Hobbit: An Unexpected Journey
2012年12月17.0億円ファンタジー/アドベンチャー/ドラマJ・R・R・トールキンの小説『指輪物語』を映画化した『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の前日譚。
トールキンの小説『ホビットの冒険』を3つに分けて映画化した第1部。
2013年に第2部「竜に奪われた王国」、2014年に第3部「決戦のゆくえ」が公開。
『シャッター アイランド』
Shutter Island
2010年4月17.0億円ミステリー/サスペンスデニス・ルヘインの小説の映画化。
59『最強のふたり』
Intouchables
2012年9月16.5億円コメディ/ドラマエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督・脚本作品。
実話の映画化。フランス映画。
インド(2本)、アルゼンチン、アメリカでリメイクされた。
60『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
Edge of Tomorrow
(Live Die Repeat)
2014年7月15.9億円SF/アクション桜坂洋の小説の映画化。
続編は予定されているが、製作時期は未定。






◆ ◇ ◇



順位題名日本公開興収額ジャンル備考
61『タイタンの戦い』
Clash of the Titans
2010年4月15.8億円アクション/アドベンチャー/ファンタジー1981年の同名映画のリメイク。
2012年には続編『タイタンの逆襲』が公開。
62『ガリバー旅行記』
Gulliver's Travels
2011年4月15.6億円コメディ/アドベンチャージョナサン・スウィフトの同名小説の翻案。
63『パシフィック・リム』
Pacific Rim
2013年8月15.5億円アクション/SF/ロボット2018年には続編「アップライジング」が公開。
64『ベスト・キッド』
The Karate Kid
2010年8月15.2億円アクション/ドラマ/ファミリー1984年の同名映画のリメイク。
オリジナルは4作目まで作られた。
65『リアル・スティール』
Real Steel
2011年12月14.7億円ドラマ/アクション/ファミリーリチャード・マシスンの短編小説の映画化。
『バトルシップ』
Battleship
2012年4月14.7億円アクション/SF同名ボードゲームの映画化。
67『ワイルド・スピード MEGA MAX』
Fast Five
2011年10月14.4億円アクションシリーズ5作目。
2017年には8作目が公開。
2021年4月公開の10作目で完結する予定。
68『ソーシャル・ネットワーク』
The Social Network
2011年1月14.2億円ドラマ/青春/伝記ベン・メズリックのノンフィクションが原作。
Facebookの創業を描く実話の映画化。
『猿の惑星:新世紀(ライジング)』
Dawn of the Planet of the Apes
2014年9月14.2億円SF/アクション/アドベンチャー1968年の映画『猿の惑星』の前日譚。
2011年公開「創世記(ジェネシス)」の続編。
2017年には3作目「聖戦記(グレート・ウォー)」が公開。
『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』
Percy Jackson & the Olympians: The Lightning Thief
2010年2月14.2億円ファンタジー/アドベンチャーリック・リオーダンの小説シリーズの映画化。
2013年には2作目「魔の海」が公開。
71『ホビット 竜に奪われた王国』
The Hobbit: The Desolation of Smaug
2014年2月14.1億円ファンタジー/アドベンチャー/ドラマJ・R・R・トールキンの小説『指輪物語』を映画化した『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の前日譚。
トールキンの小説『ホビットの冒険』を3つに分けて映画化した第2部。
2012年に第1部「思いがけない冒険」、2014年に第3部「決戦のゆくえ」が公開。
72『ノア 約束の舟』
Noah
2014年6月13.8億円ドラマ/アドベンチャー「ノアの方舟」の物語の映画化。
73『オブリビオン』
Oblivion
2013年5月13.1億円SF/アクションジョセフ・コシンスキー監督作品。
74『インターステラー』
Interstellar
2014年11月12.5億円SF/ドラマクリストファー・ノーラン監督作品。
『ドラゴン・タトゥーの女』
The Girl with the Dragon Tattoo
2012年2月12.5億円ミステリー/サスペンススティーグ・ラーソンの小説「ミレニアム」シリーズ1作目が原作のアメリカ映画。
スウェーデン本国では先に3作とも映画化されている。
アメリカでは2作目と3作目は映画化されていない。
別の作者による4作目「蜘蛛の巣を払う女」を原作とした、別キャストによるアメリカ映画が2019年1月に日本公開予定。
『ライフ ―いのちをつなぐ物語―』
One Life
2011年9月12.5億円ドキュメンタリーイギリスのネイチャー・ドキュメンタリー。
77『RED/レッド』
RED
2011年1月12.2億円アクション/コメディ同名グラフィック・ノベルの映画化。
2013年には続編『REDリターンズ』が公開。
78『終戦のエンペラー』
Emperor
2013年7月12.0億円ドラマ岡本嗣郎のノンフィクション『陛下をお救いなさいまし 河井道とボナー・フェラーズ』の映画化。
日米合作映画。
『サヨナライツカ』
사요나라 이츠카
2010年1月12.0億円ロマンス辻仁成の同名小説の映画化。
日本人キャストによる韓国映画。
『怪盗グルーの月泥棒 3D』
Despicable Me
2010年10月12.0億円ファミリー/コメディ/ファンタジーアニメーション作品。
2013年には2作目「ミニオン危機一発」が公開。
2015年にはスピンオフ『ミニオンズ』が公開。
2017年には3作目「ミニオン大脱走」が公開。
『アイアンマン2』
Iron Man 2
2010年6月12.0億円アクション/ドラマ/SFMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の3作目。
2018年にはMCU20作目『アントマン&ワスプ』が公開。
2019年3月には21作目『キャプテン・マーベル』が公開予定。
82『長ぐつをはいたネコ』
Puss in Boots
2012年3月11.7億円アドベンチャー/コメディアニメーション作品。
『シュレック』シリーズ(全4作)のスピンオフ。
シャルル・ペローなどで知られる同名童話のキャラクターが主人公。
83『プレーンズ』
Planes
2013年12月11.5億円アドベンチャー/コメディ/ファンタジーアニメーション作品。
『カーズ』シリーズのスピンオフ。
2014年には続編「ファイアー&レスキュー」が公開。
84『アウトロー』
Jack Reacher
2013年2月11.3億円サスペンス/アクション/ミステリーリー・チャイルドの小説ジャック・リーチャー シリーズの映画化。
2016年には2作目『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』が公開。
『華麗なるギャツビー』
The Great Gatsby
2013年6月11.3億円ドラマ/文芸F・スコット・フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャツビー』の4度目の映画化。
過去の映画化作品に1926年『或る男の一生』、1949年『暗黒街の巨頭』、1974年『華麗なるギャツビー』がある。
86『美女と野獣』
La belle et la bête
2014年11月11.0億円ロマンス/ファンタジーレア・セドゥ主演のフランス映画。
ヴィルヌーヴ夫人やボーモン夫人によるフランスの同名小説が原作。
アメリカでも1991年にアニメーション映画、2017年に実写映画化されている。
87『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
Star Trek: Into Darkness
2013年8月10.8億円SF/アクション/アドベンチャー「スター・トレック」シリーズの映画12作目。
2009年の11作目『スター・トレック』から新しい時間軸となり、クリス・パインが主人公カークを演じている。
2016年には13作目「BEYOND」が公開。
『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』
The Adventures of Tintin
2011年12月10.8億円アドベンチャーアニメーション作品。
ベルギーのエルジェのバンド・デシネ(仏語圏の漫画)の映画化。
2作目の計画はまだ存続しているが具体的には未定のまま。
『アンストッパブル』
Unstoppable
2011年1月10.8億円アクション/サスペンス/パニックトニー・スコット監督の遺作。
2001年に実際に起きた事故を原案にしている。
『カンフー・パンダ2』
Kung Fu Panda 2
2011年8月10.8億円コメディ/アドベンチャー/アクションアニメーション作品。
シリーズ2作目。
2016年には3作目が公開。
91『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
Guardians of the Galaxy
2014年9月10.7億円アクション/アドベンチャー/ヒーローMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の10作目。
2017年には2作目『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』が公開。
2作とも他のMCU作品の主要人物が登場しないため、MCU未見でも楽しめる。
92『X-MEN:フューチャー&パスト』
X-Men: Days of Future Past
2014年5月10.3億円SF/アクション/アドベンチャー原作の人気エピソードの映画化。
2000年の『X-メン』、2003年の『X-MEN2』、2006年の『X-MEN:ファイナル ディシジョン』の旧キャストと、2011年の『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』からの新キャストが共演。
2016年には新キャストでの3作目「アポカリプス」が公開。
2019年6月には4作目「ダーク・フェニックス」公開予定。
『LUCY/ルーシー』
Lucy
2014年8月10.3億円アクション/サスペンス/SFリュック・ベッソン監督・脚本作品。
94『リンカーン』
Lincoln
2013年4月10.2億円ドラマ/伝記ドリス・カーンズ・グッドウィンによるノンフィクション『リンカーン』 Team of Rivals (2005年) の映画化。
『ヒューゴの不思議な発明』
Hugo
2012年3月10.2億円アドベンチャー/ファンタジーブライアン・セルズニックの小説『ユゴーの不思議な発明』の映画化。
『トータル・リコール』
Total Recall
2012年8月10.2億円SF/アクションフィリップ・K・ディックの短編小説『追憶売ります』を原案として大ヒットした1990年の映画『トータル・リコール』のリメイク。
97『LIFE!/ライフ』
The Secret Life of Walter Mitty
2014年3月10.1億円ファンタジー/ドラマ/アドベンチャージェームズ・サーバーの短編小説の映画化。
1947年の映画『虹を掴む男』のリメイク。
98『フューリー』
Fury
2014年11月10.0億円戦争/アクションデヴィッド・エアー監督・脚本作品。
『シュレック フォーエバー』
Shrek Forever After
2010年12月10.0億円コメディ/ファンタジー/アドベンチャーアニメーション作品。
シリーズ4作目。
2011年にはスピンオフ『長ぐつをはいたネコ』が公開。
『魔法使いの弟子』
The Sorcerer's Apprentice
2010年8月10.0億円アクション/ファンタジー/アドベンチャー1940年のディズニー・アニメ『ファンタジア』の「魔法使いの弟子」パートの翻案。






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 興行収入なので、3D版鑑賞者の3D料金や、IMAXデジタルシアターのIMAX料金なども含まれます。4D上映は2013年2月に日本初導入、2014年4月に東京でも初導入でしたが、館数が増えるのは2015年12月の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開前でしょうか。

 ちなみに、2010年代前半の平均料金(映画入場料総額を映画入場者総数で割ったもの)は、2010年から1266円、1252円、1258円、1246円、1285円でした。なお、2015年以降は3年連続で1300円を超えます。

 1位は社会現象にもなった『アナと雪の女王』。大人気になったことや、3D料金の上乗せもありますが、リピーターが非常に多かったのが2位以下との大差の理由かもしれませんね。

 2位は2009年12月公開の『アバター』。これも社会現象になりました。デジタル映写機による3D上映のさらなる普及と、IMAXデジタル版の認知度上昇に貢献しました。

 3位は『アリス・イン・ワンダーランド』。意外です。原作の知名度、5度目(かな?)となるティム・バートン監督&ジョニー・デップのタッグが要因でしょうか。

 4位以下はシリーズ物や原作物が並びます。2位の次にオリジナル作品がランクインするのは12位の『カールじいさんの空飛ぶ家』です。

 書き出すと色々な分析ができそうですが、キリがないのでこの辺で。2000年代や1990年代もそのうち書きたいと思いますが、今回の記事も書くのに時間がかかったので、いつになることやら。



参照:

第91回アカデミー賞の有力候補の予想(10月、11月段階)

2018-11-21 12:55:59 | 映画 - ベスト

 2018年公開の映画を対象とした第91回アカデミー賞の主要部門に有力ではと噂が立った映画をまとめました。

 毎年当ブログでは、Gurus o' Goldの集計結果の発表を受けて、有力候補を作品毎に紹介しています。今回はその前に、9月5日、10月23日、11月16日の3回の発表に一度でも出てきた映画を表にまとめました。(ABC順に並べてます。表の中の数字は順位です)

 まだ早い段階なので、本当の有力候補を見分けられるわけではありません。参考程度にしてください。12月頃の発表を見て、作品毎にまとめて後日ブログにアップする予定です。



第91回アカデミー賞の主要部門の有力候補に一応あがった作品リスト
題名監督日本公開日9月5日
発表
10月23日
発表
11月16日
発表















『7月22日』
22 July
ポール・グリーングラス2018年10月10日 Netflix配信FR 22
『クワイエット・プレイス』
A Quiet Place
ジョン・クラシンスキー2018年9月28日公開WS 615
『アリー/スター誕生』
A Star Is Born
ブラッドリー・クーパー2018年12月21日公開FR 11112,111
Ad Astraジェームズ・グレイ――PF 8
『永遠の門 ゴッホの見た未来』
At Eternity's Gate
ジュリアン・シュナーベル2019年公開(予定)FR 226
『ビューティフル・ボーイ』
Beautiful Boy
フェリックス・ヴァン・フルーニンゲン2019年4月公開(予定)FR 4412
Ben Is Backピーター・ヘッジズ――714
『ブラックパンサー』
Black Panther
ライアン・クーグラー2018年3月1日公開WS 165513
『ブラック・クランズマン』
BlacKkKlansman
スパイク・リー2019年3月公開(予定)WS 187611
『ボヘミアン・ラプソディ』
Bohemian Rhapsody
ブライアン・シンガー2018年11月9日公開PF 4174
『ある少年の告白』
Boy Erased
ジョエル・エドガートン2019年4月公開(予定)FR 71451210
Can You Ever Forgive Me?マリエル・ヘラー――FR 11104113
Cold War (原題は「Zimna wojna」)パヴェウ・パヴリコフスキ――WS 621
Coletteワッシュ・ウェストモアランド2019年公開(予定)FR 22
『クレイジー・リッチ!』
Crazy Rich Asians
ジョン・M・チュウ2018年9月28日公開WS 4138
『クリード 炎の宿敵』
Creed II
スティーヴン・ケイプル・Jr2019年1月11日公開PF 6
Destroyerカリン・クサマ――FR 13
Eighth Gradeボー・バーナム――WS 31519
『華氏119』
Fahrenheit 11/9
マイケル・ムーア2018年11月2日公開FR 13
『ファースト・マン』
First Man
デイミアン・チャゼル2019年2月8日公開FR 14285
First Reformedポール・シュレイダー――WS 512177
『グリーンブック』
Green Book
ピーター・ファレリー2019年3月1日公開FR 103112
『へレディタリー/継承』
Hereditary
アリ・アスター2018年11月30日公開WS 1219
『ビール・ストリートの恋人たち』
If Beale Street Could Talk
バリー・ジェンキンズ2019年2月22日公開FR 3716
『インクレディブル・ファミリー』
Incredibles 2
ブラッド・バード2018年8月1日公開WS 12
Leave No Traceデブラ・グラニック――WS 6
Life Itselfダン・フォーゲルマン――FR 18
『メリー・ポピンズ リターンズ』
Mary Poppins Returns
ロブ・マーシャル2019年2月1日公開PF 616101314
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』
Mary Queen of Scots
ジョーシー・ルーク2019年3月公開(予定)PF 178
『ビリーブ 未来への大逆転』
On the Basis of Sex
ミミ・レダー2019年3月22日公開PF 1716
Peterlooマイク・リー2019年公開(予定)FR 18
『プライベート・ライフ』
Private Life
タマラ・ジェンキンス2018年10月5日 Netflix配信WS 1221
『シュガー・ラッシュ:オンライン』
Ralph Breaks the Internet
リッチ・ムーア
フィル・ジョンストン
2018年12月21日公開PF 8
『ROMA/ローマ』
Roma
アルフォンソ・キュアロン2018年12月 Netflix配信FR 4263
Sorry to Bother YouBoots Riley――WS 6
『バスターのバラード』
The Ballad of Buster Scruggs
ジョエル&イーサン・コーエン2018年11月16日 Netflix配信FR 1221
『スターリンの葬送狂騒曲』
The Death of Stalin
アーマンド・イアヌッチ2018年8月3日公開11
『女王陛下のお気に入り』
The Favourite
ヨルゴス・ランティモス2019年2月15日公開FR 4523,6415
『フロントランナー』
The Front Runner
ジェイソン・ライトマン2019年2月1日公開FR 81810148
The Happy Princeルパート・エヴェレット――FR 18
The Hate U Giveジョージ・ティルマン・Jr――FR 1319
『運び屋』
The Mule
クリント・イーストウッド2019年3月8日公開PF 8211810
The Old Man & the Gunデヴィッド・ロウリー2019年夏公開(予定)FR 139
The Sisters Brothersジャック・オーディアール2019年公開(予定)FR 13
『天才作家の妻 -40年目の真実-』
The Wife
ビョルン・ルンゲ2019年1月26日公開3
『タリーと私の秘密の時間』
Tully
ジェイソン・ライトマン2018年8月17日公開WS 10
『アンダー・ザ・シルバーレイク』
Under the Silver Lake
デヴィッド・ロバート・ミッチェル2018年10月13日公開WS 10
『バイス』
Vice (「Backseat」から題名変更)
アダム・マッケイ2019年4月公開(予定)PF 39497,83
Vox Luxブラディ・コーベット――PF 810
Welcome to Marwenロバート・ゼメキス――PF 5
What They Hadエリザベス・チョムコ――PF 811
White Boy Rickヤン・ドマンジュ――FR 18
『妻たちの落とし前』
Widows
スティーヴ・マックィーン2019年4月公開(予定)FR 81157109
Wildlifeポール・ダノ――PF 8
Won't You Be My Neighbor?モーガン・ネヴィル――WS 122021






参照: