5月2日 季語 八十八夜(はちじゅうはちや)
ここに芽を出したんだ。
スズランが優しく周りを囲ってくれている。
いい香りもするよ。
お母さんから離れているけど、大丈夫。
大きく育ってみせる。
可愛いナツメ坊や、スズランに囲まれてすくすくと育ってね。
寂しくなったらお母さん枝を見上げてね。
いつも遠くから見ているよ。
僕ね、立派になったでしょ。
お隣との堀の中で芽吹いて、背を伸ばしたよ。
緑の若葉がきれいでしょ。
トンボも葉に止まるんだ。
私は、生まれたてで枝が細い。
ふかふかのラムズイアが冷たい風を避けてくれた。
だからここに芽を出すことができたの。
苔と蟻もお友だち。
守ってくれる仲間がいるから、欅かあさんは、安心。
青空にどんどん近くなって、風が冷たくて気持ちがいい。
風に葉をそよそよ泳がせているの。
もうすぐ枝一杯に葉を茂らせる。
いつかあなたたちにも高い空からの景色を見てほしい。
そのままガーデンの実生(みしょう)物語でした。
実生とは、草木が種から芽を出して成長すること。
その発芽した植物。
そのままガーデンには実生の木があります。
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