読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

高野史緒著「大天使はミモザの香り」

2020-02-05 | た行

オーケストラ・ミステリー。厳重に二重に警備されたパーティー会場、特殊電子錠つきのケースから時価2億のヴァイオリンの名器“ミモザ”が消えた。アマチュア・オーケストラのパトロンのマダム、実直なヴァイオリン職人、イケメンコーディネーター、持ち主のヨーロッパ貴族、その才媛の美人秘書、保険金目当ての持ち主のヨーロッパ貴族、その才媛の美人秘書、・・・。誰もが怪しく犯行が不可能でないのだ。42歳独身彼氏なし、ヴァイオリン歴30年のベテランながら、自他ともに認める、いまひとつ華がない演奏者・・・音羽光子。クラシック知らずの高校一年生だが、ヴァイオリンに関しては無自覚に天才的、突然アマチュア・オーケストラにスカウトされた・・・小林拓人。このコンビがこのトリックを解こうとするのだが・・・・。

微笑しく読みながらクラシックの薀蓄と謎解きを楽しめた音楽ミステリーでした。

201911月講談社刊


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