著者は、1960年愛媛生まれ。1996年「家族狩り」で第9回山本周五郎賞受賞。
2000年度「このミステリーが凄い」第1位作品。
17年前一人の12歳の少女「久坂優希」と2人の少年は、四国の霊峰の頂上に登り
「神に清められた自分達は救われる」と信じ下山途中同行していた優希の父親を
何かに憑れたようにして殺害する。
17年後、運命に導かれたように看護婦、弁護士、刑事として再会を果す3人。
その直後、優希が秘密にしていた過去を探ろうとする弟の動きと、周囲に起き
た殺人事件によって、優希のいままでの平穏だった日々は終りを告げて
最後の審判への序曲が始った。
作者は、後半部分で主人公優希を通じて「私達は、辛い出来事がある
たびに、秘密や嘘ばかりで応じたためにさらに悲しい結果をまねいてしまったように思います。
真実を明かす事が周囲をつらくさせる場合にも、秘密や嘘に逃げないこと・・・。
真実を明かしたことで起るいっそうの悲劇や悪でさえも受け止めてゆこうとする
態度こそが成長と呼ばれるものに結びつくかも知れません。」と語る。
17年前「聖なる事件」その霧に包まれた霊峰に潜んだ真実とは?」
過去の思い出とと現代が交錯するように進む展開にワクワクミステリー。
2000年 幻冬社 刊
2000年度「このミステリーが凄い」第1位作品。
17年前一人の12歳の少女「久坂優希」と2人の少年は、四国の霊峰の頂上に登り
「神に清められた自分達は救われる」と信じ下山途中同行していた優希の父親を
何かに憑れたようにして殺害する。
17年後、運命に導かれたように看護婦、弁護士、刑事として再会を果す3人。
その直後、優希が秘密にしていた過去を探ろうとする弟の動きと、周囲に起き
た殺人事件によって、優希のいままでの平穏だった日々は終りを告げて
最後の審判への序曲が始った。
作者は、後半部分で主人公優希を通じて「私達は、辛い出来事がある
たびに、秘密や嘘ばかりで応じたためにさらに悲しい結果をまねいてしまったように思います。
真実を明かす事が周囲をつらくさせる場合にも、秘密や嘘に逃げないこと・・・。
真実を明かしたことで起るいっそうの悲劇や悪でさえも受け止めてゆこうとする
態度こそが成長と呼ばれるものに結びつくかも知れません。」と語る。
17年前「聖なる事件」その霧に包まれた霊峰に潜んだ真実とは?」
過去の思い出とと現代が交錯するように進む展開にワクワクミステリー。
2000年 幻冬社 刊
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