島本理生の直木賞受賞作同名小説のドラマ化。
主人公真壁由紀(真木よう子)は、30代の臨床心理士。旦那と小4の息子と一緒に暮らしている。自身も、家族関係は複雑で、父親が海外出張時に、少女買春していたことを大学生の時に知り、ショックを受ける。また、自分を性的な視線で父親から見られていたことも傷になっている。そして子供のような母親と会うのを避けてもいる。出版社から、最近話題になった「美人女子大生」が父親を刺殺してしまった事件についてのルポを書かないかという話がきた。それはこの女子大生聖山環菜(上白石萌歌)が「動機は見付けてください」と警察に言ったとして話題になっていたのだ。この事件を丁度担当することになった学生の頃の元カレで義弟でもある、弁護士の庵野迦葉(平岡祐太)から、協力を請われて、由紀は環菜と面接し、カウンセリングのような形で、この家族で何があったのかを突き止めようとする。「あの子は昔から嘘をついてばかり」と環菜のことを評する母親(黒木瞳)は、なんと裁判でも検察側の証人をかって出る。果たしてこの家族に何があったのか、そしてどこに真実があるのか・・・?見ごたえのあるドラマでした真木・黒木・上白石の女優陣がそれぞれの役にガップリ取り組んだ演技に感激。複雑な家庭環境、それぞれの心理状況、謎解きと結末テーマどれも興味が尽きず考えさせてくれるドラマでした。堤幸彦監督・北川景子主演で2021年公開予定で映画化も進められているとかこちらも楽しみである。
「公認心理師」とは、2017年の公認心理師法施行により認められた、心理職において国内で初めてとなる国家資格。専門的知識及び技術をもって心の問題を抱えている人およびその周囲の人に対して、心理状態の観察・分析、また解決に向かうための相談・助言・援助を行うことを職務とする
「愛情が何か分かる? 私は尊重と尊敬と信頼だと思ってる」
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