読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

笹本稜平著「強襲 所轄魂」

2016-01-27 | さ行
所轄署刑事の父とキャリア 管理官の息子の活躍を描いた警察小説第3弾
江東区で立て籠もり事件が発生した。犯人は三年前まで立て籠もり事件を専門に扱う特殊犯捜査係(SIT)に所属していた元警察官・西村國夫。膠着状態が続く中、葛木の携帯に西村から一本の電話が。
葛木を交渉人に指名「この国の警察を自殺に追い込みたい。警察組織の浄化を要求する」と言う。
いったい何が彼を駆り立てるのか。
犯罪を防ぐことを正義とする葛木と所轄の面々、そして葛木の息子のキャリア警視・俊史が、立て篭もり犯と対峙する。
交渉を妨害する管理官。犯人と葛木。
警察内の犯人射殺による幕引きを図る勢力との心理戦と駆け引きが面白い。少し展開が遅くくどい感じがしないまでもだが納得の結末。
2015年7月徳間書店刊

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