粗碾き蕎麦の美味しさを求めて

地元箕輪町上古田産石臼碾き「信濃1号」が主体の蕎麦屋です。

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2011-06-03 11:51:05 | 語る会
震災当日から1週間後、3月18日付けの新聞に、99歳の柴田トヨさんの詩が掲載されました。柴田トヨさんは、90歳ぐらいから詩の創作を初め、処女詩集「くじけないで」が150万部のベストセラーになった詩人です。この手の詩集で150万部などというのは群を抜いて初めてだそうです。99歳というのに、何とも云えない素晴らしい表情のお顔をされているお婆ちゃんです。その一人暮らしをされている柴田トヨさんも宇都宮市内で震度6強の地震に見舞われ、家財が散乱するなど大変だったそうです。ちょうどその時間は入浴中でしたが、看護師さんと一緒だったので無事だったそうです。今回の被災された皆様に、詩と共に印税の中から100万円の寄付の申込みがあったそうです。その柴田トヨさんの詩、「被災者の皆様に」をご紹介させていただきたいと思います。

「被災者の皆様に」
あぁ なんという
ことでしょう
テレビを見ながら
唯 手をあわすばかりです

皆様の心の中は
今も余震が来て
傷痕がさらに
深ぐなっていると思います
その傷痕に
薬を塗ってあげたい
人間誰しもの気持ちです
私も できることは
ないだろうか? 考えます

もうすぐ100歳になる私
天国に行く日も
近いでしょう
その時は 日射しとなり
そよ風になって
皆様を応援します

これから 辛い日々が
続くでしょうが
朝はかならず やってきます
くじけないで!

柴田トヨ