粗碾き蕎麦の美味しさを求めて

地元箕輪町上古田産石臼碾き「信濃1号」が主体の蕎麦屋です。

「一人で勝手にやれば」語る会 10

2011-06-17 11:23:35 | 語る会
三つ目の理由は、講演会まがいの、このようなことを普通の人がやるから面白いんです。もっと云えば、バカな私がやるから意味があるんです。私が蕎麦屋を始めていなければ、今日、皆様の前でこうやってお話しする機会は間違ってもなかったと思います。不思議なことなんです。今日、この場で、今日お集まりいただいた皆様の前で、皆様のお顔を見ながら、この場の雰囲気を感じながら、自分の言葉で想いを語らなければ納得できなかったんです。私の話を文章にしてみたところでつまらない話でしかないんです。小説家なら読む人の心に響くような文章表現はできるでしょうが、私にはそんな才能などとても持ち合わせていません。自分の言葉を大事にしたかったんです。
私がたまに行く伊那の小料理屋に「ことのは」というお店があります。ママさんも素晴らしい女性ですが、お店の名前も気に入っています。「こ・と・の・は」と云う店名。言葉を大切にしたいという、その想いが伝わってくるようなお店です。 続く。