ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

デザイン・スタイリング・コスメ

2004-06-21 22:15:10 | クルマ
車の話。タイトルのデザインとスタイリングとコスメを混同している人が多い。それぞれ大きく異なるモノだ。

例:三菱GTO1990
鼻が尖っていて、リトラクタブルヘッドライト。2シータで少しボディがえぐれている。なんとなくフェラーリっぽい。
これはコスメとスタイリングででっち上げた車。

ボディコンポーネンツ・シャーシ,駆動系はギャランVR4から流用。だから何となく腰高。
そしてFRやMR作った4WDではないのでフロントオーバーハングもリアオーバーハングも長い。

まずはデザインで考えよう。
何処にエンジンを置くか。スポーツカーなら重心の近く。乗員位置も重心の近く。
ここでRearMRかFrontMRで変わってくる。加速時の安定を取るのならFront Engine。ブレーキの安定を取るのならRear Engine。

しかしGTOのエンジン搭載位置はFront。しかもFFセダンに流用できる(ディアマンテ)様に設計したからFront車軸の上にV6を横置きで載っている。この時点で運動性能ではなく乗員重視のセダンのシャーシになっていることが判る。

デザインとは設計のこと。つまり何処に何をどのように配分するかという事である。

次にスタイリング。
マッチョな外観を醸し出すためにボディ中央部を絞っている。だがドアの窓部はフラット。うねっていない。
Ferrali 512BBを見てみよう。強烈に窓がボディにめり込んでいる。このうねりがイタリアンスタイリングなのだ。(イタリアンデザインではない)
これはシャーシがセダンだからAピラーやBピラーの根元等が共通なのだ。

そしてコスメ。
これは最高に楽しい。ボディサイドに排熱孔が・・・無い。
リアバンパーの排熱開口部?エンジンはフロント。
そう、意味もなく穴を開けたようなイメージで固めているのだ。

知的に乗りこなすのは難しい。センスのなさを何でカバーするか?もっと下品にするのだ。

そして心ある人々からの冷たい視線を開き直る態度になる。

いやぁ格好良い車です。




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