ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

なごみの湖水温解析(2007/03/11)

2007-03-11 17:28:03 | 釣り
2月も思ったほど冷えず氷結することが殆ど無かったなごみの湖。この3月はGW並の暖かさに見舞われたかと思うと急激に冷え込んで雪が降ったりと週単位の振れが大きく、これも地球温暖化の影響か、気候の震幅を抑えるバッファーが無くなってきたのか、エルニーニョの影響なのかよくわからないが、(エルニーニョ、ラニーニャはここも良い「The Day After Tomorrow」(これは家族の物語が冗長でした。)や「不都合な真実 An Inconvenient Truth」(こっちのほうが見るべきと思う)で指摘されているようにかなりヤバイ方向に進んでいるのだろう。市井に住む我々は京都議定書を遵守するためにはちょっと省エネに励むしかない。とはいえ寒くなると暖房を入れるし、暑くなると冷房、ガソリン撒き散らしてフルスロットルで駆け抜けてみたりと不都合な事に目を向けていない。

と、大きな世界に踏み込んでみたが、フライフィッシングを楽しむためにはあまり不都合な環境になって欲しくない。最近はラニーニャが出てきたとか新聞で情報を入手できる。そうなると梅雨の時期に多雨で夏は平年並みか暑い目。多雨であれば今年の雪不足が原因となる水不足を解消できるかも知れない。

さらに聞くところによると(情報は伝聞)雪解け水が少ない琵琶湖ではスプリングターンオーバーが生じていないので漁業に影響が出そうとか。これは冷たい雪解け水が一気に琵琶湖北湖底部に流れ込むことで底に沈んでいた有機物を含む無酸素水が表層に湧き上がり表層の酸素とプランクトンで分解していた浄化作用が薄れることを意味する。有機物を分解するプランクトンが増えないと餌不足になるだろう。既に富栄養化しているから余り関係ないという考えもありうるが、水をかき回さないことが良くないと思う。この辺の大自然のメカニズムは専門家に任す方が正しいので言及はこの辺でとどめるが、フォールターンオーバーでとんでもないことになりそうな予感もしている。

さて、なごみの湖の水深別水温グラフを見てみると底を打って12月末の温度に近づいていますね。これからグングン上昇していくでしょう。そして水温躍層が見られるようになると思います。秋は10月の頭に水温躍層が消失しています。それ以降は毎晩ターンオーバーしながら冷却されていったと思いますが、これからは日照時間の増加に伴って表層が加熱され、花曇りとかの「春の気候」で放射冷却も少なくなるので表層から徐々に暖められていくと思います。予想通りになるかそれとも14℃程度までは徐々に「全体が」温かくなっていくのか見物です。水温躍層を把握できれば何が良いかというと「タナ」が明確になります。過去の経験から水温躍層が2-3m程度に生じると表層で爆釣します。3m以下でもタナが判ればそこを狙えばよいわけです。
それが8mまで下がると手も足も出・・・(笑:実際は思いっきり沈めるだけですが)。

個人的には春から梅雨の時期はきっちりと雨が降ってくれた方がよい。水不足の懸念もなくなるし、水温が上がりすぎないし、ゴアテックスの雨具を有効に使いたいし(笑)。雨やと人が少ないし(爆)。


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2 コメント

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こんばんわ (たら)
2007-03-11 18:41:46
 なごみの湖をメイン管理釣り場にしようかなぁと思ってる小生にとって結構有益な情報ありがとうございます。m(--)m

 水深別水温グラフなんてどこで入手してくるんですか!?まぁそれはいいとしてまたご訪問しますね。でわでわ
返信する
新着情報からです。 (ならおう)
2007-03-11 22:29:26
数日おきに新着情報にデータが載っていますのでそれをこまめに拾うだけです。
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