技術系なんでマクロはでかく、ミクロは小さく。って感じでしたが、少しは経済が判った様な気分。
マクロ経済的には基本的に貿易/楽市楽座。
TPPなんかその指向が強いから私は推進すべきだと思っている。
先進国は農業に補助金を出して保護主義になる。当然先進国の農民は豊かになる。
だが、先進国の消費者にとっては農産物価格上昇で損をしている。
農業補助金は税金から出ているので納税者にとっても損だ。
だからといって農業従事者を苦しめろと言っている訳ではない。
ミクロ経済においても貿易で得をする例を示している。
後進国・・・魚:1匹/時間、キノコ:2本/時間
先進国・・・魚:6匹/時間、キノコ:3本/時間
ここで、後進国が3時間全部キノコ捕りに使う。
先進国は3時間労働として1と1/3時間をキノコ採取、1と2/3時間を魚捕りとする。
後進国のキノコ3本を先進国の魚3匹と交換してみよう。
魚だろうがキノコだろうがこれが米とクルマになろうが、関係ない。貿易をすれば互いに得をするという事だ。しかもこれはミクロ経済で説明されている。
米で考えてみよう。日本でコシヒカリ等のブランド米を過剰生産して輸出する。一方、外食用の米をオーストラリアとかから安く買う。
これでも上記と同じ事ができる。ただし、技術開発によってオーストラリア米はコシヒカリへ近づこうとする。
だが、コシヒカリは軟水でこそ!(炊くのではなく、栽培が)という理論を打ち立ることができたら、フランス産のワイン(ボルドーとかなんとかかんたら)と同じくブランドに裏打ちが出来て、ブランド米は日本だ!となる。これが寒暖差とかの気候条件も加味して差を付けたい物だ。
さて、こういう貿易以外では昨今の消費増税もマクロ経済学で説明されている。
社会保障(年金)とメディケア(医療費)の負担増への対策として下記3つの組み合わせ
1) 支給額減
2) 増税
3) 借金(国債)
まさに今、政府がやろうとしていることだ。
他の解決策・・・なぜかこちらに手を付けない。
[1] ヘルスケアを安上がりにして効率を高める
[2] 経済成長
あと、貧困国に債務問題(社会保障とメディケア)が無いのは国のセーフティネットが弱いからだ。という切り捨ては当たっていそうだ。
辛い事に年寄りが長生きできないピラミッド型の人口構成だと年金の事をあまり考えなくてもよい。でも中国の様に急激な高齢化も恐ろしい。
なんてことを一読で掴んだ様な気になっているが・・・。
マクロ経済的には基本的に貿易/楽市楽座。
TPPなんかその指向が強いから私は推進すべきだと思っている。
先進国は農業に補助金を出して保護主義になる。当然先進国の農民は豊かになる。
だが、先進国の消費者にとっては農産物価格上昇で損をしている。
農業補助金は税金から出ているので納税者にとっても損だ。
だからといって農業従事者を苦しめろと言っている訳ではない。
ミクロ経済においても貿易で得をする例を示している。
後進国・・・魚:1匹/時間、キノコ:2本/時間
3時間労働として1時間をキノコ採取、2時間を魚捕りとする。
3時間でキノコ2本と魚2匹だ。<1>
3時間でキノコ2本と魚2匹だ。<1>
先進国・・・魚:6匹/時間、キノコ:3本/時間
3時間労働として2時間をキノコ採取、1時間を魚捕りとする。
3時間でキノコ6本と魚6匹だ。<2>
3時間でキノコ6本と魚6匹だ。<2>
ここで、後進国が3時間全部キノコ捕りに使う。
キノコは6本だ。
先進国は3時間労働として1と1/3時間をキノコ採取、1と2/3時間を魚捕りとする。
3時間でキノコ4本と魚10匹だ。
後進国のキノコ3本を先進国の魚3匹と交換してみよう。
後進国はキノコ3本と魚3匹だ。なんと<1>よりも増えている。
先進国はキノコ3本と魚7匹だ。こちらも魚とキノコが<2>よりも増えている。
先進国はキノコ3本と魚7匹だ。こちらも魚とキノコが<2>よりも増えている。
魚だろうがキノコだろうがこれが米とクルマになろうが、関係ない。貿易をすれば互いに得をするという事だ。しかもこれはミクロ経済で説明されている。
米で考えてみよう。日本でコシヒカリ等のブランド米を過剰生産して輸出する。一方、外食用の米をオーストラリアとかから安く買う。
これでも上記と同じ事ができる。ただし、技術開発によってオーストラリア米はコシヒカリへ近づこうとする。
だが、コシヒカリは軟水でこそ!(炊くのではなく、栽培が)という理論を打ち立ることができたら、フランス産のワイン(ボルドーとかなんとかかんたら)と同じくブランドに裏打ちが出来て、ブランド米は日本だ!となる。これが寒暖差とかの気候条件も加味して差を付けたい物だ。
さて、こういう貿易以外では昨今の消費増税もマクロ経済学で説明されている。
社会保障(年金)とメディケア(医療費)の負担増への対策として下記3つの組み合わせ
1) 支給額減
2) 増税
3) 借金(国債)
まさに今、政府がやろうとしていることだ。
他の解決策・・・なぜかこちらに手を付けない。
[1] ヘルスケアを安上がりにして効率を高める
可能性はある。処方箋薬局の無駄な手間ひま、医療従事者と事務担当の分業とIT導入などなど
[2] 経済成長
戦後の国民所得倍増計画なんかまさにそれ。
しかし、本によると新技術開発、労働生産性の成長が鈍ったという。ここは難しいところだ。
経済成長をよく考えると、適度なインフレによる貨幣価値の緩やかな下落(デフレではないということ)でもある。
今の不況って供給量の問題じゃなく需要の問題である。
需要が小さいから供給過剰で商品価格を下げて売る。モノは余るから労働生産性を向上させる理由が無い。
労働生産性が向上してもモノは余るだけだ。じゃ、人々の購買意欲を高めるにはどうするのか。
そりゃAppleみたいにデザイン、使い勝手優先、マニアックであるけど人々が欲しい・・・を提供できたらいい。
そんな事は個別企業の問題であって国の問題じゃない。国が国民の購買意欲を高めるには・・・.
可処分所得の上昇⇒減税。となる。だが、増税すれば消費の先食いで終わってしまう。
増税も消費税ではなく、炭素税(クルマ、発電、もろもろ)とか、不健康税(煙草とか酒とか、排出化学物質)とか、景観台無し税(看板屋が干上がるかもしれんが、とか町並みでもいい)とか、なんか環境に良くないってものに課税すれば良い。
これは規制じゃなくて金を出せばそれだけの諸々を排出したり、景観を台無しにするモノを建てたりできるんだけど、その課税額がとんでもないものにして減らさせるって考え。
というのも(炭素税だけだけど)解説されている。
しかし、本によると新技術開発、労働生産性の成長が鈍ったという。ここは難しいところだ。
経済成長をよく考えると、適度なインフレによる貨幣価値の緩やかな下落(デフレではないということ)でもある。
今の不況って供給量の問題じゃなく需要の問題である。
需要が小さいから供給過剰で商品価格を下げて売る。モノは余るから労働生産性を向上させる理由が無い。
労働生産性が向上してもモノは余るだけだ。じゃ、人々の購買意欲を高めるにはどうするのか。
そりゃAppleみたいにデザイン、使い勝手優先、マニアックであるけど人々が欲しい・・・を提供できたらいい。
そんな事は個別企業の問題であって国の問題じゃない。国が国民の購買意欲を高めるには・・・.
可処分所得の上昇⇒減税。となる。だが、増税すれば消費の先食いで終わってしまう。
増税も消費税ではなく、炭素税(クルマ、発電、もろもろ)とか、不健康税(煙草とか酒とか、排出化学物質)とか、景観台無し税(看板屋が干上がるかもしれんが、とか町並みでもいい)とか、なんか環境に良くないってものに課税すれば良い。
これは規制じゃなくて金を出せばそれだけの諸々を排出したり、景観を台無しにするモノを建てたりできるんだけど、その課税額がとんでもないものにして減らさせるって考え。
というのも(炭素税だけだけど)解説されている。
あと、貧困国に債務問題(社会保障とメディケア)が無いのは国のセーフティネットが弱いからだ。という切り捨ては当たっていそうだ。
辛い事に年寄りが長生きできないピラミッド型の人口構成だと年金の事をあまり考えなくてもよい。でも中国の様に急激な高齢化も恐ろしい。
なんてことを一読で掴んだ様な気になっているが・・・。