ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

フライを始めるに当たって

2004-06-02 23:46:23 | 釣り
もともと「ルアーである程度心行くまで釣ってから」と自分に縛りを入れていたので4月開始予定が2ヶ月遅れました。フライフィッシングはキャスティングが難しいですが、それを乗り越えるとルアーとは異なる世界が広がっています。何が異なるのか下記にまとめてみました。

前回も少し比較していますが、追記します。

魚の感覚も基本的に五感になると思います。各釣り方で魚に訴える感覚は次のようになるでしょう。

・餌釣り:「視覚」「臭覚」「味覚」「聴覚(一部)」「触覚」
・ルアー:「視覚」「聴覚」
・フライ:「視覚」

ルアー・フライは「臭覚」「味覚」「触覚」を捨てているのでゲーム性が高いと言われるのでしょう。
特にルアーは「強烈なキラメキ(点滅)」「振動」「揺動」(後ろ二つは聴覚)で遠くから魚を誘い出すことが出来ますがフライはそれらの機能はありません。

※ルアーのキラメキについて。
通常強烈な金属光沢(鏡面反射)で魚に刺激を与えます。鏡面反射かつサイズが大きいので遠くまで光が届きます。(サイズが大きいほど目立つと言うこと)さらに反射面が振動や揺動することで点滅しているように見えます。

上述の通りフライは魚の視覚にのみ訴えます。(匂いと振動がないのです)若干のキラメキはありますがルアーのサイズとは大きく異なるので点滅にはなりません。

そして視覚にのみ訴えるのでフライでは魚が何を求めているのか、何処にいるのかを考える事が重要になります。

ではフライの釣り方をもう少し掘り下げてみましょう。

■ドライフライ■
トップでドライフライを浮かべる釣りは完全に魚の視覚のみです。きらめきさえありません。しかし魚が「ゴボ」っと出る瞬間が刺激的です。浮きがポスっと水面下に沈むタイミングとは違いますね。トップウォータープラグでのバス釣りに似ていますが、ルアーの「動」ではなく「静」の釣りです。わびさびの世界に近づきます。

■ウェットフライ■
ゆっくり引いてくる最中にヒットするとラインを通じてガンガンとアタリがあります。このダイレクト感がすばらしく釣り味は感動モノです。この感覚はルアーと異なりラインを直接手繰ってるのでアタリも引きも素晴らしいのでしょう。脈釣りを超えているかな。いやそのものですね。なおベイトキャスティングリールでのアタリを超えています。

■マーカーでの釣り■
ちょっと味気ないですが、釣りを始めるにはよいでしょうね。

私はきっとウェットフライ系のストリーマーを引く釣りがメインになると思います。それは今までルアーオンリーだったこと、フェザージグでの釣りとの相関性を導き出すことができるだろうと考えているからです。ちなみにフェザージグでの釣りは視覚にのみ訴えるのでフライに近かったですね。検証項目は「色」「サイズ」「深度」「リトリーブ速度」「釣りやすさ」「釣り味」です。

では次の報告をお待ち下さい。

(補注)
ストリーマ系のアトラクタの強いフライは若干ルアーの要素「キラメキ」を持ちますが、振動(聴覚)には訴えません。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。