ならおうは穏やかに語る

Fly Fishingを中心に難しい話からヨタ話まで支離滅裂な雑文。
(09/08/23カウンターを付けました。)

A君の喜劇

2004-06-26 08:50:04 | Weblog
これは大昔の話。友人の中学時代の修学旅行での話。
阿蘇山麓のホテルに泊まっていたらしい。彼の通っていた中学校は9クラスもあり(40人学級)風呂はクラス順に入っていくことになっていた。

宿舎と風呂場は廊下で繋がれており、廊下の屋根を伝っていくと女風呂を覗くことが可能であった。そして廊下の屋根はプラスチック波板だったらしい。

先に風呂を上がったA君のクラスは夕御飯まで暇を持てあました。そしてA君とそのクラスの生徒は女風呂を覗きに行く事にした。ここまでは他愛のない話だ。

身軽な生徒が宿舎の窓(3階らしい)から廊下の屋根へ飛び移った。彼はトタン屋根を止めている釘のあるところ、つまり桟へ飛び移った。続いて数人移った。そしてA君が飛び移った。

A君は身軽とは言えず少々太り気味だった。そして粗忽だった。身軽な生徒達は桟へ飛び移ったのだが、A君はトタン屋根の中央へ飛び移った。飛び移った瞬間、波板の屋根はA君の体重を支えきれなかった。
A君の友人曰く「消えた」そうな。そう、A君や屋根を突き破って廊下に飛び降りたのだ。
そして足を骨折した。運がよいのか、屋根が多層構造だったのか話を聞く限りでは判らないが、

修学旅行で女風呂を覗きに行ったが屋根から落ちて足の骨を折る

という喜劇を提供してくれたA君に感謝する。

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