シーズンイン当初の予想(2007/03/27)が徐々に当たりつつある。
去年すでに行かない予想を立てていた(2006/08/30)が、行かなくて良かったのかも。
今年からF1日本GPが富士スピードウェイ(旧称FISCO 現FSW)になった。1987年からの20年間鈴鹿サーキットで行われてきたF1を強引に奪った形だ。
ちなみに鈴鹿サーキットはホンダの関連会社。FSWは世界最大自動車メーカーTOYOTAが首都圏開催を目論んでFISCOを買収してF1誘致を目論んで大改修したもの。
なお1976年と1977年に富士スピードウェイで本当の第一回日本GPが行われたが、この頃はメーカー主体の競争ではなかった。
Grand Effectが期待できないBoxerエンジンのFerrali 312, McLaren M23, Grand Effevt CarのLotus 78, 6輪車Tyrel P34, そしてコジマKE007,リジェやブラバムってのも懐かしいところだ。
当時の状況はココに記載されているが、抜き出させてもらおう。
1976年の大雨開催(星野が一時三位確保する)、1977年(晴天下)の事故はココに詳細がある。
5周目、第1コーナーでTyrrel P34(ロニー・ピーターソン)とFerrali 312T2(ジル・ビルヌーブ)が接触。P34は後述するが制動力が武器なのでコーナーのライン取りが異なる。そして312T2がP34に乗り上げて宙を舞い回転しながらコースアウト。コース外の立ち入り禁止区域に居た(退去整理中とか)観客にマシンが突っ込み死者2名(カメラマンとガードマン)、重軽傷者7名を出す重大事故となった。
事故後もレース続行で、スピード=暴走族、三ない運動とも結びついて、マスコミと世論の強い批判を浴び、1978年以降のF1開催は中止になった。
歴史はこの辺にしておいて私はFiscoに行く気がしない。
何と言ってもPark and Shuttle Bus Ride systemが気に入らない。
TOYOTAの得意とするカンバン方式、Just In Timeは道路を倉庫にする方法だ。部品納入時刻を指定することにより部品在庫を最小限にする物流管理法としてもてはやされているが、ちょっとしたことで全体が崩壊し、顧客満足度を急激に低下させるマージンのないシステムである。
今回はこれだ。雨のため陥没した会場内の道路これで大渋滞ですか。
今回は予選で既に崩壊が始まっている。
「帰れない」
「シャトルバス動かず」
決勝開始前で崩壊したようだ。
「まだ着かない」
色々見ていると自己判断させないシステム。中央集権主義。官僚主義、計画経済(笑)が崩壊するのと全く同じ。ってこれは小説Jurassic Parkの根本理念だ。
※あの小説は恐竜がどうのこうので楽しむだけじゃなく、全てを管理しようとするとシステムが簡単に綻びることを示したモノだ。タワーリングインフェルノも根本は同じだけどね(笑)。
さて、検索してたらこういう貴重な方もいるようだ(削除されてもログで残ってた(笑))なお、レーシングドライバーなのか何だか知らんがこいつも勘違いだな。
鈴鹿の方が良いというのはトヨタやFSWの職員に失礼。富士のほうが良いというのはホンダや鈴鹿サーキットの職員に失礼。外野が勝手に盛り上がるのは勝手だけど、私たちレーシングドライバーに言わせれば、身内で言ってろ、という感じです。公共の場であまり幼稚な書き込みはやめたほうがいいと思います。鈴鹿も富士も走っていますし、Fルノーに参戦し、ヨーロッパのいくつかのコースを走ってきましが、日本の運営の効率の良さは世界でもトップレベルですよ。
琢磨やジェンソンが鈴鹿びいきの発言をするのは当たり前。ラルフやトヨタエンジンを使っているドライバーは富士が良いと言うのは当たり前。でも、ハミルトン・アロンソともに、素晴らしいサーキットだ、と発言してましたよね。なんか田舎者の負け惜しみという感じがするので、みっともないのでやめましょう。それよりも、鈴鹿はここが良いとか、富士はここが素晴らしかったとか、前向きな情報交換を望みます。実際走った感想は、旧FISCOのハイスピードコース+新生FSWのいやらしい最終セクションは、世界でもとても優れたレイアウトです。久しぶりのビックイベントなのだから少しの穴はアドバイスしてあげて、けなすのはやめましょう。私はもう自宅に着きシャワーを浴びて書き込みしています。こんな事鈴鹿のシステムでは出来ませんでした。
いやらしい最終セクションってまさかドリキン土屋じゃないだろうな。CSでコースのいやらしさを話してたからなぁ。
ドリキンかどうかは別にして自称プロレーサーの意見は「走る側にとって」であって「見る側」ではないことに留意しましょう。
コースレイアウトはそれぞれ良いところがあるので、比較するのは愚ですが、観客のことを考えたか否かは大きな問題で、観戦する側にとって大事なことです。
鈴鹿の場合、自己責任、自己判断が主になります。確かに周辺住民に迷惑をかけていたでしょう。あぜ道・裏道突入隊が少なからずいましたし、ゴミの山です。でもあの税収で鈴鹿市が裕福になっていったことも判ります。
自己判断、自己責任というのは豪雨(1994)、台風(2004)での対処の仕方もそうだし、夜中にクルマで移動してキャンプを張るのも自由だったわけだ。ぼったくりと言われようが資本主義に則ったキャンプ可能な駐車場システムなんてアウトドアライフを堪能できる良い場所でもあった。
御殿場市民は渋滞になったりすることを嫌がったのでしょう。だからトヨタは周囲に駐車場を借り上げ、そこからShuttle Bus。岡山のTIで行ったPassific GP(1994)と似た考えです。でもシステムは崩壊した。私の予想では台風直撃だったが。
でもね、イベント開催して周辺住民が迷惑をゼロにすることは不可能。それを全て観客に押しつけると観客は行かなくなる。イベント開催の意味が無くなる。金の卵を産む鶏を殺したらあかんよね。
泊まりがけで行く必要がないのは首都圏住民にとっては良いことかも知れないが、現地脱出に4時間もかかるのなら泊まり込ましたほうがよいぜ(笑)。
去年すでに行かない予想を立てていた(2006/08/30)が、行かなくて良かったのかも。
今年からF1日本GPが富士スピードウェイ(旧称FISCO 現FSW)になった。1987年からの20年間鈴鹿サーキットで行われてきたF1を強引に奪った形だ。
ちなみに鈴鹿サーキットはホンダの関連会社。FSWは世界最大自動車メーカーTOYOTAが首都圏開催を目論んでFISCOを買収してF1誘致を目論んで大改修したもの。
なお1976年と1977年に富士スピードウェイで本当の第一回日本GPが行われたが、この頃はメーカー主体の競争ではなかった。
Grand Effectが期待できないBoxerエンジンのFerrali 312, McLaren M23, Grand Effevt CarのLotus 78, 6輪車Tyrel P34, そしてコジマKE007,リジェやブラバムってのも懐かしいところだ。
当時の状況はココに記載されているが、抜き出させてもらおう。
1976年の大雨開催(星野が一時三位確保する)、1977年(晴天下)の事故はココに詳細がある。
5周目、第1コーナーでTyrrel P34(ロニー・ピーターソン)とFerrali 312T2(ジル・ビルヌーブ)が接触。P34は後述するが制動力が武器なのでコーナーのライン取りが異なる。そして312T2がP34に乗り上げて宙を舞い回転しながらコースアウト。コース外の立ち入り禁止区域に居た(退去整理中とか)観客にマシンが突っ込み死者2名(カメラマンとガードマン)、重軽傷者7名を出す重大事故となった。
事故後もレース続行で、スピード=暴走族、三ない運動とも結びついて、マスコミと世論の強い批判を浴び、1978年以降のF1開催は中止になった。
歴史はこの辺にしておいて私はFiscoに行く気がしない。
何と言ってもPark and Shuttle Bus Ride systemが気に入らない。
TOYOTAの得意とするカンバン方式、Just In Timeは道路を倉庫にする方法だ。部品納入時刻を指定することにより部品在庫を最小限にする物流管理法としてもてはやされているが、ちょっとしたことで全体が崩壊し、顧客満足度を急激に低下させるマージンのないシステムである。
今回はこれだ。雨のため陥没した会場内の道路これで大渋滞ですか。
今回は予選で既に崩壊が始まっている。
「帰れない」
「シャトルバス動かず」
決勝開始前で崩壊したようだ。
「まだ着かない」
色々見ていると自己判断させないシステム。中央集権主義。官僚主義、計画経済(笑)が崩壊するのと全く同じ。ってこれは小説Jurassic Parkの根本理念だ。
※あの小説は恐竜がどうのこうので楽しむだけじゃなく、全てを管理しようとするとシステムが簡単に綻びることを示したモノだ。タワーリングインフェルノも根本は同じだけどね(笑)。
さて、検索してたらこういう貴重な方もいるようだ(削除されてもログで残ってた(笑))なお、レーシングドライバーなのか何だか知らんがこいつも勘違いだな。
鈴鹿の方が良いというのはトヨタやFSWの職員に失礼。富士のほうが良いというのはホンダや鈴鹿サーキットの職員に失礼。外野が勝手に盛り上がるのは勝手だけど、私たちレーシングドライバーに言わせれば、身内で言ってろ、という感じです。公共の場であまり幼稚な書き込みはやめたほうがいいと思います。鈴鹿も富士も走っていますし、Fルノーに参戦し、ヨーロッパのいくつかのコースを走ってきましが、日本の運営の効率の良さは世界でもトップレベルですよ。
琢磨やジェンソンが鈴鹿びいきの発言をするのは当たり前。ラルフやトヨタエンジンを使っているドライバーは富士が良いと言うのは当たり前。でも、ハミルトン・アロンソともに、素晴らしいサーキットだ、と発言してましたよね。なんか田舎者の負け惜しみという感じがするので、みっともないのでやめましょう。それよりも、鈴鹿はここが良いとか、富士はここが素晴らしかったとか、前向きな情報交換を望みます。実際走った感想は、旧FISCOのハイスピードコース+新生FSWのいやらしい最終セクションは、世界でもとても優れたレイアウトです。久しぶりのビックイベントなのだから少しの穴はアドバイスしてあげて、けなすのはやめましょう。私はもう自宅に着きシャワーを浴びて書き込みしています。こんな事鈴鹿のシステムでは出来ませんでした。
いやらしい最終セクションってまさかドリキン土屋じゃないだろうな。CSでコースのいやらしさを話してたからなぁ。
ドリキンかどうかは別にして自称プロレーサーの意見は「走る側にとって」であって「見る側」ではないことに留意しましょう。
コースレイアウトはそれぞれ良いところがあるので、比較するのは愚ですが、観客のことを考えたか否かは大きな問題で、観戦する側にとって大事なことです。
鈴鹿の場合、自己責任、自己判断が主になります。確かに周辺住民に迷惑をかけていたでしょう。あぜ道・裏道突入隊が少なからずいましたし、ゴミの山です。でもあの税収で鈴鹿市が裕福になっていったことも判ります。
自己判断、自己責任というのは豪雨(1994)、台風(2004)での対処の仕方もそうだし、夜中にクルマで移動してキャンプを張るのも自由だったわけだ。ぼったくりと言われようが資本主義に則ったキャンプ可能な駐車場システムなんてアウトドアライフを堪能できる良い場所でもあった。
御殿場市民は渋滞になったりすることを嫌がったのでしょう。だからトヨタは周囲に駐車場を借り上げ、そこからShuttle Bus。岡山のTIで行ったPassific GP(1994)と似た考えです。でもシステムは崩壊した。私の予想では台風直撃だったが。
でもね、イベント開催して周辺住民が迷惑をゼロにすることは不可能。それを全て観客に押しつけると観客は行かなくなる。イベント開催の意味が無くなる。金の卵を産む鶏を殺したらあかんよね。
泊まりがけで行く必要がないのは首都圏住民にとっては良いことかも知れないが、現地脱出に4時間もかかるのなら泊まり込ましたほうがよいぜ(笑)。
最後にマッサとクビサの凄い戦いがみられたのが唯一の救いか。
レースは良かったが始めはずーっとセーフティーカーのまま終わる悪い予感も有った。
これから帰宅する人にとって厳しい戦いが待っている。既に始まっているバス渋滞。どうなることやら。