ITは虚業ではない

LDの一件でITが虚業とみなされている節があるが、そうではないだろう。
モノツクリとプログラミングやコンテンツ制作が相容れないことはない。モノツクリは機械工作・Hardだけではないのだ。

資源のない日本において加工産業（二次産業）が大きく発達した。機械工作の最たるモノが自動車産業だ。性能だけなら日本車は欧州車を上回っている。でも「味」がない。この「味」はデザイン、ソフトの分野だ。これがしっかりしてこそ良い物が作れる。

IT (Infomation Technology)は情報の加工なのだ。情報とはデータを見える形にすること、ノウハウを文書化することも含まれる。数値を計算するだけではないのだ。
見える形にする事は金額に換算することも含まれるのでMBAの手法もデータ解析であり、ITであるとみなせる。税理士や会計士もIT産業なのだ(笑)。

なお、職人技に金を払わないからHARDが伸びずに衰退しそうだってことを経営者は知るべきだ。いつまでも昔の感覚でチームワークだから・・・と言ってるとエースが抜けるだろう・・・。
その点、超職人技のプログラマー(SOFT)を高給で雇ういわゆるITは良いところに目をつけている。働く人もホワイトカラーだし・・・

本来はメタルカラーが伸びるべきなんだよな。
技術職サラリーマンをこき使いすぎだ。給料を上げろ(笑)。
全ての技術職が職人とは言わないが、代替人員がいないのなら金で誠意を示すしかないだろうに〔この考えはホリエ風か？）。