旅先で観たこと・感じたこと・食べたモノを写真とコトバを添えてお届けしています日帰り旅行「水戸編」。
今回で最終スポットになります
▲水郡線:キハ130系気動車
まずは水戸駅から[水郡線(すいぐんせん)]に乗車して途中で分岐する「上菅谷駅」へ。
本線は福島県郡山市方面の「安積永盛駅」までと上菅谷駅で分岐して同県常陸太田市の[常陸太田駅]を結んでいます。
---------
■水戸駅
↓ [水郡線] 16分乗車
■上菅谷駅(常陸太田方面乗り換え)
---------
▲水戸~上菅谷間は“ベッドタウン”で住宅地と農地ばかり...高い建物を見かけないのが新鮮な景色
利用者は少ないですが、比較的小刻みに駅が設置されるも、水戸駅と上菅谷駅以外は全て無人駅...
とても長閑な雰囲気の中、車内に差し込む日差しがキモチよくてウトウト
---------
■上菅谷駅(常陸太田方面乗り換え)
↓ [水郡線] 14分乗車
■常陸太田駅
---------
▲徳川光圀の隠居所である西山荘をイメージした新駅舎
水郡線(常陸太田線)の終点「常陸太田駅」で下車し、そこから緩やかではあるものの坂道をひたすら歩いて「鯨ヶ丘」という地域へ向かいました。
15分位昇り続けたでしょうか...
ここ鯨ヶ丘は常陸太田市の旧市街地で、その名の通り“鯨の背中”のようにコンモリと盛り上がった台地上にあり、“坂の街”としても知られています。
▲十王坂
▲板谷坂からの眺め
そして石畳の道や風情ある店構えなど歴史を感じる“古い佇まい”を残し、訪れる人々の時間軸を少~し曲げてくれたような気がします。
更に先月一杯まで「スロータウン鯨ヶ丘ひなまつり」と題して、この独特な雰囲気の街並みで“お雛様巡り”を楽しむことができたのです。
ポイントは...美術館や資料館内の“スポット展示”ではなく、店舗内・店頭・空き店舗などに約120セットもの雛人形が飾られ、街並みの一つを形成しているということ。
先人達が残した文化・歴史に加え、各商店が想い想いに飾った様々な雛人形が街並みを彩っていました。
最初に辿り着いたお店は「立川醤油屋」さん。
こちらは宝暦年間創業で、“マンゴク醤油”醸造元江戸後期から蔵に伝わる独自の製法を保ちながら、風味豊かな醤油醸造を続けているとのこと。
特に吟味した丸大豆しょうゆをはじめ、マンゴク醤油、寿醤油、つゆ、あわ漬けの素などを製造しています。
▲店舗の裏に回ると、玄関先にも飾られていました
要領が分からないので店内を物色していると、丁寧に敷地奥へと誘導してくれました。
いきなり圧巻の雛人形達が出迎えてくれました。
歴史ある店舗なだけに、飾り付けにも品格があります...
すばらしいの一言...
今となっては飾られた雛人形をまた丁寧に片付けてしまっているワケですから、
あの“もてなし”の精神は本当にスバラシイです。
全てを紹介できそうもないので、いくつか列挙してみます
▲こちらは元は駄菓子屋さんだったようですね
▲提灯屋さんだったと思いますが、吊り飾りが見事
▲三階建ての赤レンガ内はオープンギャラリ
▲雛人形を飾るのを前提した建具ですね
▲天保時代の雛飾りまでありました
▲よく見ると...階段を使った2セット分の展示
▲銀行のウィンドウを使って横並びの展示
▲飲食店とのミスマッチも面白いですね
▲常陸太田駅構内にも雛人形が飾られていました
今年で第6回の開催ということですが、正直な感想としては未だ“模索中”のイベントではないかと思います
街全体が一つの会場になっているワケですから、その連携たるや一筋縄ではいかないのかもしれません...
飾られた雛人形を介して“もてなし”てくれる地域の方と訪れる観光客との距離感が難しかったですね。
地域の方が観光客にグイグイと歩み寄った方が、今後の成功につながると思います。
しかしながら、丁寧に説明してくれたり、お茶を用意してくれた方々には感謝です。
ありがとうございました。
▲乗換駅以外は目もくれず...真っ直ぐに帰りました
普段は...電車に乗ると有り触れた黒・紺のスーツ姿。
電車を降りるとコンクリート造・ガラス張りの建物に囲まれた生活をしているだけに、今回の旅では色鮮やかな花々や雛人形を彩る朱色が、我が家の日常に一時の“刺し色”を縫い付けてくれた気がします。
いい目の保養ができました。
今回は電車に乗っている時間と歩いた時間が同じくらいというハードな旅でしたが、ひとまず巡回はこれにて終了
▲水戸駅「エクセルみなみ」3FのIBARAKIスイーツ工房にて購入
水戸駅で糖分補給して帰路につきました...
この「ゴマシュークリーム」は“胡麻そのまんま”感があって美味しかったです
(つづく...次回で最終回です)
【過去の記事より...一昨年は[山梨]へ出かけました】
*[日帰り旅行(山梨編1 名建築に途中下車)]
------------------------------------------------------
◆鯨ヶ丘商店街
http://www.kujiragaoka.com/
今回で最終スポットになります
▲水郡線:キハ130系気動車
まずは水戸駅から[水郡線(すいぐんせん)]に乗車して途中で分岐する「上菅谷駅」へ。
本線は福島県郡山市方面の「安積永盛駅」までと上菅谷駅で分岐して同県常陸太田市の[常陸太田駅]を結んでいます。
---------
■水戸駅
↓ [水郡線] 16分乗車
■上菅谷駅(常陸太田方面乗り換え)
---------
▲水戸~上菅谷間は“ベッドタウン”で住宅地と農地ばかり...高い建物を見かけないのが新鮮な景色
利用者は少ないですが、比較的小刻みに駅が設置されるも、水戸駅と上菅谷駅以外は全て無人駅...
とても長閑な雰囲気の中、車内に差し込む日差しがキモチよくてウトウト
---------
■上菅谷駅(常陸太田方面乗り換え)
↓ [水郡線] 14分乗車
■常陸太田駅
---------
▲徳川光圀の隠居所である西山荘をイメージした新駅舎
水郡線(常陸太田線)の終点「常陸太田駅」で下車し、そこから緩やかではあるものの坂道をひたすら歩いて「鯨ヶ丘」という地域へ向かいました。
15分位昇り続けたでしょうか...
ここ鯨ヶ丘は常陸太田市の旧市街地で、その名の通り“鯨の背中”のようにコンモリと盛り上がった台地上にあり、“坂の街”としても知られています。
▲十王坂
▲板谷坂からの眺め
そして石畳の道や風情ある店構えなど歴史を感じる“古い佇まい”を残し、訪れる人々の時間軸を少~し曲げてくれたような気がします。
更に先月一杯まで「スロータウン鯨ヶ丘ひなまつり」と題して、この独特な雰囲気の街並みで“お雛様巡り”を楽しむことができたのです。
ポイントは...美術館や資料館内の“スポット展示”ではなく、店舗内・店頭・空き店舗などに約120セットもの雛人形が飾られ、街並みの一つを形成しているということ。
先人達が残した文化・歴史に加え、各商店が想い想いに飾った様々な雛人形が街並みを彩っていました。
最初に辿り着いたお店は「立川醤油屋」さん。
こちらは宝暦年間創業で、“マンゴク醤油”醸造元江戸後期から蔵に伝わる独自の製法を保ちながら、風味豊かな醤油醸造を続けているとのこと。
特に吟味した丸大豆しょうゆをはじめ、マンゴク醤油、寿醤油、つゆ、あわ漬けの素などを製造しています。
▲店舗の裏に回ると、玄関先にも飾られていました
要領が分からないので店内を物色していると、丁寧に敷地奥へと誘導してくれました。
いきなり圧巻の雛人形達が出迎えてくれました。
歴史ある店舗なだけに、飾り付けにも品格があります...
すばらしいの一言...
今となっては飾られた雛人形をまた丁寧に片付けてしまっているワケですから、
あの“もてなし”の精神は本当にスバラシイです。
全てを紹介できそうもないので、いくつか列挙してみます
▲こちらは元は駄菓子屋さんだったようですね
▲提灯屋さんだったと思いますが、吊り飾りが見事
▲三階建ての赤レンガ内はオープンギャラリ
▲雛人形を飾るのを前提した建具ですね
▲天保時代の雛飾りまでありました
▲よく見ると...階段を使った2セット分の展示
▲銀行のウィンドウを使って横並びの展示
▲飲食店とのミスマッチも面白いですね
▲常陸太田駅構内にも雛人形が飾られていました
今年で第6回の開催ということですが、正直な感想としては未だ“模索中”のイベントではないかと思います
街全体が一つの会場になっているワケですから、その連携たるや一筋縄ではいかないのかもしれません...
飾られた雛人形を介して“もてなし”てくれる地域の方と訪れる観光客との距離感が難しかったですね。
地域の方が観光客にグイグイと歩み寄った方が、今後の成功につながると思います。
しかしながら、丁寧に説明してくれたり、お茶を用意してくれた方々には感謝です。
ありがとうございました。
▲乗換駅以外は目もくれず...真っ直ぐに帰りました
普段は...電車に乗ると有り触れた黒・紺のスーツ姿。
電車を降りるとコンクリート造・ガラス張りの建物に囲まれた生活をしているだけに、今回の旅では色鮮やかな花々や雛人形を彩る朱色が、我が家の日常に一時の“刺し色”を縫い付けてくれた気がします。
いい目の保養ができました。
今回は電車に乗っている時間と歩いた時間が同じくらいというハードな旅でしたが、ひとまず巡回はこれにて終了
▲水戸駅「エクセルみなみ」3FのIBARAKIスイーツ工房にて購入
水戸駅で糖分補給して帰路につきました...
この「ゴマシュークリーム」は“胡麻そのまんま”感があって美味しかったです
(つづく...次回で最終回です)
【過去の記事より...一昨年は[山梨]へ出かけました】
*[日帰り旅行(山梨編1 名建築に途中下車)]
------------------------------------------------------
◆鯨ヶ丘商店街
http://www.kujiragaoka.com/