オカシのキモチ

日々の昼ごはんとお菓子作り、
そして休日は散策という名の食べ歩き。
食いしん坊夫婦の備忘メモです。

一泊二日旅行(長野編2 善光寺にて厄落とし)

2012年04月08日 | ├ 北陸/甲信越
昨年度末まで話は遡ります...

弾丸“温泉旅行”で長野県は湯田中温泉郷に行った続きです



ホテルでの部屋食を終えると、オプションツアーに申し込んで“善光寺”へと向かいました。
ツアーと言っても、ホテル所有の小さなバスに便乗して往復二時間の行程を送り迎えしてもらうだけなのですが、
ここまでの道中を見渡す限り、自分達の足だけではどこにも行けそうにないので有難いことです。

しかしながら、初日2回目のバス移動で分かったことは、乗り物は“大きい”に越したことはないってこと。
ホテルまでの便に比べると善光寺までのバスは小さいせいか、席幅が小さい上に上下左右の揺れが激しく、正直怖かったです...

乗合する車は大きければ大きいほど重くなり、安定しますから


▲まだ雪が残っていました

さて、ジャスト一時間ほどで善光寺付近の駐車場に到着すると...

なんと...お土産屋の御主人が広い境内を案内してくださいました。


▲雪が降ったり止んだりと天候が落ち着かなかったです

で、「見終わったらウチの店に寄って休んでってくんない...お土産品も安くするからね」というワケです(なるほど)

ですが、その饒舌な御主人の雰囲気がサイコ―でした(笑)

例えるなら「ビートたけし」が案内する善光寺ツアーといったカンジです





▲2月上旬~中旬だったら、善光寺灯明祭りが開催されていたようです...

善光寺は59,000平方メートルもの境内に大勧進・大本願と39の塔頭からなる大寺院であり、
“牛にひかれて善光寺参り”が全国的に浸透し、年間約600万人もの参拝者が訪れるそうです。

創建以来約1400年もの長きに渡って源頼朝や武田信玄、そして徳川家康など「時の権力者」からの信仰が厚く、江戸時代になると庶民の参詣も増え、現在に至ります。





▲山門は重要文化財

寛延三年(1750年)に建立された山門は平成14~19年にかけて行われた平成大修理において、建立当時と同じサワラの板を用いた栩葺き(とちぶき)に復原されました。
楼上を見ると「善光寺(輪王寺宮筆)」と書かれた額が掲げられ、通称「鳩字の額」と呼ばれる3文字の中に鳩が5羽隠されています。
更に「善」の一字が牛の顔に見えると言われ、「牛に引かれて善光寺参り」の信仰を如実に物語っているとか。




▲本堂は1953年(昭和28年)3月 国宝に指定

本堂は創建以来10数回もの火災に遭い、その度に全国の信徒の手により復興されてきました。

現在は宝永四年(1707年)の再建で、江戸時代中期を代表する仏教建築として国宝に指定されています。



それにしても10数回もの火災は多すぎですね...
そして、その都度復興する信仰心もスバラシイかと





本堂の左奥手にある日本忠霊殿・善光寺史料館には戊辰戦争から第二次世界大戦に至るまでに亡くなった240万余柱の英霊を祀る、日本唯一の仏式による霊廟。

ちょっと異様な雰囲気を醸し出していました

1階には善光寺所蔵の什物を展示する「善光寺史料館」が併設され、絵馬などを通して全国に根付く善光寺信仰の歴史を垣間見ることができます。





▲ちょっと変わった絵馬でした

本堂の正面手前向かって右手にある授与品所で、ちょっと変わった絵馬を見つけました。




▲妻が「厄」を落としてきました

見た目は普通の「厄落と」しという絵馬。

この「厄」という文字が取り外せるようになっており、
設置された厄箱の中に落として=厄落とし...というワケです。

よく考えましたね(笑)



天気が回復してきたので山門を抜けて仲見世通りを散策してみました。



▲「甘酒」と書いた旗の誘惑に負けたな

御土産は、あの御主人の店で買うとして(笑)、
この界隈はソフトクリーム屋を初め、甘味処が軒を連ねているので一休み...
「菓心美和 善光寺仲見世店」という茶店に入ってみました




動機はさておき、肌寒いので甘酒を飲んでみたところ...とても飲みやすい一杯でした。

アルコール分がない、“麹”を使った甘酒だそうです

 


▲野沢菜・きのこミックス・丸茄子・南瓜・餡子・こねつけと様々な種類があります

信州の食べ物と言ったら“おやき”がポピュラーですよね。

こちらは地元に伝わる昔ながらの“蒸しおやき”で、とても口当たりがやさしい味わいでした。





中でもオススメは“そば粉のソフトクリーム”

香ばしい蕎麦粉の香りがしてスッキリした甘さで、食べた後は“そばの風味”がする純和風のソフトクリームでした。

善光寺の仲見世通りに訪れた際は、ぜひ食べてみてください

一時間程度の自由時間の最後は予定通りに例の御主人の店でお土産を購入し、ホテルへと戻りました

道中の車窓からはランニングしている方が頻繁に見られるも、
改めて健康的な人々が多い長寿県であると実感しました。

で、ホテルに戻ってすぐさま湯田中温泉を満喫...ようやくメインイベントです

さすがに写真撮影はしてませんが(笑)

*泉質:ナトリウム塩化物質
*源泉温度:摂氏74度
*効能:婦人病・切り傷・皮膚病・神経痛・リュウマチ

で、初日の締め括りは部屋にて夕食(部屋食っていいですね)

地場のモノを満喫しました




▲先付け




▲舟盛り




▲蒸し料理




▲ホイル焼き




▲すいとんと味噌汁




▲チーズのババロア




旅の始まりはバタバタしたものの、緩急の効いた一日でした。


▲善光寺にて/屋根の上のニャンコ先生

自分たちで食事の準備をしなくていいこと、

そして身構えなくていい状態ってサイコ―です(笑)

カラダだけでなく、時には脳ミソにも休養と報酬を与えたいですから




(つづく)


【過去の記事より →バス旅行ってオシリが痛い...[冬の北海道2010]








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