今日という日 ②

ずっと雨です。

何もせずボンヤリと机の引き出しを片付けたり。
夕方になって「1日何をしてたのだろう」と自己嫌悪。

何かしなければ‥‥。
スーパーに行くついでに、ホームセンターで小さいキャスター4個購入。

ボランティア資料のギッシリ入ったボックスファイルに、ホットボンドで接着してみた。簡単だった。

重い箱を持ち上げなくて良くなった。
想像以上に使い勝手がよさそう。試したかった事を1つ実行した。
形になることで、ささやかな満足感。

頭の中は、車中のラジオで聴いた藤澤ノリマサの歌のメロディが、ずっと鳴っている。
離れない。
聞き覚えの有る曲‥‥原曲はなんだろう。

今日という日

雨。

毎日のように喪中の葉書が届きます。
ほとんどが親世代の永眠のため、私達も送る歳になったと言う事です。

昨夜は遠方の親友から葉書を受け取ったので電話をしてみました。
10年以上、同居義父母を在宅で介護をされてきた友です。

「開放された～」とは思えないようでした。複雑な心境を抱えている様子‥‥、少し心配です。

痴呆が出て、その後、寝たきりになってから十数年だと思う。
「何年介護？」と訊いた所、
「いつの間にかそうなってたから、何年だか分らないのよ」
要介護５、一度も施設に入れることはなかった。

介護が生甲斐になってると前に言っていた‥‥。
その言葉がとても気になっていた私。
送った後、どうかなってしまうのでは‥‥。
葬儀の後、しばらく入院したそうです。

励ますつもりが励まされ、それが余計に痛々しい。

「十分尽くしてきたのだから、もう自分のことを優先させて、我儘を言っても良いと思うよ」やっとそれだけ言っておやすみを言った。
大丈夫かな、もう頑張らなくていいの。