今日という日

晴れ。デパートギャラリーで開かれた友人の作品展のお手伝い？に行って来ました。
入場者のカウント係りです。

頭の中は、時々他に飛んでいました。

この百貨店は、父が亡くなる直前まで、筆耕でお世話になっていた所です。

お通夜に父とはどういう接点が‥‥という雰囲気の方々が、とっても大勢来て下さいました。

父の前で号泣する女の子？？？
この方たちは？？？
と思ったら売り場の女性や外商の方々、社員食堂の方々でした。
年末の忙しい中、閉店してから来て下さいました。

ここで私たちは、色々な方から仕事場での話を聞き、口数の少なかった父の意外な面を知ったのでした。
文字は綺麗でしたが、シルバー人材から派遣された、ただの爺さんです。
なのに皆さんから本当に大事にしていただいていました。

夜11時に「どうしても来たかったから、こんな時間にごめんなさい」と一人で見えたお嬢さんもいました。

83歳になっても充実した居場所を持っていた父、私達子供は通夜だけれど、とても幸せな気持ちになった覚えです。

今日、カウントをしながら「ここに居たんだ‥‥」考え深い物がありました。