仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

【昔の手帳から】 6月1日 (80年:横山大觀展、81年:スピード違反)

2011-06-01 14:54:46 | 昔の手帳から
【1980年】(1囘生)

横山大觀展


日曜日。

おそらく、岡崎の京都市美術館か國立近代美術館に觀にいつたのだらう。
2つの美術館が道を挾んで竝んでゐるので、どちらがどちらだか、いまだにわからない。
そもそも、あの2つの美術館がどのやうな棲み分けをしてゐるのかもわからない。
なので、横山大觀がどちらかもわからないといふわけだ。




【1981年】(2囘生)


「方法序説」
覆面パト スピードover(+23km)
心理學(光信號の檢出)
麻雀 Top (ヤマムラ、ヨコタ、ホンダ) +1,600


月曜日。

「方法序説」を再讀したらしい。
高校の倫理社會の授業で、私はデカルトについて發表したが、その時にざつと讀んで以來のこと。
授業の爲に急いで讀むのと、自分の爲にじつくりと讀むのとでは、おのづと理解は異なる筈。
當時の私のデカルトへの理解がどのやうなものだつたのか、いまの私には分らない。

方法序説 (1967年) (岩波文庫)
デカルト
岩波書店


3コマ目から心理學實驗の講座があるので、私は急いでゐた。
白川通りを南下して、修學院のあたりの信號でクルマの横をすり拔けて先頭に出た。
一番前にゐたクルマは窓ガラスに黒いシールドを貼つて中が見えないようにしてゐて、不氣味なクルマだと思つた。
もしかして、ヤーさんだつたらイヤだなあ。
信號が變つた。
單車のはうが加速が速いので、一氣に前に出る。
すると、先程の不氣味なクルマが追ひかけて來て後ろに貼り付くではないか。
因縁つけられたらイヤだなあ、と思つて、スロットルを開けて加速した。
ミラーを見ると、引き離したのに、まだ追ひかけて來る。
さらに引き離さうとしたところでサイレンが鳴つた。
「そこの赤い單車、左に寄せて停りなさい!」
あ、覆面パトだつたか・・・
停めたところが、 「インテルナウエダ」 前。
お蔭でいまだにこの家具屋の名前は覺えてゐる。
パトカーの中で私はお巡りさんに訴へた。
「あんたらが後ろからアオルやうなマネするから怖くなつて逃げたんぢやないか!」
するとお巡りは云つた。
「逃げるんなら、前ぢやなくて左の車線に逃げなさい」
へいへい、ごもつともなことで。
抗議したお蔭か、どうみても30キロほどオーバーしてゐたと思つたのに、23キロオーバーにしてくれた。
確か25キロか26キロ以上だとイッパツ免停だつた筈。
ヤサシイお巡りさんだつたのか、それとも後ろ暗い捕まへ方をした良心の呵責か、いづれにしても助かつた。

ををw、麻雀でトップを取つてゐるではないか!
ヤマムラ、ヨコタはアパートの友人で2人とも私と同じく2囘生。
ホンダは同じくアパートの住人で、この年の4月に産大に入學したばかりの1囘生。
いたいけな1囘生から毟りとつたのかな?








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