
長年にわたり私を呪縛し續けて來た「絶壁頭コンプレックス」。
そこから如何にして解放されたかは、以前 こちら に書いた。
スキンヘッドだと、それが夏であらうと冬であらうと、帽子が必要必要不可缺であることはこれまでの經驗で判つてゐた。
そこで、「絶壁頭コンプレックス」から脱却した私は、絶壁頭に似合ふ帽子を搜し始めた。
帽子の種類には大きく分けてキャップとハットがあることは知つてゐたが、樂天市場で帽子を檢索したところ、さらに細分化されてゐることがわかつた。
キャップの代表的なものは野球帽であり、他にはワークキャップだとかミリタリーキャップだとか幾つか種類があるやうだ。
それらに共通する特徴は、ツバが前のはうだけに付いてゐることらしい。
ハットはツバが帽子を取り卷いたやうに付いてゐるもので、代表的なのが中折ハット、他にそのヴァリエーションとしてチロルハットだとかシルクハット(トップハット)などがあるらしい。
他に、キャップの一種なのかもしれないが、ハンチングとかキャスケットがある。
さて、どこから手をつけたらよいのだらう・・・
いろいろ考へた末に、コンサバティヴな私が選んだのはキャップ。
子供の頃かぶつた帽子はみんなキャップだつたし、これなら外れはないだらうと考へたのだ。
ただし、野球帽は既に持つてゐるし、あまりにカジュアルすぎるので不可。
ワークキャップとミリタリーキャップの違ひはよくわからなかつたが、一歩間違へると宅配便の業者や魚河岸の仲卸みたいになりさう。
で、なるべく、さうならないやうに注意して、選んだのがこれ。


折しも夏への入り口、6月。
これから暑くなつて、帽子の中が蒸れるであらうことは火を見るよりも明らか。
そこで、素材はリネン(麻)100%のものを選んだ。
この帽子は表の生地も裏地もすべて麻なので、きつと蒸れにくい筈だ。
それと、これはキャップを選ぶ時に思ひついたことなのだが、ツバを下げて目深にかぶると顏がわからない。
ドラマなどで若いアイドルが世間の目から逃れるために變裝する時はキャップで顏を隱してゐるではないか。
うん、これはいいかもしれない。
近々、 ジュリーのコンサート に行く時にかぶれば、廻りが女性だらけでも恥かしさが半減するかも。
いかがだらうか?
自分ではなかなかいいんぢやないかと思ふのだが・・・

かくして、樂天市場の「川淵帽子店」でお買上げ。
「麻の質感が魅力的な深めなキャップ!★日本製”Borsalino(ボルサリーノ)”リネンキャップ」
かうして見ると、キャップでも絶壁頭に合はないことはない、のかな、とも思ふ。
ただ、これでは少しフォーマルな感じの場所には行きにくい。
たとへば、クラシックのコンサートとなると、ううむ、いかがなものか・・・
といふわけで、これ以外にもTPOに合つた帽子が必要かもしれないと思ひ始めたのであつた。(たぶん、つづく)
<關連記事>
1. 絶壁頭コンプレックス
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます