誕生日プレゼントをありがたう、タイガース！

けふは私の誕生日。
何が何でもタイガースに勝つて貰ひたい。
でもローテーションの谷間だし、相手は藤井だらうし・・・
そんな不安な氣持ちで試合開始を迎へた。

阪神の先發はなんと、中２日の安藤。
前囘の登板で３囘しか投げずにノックアウトされた安藤である。
汚名返上のためにも頑張つてくれるだらう。
ヤクルトは豫想通りの藤井。

先手を取つたのはタイガース。
３囘表、鳥谷、シーツの連續ヒットから、今岡のタイムリーで１點。

安藤は５囘までを失點ゼロで抑へてくれた。
けふの安藤はスライダーのキレもよく、低めを丁寧についた、ナイスピッチングだつた。

６囘表。
ヒットで出壘した矢野が１壘。
安藤の打順で代打・スペンサー。
この起用がずばりと當り、２ランホームラン！
０－３と３點のリードを奪つた。

６囘、７囘と藤川がぴしやりと抑へてくれた。
６囘などは３者三振。
藤川のピッチングは見てゐて安心だ。
タイガースが優勝した曉には、ＭＶＰは藤川にやりたい氣持ちになる。

８囘はウィリアムズ。
１點を失ふもののダブルプレーでピンチを切拔けた。

９囘は久保田。
危なげのないピッチングで抑へてくれた。

トピックスとしては７囘表の金本の「幻のホームラン」。
五十嵐との對決で、ライトのポール際の打球がファウルの判定。
私はホームランだと思つて見てゐたので、１壘に向ふ金本が變な格好で踊つてゐるのを不思議に思つてゐた。
ファウルの判定に、走りながら、ポールの内側だといふことをアピールしてゐたらしい。
解説の上田さんは、
「肉眼ではホームランに見えましたけどねえ」
岡田監督も出て來て抗議してゐたが、短い時間で引つ込んでくれた。
解説の上田さんが、昔日本シリーズの舞臺で長時間抗議してゐたことを思ひ出した。
判定は覆へらないので、長い抗議は無意味だし、ゲームを中斷するのは見に來てゐる客に失禮だと思ふ。
さういふ意味で、岡田の姿勢は評價できる。
しかし、線審がいないといふ、ジャッジ體制は再檢討して欲しい。
ベストを盡してゐる選手達や、金を拂つてゲームを見に來てゐる客に對して、誤審などがあつては申し譯がたたないだらう。

これでロードに出てから９勝７敗１分。
通算成績は６５勝４４敗５分で貯金２１。
今季最多の貯金に竝んだ。
ドラが勝つたので、ゲーム差は４のまま。

誕生日に勝つてくれたタイガースに感謝！