【大相撲春場所】 １０日目 ： 日馬富士 ○－● 朝青龍 （送り出し）

横綱２人が勝ち續けてゐるので、千秋樂に全勝の横綱對決が見られるかもしれない、さう思つてゐた。
ところが、伏兵と云つては大關に失禮かもしれないが、日馬富士が朝青龍に土をつけた！

立合ひ、日馬富士は小さく右にかわつて、朝青龍の左腰にとりつくやうにして右上手をとつた。
横綱が半身になつてゐるまま、日馬富士は出ていき、土俵際で横綱が堪へるところを上手から出し投げ、後ろ向きになつたところを送り出し。

じつに理に適つた相撲を取つたと思ふ。
からだの小さい日馬富士にとつてはスピードが命。
日馬富士のスピードが朝青龍の巧さ・強さを上囘つた一番だつた。

これで、全勝は白鵬だけとなり、１敗は朝青龍のみ。
２敗の魁皇が稀勢の里に破れたため、２敗はゐなくなつた。
優勝爭ひは横綱２人に絞られたが、白鵬にとつては優勝のチャンスだ。


＜全勝＞
横綱・白鵬

＜１敗＞
横綱・朝青龍


中入り後の取組 （Yahoo!スポーツ）