１月２２日_ 「沢田研二 LIVE2011～2012」 （＠グランキューブ大阪）

１月２２日、「沢田研二 LIVE2011～2012」を聽きに行つた。
會場は、いつものグランキューブ大阪。

このライブには、瞳みのる、森本太郎、岸部一徳がゲストとして參加。
殘念ながら加橋かつみと岸部シローは參加しなかつたので「ザ・タイガース」復活とはならなかつたが、瞳みのるは４０年振りのステージ。
「相棒」の官房長、岸部一徳のベース演奏を見られるのも嬉しい。
これは見逃すわけにいかない。

最初の曲は、なんとビートルズの「ミスター・ムーンライト」！
ミスタームーンライトと歌ふジュリーの聲が聞えた時、髮の毛を除く全身の毛が逆立つた。（スキンヘッドだもんで）
カッコイイ！

私は「ザ・タイガース」時代にはまだ小學生で、彼らの曲をあまり知らない。
それでも、「モナリザの微笑」、「花の首飾り」、「君だけに愛を」は知つてゐる。
これらの曲をナマで聽けたのは、ほんたうに良かつた。
「青い鳥」もいい曲だつたなあ。
「君だけに愛を」なんて、「ザ・タイガース」時代に聽いてゐたら失神してたかも（笑）
ああ、それと、「サティスファクション」。
ローリング・ストーンズの名曲がジュリーの（風邪なのかかなりハスキーな）聲で歌はれると、妙に艷つぽかつた。
６０代半ばだといふのに、なんてカッコイイやつらなんだ！

今囘の私の席は、２Ｆの眞ん中よりやや後ろ。
これまでの中では一番ステージから離れてゐて、ジュリーたちの顏はまつたくわからない。
ビノキュラーを持つていくつもりだつたのだが、忘れてしまつた。
ステージから遠いせいか、周圍の客のノリはいまひとつ。
それでも、私の前の人たちはすぐに立上がつたので、私も立上がつた。
しばらくしたら、かなり後ろのはうからオッサンの聲が聞えて來た。
「前のあんたら、立たなくても見えるやろ！座れ！」
いや、氣持ちはわかるけどね。
それは無理といふもんだよ。
クラシックや演歌のコンサートぢやないんだぜ。
甲子園のライトスタンドで立つなといふやうなものだ。（だから立つのが嫌ひな私はライトスタンドには行かないのだが）
その聲のお蔭で立上がるのを遠慮したのか、前半は少し立つ人が少なかつたやうだが、後半に入つたらみんなその聲のことを忘れたのだらう、ほとんど全ての人が立上がつてゐた。
あのオッサン、どうしてゐるのか、人ごとながら氣になつた。
郷に入りては郷に從へだぜ、オッサン。

演奏が終つてカーテンコール。
瞳みのるがスティックを客席に投げ入れた。
カッコイイ！
拾つた人が羨ましいす。


コンサートからの歸り、食べログでみつけておいた 「つま美」 で食事。
こちらはコストパフォーマンスのよい、カジュアルな壽司屋。
３千円でお任せにした。
金額を云へばそれに應じたコースにしてくれる。
カウンターで隣のお客さんたちと會話をしながら、樂しい時間を過すことが出來た。
このときのことは、いづれまた。


＜追記＞
なにか忘れてゐるやうな氣が・・・
あ、さうさう。
大阪での挨拶「まいど～、おいど～！」がなかつた（笑）
どうでもいいか。