根性の避難訓練

けふは勤務先のビルで避難訓練があつた。
このビルで勤務するやうになつて１０年。
今の會社に入つて約４年。
さう、以前の會社も同じビルに入つてゐるのである。

違ひはフロア。
以前は１７Ｆだつたのだが、今の勤務先は３２Ｆ。
そして、けふは今の會社に入つて初めて避難訓練に參加したのである。

非常階段を使つて、３２Ｆから１Ｆまで降りる。
１７Ｆの時は良かつたとしみじみ思つた。
１７Ｆまで降りてきても、まだ半分なのである・・・

けふは雨が降つてゐたが氣温は妙に高かつた。
非常階段をたくさんの人間が降りるので、暑いこと！
下に着いたころには、汗だくである。
しかも、ヒザはがくがく。
消防署長の講話を聞いてゐる時にもヒザが笑つてゐた。

まだ避難するだけの元氣はあることが確かめられたといふ意味で、有意義な避難訓練であつた。