天敵・杉内とエース・能見の、見事な投手戰。
兩投手ともストライク先行でどんどん投げていくので、ゲームの進行が早いこと!
6囘裏が終つたのが3時36分。
能見は6囘まででわづか60球といふエコ投法。
投手戰は見應へがある、といふのは玄人の野球ファン。
あまりの動きのなさに、私は途中でうとうとしてしまつた。
7囘裏。
この試合のヤマ場が突然訪れた。
2アウト滿壘の場面で能見の打順を迎へ、新井良太がネクストにゐたのだが、ベンチの判斷は能見にそのまま打たせるといふもの。
相手は杉内、さうさうチャンスはこないだらう。
だとすれば、1點でも先に欲しいのだが・・・
確かに能見は好投してゐるのだが、野球は點を取らなければ勝てないゲームなのだ。
阪神は、後ろには、球兒もゐれば球兒もゐれば球兒もゐるではないか(苦笑)
あとは球兒に任せて、ここは代打だ。
結果はわからないが、攻める姿勢を見せて欲しかつた。
結局、9囘に能見が2點を失ひ、殘念ながら負けてしまつた。
勝つチャンスは、あの7囘裏だつたことは間違ひない。
でも、救ひは9囘裏の反撃。
2アウトから代打・檜山の2ベースは見事だつた。
杉内はこの試合、7囘裏の能見の空振り三振でフタケタ奪三振を記録した。
これで彼は、フタケタ奪三振45囘目となつた。
これは松坂に竝ぶ5位タイ記録なのだとか。
たいしたもんですな。
明日は、オリックス戰。
せめて1つは勝たせて貰ひませう。
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<けふのスタメン>
きのふと同じ。
1番・マートン、2番・平野、3番・鳥谷、4番・新井、5番・ブラゼル、6番・金本、7番・城島、8番・柴田
<けふのヤマ場>
1囘表。
本多に2ベースを打たれ3盜を許すも、内川をフルカウントから空振り三振に打ち取る。
城島が、飛び出した3壘走者を刺してダブルプレー!
4囘裏。
1アウトから平野がセンター前ヒットで出壘。
2アウトから平野が2壘盜壘を決め、新井が敬遠氣味の四球で、2アウト2壘1壘のチャンスを迎へたが、ブラゼルは投手ゴロに倒れる。
5囘裏。
先頭の金本がストレートの四球で出壘したが、後續なし。
6囘表。
ムネリンに四球、本多が送つて2アウト2壘のピンチを迎へるも、内川をショートゴロに打ち取りピンチ脱出。
7囘裏。
2アウトから金本がライトへのクリーンヒット。
代走・俊介が走る構へを見せバッテリーを牽制すると、城島にストレートの四球で、2アウト2壘1壘のチャンス。
代打・關本への初球、杉内のワンバンをキャッチャー後逸し、2アウト3壘2壘となり、關本は敬遠され、2アウト滿壘。
能見がそのまま打席に入り(!)、1壘走者には代走・リンくん。
能見が氣魄のこもつた表情で、よく粘つたが、最後は空振り三振。
8囘表。
長谷川がヒット、山崎、杉内が送りバントで、2アウト3壘。
ムネリンを1壘ゴロに打ち取り、ピンチ脱出。
9囘表。
先頭の本多が2ベース。
1アウトから小久保がセンター前タイムリー。
俊介からのバックホームがやや右にそれ本壘上のクロスプレーとなつたが、ホームイン。
多村が左中間を越えるタイムリー2ベース。
松田、代打・オーティズを歩かせ、2アウト滿壘の場面で、代打・カブレラをショートゴロに打ち取る。
9囘裏。
2アウトから、代打・檜山が右中間フェン直2ベース。
城島が四球を選び、代走・上本。2アウト2壘1壘。
馬原に強いリンくんだつたが、2壘ゴロでゲームセット。
<けふのアッパレ>
・1囘表、城島が飛び出した3壘走者を刺殺し、ピンチ脱出。
・1囘裏、内川が平野の淺いレフトフライをダイビングキャッチ。(敵ながらアッパレ)
・4囘裏、平野が杉内からセンター前へ、阪神の初ヒット。
・4囘裏、平野が2壘盜壘成功。
・7囘裏、2アウトから金本がライトへのクリーンヒット。阪神の2本目のヒット。
・7囘裏、2アウト滿壘で打席に入つた能見の粘り。
・9囘裏、2アウトから、代打・檜山が右中間フェン直2ベース。
<けふのガッカリ>
・4囘裏2アウト2壘1壘、ブラゼルが投手ゴロに倒れ、チャンスを活かせなかつた。
・7囘裏2アウト滿壘の場面で能見に代打を出さなかつたこと。あそこは勝負に行つて欲しかつた。
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勝利投手 [ ソフトバンク ] 杉内(3勝2敗0S)
敗戦投手 [ 阪神 ] 能見(2勝4敗0S)
セーブ [ ソフトバンク ] 馬原(1勝1敗5S)
バッテリー
ソフトバンクバッテリー 杉内 、馬原 - 山崎 、細川
阪神バッテリー 能見 - 城島
スコアプレー
9回表 小久保 ランナー2塁の2-0からセンターへのタイムリーヒットでソフトバンク先制! 神0-1ソ 2塁
神 0 - 2 ソ
9回表 多村 ランナー2塁からセンターへタイムリーツーベース! 神0-2ソ 2塁
兩投手ともストライク先行でどんどん投げていくので、ゲームの進行が早いこと!
6囘裏が終つたのが3時36分。
能見は6囘まででわづか60球といふエコ投法。
投手戰は見應へがある、といふのは玄人の野球ファン。
あまりの動きのなさに、私は途中でうとうとしてしまつた。
7囘裏。
この試合のヤマ場が突然訪れた。
2アウト滿壘の場面で能見の打順を迎へ、新井良太がネクストにゐたのだが、ベンチの判斷は能見にそのまま打たせるといふもの。
相手は杉内、さうさうチャンスはこないだらう。
だとすれば、1點でも先に欲しいのだが・・・
確かに能見は好投してゐるのだが、野球は點を取らなければ勝てないゲームなのだ。
阪神は、後ろには、球兒もゐれば球兒もゐれば球兒もゐるではないか(苦笑)
あとは球兒に任せて、ここは代打だ。
結果はわからないが、攻める姿勢を見せて欲しかつた。
結局、9囘に能見が2點を失ひ、殘念ながら負けてしまつた。
勝つチャンスは、あの7囘裏だつたことは間違ひない。
でも、救ひは9囘裏の反撃。
2アウトから代打・檜山の2ベースは見事だつた。
杉内はこの試合、7囘裏の能見の空振り三振でフタケタ奪三振を記録した。
これで彼は、フタケタ奪三振45囘目となつた。
これは松坂に竝ぶ5位タイ記録なのだとか。
たいしたもんですな。
明日は、オリックス戰。
せめて1つは勝たせて貰ひませう。
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<けふのスタメン>
きのふと同じ。
1番・マートン、2番・平野、3番・鳥谷、4番・新井、5番・ブラゼル、6番・金本、7番・城島、8番・柴田
<けふのヤマ場>
1囘表。
本多に2ベースを打たれ3盜を許すも、内川をフルカウントから空振り三振に打ち取る。
城島が、飛び出した3壘走者を刺してダブルプレー!
4囘裏。
1アウトから平野がセンター前ヒットで出壘。
2アウトから平野が2壘盜壘を決め、新井が敬遠氣味の四球で、2アウト2壘1壘のチャンスを迎へたが、ブラゼルは投手ゴロに倒れる。
5囘裏。
先頭の金本がストレートの四球で出壘したが、後續なし。
6囘表。
ムネリンに四球、本多が送つて2アウト2壘のピンチを迎へるも、内川をショートゴロに打ち取りピンチ脱出。
7囘裏。
2アウトから金本がライトへのクリーンヒット。
代走・俊介が走る構へを見せバッテリーを牽制すると、城島にストレートの四球で、2アウト2壘1壘のチャンス。
代打・關本への初球、杉内のワンバンをキャッチャー後逸し、2アウト3壘2壘となり、關本は敬遠され、2アウト滿壘。
能見がそのまま打席に入り(!)、1壘走者には代走・リンくん。
能見が氣魄のこもつた表情で、よく粘つたが、最後は空振り三振。
8囘表。
長谷川がヒット、山崎、杉内が送りバントで、2アウト3壘。
ムネリンを1壘ゴロに打ち取り、ピンチ脱出。
9囘表。
先頭の本多が2ベース。
1アウトから小久保がセンター前タイムリー。
俊介からのバックホームがやや右にそれ本壘上のクロスプレーとなつたが、ホームイン。
多村が左中間を越えるタイムリー2ベース。
松田、代打・オーティズを歩かせ、2アウト滿壘の場面で、代打・カブレラをショートゴロに打ち取る。
9囘裏。
2アウトから、代打・檜山が右中間フェン直2ベース。
城島が四球を選び、代走・上本。2アウト2壘1壘。
馬原に強いリンくんだつたが、2壘ゴロでゲームセット。
<けふのアッパレ>
・1囘表、城島が飛び出した3壘走者を刺殺し、ピンチ脱出。
・1囘裏、内川が平野の淺いレフトフライをダイビングキャッチ。(敵ながらアッパレ)
・4囘裏、平野が杉内からセンター前へ、阪神の初ヒット。
・4囘裏、平野が2壘盜壘成功。
・7囘裏、2アウトから金本がライトへのクリーンヒット。阪神の2本目のヒット。
・7囘裏、2アウト滿壘で打席に入つた能見の粘り。
・9囘裏、2アウトから、代打・檜山が右中間フェン直2ベース。
<けふのガッカリ>
・4囘裏2アウト2壘1壘、ブラゼルが投手ゴロに倒れ、チャンスを活かせなかつた。
・7囘裏2アウト滿壘の場面で能見に代打を出さなかつたこと。あそこは勝負に行つて欲しかつた。
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勝利投手 [ ソフトバンク ] 杉内(3勝2敗0S)
敗戦投手 [ 阪神 ] 能見(2勝4敗0S)
セーブ [ ソフトバンク ] 馬原(1勝1敗5S)
バッテリー
ソフトバンクバッテリー 杉内 、馬原 - 山崎 、細川
阪神バッテリー 能見 - 城島
スコアプレー
9回表 小久保 ランナー2塁の2-0からセンターへのタイムリーヒットでソフトバンク先制! 神0-1ソ 2塁
神 0 - 2 ソ
9回表 多村 ランナー2塁からセンターへタイムリーツーベース! 神0-2ソ 2塁
それにしても、ポイントとなった7回ウラの攻撃は、引分け狙いだったんでしょうか。やや不可解でした。
でも、個人的には投手戦を堪能できた試合でした。7回の采配は賛否両論あるでしょうね。代打を出していたら・・・神のみぞ知るですけど。
9囘はほんたうに殘念でした。
7囘裏、相手が杉内だけにこんなチャンスはもうない、さう思へば代打。
まだチャンスはある、ゲームはまだこれからと判斷すれば能見續投。
ベンチの判斷は後者でしたね。
ベンチは勝敗に責任を負ふ立場で判斷したのですから、あとは結果あるのみ、でせうね。
9囘裏は、馬原に強いリンくんがサヨナラホームランだと思つたんですけどねえ・・・
タラレバですけど、KKKが機能してゐたら7囘は代打だつたのではないかと思ひます。
いかんせん、球兒しか絶對的に信頼できる投手がゐないのですから、仕方ないかな、と思ひました。
能見へのベンチの信頼も絶大でしたね。
いいゲームでした。
あそこで好投を続けるエース能見に代打を送ってまで勝ってもらいたくありません。
阪神ファンには2種類いますね。なんでもええから阪神が勝てばいい。美しくない勝利なら負けてもええ。私は後者です。
楽しみで阪神の応援をしているのです。極論をいえば阪神が負けても食うに困りません。阪神には楽しく美しく勝ってもらいたいのです。阪神タイガースにロマンを求めたいのです。
私は勝つゲームが觀たいと思つてゐます。
プロ野球チームは勝つ爲にあるのだと思つてゐます。
勝つ爲にはさまざまな戰術があるわけで、その場面場面におうじて、もつとも適切だと思はれる策をベンチは採用するわけです。
ですから、私は基本的にはベンチの策を批判しない立場に身を置いてゐるつもりですし、よほどのことがないかぎりベンチを罵ることはしないやうに努めてゐます。
(2008年の岡田采配は例外として、ですが)
けふのケースもベンチの判斷はそれとして認めてゐます。
ただ、私の「勝つゲームが觀たい」といふ氣持ちからすれば、あの場面は1點をとりに行つて欲しかつたですね。
絶對に勝つのだといふ攻めの姿勢、勝利への執念を觀たかつたのです。
1点に関してのチーム内の意識が表れていたのは9回の守備。1死2塁、打者、小久保。強打者なので浅く守れないのは仕方がないのかもしれにですが・・・9回ですよ9回、1点もやれない場面で何故あの位置?俊介君、1打席目に小久保はセンター前にヒット打ってたでしょ。あと5歩前で守って・・・ライトスタンドからそう思っていた矢先、サンター前にポトリ・・・1点献上。残念でした。
能見投手、気迫のこもった投球、打席での粘り、誰もあなたを責めません。責めれません。これからも素晴らしい投球を見せてください。
というのが感想でした。
そんな状態で、千載一遇と云つても良いチャンスが訪れたわけです。
そのチャンスを活かさうとしないのは、どうにも腑に落ちませんでした。
要するに現状のセットアッパーが信頼できないといふことなのでせう。
延長まで視野に入れればさうかもしれませんが、目の前のチャンスを逃してまでそんな悠長なことをしてゐて良いのかどうか・・・
9囘表の小久保の時の守備位置。
あれは凄かつたですね。
一瞬、阪神が1點リードしてゐるのかと思ひました(笑)
殘すところ9囘裏の1イニングのみ、誰が見たつて1點勝負の局面で、あんなに深く守るのはどういふ意圖があつたのか、不可解でした。
能見は現在の阪神の左のエースです。
「現在の」とか「左の」とか、さういふ限定的な修飾語が不要な大エースになつて欲しいと思ひます。
きのふのゲームで首腦陣の期待がよくわかつたことでせうから、能見もその期待に應へるべく、さらに上を目指して欲しいですね。
勝つ爲には何をおいても得點すること。
その最初の(もしかしたら最後になるかもしれない)チャンスに積極策を採らないのは殘念でなりませんでした。