仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

阪神タイガース・眞弓監督の心意氣

2009-01-13 09:56:50 | 日々雜感
まもなく阪神大震災から14年。
あの大慘事は私の腦裏から消え去ることはない。
おそらく實際に經驗された方々は皆さうだらうと思ふ。

被害が最もひどかつたのはおそらく神戸市東灘區だらう。
東灘區では毎年、阪神大震災に遭つた方々を勇氣づける意味で、ストリート・ライヴが企畫されてゐるさうだ。
今年は阪神の眞弓監督が出演することが決つた。

このイベントを企畫してゐる人が、眞弓監督にメッセージをお願ひしたところ、眞弓監督は「出ますよ」と即答したとか。
眞弓監督自身、阪神大震災を經驗したので、他人ごととは思へないのだらう。
ノーギャラでの出演はその現はれだと思ふ。

何かとせち辛い世の中。
私を含め、自分本意な言動が多くなつてゐるやうな氣がする。
さうしたなかで、この眞弓監督の「利他」の精神は素晴らしい。
ダンディでイケメンなだけではないのだ。

今年は監督としての1年目。
何かと苦勞は多いだらうが、ひとつ、阪神ファンの神戸市民を勇氣づけるためにも、優勝して欲しい。
「利他」の精神は、こと野球に關しては要らない。




<追記:訂正>

ライブが行なはれるのは東灘區ではなくて長田區でした。
ええ加減なことを書いて申し譯ありません。
お詫びとともに訂正いたします。



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