仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

【相棒 Season 10】 第18話:「守るべきもの」

2012-03-07 22:17:28 | ドラマ、映画
いきなり、格さんが殺された。
彼は元SP。
實際に狙はれさうな「マル對」(警護對象者)の警護をやめたいと云ひ出したので、臆病風に吹かれたのだらうと思はれてゐた。
それなのに、民間の警備會社でボディーガードをしてゐて、揚げ句、狙撃されて殺されたのだつた。
狙撃された時の彼の動きは、「マル對」を放つておいて逃出すかのやうな動きだつたが・・・

銃衝撃音といふのがあるらしい。
彈丸の速度が音速を超えると、銃聲より先に衝撃音を感じるのだとか。
その衝撃音のした方向に身を投げ出せば、「マル對」から逃出すやうに見えてしまふのだつた。

警護員は「マル對」と信頼關係を築くことが大事だと考へてゐた彼は、SPをまいて愛人のところへしけこむ相手を警護することは出來ないと思つたのだつた。
臆病風に吹かれたわけではなかつたのだ。

ところで、環境ビジネスの市場が10兆円もあつて、そこに暴力團が喰ひ込んでゐるといふのは本當なのだらうか。
利權の陰に暴力團ありとはいふものの、暗澹たる氣持ちになつてしまつた。

NPO法人日本丸。
なんともいかがはしい。
名前もさることながら、そのいでたちがひどい。
白いスタンドカラーのジャケット、まるで海軍の軍服のやう。
ガラスケースに日本刀が飾られてゐたり。
右翼もどきのステレオタイプだ。

あ、スナイパーが逮捕される時、部屋にS&Gの「ミセス・ロビンソン」が流れてゐた。
あれには何か意味があつたのかな?



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<印象的なセリフ>

伊丹:「わざわざ裏取りの仕事を廻して頂きまして、ありがたうございました」

尊:「土方は最後まで優秀な警護員でした。それだけは憶えておかうかと・・・」



<ストーリー>

民間警備会社の土方(合田雅吏)が銃弾を受けて死亡した。
土方は、ある研究をしている学者・泊(今井朋彦)を警護している最中だった。
尊(及川光博)と警察学校で同期だった土方は、閣僚警護の経験もあったが「SPという仕事に恐怖を感じるようになり警察を辞めた」と言われていた。
その土方が民間の警備会社に入り、再び警護の仕事についていたことに、尊は違和感を感じる。
米沢(六角精児)によると、銃撃は2発。
防犯カメラの映像には土方が1発目の狙撃の後、逃げ出すように走り出す姿が残されており、2発目が命中した。
一緒に居た泊も、土方が逃げ出したと証言しているという。
泊は事件前に「研究を中止せよ」という脅迫状を受け取っていたらしいが、命を狙われるほどの研究とは一体どんなものだったのか?
興味を抱いた右京(水谷豊)は尊とともに調べ始める。

土方は本当にSPの仕事が怖くなって辞めたのか?
なぜ土方は銃撃されたとき逃げ出したのか?
疑問が膨んでいく中、土方が命を落とすことになった背景に意外な事実が隠されていたことがわかる…


ゲスト:今井朋彦 合田雅吏 手塚とおる

脚本:ハセベバクシンオー 監督:近藤俊明


(以上、 「相棒」公式HP より)









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