仙丈亭日乘

あやしうこそ物狂ほしけれ

【昔の手帳から】 10月10日 (81年:爺ヶ岳)

2011-10-10 00:28:43 | 昔の手帳から
【1980年】(1囘生)

カタバミから手紙(作品)
カタバミに手紙

金曜日(祝日:體育の日)。
カタバミは高校山岳部の同期で、松本の大學に行つてゐた。
その彼から手紙、それも短篇小説が送られて來た。
どんな話だつたか覺えてゐないが、感想をきかれたので、手紙を出した。
私も似たやうな手紙を誰かに出した覺えがあるが、そんな手紙がこの世の中に存在してゐると想像するだけで身の毛がよだつ。
私が當時の手紙を無くしたことは、カタバミにとつては僥倖の至りだらう。



【1981年】(2囘生)

扇澤~冷池

土曜日(祝日:體育の日)。
扇澤 種池小屋 爺ヶ岳(2670mH) 冷池小屋 (テント泊)

早朝にカタバミの下宿を出發、鹿島槍ヶ岳へ向ふ。
松本から大絲線で信濃大町 、信濃大町からバスで扇澤まで。
扇澤は懷かしかつた。
黒部東澤を遡行した高校1年の夏山合宿 で、同樣に扇澤に來て、 トロリーバス 黒部ダム に出たのを思ひ出した。
天候は曇で、細かいガスがからだを包むやうな感じ。
「爺ヶ岳登山口」 から登り始めたのが8時半。
手帳に殘されたコースタイムの記録はこの登山開始の時間のみで、殘念ながらあとは不明。
登山道は爺ヶ岳南尾根の西側斜面を卷くやうについてゐて、展望もなくひたすら足元をみつめて登つて行く。
主稜線に登りつくと、そこは 種池小屋
一休みしてから、 爺ヶ岳(2670mH) への登り。
鹿島槍ヶ岳ほどではないものの、爺ヶ岳はちよつとした雙耳峰になつてゐることを知つた。
爺ヶ岳の頂上はガスで視界がきかず、早々に下る。
2631m峰を越えて2387mの鞍部まで下り、少し登りかへすと 冷池小屋に到着。
小屋に寄つてテントを幕營料を拂ひ、キャンプ指定地でテントを設營。
10月の北アルプスの稜線での幕營は、初めての經驗だつた。



【1983年】(4囘生)

ラベック姉妹 14:00 Sym.H
カワムラ、モギと酒

月曜日(祝日:體育の日)。
ラベック姉妹 は、當時人氣のあつたピアノ・デュオ。
ラプソディ・イン・ブルー(ガーシュウィン) の連彈などで人氣を博してゐた。

カワムラとモギと3人で酒を飮んでゐる。
カワムラもモギも、高校の同窓で、一緒に枚方の塾で講師をしてゐた。
前日は塾の本部でパーティがあり 、3人とも參加してゐた筈なので、2晩連續で酒を飮んでゐることになる。








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