東京大学医学部・医学部附属病院

健康と医学の博物館

「健康と医学の博物館」は、
東京大学医学部・医学部附属病院 創立150周年記念事業の一環として、
平成23年1月20日に開館しました。

そして平成31年4月に
リニューアルオープンしました。

当博物館は、常設展、企画展、および特別展の
3つの展示で構成しています。

 

 

 

 

 

東京大学総合研究博物館   宇宙ミュージアムTeNQ    03-3814-0109

 

現代は惑星科学の革命期にある。人類は既に60個以上の天体に120機以上の探査機を送り込み、膨大な探査データの獲得に成功した。特に近年の探査の進展は目覚ましく、新たな探査機が次々と打ちあがるさまは、かつての大航海時代を彷彿とさせるほどだ。当時、船舶の改良や新航路を発見することで、一気に諸外国から様々な交易品を得たように、より高度な探査装置を積んだ宇宙機を駆使した人類は、太陽系に関する知見を次々と獲得しているのだ。

新大陸に飛び出し自然の多様性を認識できたことは、博物学の発展においてきわめて重要な要素であった。これと同様に、探査が明らかにした太陽系内天体の百般の姿は、博物学の新たな幕開けを予感させる。探査データの丹念な解析により天体ごとの特徴をつぶさに記載することができるのだから、これらを分類し比較することは、地球を含めた太陽系天体の姿を知るための重大なステップとなるだろう。私たちはこうした研究が、「太陽系博物学」と呼ぶあたらしい学問体系の構築につながると考えている。

この「太陽系博物学」に関する研究を行うために、東京大学総合研究博物館は新たに太陽系博物学寄付研究部門を設置した。ここでは5人の専属スタッフが、探査機の取得したデータ解析や、将来の探査計画に関連した機器の開発などを大学院生らと共に行っている。「太陽系博物学」を推進するには、こうした基礎研究を行うだけでなく、より広い視野を持って探査を戦略的に進めていく必要がある。コストの高い宇宙探査を推進するには、サイエンスの意義のみならず、広く一般市民から支持されるものでなければならないからだ。

このように考えると、より多くの人々に本物のサイエンスを提示し、宇宙探査の意義を問うことが、太陽系博物学を進める上で本質的に重要となるだろう。だがこれを、大学の中だけで実施することは困難である。というのも、学内において多くの人々に直接アプローチすることは難しいし、次々と惑星科学の常識が塗り替えられるような状況は、文章や常設的な展示などで情報を発信するのに不向きだからだ。

 

 

 

 

20180508 東京北 見学 東京都文京区根津     東京大学・本郷   東京大学 本郷地区キャンパス(とうきょうだいがく ほんごうちくキャンパス)は、東京都文京区本郷・弥生に所在する東京大学のキャンパスの一つである。東京大学の本部が設置されており、同大学の駒場地区キャンパス・柏地区キャンパスと並ぶ規模をもつ。 「本郷キャンパス」あるいは「本郷地区」とも呼ばれる。なお、「本郷キャンパス」および「本郷地区」は、本郷地区キャンパスの一部である本郷キャンパス(後述)のみを指すこともあるので注意を要する。   ほとんどの学部後期課程をこのキャンパスで履修する。また、附置研究所など附属研究施設の多くが本郷地区キャンパスにある。本郷地区キャンパスはさらに本郷・弥生・浅野の3地区に分かれ、それぞれ本郷キャンパス・弥生キャンパス・浅野キャンパスと呼ばれている。    

 

 

 

 

20180508 東京北 見学 菖蒲・史跡

東京都文京区本郷            

東京大学

  東京大学は欧米諸国の諸制度に倣った、日本国内で初の近代的な大学として設立された。   東京大学には、特に創立時に明文化された建学の精神はない。しかし、国立大学法人化に伴い、現在は「東京大学憲章」が定められている。東京大学憲章は、「大学」としての使命を公に明らかにすることと、目指すべき道を明らかにすることを目的として学内有識者会議によって制定されたものである。学部教育の基礎としてリベラル・アーツ教育(教養教育)を重視することを謳っている。   東京大学は、主な3つのキャンパスごとに教育内容・研究内容を異にする。教育内容の面では、主に教養課程を実施する駒場キャンパス、専門教育を行う本郷キャンパス、主に大学院課程の教育を行う柏キャンパスに分けられる。また研究内容の面では、伝統的な学問領域の研究を行う本郷キャンパス、学際的な研究を行う駒場キャンパス、新しい学問領域の研究を行う柏キャンパスに分けられる。