このブログは 中年おじさんの散策 の続編です。
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20210330 幸手 桜・史跡
埼玉県幸手市天神島
天神神社(天神島城跡)
『埼玉の中世城館跡』(第2版)によれば、室町時代の城で、場所を「天神島丸出輸」とし、現況は宅地・畑、自然堤防であり、遺構は堀・土塁が残るという。
ここは幸手城主・一色直朝が隠居後に住んだ城であり、東への街道を行くと「網代宿」があって小金城(千葉県松戸市)へと結ぶ。西へ行くと高野城、渡辺氏屋敷を経由して久喜へと通じる。さらに北には栗橋城へ至る街道もある要衝の地だった(『幸手市史』)。
『新編武蔵風土記稿』は「一色宮内大輔屋敷蹟」として一色直朝が天神社再建の際に屋敷を構えたと伝える。『武蔵国郡村誌』によれば、城主は一色直高で、天文二三年(1554)北条氏康の足利晴氏の攻撃で落城し、直高は芦原へ潜んで生き延び、これ以後、芦葉姓を名乗ったという。
『幸手一色氏』(幸手市教育委員会)によれば、かつては利根川の旧河川が乱流していた地と考えられる自然堤防上に位置し、高圧電線鉄塔の西側に堀跡と土塁が現存している。幸手一色氏の居館跡とみるのが妥当で、城の北東の天神神社は一色氏が勧請したものだという。
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