物書きひとすじ!時には寄り道、迷ったり、直進したりして、人生は面倒で悲しく楽しくて。

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降りみ降らずみ(古語)

2020-07-08 17:05:25 | 日記
江戸時代は、梅雨時の雨は、豪雨が相場だったから与謝蕪村に「五月雨や大河を前に家2軒」、芭蕉に「五月雨の空吹き飛ばせ最上川」などなど名句が多い。ところが、いつの間にか梅雨どきの雨は、降りみ降らずみの金糸銀糸のソフトな雨が定説になっていたが、最近は堤防の決壊する大被害の大雨になっている。
熊本や鹿児島の被害は、筆舌に尽くしがたいほどだ。だから民主党政権の唱えた「コンクリートから人へ!」は、すこぶる評判が悪いようだが、大切な永遠のキャッチフレーズなのだ。熊本の知事の意見は正しい。さすがはドフトエスキー研究の第一人者だ。
だが自然破壊によるダム建設は、ゼネコン族には都合がよい、悪徳業者と議員たちによる魔の手は、かけがえのない大自然を守るためには危機的な営利事業だ。厳しく糾弾しなければならない。
縄文時代には、住んでいなかった所に弥生時代から徐々に人間が手を加えて住むようになったから大自然と人間の戦いが始まったのだ。
それは財力のある権力者が生まれる契機である。いつの世も営利は人を貶め、自然を破壊するわけである。

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