日本には、柄の異なる 3種類の「カケス」が存在します。 奄美諸島の「ルリカケス」・本州全域の「カケス」・北海道の「ミヤマカケス」、いずれも体長 30センチメートル以上 中型の “野鳥” です。 不思議なのは、飛行能力がありながら、渡りを止めて 一地域に留まっている事です。 その気になれば、100~500キロ程度は、短時間で行き来できる鳥です。 野鳥にとって「住めば都」は、考え難い “生態” です!
そこで、一つの “仮説” が浮かびました。 その発想は、ルーマニアで撮影された “ドキュメンタリー” でした。 「カラス」が、ヒツジ牧場に「オオカミ」を誘導し、仕留めた肉の おこぼれ(残飯)を ついばむ風景でした。 現在 日本に「オオカミ」はいませんが、獰猛な野生動物として「クマ」が、各地に生息しています。
本州の「ツキノワグマ」・北海道の「ヒグマ」 どちらも “雑食” ですが、動物を襲い食べる事もあります。 “カラス目” で賢い「カケス」は、「クマ」を誘導する本能が、備わっているのではないでしょうか? 北海道の留鳥「ミヤマカケス」は「ヒグマ」を、深山に暮らす仲間として 助け合っている可能性があります!
時には、人間(ハンター)の “警戒” だったり、餌となる動物へ導く “案内役” として、共存していると考えられます。 滅多に姿を見せない「ミヤマカケス」は、北海道の山奥に沢山います。 その数、数百万羽でしょうか?
本州の「ツキノワグマ」・北海道の「ヒグマ」 どちらも “雑食” ですが、動物を襲い食べる事もあります。 “カラス目” で賢い「カケス」は、「クマ」を誘導する本能が、備わっているのではないでしょうか? 北海道の留鳥「ミヤマカケス」は「ヒグマ」を、深山に暮らす仲間として 助け合っている可能性があります!
時には、人間(ハンター)の “警戒” だったり、餌となる動物へ導く “案内役” として、共存していると考えられます。 滅多に姿を見せない「ミヤマカケス」は、北海道の山奥に沢山います。 その数、数百万羽でしょうか?
◎ 北海道の留鳥「ミヤマカケス」
「ミヤマカケス」は、知能が高いと思います。 私が撮影をしようと近付くと「ニホンザル」の様な 甲高い声(ギャー・ギャー)で、威嚇するのです。 時には「カラス」だったり「ネコ」だったり「人間」の声色も、真似する能力があります。 案外「ヒグマ」をコントロールし、おこぼれの “肉” を頂く、雑食で賢い野鳥かも知れません。 なぜなら、利口な “カラス目” だからです。
北海道には、野鳥の中で尤も知能が高いとされる「ワタリガラス」が、厳冬期に餌を求め “千島列島” & “樺太” から “道東” に渡って来ます。 不思議な事に、道東だけで目撃される「ワタリガラス」が、日本の “神話” に数多く登場します。 「八咫烏」(やたがらす)と呼ばれていますが、間違いなく「ワタリガラス」です。 そう言えば、J(サッカー)リーグの “シンボル” も、三本足の鳥「八咫烏」です。
都会の厄介者「カラス」も 山奥で秘かに暮らす「カケス」も、太古の昔から種子を運び(地に植え:隠し)、草原 や 森 を育んで来た “功労者” かも知れません。 そう思うと 煩わしい「カラス」の存在も、地球と共に生きて来た “始祖鳥” の末裔として 敬意を抱きます!
「野鳥」と「大型獣」の不思議な共生
◎ 「ワニ」と「ワニチドリ」
◎「カバ」と「ウシツツキ」