前進あるのみ

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山岳長距離絶景ツーリング その1

2011年05月23日 | Weblog
土曜日、久々に旦那も休日出勤を免れ、晴れて休みとなった・・・ともすれば、当然どこか長距離
行こうかとの話になるのは我が家では当然のこと。
久々に鍋谷から高野山へ、そして野迫川方面から金剛で帰る山岳も山岳、おまけに長距離と
あって俄然はりきる私。登ったり下ったりのあまり平坦のないコースを考えてのツーリングだった。

野迫川は前に行って凄く気に入った場所。いつか皆とも又来たいね・・・といいつつ、なかなか
チームで来れないでいる場所でもある。和歌山から奈良へつながる静かで走りやすい道。そう、
のどかな車も殆ど通らない道である。

新緑で行くところ行く所でうっとりしながら走れるこの時期。んー、気持ちいい・・・

まずは鍋谷を登る。
この日は少し湿気もあり、蒸し暑い日となる予想で早くも桃坂のふもとで20℃を指していた。




けど、高野山を目指す私たちは、最高気温27℃という予想に反し、涼しいところを目指すことは
嬉しいことであった。
とはいうものの、高野山まではまだまだ長い・・・
そう、まずは鍋谷を通過することから物語は始まるのであった。

綺麗な新緑の木々に囲まれながら、車の少ない鍋谷峠を登っていく。私は毎回走り始めは足が重く、
この日も例外ではなかった。けれど、ゆっくりと調子を見ながら登っていく。
その様子を旦那に撮影してもらった写真が下の写真。喜




登りながら私も旦那を撮影。
旦那は私に合わせてか、又、この先が長いのを把握してか、私に合わせてゆっくり走る。
走りながら後ろから旦那を撮影。(ちょっとブレたけど気にしない気にしない・・笑)






そして何と言ってもやっぱり新緑はどこにでもこの時期存在する。
ここから少し行ったところが山頂なんだけど、そこでも凄く綺麗な木々。
私は思わずうっとりしながらも、後ろのポケットからカメラをゴソゴソ。そしてうまく撮影できた。喜
鍋谷も今行ったら新緑が凄く綺麗だよ。喜

この日、私は結構足は重く感じられていたけれど、優雅に綺麗な景色にしょっちゅううっとりしながら
楽しく登れたことが嬉しかった。
本当に綺麗だった。




あ~しんど・・・今日も足思いわ・・・山頂で走った最初の私の言葉。

けれど、綺麗な景色を見れば、今までのしんどさも何のその!
そう、鍋谷の看板の右側、三国山へと続くここの木々も、凄く歓迎してくれているかのように
キラリと輝く鮮やかな色の木々が私たちを出迎えてくれるかのようだった。
思わず、わー綺麗!写真撮って~~~~とお願いして撮ってもらった。喜

いたるところで生まれたての葉っぱが初々しさをかもし出している。
これは私も頑張って走らなくっちゃ・・・という気にさえしてくれる木々。そんな色んな場所での
木々を見るのが嬉しい。そして色んな場所での感動を味わうために、走る。走れる環境である自分が
嬉しい・・・・
そんな感謝の気持ちを持って私は走っている。走ることに生きがいを求めているのかもしれない。



鍋谷でゆっくりもしていられないことを知っていた私たちは、早々に下って行ってファミマを目指す
のであったけど、鍋谷和歌山側の下りの新道も気持ちいいのなんのって・・・・爽やかな風を受け、
ゆっくりと走る旦那を追い越し、私が先頭に立って旦那を曳く。少し向かい風を受けながら、体制を
低くして高スピードを保つように心がける。しかし、完全スリップストリームに入った旦那は力を温存。
疲れてスピードダウンした私を追い抜かし、今度は私がスリップストリームに入る。
なかなか面白かった。喜

そして一同、笠田のファミマへ到着。腹が減っては戦ができぬ・・・と、補給もしっかり取ることを
忘れない。
旦那はどら焼きをパクリ。私は写真の横に置いているティラミスを食べる。



糖分を取った私たちは紀の川の河川敷を少し走り、高野山めがけてひた走る。
ここはまだのどかで好きなんだよね。
奥に綺麗な山があって、毎回ここを通るときは気に入っている場所でもある。

気持ち良く旦那も走る。当然私も・・・・





新緑の木々の間に、所々うす茶色みたいな木もあるんだけど、これってこういう種類の木なのかな?
犬鳴でもこんな木もあったんだけど、木が枯れてるってことはないんだよね?
わからん・・・・なんだろう?




嫌味な坂をえっちらおっちらひたすら前に向かって進んでいく。旦那ははるか先を走っている。
私はやっぱりマイペース。そう、登りはね、焦らずひたむきに、イーブンペースで登ることを
忘れてはいけない。前がかなりあいたから・・・と無我夢中でオーバーペースで走ることほど、怖い
ものはない。あとでヘロヘロになり、疲れが頂点に達してしまったら回復がなかなかできないことを
知っている私は、あくまでも走れるペースで走っていく。

そして、まっすぐ行けば高野山、右に曲がれば4号線というところをまっすぐ走る。
ここ、4号線に行けば黒川峠方面となっているのだ。




美嶋温泉、そう、ここが一区切りの山場となっており、ここでいつも先に行った旦那が待機している。
そして今回もそうだった。
ヒョロヒョロと登っていく私を、余裕の顔をした旦那が待っている。

ここまで来ると、ちょっと間は下りになり、休憩できるポイントとなっているのだ。





一段落して落ち着いた私たちは再び高野山目指してひたすら登っていくこととなる。
少しの間、勾配は優しくなり、私でも旦那についていけるペース配分となる。

ふもとからは高野山まで23kmの登りとなるが、ちょっとわかりにくいけどここから高野山まで
11kmの標識。約半分登ったことになる。喜


ひたすら道なりに登って行く私たち。
そして又勾配がきつくなり、旦那がスタスタと軽い足取りで登っていき、やがて私の視界から
消えていった。苦笑 もっと力を持っていたら旦那に離されずにピタッと後ろについていけるのだろう
けれど、貧脚な足の持ち主だからおいていかれても仕方ない・・・
むしろ、私は決して無理にはついていかない。なぜならこの先がもっと長いのをよく知っているからだ。




高野山の途中の花坂で昼食休憩をとることにする。
実は、ここまでの道のりがきついのだ。花坂から先は勾配は優しくなり、楽に登っていける。
花坂までがかなりきつい。私は足がガクガクだった。ヨロヨロと力弱く歩く私を見て、旦那が
笑っていた。
かなり疲れてるな~と余裕の表情で言う旦那。
疲れてるよ~~~ 疲れてない方がおかしいわ・・・と私。
きついわ~ と私。
なんならここで引き返そうか・・・と冗談を言う旦那。
いやいや、なんでやねん・・・と思わずつっこみを入れる私・・・そんなこんなの会話をかわしながら、
つかの間の休憩を取るため、うどんを注文。
食べることに関してはいつも嬉しそうな旦那。
疲れたらあまり食欲がなくなる困りものの私。この日も、いつもならうどんをペロリと食べれる私なのに、
胃もバテていたのか?ちょっとうどんが残ってしまった。残ったものはいつも旦那が綺麗に食べる。喜




この日は、暑かったから、あとでアイスクリーム食べよう・・と提案し、アイスクリームはしっかりと
食べた私。ん~~~おいしい~~~ 最高!
奥に見えるのは花坂不動尊。

さー、ここからもう一息!頑張るぞ~
と、ここで休憩していた一人のおじさんに話しかけられた。
高野山まで自転車で登るって凄いなー・・と関心された。私たち以外にも何人かのサイクリストが
高野山めがけて登って行ったと言っていた。
私は、ここ花坂までがしんどいねん。ここから先は楽なんやけど・・・と言うと、いや~、ここからも
結構きついで・・・とおじさんは言っていた。実際にはここからは勾配は楽になるんだけどね。汗

頑張って・・と声をかけられ、再出発。




上に登るにつれ、新緑の木々がやっぱり綺麗で思わずうっとりさせられる。
旦那も気持ち良さそうに走る。その後ろに私がついて走る。
ここからは離されずにしっかりとついて走ったよ。喜




上に来れば来るほど山の景色が広がる。
私は何枚か走りながら撮影していった。
緑がしっかり色鮮やかさをかもし出し、生き生きとしている。



車ならスッと通り過ぎ、何も景色を味わうことなく通過するのだろうけれど、自転車は違う。

ゆっくりと時間をかけ、周りの景色を堪能しながら登れるのがいいよね。
普段、街中では排気ガスの充満する地域となるところにいるけれども、静かでのんびりしたところに自分が
いると思うと、本当に幸せを感じる。
いつまでもこんな場所にいたい・・とさえ感じる。

雄大に広がる山々を見ながら、幸せな気分で高野山の道をひたすら進む私たち。
空気もおいしく、澄んでいる。
本当に素晴らしい。素晴らしいことを私はしている。そう、自転車というものにめぐり合うまでは
こんな素晴らしいことを知らなかった。何と、損をしていたんだろう・・・今となっては本当にもっと
早くから自転車にめぐり合いたかったとさえ思う。




まだ間に合う。この色鮮やかな木々が高野山への道のりにあるのだ。
ね、色鮮やかで綺麗でしょ。私はこんな綺麗な木々を見ながら走れることに本当に幸せを感じながら
走っていった。
気が付けばにやけている自分がいる。そう、自然と顔がほころぶのだ。



そして、高野山頂上へと無事到着。
南大門でセルフで撮影したのが下の写真。

下界ではこの日、27度の予想が出ていたけれど、高野山は何と20.3℃だった。
夏でも避暑地として知られる高野山。やっぱり涼しくてとっても気持ち良かったよ。
夏の高野山は確かに涼しい。(登ってくるまでは暑いけど・・・汗)
癖になる高野山と言っても過言ではない。




奥の院の手前でトイレ休憩、そして水分補給をし、周りを少し散策した。

しかし、この日、高野山でゴールではなかった。まだ、高野山は通過点でしかなく、この先
まだまだ旅路は続くのを知っていた私たちは、少し休憩して又さらに野迫川に向けて少し登りの道を
進むこととなる。





そう、気合を入れて、和歌山から奈良にぬける野迫川村へと続く道をひたすら進む私たち。

車の多い道から少ない道へと繰り出していく私たち。静かでのどかな道へと進む。

とりあえず今日のレポはここまで。
まだレポは続くけど、又ね~~~~~~~~~

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