やっと夜にもなると多少は涼しさが出てくるようになりました。それでも、暑くて眠れない時に
良く聞く音楽を紹介します。それは英国作曲家・ホルスト(1874-1934)の組曲『惑星』です
クラシックの特にブルックナーとかマーラーとか交響曲等を寝ながら聴くのもいいのですが、
星空、宇宙空間を飛行しているイメージ、景観を想像しながら聴くと自分はよく眠れます。前回
のSF映画の続きでもありますが。
この曲を初めて聴いたのは、今から30年前の学生の頃のレコード盤の頃、カラヤン指揮・ベルリンフィルの録音からでした。
(曲の構成) 第1曲:火星”戦いをもたらす者”
アレグロ、ハ長調、4分の5拍子
第2曲:金星”平和をもたらす者”
アダージョ、変ホ長調、4分の4拍子
第3曲:水星”翼のある使者”
ヴィヴァーチェ、8分の6拍子
第4曲:木星”喜悦をもたらす者”
アレグロ・ジョコーソ、ハ長調、4分の2拍子
第5曲:土星:”老年をもたらす者”
アダージョ、ハ長調、4分の6拍子
第6曲:天王星”魔術師”
アレグロ、ハ長調、4分の4拍子
第7曲:海王星”神秘なる者”
アンダンテ、4分の5拍子
(カラヤン指揮の『惑星』) (マゼール指揮の『惑星』)
この組曲はCDジャケットを見ても面白いです。天体に興味がある方はなおさら。
下のアルバムは作曲家ジョン・ウイリアムズ(写真)がボストン・ポップスを指揮したもの。
『スターウォーズ』や『未知との遭遇』『ET』のSF映画のサウンド・トラックが入っています。
『スターウォーズ』は『惑星』をヒントにして作曲したものと彼は語っています。
左下は映画『未知との遭遇』のテーマ。映画のポスターも同じデザインでした。右下は指揮者
ズービン・メーター氏(左から2番目)がジョン・ウイリアムズ氏から『スターウォーズ』をロス・
アンゼルスフィルで上演する際にスコアの説明を受けているところ。