9月27日
ちゅーピーカレッジクレド教室講座
今日は、制度編に続いて思想編
神道と仏教が習合していく過程などをお話しました。
1000年近い神仏習合時代がありましたが、神前読経はあっても仏前祝詞は過去の歴史にはないようです。ところが近年、ある神社の神職が仏前で大祓詞奏上をやっていましたが、その行為は、業界新聞で全否定されていました。
伊勢の神宮では、「神仏隔離」を徹底していました。神宮では仏を「中子」、塔を「阿良良支」、法師を「髪長」などとし仏教用語を別の言葉に言い換えていました(忌詞)。朝廷でも公祭や神社奉幣の際には内裏の仏事を中止していました。「神たちをば、三宝より避けて触れぬものぞとなも人の念ひである」(続日本紀・765年48称徳天皇大嘗祭時)
八幡さまを祀る神社では神仏共同の放生会が盛んでしたが、神輿渡御などの神事部分と僧侶読経による放生の儀式は区別されていたようです。神主は、生業を営み、神に感謝する生活を送ることを基本としており、俗世間を離脱した空間で仏教と融合することはなかったようです。それが神主の謹みであり、祭りに奉仕する立場であったことを歴史が語っています。
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祭典・行事予定
※祭典は、どなたでも参列できます。神社ファンの方、是非、参列経験をしてみましょう!ご希望の方は、御一報いただければ幸いです。
10月 1日 月次祭午前10時
10月10日 例祭
午前10時半祭典、午後1時子供神楽、午後2時半小田神楽団