関口さんと知り合って何年になるだろうか?
第1回の大地の芸術祭からの付き合いになるから軽く10年にはなる。
今回も仁田の地に・・・・・・そうだ、そうだ、巨大な翼を羽ばたかせてくれた。
お天道様が顔を出している日には、この大きな鳥の体内で、きっと綺麗なレインボーを見せてくれるに違いない。
今日はどんよりした雨空だったが、その巨大で存在感のあるA BIRDに驚いてしまった。
ここは、仁田のごしょないのつつみの脇。
僕らはそう呼んでいた。
今はごしょないダムだ。
先人たちは夏場、ここで泳いでいた。
仁田のリゾートだったのだ。
くるみさんは 「大きなツバメですねぇ?」と聞いたが、
顔が真っ黒に日焼けした関口さんは言った。 「いや、これは鳥なんです」
そうだ、これは鳥なのだ!
A BIRDなのだ!
君は芸術をわかっていない!
ドイツ人の二人の若い男性が助っ人に来ていた。
僕はもう手伝うことも出来ない。
ささやかな差し入れを置いて来た。
このくらいの事しか出来ない。
さあ、この日曜日から大地の芸術祭、越後妻有アートトリエンナーレ2015は開幕する。